パンクの紹介とキャリア
スピーカー 1
はい、みなさんこんにちは。今日もあなたにインフェクション、新型オトナウィルス小林です。
樋口です。
よろしくお願いします。
お願いします。
樋口さん、今日はですね、樋口さんに紹介したい男がいて、連れてきました。
はいはい。
こいつをゲストに呼びたかったんで、ちょっと仲いいやつなんで、紹介させてください。
杉本敦史、通称パンクです。よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
はい、パンク。
パンクです。
なんかね、コバからちょいちょい名前は聞き寄ったんやけど、
たぶんガッツリ話すのは初めてと思うよね。
そうかもしれないですね。
ですです。よろしくですよ。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
パンクはですね、大学時代に結構、学科っていうかクラスが同じで、
結構ね、2人でよく遊んだりとかしてた。
2人でっていうか、一緒にいる機会が結構多かった友達で、
バンドも一緒にやってたりとかした友達で。
スピーカー 2
バンドはどれ?
ザナドゥです。
ザナドゥの楽器は?
ベースです。
なるほどね。
スピーカー 1
俺が持ってるボンゴあるじゃないですか、ベース。
あれパンクからもらったやつです。
スピーカー 2
そうそうそう。
そういうことか。
だからザナドゥ今、何人中何人出たことなの?
この番組。
スピーカー 1
ザナドゥ総勢何人いるんだ?
たぶんサポートとかまで。
サポートとかまで含めると10人ぐらいいて、
ゲンソンもシンリもアベケンもパンクもUKも
ザナドゥで弾いたことあるっすねみたいな。
スピーカー 2
すげえな。
すげえな。
スピーカー 1
なっちさんだけないです。
スピーカー 2
なっちわざわざ半分噛んでよかったけど今。
そうかそうか。
だからなっちとかも知っちゃうよね、パンクは。
知ってますよ。
おとといちょうど飲み行きました。
そうなの?
結構合うんやなっちとか。
結構合いますよ。
だって今仕事というか拠点はどこ?
拠点は平尾です。
会社は平尾なんです。
そうなんや福岡なんや。
俺なんか勝手に東京と思えたわ。
スピーカー 1
パンクって本当に面白くて、本来東京の会社なんですよね。
パンクは割とその会社の中でAS級というか重要なポジションの人なんで、
スピーカー 2
パンクにゅるっとダダこねて福岡に一人だけ住みながらリモート許可してもらってみたいな。
なるほど。
その話からちょっとする?
どういうことをやってる人なのか。
スピーカー 1
行きましょう。
パンクね、お仕事まずすごいんで、
パンクの方から自己紹介を簡単にしてもらっていいですか?
スピーカー 2
僕は映画とかの視覚効果VFXをやってて、
その中でVFXディレクターという現場のチーフみたいな感じのポジションで仕事をしてます。
映像作品についての話
スピーカー 2
例えばどういう?
例えばやった作品でいうと、
我らゲイ高生ならレジェンドの江口寛さんの監督のパブルシリーズとか。
はいはい、パブルね。
東京MERとか。
11月に公開されるんですけど、
11人の族群っていうアクション時代劇みたいなのがあって、
そういうのとかやってますね。
あとゴールデンカムイとかもやりましたね。
はいはい、ゴールデンカムイ。
それはディレクターではないんですけど。
スピーカー 1
ルローニケンシンとかもね。
スピーカー 2
ルローニケンシンとかもやってましたね。
スピーカー 1
シンゴジラもやったよね。
スピーカー 2
シンゴジラはね、もうほんとちょっとやった。
でもやったんや。
そうですね。
スピーカー 1
あとクビとかね、北尾崎氏の。
スピーカー 2
クビもやってましたね。
なんでそういう分かりやすいとこ出してくんないのお前。
もっと一般の視聴者がうおーってなるやついっぱいあるやろお前。
やっぱディレクターとしてやったやつを。
そういうことね。
なるほどね。
だから関わり方も、それはどういうふうに関わり方したの?
クビとかゴールデンカムイとか。
クビとかゴールデンカムイは別にベテランのディレクターの人がいて、
その人から振られた作業をやるみたいな。
なるほどね。
普通の作業者っていう感じでやってたんです。
立場がいろいろある。
でも関わっているというだけで、我々素人からするとうわーってなるよね。
ほんとですか。
スピーカー 2
ちょっともう感覚ずれてるんですよ。
スピーカー 1
結構ね、だってエグザイルのミュージックビデオとかもやったでしょ。
スピーカー 2
やった。あんまり思い出したくないけど。
じゃんけんの苦手なエピソード
スピーカー 2
やめろやめろ、そういうこと言うのやめろ。
いろいろあったんや。
いろいろありましたね。
じゃあちょっとその話聞いていこう、今から。
エグザイルの話。
スピーカー 1
いや、そうなんですよ。
だから結構パッと聞いて、あれ?っていうような映像作品のVFXだからCGEのところだよね。
スピーカー 2
その辺ちょっと本当にわからない人もいると思うんで、具体的にどういう作業をするかを聞いてみようか。
VFXでも3DCGを使うだけじゃないんですよ。
グリーンバックで例えば人とか撮るじゃないですか。
それを背景に合成させる、2D的な処理をするチームがいるんですけど。
そういう人たちはコンポジッターって言うんですけど、僕はそのコンポジッターなんですよ。
2Dの処理しかしない人。
スピーカー 1
他にも部屋を家事にしたいときとかは、この素材を別で撮ってそれを合成する。
スピーカー 2
爆発とかもグリーンバックで撮った爆発を合成させて、みたいな風に作っていくんです。
なるほどね。じゃあ映像というか、2次元と2次元を重ね合わせるみたいなイメージだよね。
いろんな役割の人がいるもんね。じゃあ3DCGでやるんやったら、本当にモドリングって言って、
3Dの粘土みたいなものを作ってそれをアニメーションするみたいな役割の人もおるし、別に。
そういうのでできた映像と現実の映像をまたコンポジッターが重ね合わせたりもするし。
ここの部分をやったりするわけよね。
スピーカー 1
まさにまさに。
その上でってさ、だいたい映像と映像の合成?
そうね。
実写と実写?
スピーカー 2
実写と実写の合成が多い。
スピーカー 1
例えばエフェクトみたいのを自分でパンクが描いたりとかいうことはあんまないの?
スピーカー 2
手描きはない。手描きでやるってことはない。
スピーカー 1
手描きってどういう範疇のことを手描きって言ってるんだろう?
スピーカー 2
アニメみたいなやつじゃない?
スピーカー 1
アニメみたいなやつだったりとか、そうね。
あんまりそういうんじゃなくて、基本的に素材と素材の合成映像を作るみたいなのをやってるって感じか?
そうそう。まさにそうです。
すごい人ですよ。
そうなんですよ。すごい人なんですよ。
そんなパンクなんですけど、結構おもろいというか、
パンク、俺学生時代から付き合いあって、
俺は天才だと思ってるんですよ、彼が。
天才だと思ってるんですけど、天才となんちゃら紙一重って本当によく言うなっていうのはこいつのことだなと思うぐらいおもろいんですよ。
まずですね、これね収録会もちょっと言ってたんですけど、パンク大人数でのじゃんけんがむちゃくちゃ苦手なんですよ。
スピーカー 2
どういうことなの?じゃんけん苦手とかある?説明して。
自分でもわかんないんですけど、大人数でじゃんけんするじゃないですか。
したら、勝ったか負けたかがわかんなくなるんですよ。
ちょっと待ってね、じゃあパーパーパーグーグーグーとかになるわけよね。
どっちが勝ったかわからなくなるわけ。
そうですね。
ちょっと待てよ、1対1やったらわかるよね。
1対1やったらわかるんですけど。
1対2とかでパーパーグーとかでもわかるよね。
そうですね、それぐらいの人数やったらわかるんですよ。
もう7人8人になってきた。
10人とかだったら多分もうわからなくなります。
でもさ、勝負がついているということは、その場には2種類の手しかないよね。
グーチョキパンの3個のうちの2つしか出てないわけよね。
たぶんその時のルールが、勝った人しか次に行けないみたいな。
愛好の人は負けと同じ。
ちょっと待って、愛好の人ってのはどういうこと?
1人が前に立っていてやるパターンのやつ?
そうですね。
違うやろ。
そこからもうすでに混乱が始まっているんですよ。
スピーカー 1
自分が何がわかってないかがマジでわかってないんですよ。
俺ちょっと補足していい?
タンクが苦手なのは、
ジャンケンをする時に2回戦3回戦が必要な時がすごく苦手なんですよ。
例えばですよ、5人いますよと、ジャンケンをする時に。
10人くらいにしようかな。
順番を決めなきゃいけない。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。
誰から始めにやるか1から10まで順番決めましょう。
その時にジャンケンで決めようとなったら、
まず最初勝ったチームと負けたチームで半々に分かれるじゃないですか。
例えばせーのでジャンケンしてパーが5人、グーが5人ってなったら、
じゃあお前あっちね、お前こっちねってなるじゃないですか。
これが起こるとパンクはもうわかんなくなるんです。
自分が勝ったチームなのか負けたチームなのかがわかんなくなるんですよ。
で、その中でもっかいやるじゃないですか。
すると上から3番目ぐらいのグループとかになってきたら、
もう自分の順位とかよくわかってないですパンク。
スピーカー 2
そんなルールのジャンケンとかあったっけ?
ほら。
全然覚えてねえんだけど。
スピーカー 1
いやいやいやいやいや。
スピーカー 2
なるほどね。
それなんなんやろうね。
メモリーに記録されてないんかな脳内メモリーみたいなものに。
何番目かみたいなのが。
スピーカー 1
ジャンケンというものに対する捉え方が違うんじゃないですかねきっと。
違う違うちょっと待って。
パンク今なんか状況つかめてなさそうなんやけど。
なんかそのトントンな感じ。
今俺が言った説明って多分あってるでしょ。
スピーカー 2
いや俺全く覚えてねえな。
でもなんかね、
ジャンケンお前わかってなさすぎやろみたいなのを言われてたのは覚えてない。
なるほどね。
いやまあまあまあまあ。
でもそういうこともあるよ。
そういうこともあるよ。
パンクのコミュニケーションの課題
スピーカー 1
いや面白いんですよ面白いんですよ。
あとねパンクのねここが苦手ってのがあるんですけど、
あのねこれは解決したんかな。
小声で喋れなかったんですよパンク。
スピーカー 2
どういうこと?
喋れないんやったね。
スピーカー 1
いわゆるひそひそ話ってあるじゃないですか。
例えばですよ授業中にねね宿題やったみたいな。
これできな、今できるパンクできるようになった?
スピーカー 2
できます。
あ、できた。
スピーカー 1
これできるようになったら多分30歳くらいの時です。
スピーカー 2
え?それとどういうことなん?どういうことなん?
これなんかなんすかね。
いやちっちゃい声で喋れなかったんですよ。
喋ったことがなかったん?
いやそんなことあるって感じですけど。
そうやったみたいですね。
需要がなかったんかな今まで。
スピーカー 1
多分俺の予想パンクはちっちゃい声で喋ってると思ってた。
自分だけ大きい声出してるって気づいてなかったと思う多分。
要はですね一緒に授業受けるわけじゃないですか大学生だから。
で例えばねね宿題やったとか昼飯この後どうするとかちょこっと話したりするわけでしょ。
その時にパンクが一人だけあ、俺まだやってねえとか言うんすよ。
スピーカー 2
結構響くよね。
ちっちゃい大学やもんね俺らの。
でその授業してくれてる教授とかもギロってこっち見るわけじゃないですか。
スピーカー 1
でそのそれぐらいだったらいいけどその会話の内容とかももうちょい雑談っぽいふざけた内容とかのこともあるわけじゃないですか。
スピーカー 2
全然一人だけ平気で自声で喋るんですよこいつ。
スピーカー 1
だからそのみんないやいやお前声でかいってみたいな感じの言ってるんですけど。
今考えたら面白い。
なにあの声でかいやつって。
スピーカー 2
なるほどなあ。
スピーカー 1
でマジで小声で喋れなくて。
30超えてるよね。
それこそゲンソンの結婚式に集まった時に二次会とかでみんなで久しぶりに喋ってて。
そういうかパンクさ小声で喋れなくて授業中怒られるみたいなのあったよね。
あったあったっつってパンクも小声で喋れるようになったっつってやったら全然喋れなかったんですよやっぱり。
スピーカー 2
喋れなかったんかい。
スピーカー 1
だからその夜一晩かけてみんなで教えたんですよパンクに小声の出し方。
スピーカー 2
なるほどなあ。
スピーカー 1
でできるようになったっす。
パンクの正直な性格
スピーカー 2
なんかちょっと脳の一部が欠けてるかもしれないですね俺。
スピーカー 1
個性やな。
もうちょいだけ喋っていいですか。
パンクのでも好きなとこあってパンクはあのむちゃくちゃリアルな男なんですよ。
スピーカー 2
なんそれ。
スピーカー 1
いやいやなんていうかあの俺はそれは好きじゃないとか俺はこれは好きだとか俺はそれを信じてるとか信じてないとかをすごい忖度なしにはっきり自分の意見を言えるんですよね。
スピーカー 2
リアルというか正直ってことだね。
そうそうそうめちゃくちゃ正直です。
スピーカー 1
なんかさ正直なだけじゃないんですよなんか。
なんかねあのなんつったらいいんかな正直なだけじゃなくて例えばそのパンクと喋っててあれが俺あんまりああいうの好きじゃないって言ったりするじゃないですかパンクが。
でそれなんでって聞いたらしゃらくせえとかなんですよ。
スピーカー 2
なんそれ。
スピーカー 1
いやあるって。
スピーカー 2
どういうことどういうこと。
スピーカー 1
普通ってなんか例えばじゃああのなんだろうなそのあの映画例えば嫌いだってした時になんで嫌いなのって言ったらこうでここが気に食わないとかいろいろあるじゃないですか。
パンクの理由ってなんか気に食わんとかしゃらくせえとかそんななんですよ。
スピーカー 2
いいことなのそれ。
スピーカー 1
いいっていうかなんていうかなだから説明しなきゃいけないって多分思ってないんだよね。
嫌いは嫌いでよくないみたいな多分そういう感じがあるっていうか。
そうですね。
なんかねそういう忖度なしに自分の意見とか好みをはっきり持ってるしだからなんかパンクに褒められるとめっちゃ嬉しいんですよ。
心の底からの賞賛みたいな。
だしなんかねそんなにアバウトに物見てる感じにも見えない。
スピーカー 2
その辺今の話はピンとくるん?パンク本人は。
まあそうですね今も多分あんま変わってないかもしれないです。
その辺は。
なんかどういうことなんやろそれは思ってること頭の中でめちゃめちゃあるんやけど言語化しないって感じなのかな。
そうですね。言語化するのは苦手ですね。
だからもうあえてやるぐらいやったらもうシャラクセイで伝わるやろみたいな感じ。
そういうことなのかな。
まあまあ。
スピーカー 1
本当にシャラクセイんじゃない?
例えばパンクとか学祭の準備とかあるじゃないですか。
でみんなで重たいもん運びますよね。
でパンクにちょっとこれ運ぶの手伝ってとか話したときにコバ俺さもう重いもん持ちたくねえとかなんすよ。
スピーカー 2
ダメなやつやんか。ただの嫌われるやつやん。
いやこれねでも俺お前のいいとこやと思うんやけどね。
いやそんなやつ周りにおったら嫌やわ。
スピーカー 1
いやお前言いよったけん全然。
スピーカー 2
いやそれちょっと待って。リアルというか言語化がどうとかっつうよりわがままなだけちゃう。
わがままちゃうだけ。
スピーカー 1
そうなんかな。ちょっと今度パンクを知ってるゲストが他に来たときにもう一回聞いてみましょう。
俺はあんまり悪く捉えてないですねパンクのそれ。
スピーカー 2
だから正直というかわがままというか思ったことをそのまま言うみたいなイメージであっちゃうんかな。
スピーカー 1
変な回路通ってないって感じです。
喋るときとか自分の意見言うときとかに。
人に気使うとかその忖度みたいなのとか。
例えば周りみんながあのアーティストいいよねいいよねってなってるときにパンクがいや俺は別に好きじゃねみたいなスッと言うけど
けどなんか誰も同調してくれないことに対して嫌な気持ちにならない感じ。
すごくスッと自分の意見をスパッと俺はこうみたいなのをスッと言う。
スピーカー 2
空気が読めない。
スピーカー 1
空気は読めないですね。
スピーカー 2
大きい声出すちっちゃい声。
これって大体マイナスやろ。
コバは悪いね本当に。
今日はわざわざ忙しい平日の昼間を明けて来ていただいているのにコバはずっとパンクの変なところばっかり言う。
スピーカー 1
そうかそうなっちゃうか。
スピーカー 2
いやいや別にそうなってないやろうけど、それね愛らしいね一面があるってことですね。
パッと見わがままそうなやつなんやけどそんな不思議とそんなに嫌じゃないみたいなのが俺みたいな。
スピーカー 1
いやなんかね俺の中でねもう一言って言うとパンクはまずセンスがいい。
物をよく見ているというかなんていうか変に変、本当に偏見忖度みたいなやつがない。
で自分の意見はっきり言えるみたいな感じ。
だから俺はねすごい肯定的に見てます。
なんかだからいいもの作れるんだろうなってやっぱりいつも思うっていうか。
スピーカー 2
なるほどなるほど。いいね。
スピーカー 1
ちょっと一応ちゃんと褒めたんで。
で今日はパンク来てもらって、とりあえずパンクはすごいヤツなんですよ、映像の業界の最先端にいて。
社会への感謝と職業の重要性
スピーカー 1
俺的には仕事の話もそうなんですけど、
今日樋口さんにパンクの魅力を知ってほしいので雑談したい。
持ってきたくだらないテーマを一緒にやっていただこうかなと。
なんすか?
なんか皆さん褒めたい職業ないですか?っていうのをちょっと今日は喋ってみたくて。
スピーカー 2
難いねこれ。
スピーカー 1
そう先生の話したじゃないですか。
小学校の先生って教育職結構すごいですよあの人たちみたいな感じで、
実はそんなにフォーカスされてないんだけど、この人たち結構すごいぞ、結構頑張ってるぞみたいな。
みんなそうだと思うんですけど。
だからそういうなかなか日の当たらないというか、この職業って結構すごいよね、頑張ってるよねみたいなスポットライトを当てていきたいなと。
個人的に思ってるわけですよ、いろんな方々に。
それでいくと、じゃあ俺ちょっととりあえず1個目言っていいですか。
俺あの交通整理の人たちやっぱすごいっていうかありがとうございますってめっちゃ思うんですよ。
スピーカー 2
それはマジで。
スピーカー 1
あれだってこの夏とかやばかったでしょ。
スピーカー 2
ほんとそれはね、一番最初に出てきたのを交通整理の人とか俺は工事現場の人やったね。
確かに俺も思った。
あんな外でできんよね。
スピーカー 1
いやそうそうそうそうすごい。
だって夏祭りがある時とかってお昼ぐらいから夜中までずっと棒を振って車案内してみたいな。
案外よく見たらあの人たち楽しそうにやってたりするじゃないですか。
それはね知らんけど。
俺の車さばき見てみたい人いません。
スピーカー 2
あのなんか棒を回すのがシャシャシャシャシャシャシャシャみたいな人おるもんね。
スピーカー 1
うわーなんかこんなきつそうな仕事すげー楽しそうにやってるみたいなとかはね、すごいいいなって思うんですよね。
なんかやっぱすごい裏方というか地味な仕事だけどすごく支えてもらってるなぁとああいうの見るたびに俺思います。ありがとうございます。
スピーカー 2
いいねいいね。そういうのあげていくっていうコーナーね。
スピーカー 1
はい。
ああいいね。
樋口さん中あります?
スピーカー 2
ちょっと待ってもうすでに何個かバーッと出てきているんやけど、じゃあそれで言うと、今まさにお世話になってる人。
あの少年サッカーのコーチ。
スピーカー 1
いいですねいいですね聞きた聞きた。
スピーカー 2
いやいやもうこれ単純に同じかもしれないけど、このくっそ暑い中子どもたちのサッカーをずっと見てくれようし、
なんやったら自分たちも中に入ってボール蹴ったりしてさしようわけよ。
いやこれ、特にうちの地域の人は多分やけど、いわゆる株式会社がやっているとかじゃなくて、
なんか公民館が主催のやつなんよね。で、あの月謝がバカ安なんよ。
それから察するに絶対そんなもらってねえんよ多分。
早い早い早い早い早い。
いやもうここであんまり判断するの良くないと思うよ。もちろんもらってほしいんやけど、でもおそらくもらってない。
俺らが払うよう月謝と生徒数掛け算したところで、関わってる人の人数とか考えたら全然もらってないけど、
でもめちゃくちゃ子どものことを毎日見てくれるわけ。で、うちの子どものこととかも見てくれるし、
パン工場の仕事の影響
スピーカー 2
休み時間になったらもうタバコ吸いながら休んどけばいいのに、わざわざ話してきてお前この間日曜何したんとか話をしてくれたりとか、
そんなの仕事の外のことと思うよね。それをやってくれるのを見て、この人たち本当に子どもの成長にかかってくるんやなと思って。これは嬉しいね。
スピーカー 1
その人ってもう専業でサッカーのコーチをしてらっしゃる。
スピーカー 2
いやいや、それも仕事終わってから来るんや。週に2回しかないしさ。そんな専業でできんわけもちろん。
うんうん。
自分で自営業みたいなものをやって、それ終わってから、なんやったら多分店かなんかを早く閉めて来ようんよね。
スピーカー 1
うわ、すげー。こっちゃ熱意あるっすね。
スピーカー 2
うわー、本当にありがたいというか。
うんうんうんうんうんうんうん。
スピーカー 1
っていう感じですし。
ありがとうございます。いいっすね。じゃあパンクくん、なんかありますか?
スピーカー 2
えー、えっとね、パン工場で働いてる人。
スピーカー 1
お、いいね。
スピーカー 2
なんで?
なんかパン工場って匂いがめちゃくちゃきついらしいんすよ。
へー。
あのー、できたてのパンの匂いを1日中嗅いどかなきゃいけないらしくて。
そうかー。
もうなんかパンが食べれなくなるらしいんすよ。
スピーカー 1
逆に。
スピーカー 2
そうそう、嗅ぎすぎて。
スピーカー 1
あーね。
あ、俺らはいい匂いだと思うけど、ずっとあれにいるときついってこと?
スピーカー 2
しかも、できたてのパンの近くにある。めちゃめちゃ濃いのが来るわけ。
それをもう1日中嗅いで吐きそうになりながら、我々にパンを作ってくれてる。
あの人たちがいなければ、美味しいパンを僕たちは食べることができない。
それそっかー。食欲というめちゃくちゃ大事な欲求の中で、パンを嫌いになるというの、何て言うんかな。
職業病と映画製作の感情
スピーカー 2
その自己犠牲を払ってやってくるわけか。
そうなんすよ。
うわー。
なんかパンとかケーキとか。
ケーキとかもそうだしですね。
スピーカー 1
ケーキ嫌いになるのきついなー。
スピーカー 2
きついよねー。
いやこれ、モザイク入れる仕事も。
はいはいはいはい。
あれ性欲感じられんくなるらしいよね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
だってずーっとそれを毎日毎日モニターで見るわけよ。
スピーカー 1
あーそうっすよね。
スピーカー 2
もう全くなんも感じなくなるらしくて。
スピーカー 1
うんうんうんうんうん。
スピーカー 2
人間の欲求の中のめちゃくちゃ大事な部分が一個削られるんよ。
あー。
ヤバくない?と思って。
まあまあすいません、ちょっとあの、これあの聞いてる人たぶんPが結構入っちゃってると思うんでありますけど。
笑
刺してください。
すぐ見てるとそうなりますよね。
そう。
スピーカー 1
はいはいはいはいはい。
それで言ったらさ、パンクさ、映画とかは自分がVFX担当した映画とか楽しく見れる?
見れる。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
うん。
それ職業病みたいなのはない?
いや職業病ですね、もう完全に。
あ、でもそれはポジティブやん。
えーとつまり、ちょっとね俺とかは一時期、もうなんか映画、あ、音楽作る仕事しとったやん。
はいはい。
映画とかドラマとか見たらそっちが気になって。
はいはい。
なんかもういろんな感情が来てから嫌やったよね、めちゃくちゃ。
へー。
例えば良い、もちろんないけど悪い音楽がついていたら、なんでこれに映像にこんなのつけるんやってイライラするし。
あー。
悪いっていうか好みじゃなかったらね。
あー。
いやだし、めちゃくちゃ良い音楽が来ても、なんで俺はこんな良い音楽作れないんやろって、なんかこう劣等感に苛まれるとか、俺には作れねーと思ったりとか。
へー。
っていうのは結構一時期あったね。
うんうんうん。
あー、それで考えると結構ポジティブな見方をしてるかもしれないですね、僕は。
へー。
なんか下手な合成とか見ると、あ、これ俺の方が上手いみたいな。
あははは。
俺の方が上手いわ。
優越感やん。
うん。
まあ下手なやつを見るとそう思って、自分より上手いなってやつを見ると、あ、すげー、これ真似したいみたいな、そういう感情が湧いてきますね。
それは良いメンタルで見るよね。
良いメンタルで多分見れてますね。
スピーカー 1
なるほどね。
自分の、自分が担当したやつは?
スピーカー 2
自分が担当したやつは、自分が担当したやつはどういう感じで見るのよ。
まあでも、あんま感情が出てこんかも、自分のやったやつは。
へー。
人の作ったやつにしか。
なるほど。
そうっすね。自分が作ったのは、別にどっちでもない。
どっちでもないとかいう感じになるよ。見慣れすぎていて。
自分が作ったからみたいなのがあるのかな。
へー。
そうっすね。
ちなみに俺とかはやっぱり、気になるところはめっちゃ気になるし、でもやっぱ気にいるまでのものを作らんと世には出してなかったき。
はいはいはい。
やっぱり、やっぱいいなーと思い寄ったね。俺が作ったやっぱいいわーっつー。
うん。
っていう感じだったよね。
スピーカー 1
なんかさ、ちょっとやっぱパンク変わってるっすよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
パンクちなみに他に褒めたい職業ない?
他?他ねー。
スピーカー 2
他なんだろう。ちょっと考えさせて。
じゃあ俺言っていいっすか?
スピーカー 1
秘密お願いします。
スピーカー 2
あと3つぐらいあるんやけど俺今のところ。