精神科受診の背景
鬼の目に木琴、はじめてまいります。
今回は、精神科はじめの一歩、というテーマでやってまいります。
ちょうど、今日9月9日にNHKで、
ハートネットTVの方で、精神科はじめの一歩、というタイトルで番組がありました。
このちょうど9月に入って、仕事も夏休みとか、夏のいろんな行事なんかも終わって、
ちょっとこう、ふたびえているなとか、疲れている人が多い、という時期でもありますよね。
そんな時期に、ちょっとこの不調というものに関して、精神科の受診というものを考えてみようかな、という人もいると思うんですよね。
そんな人に向けての情報ということで、番組が構成されていました。
それで、この番組でも、精神科に向けての、いろんなことについてお話ししようかなと思いました。
主な内容としては、僕自身が精神科を受診するようになったあたりのことのお話とか、
あとは、どういう時に精神科に行った方がいいかなとか、どうやって行く場所を選べばいいのかなとか、
あとは、行く上でどんな準備をしていったらいいのかなとか、そんなことも含めてお話ししていきたいと思います。
多分、この番組というか、この回を気になって聞いてくださった方の中には、
ちょっとこの精神科というものが気になるとか、今自分の身体症状が気になるという方も多いと思うんですよね。
それで関心を持ってくださった方も多いでしょうし、
もしかしたら身近な人が何かしらの精神障害にかかっていたりとか、何か苦しんでいたりとか、
もしくは治療を続けているという方もいらっしゃって、気になっている方もいらっしゃるでしょうし、
あとは単純に、なんとなく聞いてみようかなと思って聞いてくださっている方も多いかと思います。
初めての受診体験
いろんな方がいるかと思うんですけれども、何かしら参考になっていただければと思います。
さてまず、僕自身のことについて少しお話したいと思うんですけれども、
今現在、うつ病の治療を始めて7年くらいかな、になりますかね。
まず、自覚としては、そうですね、どうなんでしょう。
少なくとも10年前くらいにはあったんじゃないですかね。
もっと言えば本当にもう10年以上前から、ある種の今だったらね、
これはもうちょっと精神科に行った方がいいかもって思うような症状っていうのは、
もう出てましたね、割と。
例えば、眠れないとか、寝つきが悪いとか、そういう睡眠に関わることとか、
あとは心配していることがぐるぐると頭をめぐるとか、非常に緊張状態にあるとか、
そういったことっていうのが結構ありましたね。
今だと多分、ある程度の規模の会社だとストレスチェックってやると思うんですね。
ストレスチェックっていうものがあって、その項目っていうのがいろいろあると思うんですけれど、
その項目に、当時はそういうのはなかったんですけれど、
いわゆるうつ病などについての知識っていうのはある程度あったので、
インターネットで診断の目安っていうわけじゃないんだけれども、
何かうつに関わるような心理的な状態ってものとか、
身体的な状態ってものについて調べることとか、そういうこともできましたので、
その中で自分はおそらくうつだろうなってことは知覚はありましたね。
ただ、それでどこか通院しようとか、医療機関に相談に行こうなんていうことは考えませんでしたね。
多くの方はそういうところがあると思うんですけれど、
そもそも自分の場合だと、お医者さんにこと自体が抵抗がある人で、
本当に内科だろうが、歯医者さんなんかもそうですけど、
医者に行くってことに抵抗があったんですよね。
仕事を休まなきゃいけないっていうことも抵抗があって、
そもそも休みっていう、ちゃんとした休日っていうのが全くない生活を当時はしていたので、
その中でも休むっていうことが全然感覚としてなかったんですよね。
だから仕事を休んだりとか、せめて残業しないでとか、
かなりサービス残業をずっとしている状態ではあったんですけど、
そういうものも全然しないで、定時で帰って医者に行くって発想すらわかなかったんですよね。
そういうのもあって、そもそも医者に通うっていうことができなかった頃でしたね。
それがもうちょっと前ですかね、少し医者に通うっていうこともたまには例えば発熱したりね、
あとは入院を何度かしてるんですけれど、
入院したことによって、やっぱり医者に行った方がいいなとか、
ある意味では医療機関に対しての信頼っていうのがすごく湧いたんだと思うんですね。
そういうこともあって、だんだんとこの医者に通うとか、医者を信じる、医療を信じるっていうことができてきたのと、
あとは休んでいいんだとか、休んだ方がいいんだっていうことがだんだんとわかってきたってことですね。
ただやっぱりそれも本当にできるようになるまで、働き始めたから10年くらいはかかっているし、
また働き、転職とかをしてからも、かなり今ほど自分の体を優先するようになるまではもう2、3年はかかってますね。
それくらい仕事をするっていうことに対してかなり熱心になっていたというか、
あまり医療機関に相談するかかるっていうことができなかった時代がありましたね。
そんな中で入院なんかもありつつ、3回入院してるんですけど、
1回目の入院が簡単にと腹痛で入院してるんですけれど、
入院を経て、少し医療機関へのハードルが下がっていたっていうのはあると思います。
その入院から半年後くらいですかね。
もちろん心の状態とか身体的な状態っていうのはもうずっと慢性的に不調ではあったと思うんですけれど、
仕事はとにかくずっとバリバリやっていたところもあって、
でもやっぱりやることはものすごくあったので、ものすごくあるものをどんどんこなしながら、
明らかに調子が良くないというか、力いっぱい働くっていうことはできなくなっていたっていうのはありますね。
どんどんどんどん体が重たくなっている感じっていうのはありましたよね。
そういうところで、ある日、この前後関係は少し覚えてないんですけれど、
治療の進行
ある日、研修のようなものがあって、職員みんなで研修旅行みたいに行くって時があったんですね。
それが年に1,2回あったんですけれど、それがある時があって、
その日って夕方で帰れたんですよ。
研修旅行だから被害の旅行みたいなものだったんですけれど、帰れたんですよね。
普段だったら8時、9時までずっと学校にいたんですが、学校にいなきゃいけない、
それが4時、5時、5時くらいで終われるっていうことが分かったんですよね。
そのことがあったので、じゃあちょっと診療内科、精神科行ってみようかなと思って、
行けると思ったんですよね。試しに行ってみようと思って。
その前にも何度かどこの医者に行こうかってことはすごく調べてたと思うんですよ。
最初は本当に遠くの医療機関に行こうかなって時もあったんですよね。
そういう時もあったんですけど、結果的に本当に家からかなり近いところのクリニックに行きましたね。
そこは確か精神科診療内科と票望してたかと思うんですけれど、そこがあったので、
そこは学校の関係者の中でも差し当たり、パッと分かる範囲では通院している人もいなかったので、
今考えて別に通院している人がいてもいいんですけど、
ただやっぱり生徒が通院しているところに自分も通うっていうのも、
あちらには申し訳ない気もして、そういうのもあって、
でも幸いはいろんなところにそういうクリニックがあるので、
その中でも特に自分の知っている範囲では誰もそこには通院してないなってところは
なんとなく分かっていたところにとりあえず行ってみたんですよね。
予約をしていったと思います。
そもそも予約をして行けるっていうのが、そこが行ける時間じゃないといけないじゃないですか。
でも当時は本当に予約をしてでも医療機関に行くってことができなかったので、
本当にそのたまたま時間があるというか、予約できる時間がある日に予約したんだったと思いますね。
それでそこに通院することになって、当時症状としては、
それでまず一回予約して行ったわけですね。
今は予約をもしかしてしてないのかな、確かしたと思うんですけれど、
ただまあフラット一応行ってもいいような感じの委員ではあったんですよね、確かね。
予約はしたと思うんですけどね。
で行ってみて、それから今思うと多分臨床心理師の方だと思うんですけれど、
少し熱心に話を聞いていただいてですね、
いろんな状況、ここの通院に至ったことだとか、具体的な症状がどんなものあるとか、
その時の症状がおそらく頭痛とか腹痛、何だったのかな、
気分的な気分の不調とか、
あと睡眠もあったかな、最初はたぶん睡眠についても相談したと思いますね。
だからそういうことについてもお伝えしたりして、不安なこととかも相談して、
その後精神科医の方、お医者さんにいろいろお話をして、
そのお医者さんからいろいろ薬をいただいて、
たぶん確かもうちょっと飲んでいる薬は少し気力を逆どまらないと分かりませんけれど、
最初にいろんな頭痛とか腹痛も踏まえた、
どんな薬をもらうかっていうのはやっぱり身体的な症状があるないかとかによっても違うでしょうしね、
他にいろんな薬が飲んでいるかどうかとかによっても変わると思うので、
いずれにせよそういうものについて処方していただいて、
それで週1回くらいかな。最初のうちはそうですね。
最初のうちは週1回くらいで通って、だんだんと期間が開くというか、
1ヶ月に1回とか、1ヶ月半に1回とかになっていった感じですかね。
その後もどんどん通うたびに、記録もつけましたね。
気分の落ち沈みについての記録を通院するたびにつけていったりして、
その中でやっぱりちょっとずつ理性的になっていくというか、
正気に戻っていくような感じもありつつ、
身体的な症状も確かに収まっていっているところもあったり、
でも何かちょっと合わないなというところは相談して、薬も何度も変えてもらいましたね。
変えると言ってもすごいガラッと変えるというよりは、ちょっとずつちょっとずつ調整するんですけれども、
量を変えたり、種類を変えたりとか、いろんな方法があるので、
そういうところをやっていただいた感じですかね。
定期的な医療機関の重要性
そこで、それが山形でずっと通っていて、東京に出てくるというときに紹介状もいただいて、
こちらでまた近いところを探して通っていますね。
幸い、非常に良いお医者さん、とりあえず問題なく通えるお医者さんに当たったので、
そのままずっと同じところに通っているという感じですかね。
そんな感じです。今も服薬は続けているんですけれども、
もちろん症状的にはやっぱり過眠というか、すごく眠っちゃって、
すごい疲れやすい時があるというね。
必ずしもそうではないんだけれども、
やっぱり季節の変わり目とか、調子悪くなるときはあるのは確かですね。
ただ、そういうものもありつつも、無理すればある程度の無理は効くし、
自分でもなるべく無理しないようにしているし、
自分自身も気をつけているところもありつつ、
ちゃんと医療機関にもつながっているというところですかね。
本当に今はもういろんなお医者さんがいないかもそうだし、
歯医者さんもそうだし、いろんなお医者さんに定期的に通えているというのは大きいですね。
やっぱりすごく長引いたりとか、すごく症状が重くなってから、
しかも初めてのお医者さんに通うというのではなくて、
定期的に通っているお医者さんがいることで、
ちょっと喉の調子が悪いとか、ちょっと頭が悪いとか何かあっても、
そこで相談して早めに対処できるというのは大きいですね。
歯医者さんもずっと行っているので、昔は歯医者さんも行けなかったので、
歯が痛いけど我慢したりとかずっとしていましたね。
歯医者さんに行くんだけど、何回か通うということができないから、
なかなか治らないみたいなね。
だから虫歯がいろいろある状態から、
全部虫歯がなくなるのに数年かかってたと思いますね。
5、6年くらいかかったんじゃないかな。
要するにあるところが治るのに何ヶ月もかかるみたいなね。
通えないから、1ヶ月に1回とか痛い時だけとりあえず通って、
しのいで忙しくて行けなくて、また肩が取れてきて、
虫歯が広がってとかを繰り返してね。
なかなか一個一個が治らないし、
走行しているうちに別のところも歯が痛くなってとかね。
歯磨きも苦手なんですよね、基本的に。
おっくんになってしまうというか、
すごくすっきりするし、磨きたいんだけれども、
結構エネルギーが必要で、
一度虫歯になっちゃうと、
虫歯で歯も歯垢もつきやすくなるし、
虫歯にもなりやすくなるしね。
本当に悪循環なんだけれども、
それが創設されないみたいなことがありましたね。
そんな頃に比べれば今、
非常にいろんなお医者さんに頼れる状況にあるのは、
非常に大きいと思いますね。
睡眠と精神的健康の関係
どんな時に精神科に通ったらいいのかというと、
今もちょっと言いかけたんですけれど、
睡眠が目安になるという、さっきの番組でも言ってたんですね。
非常に分かりやすい目安だなと思って、
確かに頭が痛いとか、お腹が痛いとか、歯が痛いとか、
もちろんそういうものも、
精神科や心臓内科に通ったほうがいいケースは多々あると思うんですけれど、
ただ、なかなかそれで精神科ってところには難しいと思うんですけど、
睡眠っていうのはやっぱり多くの精神障害、精神疾患に
共通して現れる症状では確かにあるんですよね。
だからすごく眠たいとか、寝すぎてしまう、
あとは眠れないとか、覚醒してしまうとかね。
睡眠に関しての何らかの問題っていうのは、
非常に精神科や心臓内科を受診するのに
いい目安だなというのはすごく分かりますね。
実際、いわゆる心身症という言い方をするんですけれど、
頭が痛いとかお腹が痛いとか、
そういう身体的症状の原因が
精神科の範疇にあるということはあるんですね。
ただ、分かんないわけですよ、そう簡単には。
分かんないから、まずは内科に行ったりとか、
他の科のお医者さんの検査を受けたりとかはやっぱりするわけですね。
だけれども、結果的に理由が分からないといったときには、
これは精神科の範疇で、もしかしたら解決できるものかもしれないね、
ということになってくるんですね。
だけれども、もちろん、例えば精神科、心臓内科に行ったとしても、
すぐにあなたはうつ病ですね、
あなたはパニック障害ですね、
とかなるわけではないんですよね。
いろんな情報を得ながら、しかも時間をかけて判断していくんですね。
身体のいろんな疾患についてもそうだと思うんですよ。
いきなりあなたは小指病気ですね、とか分かるわけなくって、
いろんな検査をしたり重ねたり、
あとちょっと薬を使って治療してみたりとか、
いろんなことをしていく中で、最終的に確定診断という言い方をしますけど、
診断名を出したりするわけですよね。
そこに至るまでには時間もかかるし、
いろんな検査をしたり背景を追ってみたりすることは必要なので、
そこはいろんなケースを考えなければいけないんだけれども、
何かしら睡眠に症状がある。
だから頭痛とかの場合でも、とりあえず行ってみるのもいいと思うんですよね、
精神科でもいいと思うんです。
内科だけじゃなくていいと思います。
特に内科とかに通っているとか、市販の薬を飲んでいるんだけれども、
全然改善しないような場合だったら、
もしかしたら精神科とかに行ってみると解決する場合もあるかもしれない。
でもまずは何かしらお医者さんに行くことだと思います。
内科でもいいし、まず内科でしょうね。
内科のお医者さんに行って、
もしかしたら症状によっては背中が痛いとか足腰が痛いとかだったら、
整形外科の方がいいかもしれないけれども、
とにかく何かしらお医者さんに行って、
とりあえず見たてをしてもらって治療をしてみるということですよね。
同時にいくつかの種類を行ってもいいだろうし、
それぞれ相談して、もちろんここでこういうとこ行ってみたんですけど、
ちょっと心配でとかね。
セカンドオピニオンってありますけど、
要するに一つのお医者さんのところに行って、
何か不安だったら違うお医者さんに行ってもいいわけですよ。
違う科のお医者さんに行ったというわけなのでね。
その選択肢の一つとして精神科があればいいかなと思いますね。
自分で判断はできないので、
精神科医だってすぐにできるわけじゃないんだから、
まずは精神科に行ってみるとか、
お医者さんに行ってみることは非常に大事ですね。
指導と判断というのはかなり危険というか、
それだけでは何もできないのでね。
やっぱりちゃんとした検査とか治療ってものを始めてみないと
分かんないことっていっぱいありますからね。
実際にどんなところに行けばいいのかというところなんですけれど、
医療機関の選び方
精神科とか診療内科とか内科とかありますけど、
じゃあ何が違うのかというと、
ちょっと極端な言い方とそんな違いはないと思ってもいいかもしれません。
どういうネーミングにするかによって、
例えば精神科ってしちゃうとハードル高く感じる方もいらっしゃると思うし、
診療内科という言い方をした方がちょっと入りやすいかなという方もいらっしゃるとかね。
逆に精神科ってちゃんと標榜した方が信頼ができるという方もいらっしゃるしね。
いろんな方法あるんですけれど、
ただ言えるのは大体どこでも基本的には変わらないですね。
基本的に。
何かというところで判断できることというのは限られると思います。
ただやっぱり行ってみて、合う合わないというのはあるかもしれないしね。
でもとりあえず1ヶ月くらいは通ってみた方がいいんじゃないかなと思いますね。
明らかに不快感があったり、すごく嫌だと思ったらまた別なんですけれど、
どんな医者でもとにかくちょっと通ってもらわないとわからないというのはあるので、
特に心理的に非常に不安な状態で行く場合には、
いろんなところはしごしちゃったりする方も多いんですね。
こっちの医者に行ったけどやっぱり気に食わないからこっちの医者に行くみたいなとかね。
自分の思ってたのと違うからこっちの医者に行くとかいうのを繰り返してしまうと、
それはそれで確定診断まで時間がかかってしまうし、
治療も遅れてしまうというのもあると思うので。
だからまずはそこまで不安がなければね。
まずは通ってみるとか。
あまり不安があるにせよ、あまりあちこちあちこち行ったりするのも、
ちょっと良くないかもしれませんね。
いろんなところに行ってみるといいですね。
僕が山形から東京に出てくるときに言われたのは、
チェーンの食いに行くだけはやめた方がいいと言われましたね。
今思うと本当にそうだなと思うんですけれど、
少なくとも個人でちゃんとやってらっしゃるところで、
あとはちゃんと実績がある方っていうのかな、
大学のこういう研究しててますよとかね、
そういうのを明確にしてるところですよね。
ちゃんとこういう病院で働いてましたよみたいなところの方がいいと言われましたね。
本出してるとかは全然良くないので、
良くないというか悪いとは言えないんだけれども、
だいたいお医者さんが出す本の9割5分くらいは、
あんまり良くないと僕はすごく思うんですけれど、
だいたいがちょっとうさんくさいので、
本を書いている医者はあんまり、
臨床でね、研究者とかじゃなくて、
特に臨床で、いわゆる待ち医者とかでやられている方で、
本を出してこの方法で治るとかね、
こういう時にはこうした方がいいっていう方は、
なんか逆に避けた方がいいんじゃないかなと思いますね。
なんかちょっと怖いですね、僕だったら。
とにかく色々そういうところにまずは行ってみるってことは大事ですね。
じゃあ、いざ行きますよって時にどうしたらいいのかってことなんですよね。
精神科へのアプローチ
もうとにかく気軽に行くのもいいんですけど、
行くことで自分を安心させることも必要だと思うんですね。
だから一つには今の自分の状況、
例えば困った時に、
自分の状況について、
自分の状況について、
自分の状況について、
例えば困っている症状だとか、
頭が痛いとかお腹が痛いとかね、
それも例えば朝になると痛いんですとか、
夜がすごくつらいんですとかね、
具体的な時間帯とか頻度とか痛みの強さとかね、
そういうものも含めてなるべく整理して、
お手紙というか形に文章に起こしておくといいと思います。
何かしらメモとか文章に残しておいたものを、
元に実際の委員で相談してみることがいいと思います。
ちょっとうまく口にできないところは、
これを読んでくださいって渡してもいいのでね、
そうしていただくのもいいと思います。
自分で整理してみるってことが一つは大事だし、
あとは限られた時間でうまく伝えるって、
すごく難しいことなので、
もちろんそれを一度に全部伝える必要はないんだけれども、
特に初心っていうのはやっぱり時間かけてくださると思うので、
非常にこの初心って大事ではあるので、
その時に自分の中で伝えられることがあるのであれば、
質問促進パンフレットの活用
伝えていただければと思います。
それで今日のNHKの番組でも紹介されていたもので、
これも割と使えるかなと思ったのでご紹介するんですけれど、
質問促進パンフレットっていうのを、
様々な精神医療の専門の研究者たちが作ってくださっているんですね。
主に東京大学提供大の研究者の皆さんが作っていただいているものみたいなんですけれども、
質問促進パンフレットっていうもので、
これは基本的に統合失調症の方について作られたもののようなんですが、
これは精神疾患全体でも共有できるものだと思うので、
使っていいんじゃないかなと思いました。
これはお医者さんに聞きたいんだけれども、
いざその場合になると聞きそびれちゃうってことってあると思うんですね。
そういうことがないようにあらかじめ、
これについて聞きたい、聞こうっていうことを確認しておくのにいいと思うんですね。
例えば病気についてという項目だとチェック項目がいくつかあって、
例えば診断ははっきり決められますか?
私の正式な病名は何ですか?とか、
私に起きていることのうちどれが症状なのですか?とかね。
あとは話すだけで診断がつくのですか?
検査の必要はないのですか?とかね。
考えてみるとすごくそれって不安だよねと思いつつも、
いざその場になるとちょっと出てこないってことがあると思うので、
これを見て、これちょっと聞きたいなってものがあったら、
あらかじめチェックしておいて、質問してみるといいと思います。
これも最初の時じゃなくてもいいので、
とにかく診療内科、精神科とかこういう精神医療っていうのは、
もう1回で型をつけようって思うとやっぱりどう考えても無理があるので、
とにかく少なくとも1ヶ月、1ヶ月で確定診断ってことはまずないと思うんですけれど、
少なくとも1ヶ月かけていろんなことを調整していく。
やっぱりゆっくりゆっくり治す必要があるんですよね。
例えばガンだとか言われたりとかね、
あとはすると、もしかしたら高血圧がとか言われると、
じゃあ時間がかかる病気だなと、ガンが1ヶ月で治るなんてことはないよなってことはわかるし、
高血圧が1ヶ月で改善するなんてことはないよなって我々わかるんだけれども、
でもうつ病とかパニック障害とかね、
そういう精神障害、精神疾患については、
もしかしたら1回で治るんじゃないかとか、
1回行って薬を飲めば良くなるんじゃないかと思っちゃうんですよね。
誤解ですよねそれはね。
なのでやっぱり時間はかかるものだし、時間をかけていくべきですよね。
それはしょうがないというか、本当にいろんな病気と一緒なので、
やっぱりまだまだこれが病気だっていう認識が、なかなか当事者にとっても分けにくいのかもしれませんね。
いろんな精神疾患、精神障害という言い方もしますけれども、
精神疾患っていろんな病気がありますよ。
うつ病、僧侶性障害とかパニック障害、脅迫症とかね、
心的外症、ストレス症、互分とかね、依存症とか、
いろんなことがあります。
いろんなことがあるんだけれども、やっぱり分からないことっていっぱいありますからね。
特に自分では気づけないことも多いし、自分では何か苦しんだけれども、
その原因に気づかないどころか、苦しんでいることにさえ気づかないこともあるので、
そういう時はとりあえず、周りの方が声をかけていただくことも大事だと思うし、
今日も番組の中で、周りのご家族や会社の方、今だと大きな会社だと保健師さんがいたりだとか、
周囲のサポートの重要性
会社自体に産業医がいたり、産業カウンセラーがいたりとかして、
その方からご助言いただいたりして、それで通院につながるケースもあると思うんですけれども、
日本人の大部分は中小企業なわけで、そのほとんどがそういう環境にはないわけですよね。
そういう周りに専門家がいるケースっていうのは非常に稀だと思うので、
そういう時は周りの友達とか親しい人、パートナーとかご家族が進めてあげるのもすごくいいと思います。
まずはご家族自身、パートナーとか周りの人自身がこういうことにもし抵抗があるのであれば、
少し自分自身で勉強をしてみるとか、ちょっと知ってみて、
まずはとにかく診断は絶対できないので、素人ではわからないですので、
だからまずは一回、医者に行ってみようというふうに促していただけるといいですよね。
あとは本当に自分では自覚していないけど、
もしかしたらこれは医者に行った方がいいんじゃないかという場合は、
とにかく内科でもいいし、どこでもいいから医者に行く。
特に思い当たる人として精神科の範疇なのかもしれないなと思う。
もしくはいろんな医者に行ったけれども、何か良くならない時に、
もし精神科を試していないのであれば、精神科に行ってみるのもいいかなと思うんですよね。
なかなかね、僕自身も本当に相手を見てというか、ある程度知識のある方とかだったら、
気軽に精神科とかも考えてみたらって言えるけどね、
あと本当に心配な場合とかね、
だけどそこまで本人の状況がわからなかったりとか、
もしかしたら少し偏見とか、そこに抵抗感があるかもなと思うと、
ため立ってしまうところはあるんですけれど、
ただもっと親しい間柄の人とかね、
身近にいる人とかだったら、精神科進めてほしいなって思いますかね。
あとはそうね、なんだろう、
もしだったらなんですけど、
もう一つあるのは、周りの人だとしたら、
とりあえず何かしらそういう相談をしてみるのも手なんですね。
例えば、精神保健福祉センターっていうところで、
精神医療とか、あとは何かしら障害、発達障害とかね、
そういうものだとかに対して相談を受け付けているところなんですけど、
友人なんだけれども、こういうような状況なんだけど、
何かできることありますかねっていう相談してみるとかね、
そういういろんな相談窓口っていろいろあるので、
その中からつながるところ、
どこもだいたいつながりにくいのはしょうがないので、
とにかくつながるところに相談してみるとかして、
そこでその方のために、もしかしたらこうしてあげるのはどうですかね、
っていうふうにご助言をいただくかもしれないし、
もしくはそれを踏まえて声をかけてみようと思っていただくかもしれないしね。
そういうふうにして何かしら動いていただくということは、
もしかしたら余計なお世話になってしまうかもしれないけれども、
ただもしかしたら本人が本当に自覚できていなかったりとか、
本当に自分で苦しいともう分かんなくなっちゃっていること、
僕自身はその実感がずっと長かったんですよね、今思うとね。
かなり長かったので、
だから周りでもし判断できる人とか、まだ余裕がある人がいればね、
声をかけていただいたり、精神科とかね、
例えば、もちろん本人じゃないんだけれども、
相談にことができないわけでもないです、それは。
お医者さんに相談してみて、それも医者によります。
医者によっては、もしかしたら本人じゃないと、
いろいろ相談に乗れないんですってこともあるかもしれませんけれど、
とりあえず近所の、その方の近所でもいいし、自分自身の近所でもいいし、
何かちょうどいい場所でもいいから、
そういうところの医療機関に問い合わせしてみて、
こういうような友人とかね、パートナーがこういう状況なんですけれど、
そちらで相談に乗っていただけますかねってやるとね、
意外と大事な時もあるし、
結果的に自分自身が実は何かしらそういう精神的な疾患を抱えているケースも全然あるんですね。
人のことをすごい心配になっちゃうっていうのも精神疾患的にあるあるなんですよね。
なので自分自身のためにもなるかもしれないしね。
自分自身が治療することで周りの人に対してまたできることがあるっていうか、
これ結構あるあるで、僕も同僚の先生で、先にね、先にというか、
僕より先にうつ病の治療をされている先生がいらっしゃって、
ある時ね、なんかこう、普通に働いてて自分でもちょっとしんどかったんですよ、なんとなく。
しんどいけど、でも誰もたぶん気づかないかなと思ってたんだけど、
その先生だけはね声をかけてくださって、
なんかしんどいんじゃないっていう風に言ってくださって、
なんかもうその場で結構涙が出るくらいなんかこう嬉しかったんだけど、
その場では大丈夫ですくらい言ったんですけどね。
でもね、ほんとその自分ではわかんなくなっちゃっている時とかも、
1回ねその精神医療っていうものに対して、
精神科訪問の重要性
わかっているし、しかもそこに対して自分が治療を受けることで偏見もなくなるんですよね。
全くなくなるわけじゃないし、抵抗がないわけじゃないけれども、
ある種ハードルはかなり低くなるので、
それで結果的に人を救うことって絶対あると思うんですよね。
だから当たり前じゃないですか。
内科だろうが、整形外科だろうが、
医者に行った方がいいことがわかるのに、
それを進めないとか、それを抵抗があるっていうのは、
なくしていった方がいいと思うんですよね。
ということもあるので、
もし少し悩まれているとか、ちょっと手間戸惑っている方は、
そうですね、少し話をまとめておくと、
まずは睡眠ですね。
睡眠が少し何か困難を抱えている、
何か睡眠に関する症状で、
少しでも問題を感じているってことが一つ目安。
自分の家から最も近いところ、
最も近いクリニック院、精神科とか診療内科の評判しているところ、
そういうところに、まずは一回電話して聞いてみる。
もちろんそれで、もしかしたら予約がそもそも取れないこともあるだろうし、
だからまずそれで電話してみて、
それでいくつか電話していけるところがあったら、まず行ってみる。
本当にまず帰れる範囲に、
ちゃんと見てくれるところがあるだけでもいいと思うんです。
本当にそれだけでも幸運なので、
本当に近いほうが絶対いいですよ。絶対いいと思うので、
近場で自分の位置から、本当に通いやすいところで、
かつ今なるべく早く見ていただけるところに、
とりあえず予約をして、
それでそこにメモを持っていって、
いろいろお話をして、まずは治療を開始してみる。
その開始して、どういうふうになっていくのか。
調子が悪くなれば、その時にその都度相談する。
変えたほしいところや不安なことがあったら、
ちゃんとその都度お伝えする。
それを繰り返していくことで、もしかしたら、
自分の症状はなくなっていくかもしれないし、
もしくは何か新たな治療が必要になる。
もしかしたら精神疾患じゃなくて、
他の疾患病気である可能性だって十分あるわけですね。
そういうこともあるので、
ぜひそういうふうに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
治療の進め方
ということで、今回は精神科初めの一歩ということでお送りしました。
僕自身も本当に専門家というわけではないので、
本当に何一つ誤解がないかといえば嘘になるんですけれども、
参考までに聞いておいていただければと思います。
ということで、精神科初めの一歩でございました。
鬼の目に目金。
お聞きいただいてありがとうございました。