子供の読書習慣の重要性
皆様こんにちは、PitPaの富山です。
今日は、読書習慣についてのお話になります。
今回もですね、リスナー様よりご質問いただいているので、まずこちらを読ませていただきます。
ニックネーム、シャギーさん。
中学校1年生の女の子と、小学校3年生の男の子がいるご家庭になります。
リクエストと言いますか、相談になります。
中1になる姉は、特に何も言わずとも、小さい頃から自然と読書の習慣があり、
家にある図書は一通り読み、今でも定期的に学校や本屋で、色々な書物をよく読んでいます。
対して、小3の息子は、全く読書の習慣がありません。
両親共に本は好きで、自分たちが小学生・中学生だった頃の本を未だに持っているものもあり、
我が家の本棚には、私たちも面白いと思って何度も読み返したような本などを中心に色々揃えているのですが、
無理に進めるのも良くないと思い、強くは言っておりません。
本の面白さに気づいてもらいたいですが、今の時代、インターネットで多くの情報も手に入りますし、
無理に読ませなくても良いのかなと考えたりもします。
学力を伸ばすということではなく、本を読むこと、読書の習慣をつけることについて、小川先生のご意見をいただけますでしょうか。
とのことで、シャギさん、ご質問ありがとうございます。
家族みんな本は好きですけれども、弟くんの僕ちゃんだけ、本がそんなに好きではないと。
親としては本を読んでもらいたい。
本を読んでもらいたいというのは、結構このご家庭の親御さんでも思うかなとは思うんですけれども、
この本を読む習慣ということについて、小川先生の方にお話を聞いてきました。
そうですね。親として、それは本を読めるようになってほしいですよね。
なぜ読めるようになってほしいのかという部分を、親として言葉を準備しておいた方がいいと思うんですよ。
僕の考えとして、やっぱり書籍というのは、その著者が中には一生をかけて、
少なくとも5年、10年とした専門的な経験や深い考えを身ぐらしてきたその成果として、
180ページから250ページといったサイズに収められていっている。
その人の知恵とかね、人生上の経験がギュッと濃縮されているから、しかもページをめくりながら読むということは、
この言葉を全部追っかけなくても内容を手に入れられたりするから、やっぱりその書籍というのが一番濃い中身、
情報、情報というか思考、思索を短時間で獲得していく上では、最強のツール。
これはやっぱりはっきりしている。
中身の濃い人の考え、知識を手に入れたいとなった時には、やはり書籍に行き着くんだというところを、
まず親として持っておけばいいと思うんだ。
インターネットでも分かるもんというふうに言った時に、分かるものは断片的な情報は分かるだろう。
でもその考えがどこから生まれ、それはどういった背景で、どんな歴史があって、
読書習慣を強制する方法
さらにどういった科学的な検証がなされ、
そういった十分な厚みを持った内容、理解をするには、結局ウェブ上の表現されたもの、
一部分でしかありえなくて、結局は書籍に行くんだ。
で、そのウェブ上にあるものをよく見ておらんと、本当に中身の濃い情報は結局出典ということで、
本や論文といったまとめられたものから引っ張ってきているものが部分的に載っているだけなんだ。
だからどっちが第一次的か、どっちが中心にあるかといったら、
現時点に言ってもやはり書籍という形は、人間が今持っている知恵の届け方としては非常に優れた姿なんだ。
そのようなことは大人側として、本って何だろうというのを自分なりの言葉、思いというのを持っていた方がいいと思います。
次にですね、その読書習慣、習慣なんですけど、本を面白いと思わない子はかなりいます。
体を動かすことが好きとか、自分の体験したこと、感じ取ったことが好きだったり、
そもそも目を使って文字を追いかけていくことに疲労感を覚えやすい子、
その方の特性とかによって本が好きでハマること、どうもストレスを感じやすい子って現にいるので、
そのストレスを感じる面白みをなかなか感じない子に、いいから読みなさいって結構難しいんですよね。
本人にとって心地よく感じられないものを継続してもらうっていうのは、
大きく分けるともう2つしかなくて、本人の抵抗を抑え込みながら日々一定の強制力を働かせて、
読むという事実を作り続け半年とかですね、1年とか続けているうちに体になじむ、そこまで持っていき続けるっていう、
強制力で習慣化にまで伴奏し続けるというアプローチが一つと。
もう一つは本人が書籍、テーマが限定されていてもいい、特定の何か読みたい知りたいとなった時に、そこに本に出会わせてあげて、
いいもんだなという体験を持たせてあげて、徐々に書籍への関心を育ててあげるというアプローチ。
だから本人のタイミングを待つ。
自然に興味を持たせる方法
読むという習慣を強制的にやり続けられた結果、読めるようになればそれは得たものが大きいとか、が当然ながらリスクも伴いますね。
親の方が息切れせずにやらせ続けなきゃいけないので、強制型でいった場合には勝手に子供の方にボールを投げずに、
自分自身で当たり前に読み始めるとこまでは責任を持ってこちらがやり続けなきゃいけない。だいぶ大変です。
正直言うと僕ならそっちの方がやらないです。続ける自信がないから。
タイミングを待つ方、これはタイミングがいつ来るかわからないというリスクがあります。
結果、本というものに触れないから、知識であり試作、考えといったものが浅いまま成長してしまう体がね。
表面的な情報に振り回されるような中高生に育ってしまう恐れもあります。
これはどっちもどっちのところが、タイミングを待てば自分からの出会いだからこそ納得した本を読むようになり得る可能性。
本人の納得感とともの読書ということが成立し得るというものだから、本当一概には言えないんですよね。
言えないんだけど、このご相談者に関しては無理中するスタンスは取る気がないということなので、
多分後者、本人がタイミングを待って出会わせてあげる方針。
そうすれば冒頭の話だ。なぜ結局本がいいのか。
いろいろあるけどやっぱり最後は本だよということを伝えてあげて、本人が気になったり知りたいなという時に
この本を読んだらすごくわかるから、ぜひ読んだ方が良いと勧めてあげるような準備を持っておけばいいんじゃないかなという気がします。
そういう意味の本の出会いの入り口として、親御さんが自分が読んで学んだこと、
なるほどなと思ったことっていうその体験ですね。
最近この本を読んでこんなことがわかってすごく良かったというような自分の体験をお子さんに聞かせてあげることは日々やっておかれた方がいいと思うんですよ。
その本を読みなさいじゃなくて、私は読んでよかった、僕は読んでよかったということを、
で、こんな本あるよと本棚に置いておいて、ちょっと難しいかもしれないけど興味あったらまた読んだらいいよぐらいな感じでね。
家族が読書体験を本人に伝えてあげて、いつか自分も読むんだろうなぐらいの感じを持たせてあげる。
その程度でいいんじゃないかなと思います。
本自体もレベルって言いますか、字が苦手な子でも読みやすい本だったり、
多分好きな子だと上下巻とかあっても面白そうだと思ったら読んじゃう子とかもいると思うんですけど、
もしかすると本好きの人が選ぶ本が並んでいるだけに文字が多い書籍が並んでいると、
やっぱり本好きじゃない子がいきなり入るのはちょっと大変かなっていうところももしかしたらあるかもしれません。
十分あり得るでしょうね、それはね。
大事なことは本を読めるようになることが目的ではなくて、
本人なりの精神活動、思考の活動を何とともに進めていくかがいいのか。
本を読むよりもいろんな人に話を聞きまくって、
リアルな人間関係の中で学んでいく方が深く広い学びになる人もいるわけですよ。
いわゆる学歴が高いかつ経済活動の方でも知識とかを用いて活躍しているタイプの人たちなんかは、
読書はいいぞって言いますよね。
それって読書をそもそもこの目た人がその分野の知識活動をやって、
今うまくいってるから本はいいよって言ってるだけかもしれないですね。
本なんか読まなくても俺はやってこれたよって。
一台で会社築いたりとか、飲食とかサービス業をされている方とかで、
魅力的な人たちはもう人間の中での学びを積んできて、
今がいる人っていうのはそんな子供の時から本読まなくてもやっていけるよって言ったりもする。
成功バイアスって言いますけど、生存バイアスって言いますけど、
生き残った人が自分のやり方をさもセオリー化のように変えちゃうんだよね。
それは結果論でしょっていうところがあるから、
いろんな生き方がありますから。
その中での読書というもので、でも前半に言った通り、
結局深く何か知りたかったら本、書籍というものに勝るものはないのは事実だから、
興味があった時にはやっぱり本を読むっていうのはお勧めだよということは、
諦めずに伝え続けてあげる。
いつ読むか何読むかあなたが決めたらいい。
でも最後は本読むってところに行き着くよっていうことだけはぶれずに、
渡してあげ続けたらいいんじゃないかなと思いますね。
僕の息子も本読みませんからね。
本とか全然読書なんか習慣全くないけど、
今彼は科学の分野とか興味があるみたいですけど、
子供に読書の習慣をつけさせるための方法
じゃあその参考書なんかは買ってほしいと僕に頼んできて、
それは読んでいたりする。
やっぱり何かを知りたいとなれば本を欲しいという、
今中学になってね、彼も言ってきたりする。
そんな様子を見ていて、やはり目指すもの、求めるものが見えたときには、
そこに書籍は必ず出てくるもんなんで、
そういうときにすごいアレルギーで、
もうとにかく本を読むぐらいならその興味関心捨てるみたいに、
本は捨てるとんなことにならなければそれでいいんじゃないのかなって、
僕は思っています。
子供に読書の習慣をつけてもらうためにはというお話で、
そのようにするためにはまず親側の方で、
本というものはどういうものなのか。
本を読むことによってどういったいいことがあるのかというところを、
ちゃんと子供に説明する言葉を用意しておくことが一番大事ということでした。
本編の中では小川先生の本に対する考え方というのも紹介しておりましたが、
このあたりはですね、例えば今回のシャギさんのご家庭ですと、
ご両親結構本を読むということですので、
改めて各ご家庭で本に対する考え方、
どういったいいことがあるのかということを子供に説明するように、
そのあたりが何なのかということを考えてみるのがいいかなというふうに思います。
そこのところ、根本的に本がいいということをちゃんと説明できるといった上で、
お子さんに対して本の習慣化してもらうためには2つの方法があるとおっしゃっていました。
1つは結構長い時間をかけて、親側が伴奏しながら、
つき添いながらしっかりと本を読ませて、半分強制的にとはおっしゃっていましたが、
習慣化していく。こういうの、新聞とかそうですかね。
親がきっちりとサポートしながら習慣化させていくという強制的な方法が1つと。
あるいは自然と子供というのは何かに興味を持ち始めますので、
そのタイミングに適切な本を紹介してあげるということで、
子供の自分の意思で本に対して近づいてくるというところを待つと。
この2つの方法で、本に対して各ご家庭でどういうふうに考えを持っているのか、
何が何でも本を読んでほしいのかというところを考えながら、
ご家庭に合う形で進められればいいのではないかなというふうに思います。
親が本に対する考え方を伝える
普段活字に昔から小さい頃から慣れていないと、
いきなりそのボリュームの大きい本とか読むというのは、
やっぱり結構ハードルが高いと言いますか。
特に最近のお子様ですと、そんなに本を読むという子がいるというわけではないそうですので、
家で新聞とかも取らないご家庭も増えてきておりますので、
やっぱり普通に本を読みなさいだけだと、結構子ども側もストレスがかかるのかなというふうに思います。
各ご家庭の親御さんの中で、親になって今この年になって本をそこそこ読むということであれば、
おそらくそのストレスがかかるかもしれません。
僕個人なんかで言うと、学生時代の時はインターネットとかもなかったので、
結構いろんな情報を読んでいたんですけれども、
今はその情報を読んでいる子供たちにとっては、
自分の本を読むことが大事だと思っています。
自分の本を読むことが大事だと思っています。
自分の本を読むことが大事だと思っています。
僕個人なんかで言うと、学生時代の時はインターネットとかもなかったので、
結構本を読むことっていうのは多かったかなと思います。
はっきりとは思い出せないんですが、本が好きになったなぁとは思うのは、
挿絵が結構入っているような推理小説ものみたいな少年探偵団とか、
なんかちょっと読んでてワクワクするようなものをよく読んでたなというふうに記憶しておりますので、
それがそのまま子供が推理小説好きになるかというのはちょっと分からないんですけれども、
親の方でもし機会があればそういうものを軽く読み返して、
やっぱ面白いなぁとか、寝ないで読んじゃうなぁとか、
そういう仕草を見せるだけでも子供に多少興味が持つのかなというふうにも思いました。
あまり無理矢理させすぎると、変な話その拒否感というものが出てきてしまうかもしれませんので、
嫌な思い出というのはできれば作らない方がいいのかなと思います。
ですので、子供に読書の習慣をつけさせるためにはこれというような唯一の答えというのはなかったりするんですけれども、
今日のお話を参考にしながら、各ご家庭で本に対してはどういうふうに考えているのか、
子供に対してはどういうふうに本に関わってほしいのかということを、
ご夫婦、ご家庭の方で改めて言葉として表して、お子さんと関わりを持っていくのがいいのではないかなというふうに思います。
さて、今回ご紹介しましたように、この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。