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2019-10-02 36:46

#17 BAD BLOOD 〜セラノスの栄光と破滅、シリコンバレーの行き過ぎた文化〜

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こんにちは、OffTopicです。今回は、詐欺事件で話題になったバイオスタートアップ「Theranos(セラノス)」とシリコンバレーの光と影について話しました。

◎今日のトピック
・エリザベス・ホームズという人物
・Theranosの何がヤバかったのか?
・投資家や関係者の反応
・Fake It Till You Make It(成功するまで、成功してるフリをしろ)
・変わりつつあるシリコンバレー

◎参照リンク
・The FBI searched the offices of microbiome startup uBiome - TC
https://tcrn.ch/2nws6sF
・Bad Blood - Mitch Rencher - Medium
http://bit.ly/2nLPBOr
・Theranos and Silicon Valley's 'Fake It Till You Make It' Culture | WIRED
http://bit.ly/2nLMsOq
・John Carreyrou explains when he knew he had a story with Theranos - Business Insider
http://bit.ly/2nyvh36
・Ex-Theranos CEO Elizabeth Holmes says 'I don't know' 600-plus times in never-before-broadcast deposition tapes - ABC News
https://abcn.ws/2mPnUUl

◎ひとこと by テツロー
今回の収録やWeWork・Uberでもそうですが、シリコンバレーでは創業者が絶対的存在になりすぎている気がします。ビジョンを推しすぎる会社はIPO後の評価がかなり落ちる傾向になっているので、将来的にはシリコンバレーも変わると思います。

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00:06
皆さんこんにちは、草野美希です。 宮武哲郎です。
Off Topicでは、最近気になった海外のスタートアップ情報やテックニュースを緩く解説したり話をするポッドキャストです。
今回は、セラノス事件とシリコンバレーの行き過ぎた文化について話をしたいと思います。
よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
はい、ということで、なんで今回このテーマっていうと、
もともと結構去年ぐらいからですかね、あの去年じゃないや、どれぐらい前?
2017年ぐらいですかね、そのウォルスウィートジャーナルで記事が出たのは。
で、今回その他にもちょっとあれ、これってもしかしてセラノスっぽいみたいなバイオベンチャーがありまして、
UBIOMっていう会社が今月破産申請をして、もともとそのFBIの調査があって、いろいろ黒い疑惑があったベンチャーなんですけど、
なんかそこ結構Yコンとかアンドリーセンとか結構有名なところが調達してたんですよね。
そうですね、で、時価総額は600億700億ぐらいあった会社で、まあそのやってること自体も割とセラノスと似てたので、
診断系ではないですけど、そっち系のものだったので、で、なんかいろいろ事件が、なんかそういう者がいろんなところで嘘をついたりとか、
なんかすごい似てるんじゃないかみたいな、次のセラノスなのかみたいな記事が結構出ているのを見て、やっぱりそのセラノスの話もしてもいいのかなっていうのは思いましたね。
なんか結構やっぱりHBOでもザ・インベスターっていうドキュメンタリーになって、もうすぐまた普通に映画にもなるという話が出たりとか、
ポッドキャストも出てますよね、ザ・ドロップアウトっていう。そうそう、そのウォルストリートジャーナル記事書いた方も本を出したりとかしてますよね。
なのでなんというか、こう1回いろいろ、そのシリコンバレーの行き過ぎた文化っていう面でも、
セラノス事件が起きた背景っていうところで関係しているのかなというところで、1回セラノスについていろいろ深掘りして、
話をしたいなと思っています。どれだけヤバかった会社か。話をしていきましょう。
まず、そもそも皆さんご存知だと思うんですけれども、そのセラノスってどういう会社だったのかとか、
03:02
創業者のエリザベス・ホームっていう人がどういう経歴の方なのかっていうのをまず、私の方から話をしたいと思っています。
セラノス、医療ベンチャー。
血液を採取して、
検査ができるって、画期的なサービス。
いわゆる本当に血液検査っていうものをなくしたいっていうところで、血液検査だと針、注射が必要なので、それを本当にちょっとだけで、ちょっとだけの血で、いわゆる指でちょっと
針を刺したくらいの血で、いろんな検査。200種類くらい。そうですね、200種類くらい。
検査が安く、簡単に、痛くない、最高ですよね。画期的なサービスですよね、キックだけだと。創業して、元々スタンフォード大学に入って、結局中退しちゃったっていう、
なんていうか、彼女の肩書き自体、女性版ジョブスとか、ジョブスの最大とかって言われていると思うんですけれども、それぐらい、後々彼女の特徴にも出てくると思うんですけど、
そういう経歴がありましたと。そもそも結構、子供の時からすごい、世界を変えたいとか、お金持ちになりたいっていう気持ちがすごいあったらしくて、
9歳10歳ぐらいの、これ結構有名な話なんですけど、9歳10歳の頃に、親戚から、将来何になりたいっていう質問された時に、
億万長者、ビリオネア、1000億のお金をもらいたいと。で、大統領とかになりたくないのって聞かれた時に、いや、大統領が私と結婚しますと。
いわゆる、これだけお金持ってるからみたいな。野望がすごい。野望がかなり昔からすごいあったらしいですね。
なんか全然、子供というか、すごい良いなって、野望の高い女性で素敵だなとは思うんですけど、いろいろありまして。
それが結構、子供の時からそういう象徴があったっていう話ですね。
なるほど。で、そうですね。
で、結局、でも2013年に在学中にも起業してたっていうのは、やっぱり野望が高かったのかなというのは。
そうですね。そもそも大学辞めたのも、その起業したいからっていう話だったので、
そういう自分で起業するっていうのは、昔からたぶんやりたかったんだろうなというふうに思いますね。
06:03
確かに。で、2013年に中退してセラノスを作りました。
で、2014年の6月に370億円調達をして、時間総額が9000億円。
9000億円ですね。
それはすごいですね。
なかなかできないですね。
株式の半分以上がホーム図書館さんが持ってて、最年少のビリオネラ、まさになりたいものになりましたね。
次のジョブズみたいな、世界を変える人になるんじゃないかみたいなことはすごい言われましたよね、当時は。
すごいですね。
で、投資家も今見たら、オラクルの人とかも投資してたんですね。
そうですね、結構個人個人で有名な人とか、国の政府、アメリカ政府の軍事のトップの人とか、そういう方々が、例えばウォルマートの創業メンバーとかが出資したりとか、名前的には有名な人たちは出資してましたね。
確かに純粋なVCというか、ちゃんとデューデリーという、いろいろ調査したり、投資すべきか判断する期間を設けているようなVCって、今見るとそんなにいなかったのかなという印象が確かにありますね。
VCと、あとはその医療系のバックグラウンドをすごい強く持っている人が、医者が例えばそのトリシュマックでいなかったとか、なんかそこは結構不思議でしたけどね。
確かに。
そこ、こんな画期的なサービスがあったら投資したいっていう会社、人とかいっぱいいる、確かにそうな。
エリザベスフォームさんって、ジョブズのことがものすごい好きで憧れていて、彼女もそういうふうになりたい、メディアもそういうふうに話をしてたと思うんですけど、一番言われているのは黒いタートルネックを着てるっていうところかなと思うんですけど。
そうですね、そこですごい。結構昔からそのジョブズっていう、アップルっていうところをすごい見てまして、実は結構セラノスの初期の時に結構アップルの人採用してるんですよ。
アップルの従業員の方?
アップルの元プロダクトデザイナーとか、いわゆるiPhoneのデザインを、ルックスを作った人とかを採用したりしてたんですよ。結構初期で。結果辞めてるんですけど。
あとは、すごいジョブズの第一親友で、この人もアップルにすごい関わってた、テバニアンさんっていう方もボードとして一応とって、ただ彼結構すぐに辞めちゃったんですけど、いろいろ内部を見て、この会社やばいって思ったんですかね。
09:11
あとは、もちろんそのタートルネックっていうところもあれば、あとはアップルが、スティーブ・ジョブズが使っていた広告代理店、チアットデイっていう会社があるんですけど、そこがアップルの1984っていう広告でしたり、シンクディフレントの広告とかも作ってた会社を採用して、
そこの裏のクリエイティブを作った人が引退しちゃったんですけど、その人を呼び戻そうとしてたり、結局来なかったんですけど、したりするのもありましたし、そもそもチアットデイ、広告代理店とアップルとやってたときは、
毎週水曜日にミーティングをしてたんですよ。それを聞いたホームズが、じゃあうちも水曜日みたいな。大好きですね。本当に大好きで、そういう文化でして、あと車ですね。車用車。
アップルはベンチで、セナノスはアウディだったんですけど、ナンバープレートが番号が入ってないんですよ。両社とも。ジョブズは嫌いでナンバープレート入れるの。
リースすると、新しくリースすると最初の半年くらいないんですよ。ナンバープレートが。それを活用して、半年に1回変えてるんですよ。ベンチを。それと似たような仕組みをホームズがやってて、それをアウディでやってるんですけど、ナンバープレートが嫌みたいなことも同じ風にやってたみたいな。
そこをそれほど、やっぱりそのアップルに対する信頼性ではないですけど、憧れがあったのかなと思いますね。
そのジョブズの、そのデザインへの執着もすごいなって思いましたけど。そうですね。なので、そのオールストリートジャーナルにそのセラノスの事件っていうのが取り上げられた。
バクロ記事ですね。バクロ記事が上がったっていうのが、9000億円に評価されたその翌年くらいかなと思うんですけど、なんでそもそもこんなにヤバい会社になってしまったのかっていうのをどう思います?
結構、たぶん、ジョブズのホームズっていう存在、人にみんなそこに目を向けていて、実際の内部を見ていた人が少なかったっていうのは事実であって、ただそれをブロックしてたのもホームズの役割だったので、内部のことをほとんどバラさない。
12:22
中の仕組みもバラさない。そのワイヤードドットコムとかフォーブスとかに記事を出した時に、いろいろインタビューで質問されるわけなんですけど、どういう仕組みでワークするのかみたいな。その御社のサービスはみたいな。全然ちゃんとした答えも出さずに、そこはなるようになるよみたいなことをいろいろ言ったりしてて。
そもそも、従業員もセラノスで働いてるってリンクトインに載せられなかったり。
それはエリザベスさんがダメですよって。
会社のルールですね。
外部のゲストもオフィスに入る、オフィスで例えばちょっと見るとか、入るためだけにNDAをサインしないとダメとか、トイレに行く時もエスコート付き。
本当にそうなってて。
本当にそこの一部のところはほぼ全従業員入れないとか、ロックされてるとか、結構社内内部のコミュニケーションもチャットができなかったり、USBを差し込んだ時点でセキュリティーアラートが上がるとか。
徹底してますね。
かなり徹底してて、そこは結構従業員自体もそこに不満を感じたり、この会社大丈夫かなみたいなのは実際ありましたね。
なるほど。そこまで徹底してることもすごいですけど、その疑う余地をなくすぐらい味方にするのが上手い、見せ方が上手いっていうのは本当にすごいというか。
やっぱりそこがホームズの魅力でもあって、そこがすごい上手いところだったのかなと思ってまして、実際彼女って人を採用するのがめちゃくちゃ上手かったらしいんですよ。
その今のアップルの話とか聞くと、何だろうなって。
やっぱりビジョンの見せ方とか、こういう世界を変えるんだっていう意思と、あと彼女ってあんまりまばたきをしなかったりとか、すごい仲間で見られてるんじゃないかみたいなことをいろんな従業員とかすごい言ったりとか。
やっぱりこの人は本当に世界を変えるんだみたいなカリスマですね。いいのはありましたし、実際にめちゃくちゃ仕事してた人なので、ほとんど1日中オフィスにいて、そもそも起業するときに彼氏と別れられたんですよ。
15:21
起業するんで彼氏は作れないって言って、そこも切ったらしいんですけど、それほどちゃんと彼女はそこのコミットをしてて、これだけ自分で世界を変えたいっていう気持ちはあったはずなので、そこにすごい投資家も含めて従業員も含めてみんな魅力感じてたのかなと思いますね。
そのお話を聞くとすごいストイックな経営者というか、魅力ある方なんだなっていうのは感じますね。
本当に自分の会社へのプライドっていうのはやっぱりすごいあって、本当に自分が世界を変えるんだっていうのが多分若干行き過ぎた面があって、逆に彼女とナンバー2のサニーさんという方が結果として生み出した文化、
セラノス内の文化が、セラノス以外の世界の人たちが敵だみたいな、敵対しをすごいしていて、結構HBOのドキュメンタリーとかでも見るとわかるんですけど、社内のプレゼン、いわゆる全体会みたいで、もう外の人たちは敵だみたいなことをはっきり言ってるんですよ。
彼らは何としてでもセラノスを倒しに来るみたいな。だからうちらがそこを打ち返して世界を変えるんだっていうメッセージ性をすごい言ってて、なんかそういう…
ちょっと宗教にも近いのかもしれないですね。それぐらい魅力があるというか。
なので結果として内部告発者が2人出たんですけど、そのうち1人が言ってたのが、結構内部告発するっていう時ですら、ホームズってすごい人なんだなって思った瞬間も結構あったらしくて、
やめたいっていう気持ちのすぐ後に、でもホームズと話すと、この世界観は信じれるからもっと残ろうみたいな話も結構したりしてたんで、やっぱそこの魅力って何かあったんだろうなっていうふうには思いますね。
結構共通していろんな投資家が、株主が言ってたことが、なんか催眠にかかったような感じで喋られるみたいな。
なんか言ってましたよね。投資委員会とかで、株主総会とかでみんなが反対する意見だったのに、数時間それ終わったらみんなイエスになってるみたいな。
18:05
一時期、まあまあ初期の時なんですけど、取締役会の社外取りの人が1人、ホームズはダメだと。結構言ってる数字、フォーキャスト、事業計画が多分できないんで、社長を交代しようっていう提案を他の取締役にして。
決断ですね。
そうなんですよ。そこで1回ホームズ抜きで、取締役会でその話を決断して、その後ホームズを呼んで話したんですよ。
こういう状況なんで社長降りてもらいます。話によると2時間か3時間ぐらい時間を通して、ホームズがそこの決断を覆したと。
何が起きたのですかね。
そうなんですよ。何が起きたかすごい知りたくて、何を言ったらそこが全部変わるんだっていう話で。
いろんな中変わるよっていう約束をしたらしいんですけど、そこの説得の仕方っていうのは何かしらカリスマ性っていうか営業力とか何かあったんだろうなというふうに思いますね。
でももうすぐ夏に裁判が、来年の夏に裁判があるっていうところで、実際にどういう喋り方してるのかとか、過去のインタビューとか見て、その覆すような話術みたいなのは見れないのかな。見たいですけどね。
そうですね。見たいですよね。多分そこは一部公開とかになる気はするので、そこはぜひぜひ見たいですよね。
なんかそもそも彼女の声も結構そのトピックとして上がるんですけど、思った以上に低い声。
なんかその見た目というか、女性にしては低い声っていう。
それは実際はわざとなんですよね。
元の声はもっと高い。
元の声はもっと高いらしいんですよ。もちろん、ほとんどの人は多分それ聞いたことないんですけど、従業員とか元従業員とか、いわく昔はもっと高かったとか、一瞬そこの仮想ではないですけど、ガッと途切れて本来の声が出ちゃうときもあったりして、やっぱり高い声だっていう話をしてて。
おそらく、結構男性文化っていうのもあるんで、シリコンバレーもそうですけど、そこに勝ち抜くには、いわゆる自分も男性っぽく、喋り方も含めなんかしないとダメなのかなっていう思いがあったのかな。
すごいですよね。そこ、声も含めて服装を徹底してますよね。
21:03
すごいですよね。そこはやっぱり。
ただやっぱり結果として、ダメな会社だったので、すごい人が頑張ってたと思いますし、本気で世界変えようとしてたっていうのは、いろんな人の証言によると本当だったんですけど、実際にいろんな嘘をついたり、商品がそもそもワークしなかった。
いろんな間違いを起こしてるんですけど、そもそもセラノスで200検査できるっていうのは全くの嘘で、本当に7個ぐらいしかできなくて、セラノスでやってるって言ってるのに、第3社の普通に販売してるものを使ってたり、そこのセラノスのデバイス自体でめちゃくちゃ間違ってる結果を出したりとか、
そもそも血液を扱ってるわけなんですけど、セラノスの機械の中で壊れたりするんですよ。血液が入ってるガラスのケースが。そうすると血だらけになるんですよ、中身が。っていうのも結構あったりとか。
結構やばいレベルで、研究室とかセラノス研究室とかでも、実際その運営してたのが全然経験ない人とかいたりとか、なんか結構やばくて。
矛盾してますね。すごいプロフェッショナルな方を採用しても、経験のない方が血液検査をやってたっていう。
ただ、ホーム試合が経験ないんで、そもそもスタンフォード2年間で、たかが2年間の勉強で、本当にこういうスタートアップで作れるのかみたいな。
っていうのは疑問として本当はあるべきだったんですけど、結果としてなくて、見せ方がちゃんとしてたので、見せ方をうまくやって嘘をつくとこういう結果になるんだっていうのが一番あって。
実際に投資家も何回もセラノスのビルに入って検査してもらってるんですよ。ただ検査したときに、検査して血液が入っているケースがセラノスの機械に入れられるんですけど、その後にちょっとツアーに行こうって言って、
ちょっと時間かかるんでって言って、ツアーに出るんですよ。その部屋に出て。その裏で従業員がクソッと入ってきて、その血液のあれを出して、第3者のマシンに入れて、そこで結果を出して、それをセラノスの機械で映し出すっていうのを何回もやってたらしいんで。
それはもう嘘でしかないですね。
嘘ですよね。それもありますし、実際の事業計画も嘘ついてましたし、実際に株主に出した財務手表も嘘ついてて、2014年に104億の売上を出したっていうのを言ってたんですよ。実際って1000万なんですよ。
24:12
大きな嘘ですね。
いわゆる彼女がやってたのは投資金額を結構売上に入れたりとかしてたので、そこをちゃんと読んでなかったのか、そもそもそこすら偽造されてたのかがわかんないですけど、そういう嘘をついたりとか、2016年、2017年には1000億の売上を作るよみたいなことを言ったりとか。
そこが結構やっぱりいろんなところで嘘をついてたので、結果として血液検査なので、患者が関わるもの、本当に人が関わるものなので、実際にテストをやった時に一回彼らが間違ったのが、間違えてがんの診断をしたとか。
それはひどいですね。
個人ユーザーからするとすごいびっくりするわけじゃないですか。
普通の血液検査に入った時にがんの診断を出されて、すごいトラウマになって、もう一回検査して実際に医者に行った時に、いや何もないですよみたいな。全然普通ですけどみたいなことを言われると結構やばいんで。
その場合はまだいいんですけど、逆の場合もあるんで。
本当は例えばがん持ってるのにがんの診断がなかった場合に、そうすると本当に病気になってしまうとかっていうのもあるんで。
どっちも嫌ですよね。
ないのにあるって最初に言われたら、本当のお医者さんに行った時に、絶対あるのにって。あるって出たのにって思いますよね。
やっぱりセナノスの血液を3回セナノスのマシンで検査をすると、3つ違う結果が出るんですよ。
それ自体もおかしいじゃないですか。
なので結果としてはあれだけの量の血液だと検査ができないんですよね。
なんで彼らが何をやってたかというと、その血液をできるだけ多くしたかったので水を加えたりとかいろんなものを加えてサンプル量を増やそうとしてて、
それが結果としてそれをやりすぎると血液すらも何が入ってるかわかんなくなってしまうので、結構できなかったんじゃないかなっていうところですかね。
きっとホームズさんからしたら、いつかは本当に微量の血液で200種類の検査ができるっていうのを目指して、
27:02
今は本当に試行錯誤してるところだからちょっと待っててねっていう気持ちでやってたのかなとは思うんですけど。
難しいんですよね。それで実際にテストをやってるんで、実際に一般の人たちにやってるんで、
それはおそらく彼女は分かっててやってたはずなので、ただ彼女はおそらく分かってたんですけど、
それを信じなかったっていうのが多分一部あって、スティーブ・ジョージもこういう思いは一部あったと思うんですけど、
自分の思ってる理想を現実にするためにはその理想を信じ続けるっていうのをやってて、
なので彼女の傾向とすると、その従業員たちが、内部告発者も実際やってるんですけど、
やっぱりテストは全然ダメですと、間違いだらけですとっていう連絡をするとクビになるんですよね。
そういう文化なんですよ。
文化というか。
そういう文化を作ってるのが、ホームさんとあと2番目のサニーさん。
出た。
付き合ってるわけなんですけど、トップの人と2番目の人が付き合ってて、しかもそれを取締役に報告がない。
どうなんですかね。でもこれぐらいの規模になると言っといてほしいなと言ってほしいというか、
報告しておくべきことかなと思うんですけど、カップルで付き合ってる創業者、ファウンダーって結構いるとは思ってて。
いるとは言いながら言いますよね。WeWorkも実際夫婦なんで。
前回話した通り。
ただそれを言ってるか言ってないかだと思うんですよね。
やっぱり報告勤務あるんですかね。
それはあると思います。なぜかというとそのリスクがあるからです。いわゆる別れたときのリスクがあるんで。
それは投資家を知るべきですし、取締役の人たちも知るべきなので、そこをなぜあえて言わなかったっていうのは一部ありますし、逆に付き合ってるからこそ2番手にしてるんじゃないかとか、これだけ力を持ってるんじゃないかとか。
創業メンバーではないんですよね。
創業メンバーではないです。彼は出資をしてるんですよ。
しかもかなり初期の時に20億くらい出資してるんですよ。
すごいですね。
なんでそれもあって、どういう実際関係だったのかわからないですけど、実際付き合ってるっていうのは証言してるんで。
そういうところも含めてやっぱり秘密主義な文化、嘘をつく文化、見せ方がうまい文化、反対者に対して徹底的に潰す文化っていうのを彼女だけじゃなくて、2番手のサニーさんっていうのも影響があったのかなというふうに思いますね。
30:22
やっぱりホームズさんも結構異常だったっていう話もあると思うんですけど、タイトルにもあったシリコンバレーのカルチャーっていうところでいうと、結構上手く見せるだったりとか、
そういう部分って結構フェイスブックを筆頭にあるかなと思ってて、そこの影響ってありますよね。シリコンバレーのスタートアップ、テック企業に共通している部分も多いのかなと。
そうですね、そこはやっぱりありますよね。シリコンバレーとしても、いわゆるイノベーティブ、新しいものを作るにはいろんなルールを破るとか、早く動くとか、fake it till you make it、いくまではうまくいってるフリをするとかいうのは結構普通なので、
まずスケールするのが難しいので、そこのテクノロジー技術を作るまでには裏でマニュアルでやってるとか、AI系の会社とか、AIチャットボットの裏を実際にやってるとかっていうのは結構普通なので、フェイスブックも普通にやってますし、
そういう文化を生み出しているのはシリコンバレーで、逆にそういうことをやる人たち、ウーバーのトラビスさんもそうですし、セラノスのホームさんもそうだったんですけど、やっぱり評価されるんですよね。
それだけ世界を変えようとして、何も止めることなく突き通るっていうのが評価されるんですけど、それが果たしていいことかどうかっていうのは、もしかしたらもう一回考え直さないとダメかもしれないっていうところで、
実際にフェイスブックとかも、今プライバシー問題とかいろいろそういう問題が出てる中で、やっぱり昔あった彼らのMove fast and break thingsっていうものも、実際にこのままやり続けられるのかどうか、もしくはもうちょっと社会的なものを考えないとダメなのか、もしかしたらそれは規模感に応じて考え方って徐々に変えないとダメだったかもしれないんですけど、
それは結構急激に伸びてしまった、伸びてしまったっていうのは時価総額が伸びてしまったんですけど、そういうシリコンバレーの考え方っていうのも、今後変えないとダメなのかなというふうに思いますね。
33:02
確かにそうですね。変わるべきだと思います。
今フェイスブック自体もそのカルチャーは本当に初期の話かなと思って、今って結構もっとまた新しい、変わってますよね。
変わってるイメージはあるので。
フェイスブックもすごいそこは多分敏感に動いてるはずなので、結構そこの組織の変更でしたり、内部の文化の考え方も結構変わってると思うんですよね。
なんで、彼らも多分できるだけ早くそこは変えようとしてるんで、すごい最近のフェイスブックとか見ると結構昔とだいぶ変わったなっていうふうに思いますし、
それが果たして全員ができるかって言われると結構難しかったり、やっぱりそういう文化で生まれついてる人たち、ウーバーのトラヴィスさんとか多分まさにそういう人なんですけど、
そういう方々が自分を変えるっていうのはなかなか厳しかったりするので。
ウーバーは境目なのかなっていう感じもしますね。具体的なカルチャーはわからないんですけど、スラックだったり、エアビーとかっていう会社とフェイスブックとかウーバーとか、
世代のファウンダーの考え方というか価値観って結構、スタートアップにしても結構世代差というか。
確かにそこは世代でその考え方とか価値観とかっていうのは変わってくるのは確かにあるんで、もしかしたら次のセラノスとかが、もしかしたらあまりないのかもしれないんですけどね。
今の新しい起業家たちの考え方は若干違うと思うので、まさにそういうフェイスブックとかウーバーとかセラノスとか見てきてる方々なので。
逆にファウンダー自体がメディアになるみたいなのは昔よりは増えてるような気もしてて、見せ方が上手いファウンダーというか代表の人は増えるような気もします。
やっぱり自己PRとかそのコンテンツ作るとかそこは結構重要になってきてますよね。
やっぱりアウェイとかもそういうファウンダーの人が目立って上手くいってるスタートアップが行ってきます。
セラノスにひも付いて話をするのはちょっと失礼なんですけどね。
PRして前に出て会社の価値を上げる、会社の価値に貢献していくっていう意味だと、いいのか、いいのか、そういうこともあるかなと思います。
36:09
ということで、今回はリスナーの金山さんという方からリクエストがあり、宮武さんのセラノス講座がありましたが。
ありがとうございます。
ぜひこういうお話ししてほしいとか、こういうトピック話してくださいっていうのがあればぜひツイッターでも配信してるので、
オフトピック、JPか個人にDMでもいいので連絡していただけると嬉しいです。
お願いします。
ではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
36:46

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