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  2. #223 ラグジュアリーソフトウ..
2024-07-11 1:20:57

#223 ラグジュアリーソフトウェアの時代

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<目次>
() ラグジュアリーソフトウェアとは
() 経緯と背景
() コストが上がることで需要が上がる現象
() コンピュータ業界の類似点
() プレミアムソフトウェア
() クラフトという希少性、創業コンテンツやキーノート
() ソフトウェアでどう実現する?
() 中国系アプリのステータスづくり
() スペクタクルな体験
() エルメスのバーキン
() どういうところができそうか
() ”アクセス”というステータス
() テック業界のクリエイティブディレクター
() CEOの社内と社外のスタンスの取り方
() ソフトウェアのコングロマリットは生まれるか?

<参照リンク>
https://offtopicjp.notion.site/223-d91eb8b21b534e60a5205e249acdf88f?pvs=4

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00:06
宮武 徹郎
皆さんこんにちは、草の幹です。 宮武哲郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、ラグジュアリーソフトウェアの時代について話していきたいと思います。
はい。面白そうな。
宮武 徹郎
そうですね。本当にこれがラグジュアリーソフトウェアというものができてくるのかはちょっとわからないんですけど、
今日はもうちょっとコンセプシャルな話、今後こういう展開が起きるかもしれませんねっていうところを色々模索していきたいなというところで、
その中で最近個人的に気になっているのがこのラグジュアリーソフトウェアという概念というところで、
これっていわゆるソフトウェア業界がどこに向かっていくのかっていう話だと思うんですけど、
まず今日に関しては最初はテック業界の生産性の成長速度が落ちたっていう話をちょっとしながら、
AIをコンピューターと比べたり、コンピューター業界がどういうふうに進化していったのかっていう話をしてから、
このラグジュアリーソフトウェアの概念について話して、ここに関しては本当にコンセプトベースのものなので、
ちょこちょこ事例とか見始めてる気はするものの、それが本当にラグジュアリーソフトウェアなのかっていうのはまだわからないところであるので、
ただこれをきっかけに色々そういう事例も増えていったらいいなっていうところですかね。
草野 みき
ラグジュアリーソフトウェアっていうのはなんてか、そもそもどういうものなんですかね。
宮武 徹郎
そうですね、ソフトウェア自体がプレミアム化するっていうか、いわゆるラグジュアリーブランドみたいなのがあるような形でも、
ソフトウェアでも同じようなステータスアイテムとかそういうものも出てくるんじゃないかみたいな概念ですかね。
なので、ここをラグジュアリーソフトウェアに行く前に多分話さないといけないのが、なぜそれが起きるのかっていうところ。
そこの背景にあるのがテック業界全体の生産性成長問題かなと思っていて、
結局1990年あたりからインターネットの普及ってすごい爆発的に上がっていって、
よりオンライン上でユーザーが時間とお金を使うようになってきたと思うんですけど、
例えばハードウェア領域とかですとスマホがかなり普及して、
Appleも10億デバイスが世の中にあったりしているので、ある程度そこら辺は普及しましたと。
B2Bの領域でもエンタープライズサースの予算額は毎年上がっていっているので、
03:04
宮武 徹郎
ここもある程度は普及し始めているのかなと。もちろんまだオンプレ型とかそういうのもいっぱいあるんですけど。
ただ、AI以外の領域ですとやっぱり成長率はちょっと落ちているのかなというふうに思いますよね。
なので、例えばですけど、インターネットにアクセスできる人口の数、
2022年から2023年にかけて1億人が追加でオンラインになったんですけど、
これって多分過去18年間で一番遅いペースなんですよね。
一部仕方ないじゃないですか。そもそもより多くの人口がインターネットをアクセスできるようになると、
残りの人たちが限られてくるので、それで成長率が収まるっていうのは仕方ないところだと思うので。
草野 みき
そうですね。
宮武 徹郎
さらに、例えばですけど、インターネット上での一番トラフィックが多いトップ100のウェブサイトのうち、
かなりが2021年と特に比較するとトラフィックが落ちていますと。
宮武 徹郎
なので、これはgoogle.comの方ですけど、google.comも落ちていたり、
youtube.comとかfacebook.com、twitter.com、amazon.com、twitch.com、wikipedia.comでしたっけ、
も落ちてはいるので、トラフィックが。
もちろんそれがアプリに行ってるっていう可能性はゼロではないものの、
ウェブトラフィックがちょっと落ちてるっていうのは何となくあるのかなと思いますと。
草野 みき
それはやっぱり競合というか、いろんなサービスが増えて、いろんなものに時間を使うことが増えてみたいなことなんですかね。
宮武 徹郎
そうだと思いますね。
やっぱり全体的にインターネットでの実感をかなり過ごすようになったと思うんですけど、
それも多分多少なりにまだ上がるかもしれないですけど、ある程度リミットはありますね。
もちろんVRとかそういう世界が出てくるとだいぶ変わってくる可能性はなくはないんですけど、
基本的には今たぶん毎日6時間スマホ使ったりとか5時間使ったりするのを、
極端にそれが8時間になるとか10時間になるっていうのは、たぶんそこまで考えられないじゃないですか。
草野 みき
増える可能性でもないですか。
宮武 徹郎
そこまで増えるっていうのはそこまでないのかなと思います。
もちろん何か圧倒的にデバイスが変わったりとかすると変わる可能性は出てくるんですけど、
今現在のものですか、そこまで増えないのかなっていうふうにはなんとなくですけど思ったりしますと。
06:01
宮武 徹郎
で、その中でやっぱり新しい市場を作りに皆さん行ってると思うんですけど、
イノベーションを作るっていうことは一部新しい市場を作るっていうところでもあったりするので、
ディシビーションモデルを変えるっていうのが今までのインターネットのあり方だったりモバイルのあり方。
これはたぶん過去のAIネイティブのポッドキャストでも話したと思うんですけど、
インターネットとモバイル自体が新しいディシビーションプラットフォームだったからこそ、
新しくそこにユーザーがどんどん入ってきてそこの利用時間がどんどん増えていった。
だからこそそこの成長が止まらずどんどん爆発的に伸びていったっていうところはあると思うんですけど、
ディシビーションチャンネルのイノベーションですと既存のプレイヤーもゼロからスタートするのが大事じゃないですか。
なのでインターネットが始まった時にニューヨークタイムスも個人ブロガーもゼロ人のユーザーから始まっているっていうところがあるので、
もちろん既存のユーザベースを移行するっていうのはできるかもしれないですけど、完全に移行はされないので。
なので似たような革命が多分モバイルアプリでも行われたと思うんですけど、
なのでこのインターネット自体がネットワークじゃないですか、インターネットそのものが。
インターネット上での戦うスタートアップっていうのはやっぱり同じようにネットワーク作りとか、
ネットワークの上に動かせるアプリケーションを作るっていうのにすごいフォーカスしたものが多くて、
だからこそ多分過去10年間15年間の起業家っていうのはインターネットと一緒に育っているからこそ、
インターネットそのネットワークそのものだからこそネットワーク効果っていう言葉にすごい集中したりとか。
草野 みき
アンドリュー・チェーンさんしかり。
宮武 徹郎
やっぱりそれってそもそものインターネットそのものがネットワークだからだと思うので。
草野 みき
そのものを広めるっていうこと自体ネットワークですよね。
宮武 徹郎
それによってどんどんソーシャルネットワークとかもどんどん増えていって、
ネットワーク効果によってどんどん他のユーザーを奪い合うみたいな段階まで今来ていますと。
それと比べてAI自体はコンピューターが多分一番近しい比較かなと。
インターネットがネットワークであればAIはコンピューターに近しいですと。
いわゆるデータが入ってきてデータが処理されてデータがアウトプットされるっていうシステムなので。
09:04
宮武 徹郎
なのでコンピューターと同じように情報処理する機械ですと。
過去のエピソードでも話したようにAIプラットフォームシフトって若干そこは違うので、
今までのディストリビーションモデルを変えるっていうよりもビジネスモデルを変えたりとかしないといけないので。
じゃないと今の既存の既に存在するユーザーを移行させないといけない戦いになってくるんですよね。
だからこそこのビジネスモデルの変化とかが必要になってくるんですけど。
そう考えると、やっぱりAI革命の中ですとより競合も増えますし、そもそも競合を作るのも簡単になってきているので。
より機能とかコピーできたり、それに合わせてよりプロモーションコンテンツを作ったりとかもしたりするので。
同時にコストカットもできるようになる。
最近ですと後払いサービスのクラルナっていう会社が市販機決算発表で、営業とマーケットコストを11%ぐらい削減できたっていう発表したんですけど。
それは11%のうち3分の1以上がAIの活用に応じてできたものだっていう話をしていて。
それって年間10ミリオンぐらいのコスト削減になるんですけど、そのAIだけで。
具体的に何をやったかというと、ミッドジャーニーとかダリーとかを使って、画像制作コストを1.5ミリオン分削減できた。
あとは外部のマーケティングの人たちを使うのを25%減らせたとか。
実際にそれによって競合も増えますし、コスト削減もされている。
ここからどうすればいいのかとスタートアップが。
戦う場所がどんどん厳しくなっている状況。
一つの回答は、これこそ過去のL2のエピソードとかでも話したように、リアル世界の問題かけるソフトウェアとか、ハードウェアかけるソフトウェアの領域に行くこと。
より複雑な問題に行くことですよね。
草野 みき
よりコストもかかるし難しいし。
そうですね。
プロダクトの改善がもう別の問題ですもんね。ソフトウェアとはちょっと違う。
宮武 徹郎
そこの掛け算のところに行くっていうのは一つのオプションとしてあります。
ただやっぱりソフトウェアオンリーの領域だと、じゃあどうなるのかと。
もちろん過去話したように、コモディティ化っていうのは一部起きると思うんですよね。
12:04
宮武 徹郎
特にディシビューションがもうある程度限界まで行ったタイミングで何が起きるかというと、ビジネスモデルで革命を起こさない限りは既存のユーザーの奪い合いになるんですよ。
そうすると何が起きるかというと、ただの機能ベースの戦い合いにはできなくなるんですよ。
草野 みき
そうですね。
宮武 徹郎
そうすると。
草野 みき
パクられちゃう。コモディティ化しちゃいますもんね。
宮武 徹郎
でももう既にそれって起きてるじゃないですか。例えば、SNSとかもクラブハウスが出てきたときも、新しいBDRが出てきたときもそうですけど、その機能ってすぐに大手がパクったじゃないですか。
草野 みき
BDRもそうなんですか。
宮武 徹郎
BDRもTikTokとか似たような機能が出てました。
草野 みき
確かに出てましたね。
宮武 徹郎
それが果たして人気になるかは、そこはネットワーク効果とかいろいろあると思うんですけど、結局そこから何が起きるのかというと、よりブランディングにお金かけたりとか、よりステータス作りにお金かけたりとか、これがこのラクジュアリーソフトウェアっていう概念につながると思っていて、
これが多分次の世代のソフトウェア企業、ソフトウェアオンリーの企業にとって非常に重要になってくるかなと思うんですよね。
全部コモディティ、ソフトウェアがコモディティ化したら、そもそもブランディングもクソもないじゃないですか。
草野 みき
全てのものが、それも似てくるみたいなことですよね。
宮武 徹郎
全部がほぼ0円で購入できて、使えるようになった場合にソフトウェアが、そもそもそれによってより高いコストを払う意味合いってあるんですかっていう質問って当然ながら出てくると思うんですけど、
意外と逆の説もあって、コストが下がることによって、より物事が高くなる現象ってあるんですよ。
ソフトウェアですと、マイクロソフト、エクセルみたいな感じで、よりベースのものがどんどん安くなって、場合によって無料になっていくっていうところなんですけど、必ずしも、だからといって全部のソフトウェアが無料になっているわけじゃないじゃないですか。
ただそのベースの平均値のソフトウェアが、より無料になってきたっていうところだと思っていて、で、なんかこの、より効率性が上がったり、より無料になるように見えて、より高くなるっていう現象って、このジェボンズのパラドックスっていう概念があって。
15:05
草野 みき
ジェボンズって何ですか?
宮武 徹郎
ジェボンズは人ですね。
彼が考えたこのパラドックスなんですけど、彼はその1865年にこの、なんかこの現象に気づいたんですけど。
草野 みき
すごい、昔。
宮武 徹郎
結構前ですよね。
当時は石炭を使って、エネルギーをいろいろ、今いろんな、当時の機械とかを動かしてたと思うんですけど、石炭の利用をより効率よく利用できるようになりましたと、いわゆる、よりコスト削減できましたと。石炭の利用を。
で、それによって何が起きたかっていうと、石炭の需要が上がりすぎて、結果コストが上がったんですよ。
草野 みき
石炭がいっぱい取れて、ちょっと安くなって、みんな買いたいってなって、上がるみたいなことですか?
宮武 徹郎
上がるみたいな、そういうような現象ですよね。
なので、似たようなことって、これって他でも、必ずしもではないんですけど、時に起きることがあって、例えばなんですけど、ある町がすごい人気になりましたと、そこに行くのがみんな、そこでいろいろ遊べたりとか、場合によっては仕事をしに行く人もいますと、そこに人気なので、道路が毎日渋滞してますと。
で、そうすると、そこの自治体が何をするかというと、じゃあもう一本道路を作りましょうと。それによって渋滞を削減できますと。
ただ、道路が増えたことによって、より多くの人がそこに住み始めたり、それで結果渋滞がどんどん増えていくっていう現象って、別に必ずしもではないですけど、起きる時もあるじゃないですか。
あとは、車関連でいきますと、より燃費がいい車に乗ると、より遠くまで行くこともあったりするじゃないですか。
結果的に、より燃料を使ってるみたいな。
それ以外ですと、分かりやすい事例が、ハリウッド映画のCGIとかVFXって、元々そういうスペシャルエフェクトの元々の利用目的ってコスト削減のためなんですよね。
草野 みき
セット使わないとかってこと?
宮武 徹郎
そうです。遠くまで、例えば日本にいれば、アメリカまで行って、そこで撮影しなくていいですと。
グリーンスクリーンみたいなのを使って、それによってアメリカにいるようにできますと。
18:03
宮武 徹郎
でも、結果的に何が起きてるかというと、そういうCGIとかを使うのがどんどん流行って、それによってより良い映画が作れる。
良いって概念が正しいか分からないんだけど、よりリアリズムが高いものとか、より新しい表現の仕方ができるようにやって、実はハリウッド映画の予算ってどんどん上がってるじゃないですか。
なので、元々は特定のシーンだけでCGIを使うはずだったのか、映画全部がCGIになってるみたいな。
これってゲームでも全く同じで、より効率的にゲームを作れる技術ってどんどん生まれてきてるんですけど、
ただ今、9世代目のコンソールゲームに入ってますけど、昔と比べて100倍から150倍ぐらいのデータ量と5倍ぐらいの人を使ってるんですよ。
実際、制作するだけで。
すごい。
なので、技術がどんどん良くなってるのに、どんどん効率的になってるのに、どんどんお金が、コストがかかってると。
じゃあ、同じ概念がソフトウェア業界でも起きてもおかしくないんじゃないかと。
草野 みき
もっとブランドに対するお金とか増えたりしてくるみたいな。
宮武 徹郎
もちろんブランディングもそうですけど、単純により機能が優れたソフトウェア。
それの開発コストがどんどん高くなっていく。
どんどんより良いものを求めていくので、このコスト削減とかより効率的になるっていうのは、今現在のソフトウェアに対しての話なんですよ。
なので、例えば今日今作ってるソフトウェアを5年後に作った場合に、1年後に作った場合に、それが半分のコストで作れるかもしれないんですけど、ただそれによってより良いものを作れるっていうことでもあるので。
同じものを5年後に求めるかっていうと、そうじゃないじゃないですか。より良いものを皆さん求めたりするので、そのコスト自体もしかしたら上がってるかもしれないんですよ。
だからこそこの現象が起きると思っていて。
なので、結局求めているスタンダードっていうものがどんどん上がっていく。
昔のスタンダードがどんどん無料になっていくっていうだけ。
だからこそ、全部のソフトウェアが無料になるっていうのはない話だと思っていて。
どちらかというと、そのベースラインだけどんどん上がっていって、それに合わせてさらに上を求めていくっていう。
さらにすごいソフトウェアを求めて、それに対してお金を出すってなるっていう。
草野 みき
確かに。
でもそのプラットフォームの戦略でもそうですけど、
例えばノーションとかもそうだなって思うのは、めちゃくちゃ最初の初期ユーザー、ビギナーの人たちはちょっとだけ月5ドルみたいなのにして、
21:14
草野 みき
でも一気にユーザー数が増えて、また資金調達して、5ドルの人はもう無料にしますみたいな、
一気にそのノーション系プロダクトのクオリティが上がるみたいな、
類似サービスを打ちのめすというか、レベル1個上に、それ系のプロダクトをレベル上げるみたいな感じですよね。
宮武 徹郎
なので個人的には2つの戦いが起きると思っていて、ソフトウェアの業界においては、
もちろん無料というかほぼ無料だったり、すごい低価格のソフトウェア、いわゆるコモディ化されたソフトウェアって存在すると思うんですけど、
ただ、そのレイヤーを誰が取りに行くのかっていうのもまず戦いとしてあると思うんです。
いわゆる誰がコモディ化されたソフトウェアのAmazonになるかっていうところですよね。
それに合わせて、ただそこだけが生きてるっていうわけではなくて、
それ以外にもその上の層、よりプレミアム層のソフトウェアを作る人たちが誰になるかっていうところになっていくと思っていて、
この概念って多分いろんな業界で実は似たようなことが起きていると思っていて、
例えば、さっきインターネットネットワークと比べてAIをコンピューターと例えたじゃないですか、
コンピューター業界がどう成長したのかを見ると、
実はコモディ化からラクジュアリー化と同じ道のりがあったのかなと思っていて、
最初、コンピューターの最初ってめちゃくちゃでっかいIBMのメインフレームって呼ばれるやつがあったんですよね。
でも世界に数台しかなくて。
その当時は何が言われてたかというと、もう世界に数台のコンピューターしかいらないんじゃないかと。
草野 みき
みんなが使うっていうのは使わないだろうっていう。
宮武 徹郎
誰も想像してなかったじゃないですか。そもそも高すぎましたし。
それこそIBMの創業者のトマス・ワトソンさんも、コンピューターのグローバルの需要は5台だと。
草野 みき
それだけ。
宮武 徹郎
5台しかいらないと。
24:03
宮武 徹郎
3マイクロシステム、これも昔の会社ですけど、のCTMも同じく世界には5台のコンピューターしかいらないんだっていうことを言ったことがあったり。
なぜ5台なのかっていうのは、いわゆる特定の場所に5台、特定の組織に1つしかいらないみたいな。
草野 みき
スーパーコンピューターみたいな、もうそういう感じの存在になるみたいな。
宮武 徹郎
でも当時はやっぱりめちゃくちゃ大きくて、そもそも。
それ専用のビルがあったわけなので、めちゃくちゃ高いですし、誰も別に買えないので、当然だから5台しか必要なかったんですよ。
しかも当時はすごい人も必要でしたし、エネルギー需要も結構高かったんですよね。
草野 みき
確かに電気めっちゃ使えそうですね。
宮武 徹郎
電気めちゃくちゃ使ってたんですよ。まさに今のAIと全く同じ話なんですけど。
草野 みき
今でさえ、たまにあるじゃないですか、水で冷やしてるみたいな、冷たい部屋に置いてるみたいな、そんな物理的なことをやっぱりしなくちゃいけないっていうのは面白いっていうか、それが昔だったら余計大変ですよね。
宮武 徹郎
今どんどん発展してますけど、やっぱり未だにそういうのが必要になってきたりするわけなので。
でもこれって全く同じ現象が今AIモデルでも起きてるなって思うんですけど、結局GPT-4とかGPT-4を作るためにめちゃくちゃエネルギーを使いますし、めちゃくちゃサーバーとかシップが使われているので、
すごい高いので、いわゆる世界中の誰もがGPT-4を作れるわけじゃないじゃないですか。
自分のモデルを持てるっていうわけじゃないので。
コンピューターの時も同じく、最初の数十年間は誰も買えなくて。
ようやく徐々に小さくなって、ミニコンピューターっていう時代があったんですけど、その時には元々50ミリオンぐらいかかっていたコンピューターが500Kで買えるようになったんですよ。
500Kはさすがにまだ個人は買えないんですけど、企業だったら買えるっていうレベル感になって、そこから徐々にPCの時代が来て、パーソナルコンピューティングの時代が来て、個人が買えるようになって。
さらにスマホが出てきて、結局数千ドルかかるPCから数百ドル、今だと数千ドルになっちゃってますけど、一部のスマホも出てきています。
今だとさらにコンピューターの概念がどんどん小さくなっていってますし、必ずしもパーソナルPCだけじゃないじゃないですか。
27:03
宮武 徹郎
何でもコンピューターが入るようになったじゃないですか。
草野 みき
スピーカーとか森江の電気とかみたいな。
宮武 徹郎
しかもそれって考えないじゃないですか。これってコンピューターが入ってるんだとかっていうのを。
草野 みき
確かに繋がってるんだぐらいの感じですよね。
宮武 徹郎
そうですよね。これインターネット接続してるんだみたいなアプリで連携できるんだとか、そういうのしか考えないと思うので。
例えばですけど、今の車って大体150台ぐらいのコンピューターが入ってるんですよ、中に。
草野 みき
へー、そんなに。
宮武 徹郎
知らないじゃないですか、それって。
そこもすごいどんどん発展していますし、いろんなものがチップだったりコンピューターが入ってるわけなので。
なので、いわゆるそういう意味でもある程度そのコンピューターを作ってそれをどこかに導入すること自体はめちゃくちゃコモニティ化されたんでしょう。
ただ、だからといってコンピューターの業界がそれだけしか残ってないっていうわけじゃないじゃないですか。
例えばPCの領域でさえすごい低端化のものがあって、それはいわゆるコモニティ化されたPCがあるんですけど。
よりラグジュアリーな例えばゲーミングコンピューターとかも存在するわけじゃないですか。
そこの差分っていろいろあるじゃないですか。
草野 みき
よりラグジュアリーなゲーミングコンピューターってどういう。
宮武 徹郎
なんかよりハイスペックで。
ゲームとかだとよりめちゃくちゃいい画質とかじゃないと使えないゲームとかっていっぱいあるので。
なのでそれ専用、それを対応できるパソコンとかデスクトップPCとかいろいろあると思うんですけど。
なんかそこもいわゆるそのPCそのもの自体はある程度コモニティ化しているものの、そこに対しての差分を作るじゃないですか。
それってもちろん一部は機能性の問題もあれば一応ブランディングの問題もあれば。
なんでなんかなぜテック業界のほとんどの人ってMac使うんですかっていう話だと思うんですよ。
別にもちろんなんかUI的な違いとか多少なりあったりしたり、使えるソフトウェアも若干違うものの。
別にそのWindowsと機能的にそのスペックでも機能的に見ますと結構似てるじゃないですか。
なのにわざわざMacを選びたいっていう、場合によってはMacに対してよりお金を出したいっていう企業家とかVCとかっていっぱいいるじゃないですか。
草野 みき
昔CMでありましたよね、MacとPCくんみたいなので。
自分はMacだけどお前らはもうPCという名前みたいな。ちょっと別のジャンルみたいな。
宮武 徹郎
MacVSPCのコマーシャルシリーズですよね。
30:02
宮武 徹郎
最近Macを代表した人がどっかのWindows関連のCMで活用されてました。
しかもそれをオマージュして、いわゆる僕はMacの人だったけど今Windowsに変えちゃったんですよねみたいな。
それっていいんだって思いながらですけど。
草野 みき
確かに。ブランドもそうですし、今よりもっとApple信者がめちゃくちゃ多いですよね。
自分もAppleめっちゃ好きですけど、スティーブ・ジョブスの時代はもうAppleの強さは偉大でしたよね。
宮武 徹郎
しかも多分なんですけど、スティーブ・ジョブスさんが亡くなってからよりカルト化しましたよね。
確かに確かに。
よくこれって宗教論でいうと、神様がいない方が神様として扱いできるので、人間として残ってしまうといろいろミスとかしてしまうので。
Appleはもちろん機能的にいい部分があったり、クローズドのエコシステムがあるので、それによってよりいい体験を提供したりすると思うので。
そこの違いはもちろんいろいろあるものの、このグリーンバブルvsブルーバブルとかじゃないですけど、一部は単純にブランディングの問題だったり。
一部はMacっていうブランド自体が好きだからとかAppleが好きだから買ってるっていうところで、ここに関しても少なくともブランディングは行われてますと。
なので完全に全てがコメディティ化されてないっていうのは結構重要なポイントだなと思っていて。
だからこそソフトウェアも似たような形でこのラクジュアリーソフトウェアっていう概念が生まれてくるんじゃないかなと思いますと。
だから一部もすでにプレミアムソフトウェアみたいなものって出てきていると思うんですよ。
それこそ多分オフトピックだとエピソード21で話したスーパーヒューマンとか、月額30ドルのメールサービスですよね。
とかもページが0.1秒でロードするとか、ユーザーのオンボーディング帯域をめちゃくちゃいいようにするとか。
草野 みき
ちょっと高いんですよね。
宮武 徹郎
高いですよね。Gmailって無料なので。考えるとめちゃくちゃ高いですよね。
今までの時代がソフトウェアのマスに向けてのスケールした時代って考えてもいいと思うんですよ。
33:06
宮武 徹郎
これって例えばエンタメ業界とかですと、一時期3社から5社ぐらいのテレビ局しかいなかったじゃないですか。
そこが全部マスに向けてどういうコンテンツを提供するかっていうのを出していったものの、今だとケーブルテレビがあって、そこからどんどん動画配信サービスに切り替わってきて、
よりオプションが増えた。さらにYouTubeとかも出てきて、それによって価格差もいろいろあるじゃないですか。
YouTubeだと無料で見れる。例えばHBO MaxとかAmazon Primeっていう違うレイヤーとか違う価格帯のサービスがどんどん出てきているので、
よりラクジュアリーなもの、よりコミュニティ化されたものっていうのがいろいろ出てくる世の中になって。
それこそ服でも同じですよね。Tシャツっていうもの自体はコミュニティ化されているんですけど、
その中でもラクジュアリーTシャツであったり、Supremeっていうロゴをつけたり、
Louis Vuittonっていうロゴをつけるだけで、全然価格帯とか意味合いが変わる。
これもコンピューターとかスマホでもいろいろ起きているので、
そう考えると、じゃあこの次のソフトウェアの時代で、
Louis Vuittonのバッグのソフトウェアって何だろうっていうとか、そういうのを多分考える時代になってくると思うんですよ。
草野 みき
Appleはでもそれにだんだん近くなって、元からそうですけど、価格も上がって、
ヘッドセットわかんないですけど、ヘッドホンとかもめちゃくちゃ高いじゃないですか。
AirPods出た時も、体験はめっちゃいいんですけど、高いじゃないですか、普通に。
有名人とかが、もうAirPodsなくしちゃって、今5代目なんですよ、みたいな。
宮武 徹郎
しかも1本ですよね、だいたい。
草野 みき
5代目って、私ほんと貧乏症なんで、なくしたらもう優先使うみたいな。
それってすごいなと思って、その話聞くだけで、それがなんていうか、ラグジュアリーだなって思うんですよね。
宮武 徹郎
それのソフトウェア版ってじゃあどこだっていうところで言うと、それこそさっき話したスーパーヒューマンもそうですし、
場合によってはNotionみたいなものもそうかもしれないですよね。
あとは、ブラウザーだとArcとかもそうかもしれないですし、検索だと、今だとPerplexityとかもそうかもしれないんですけど、
徐々に、特にB2Bソフトウェア、ソフトウェア業界全体だと思うんですけど、
このラグジュアリーソフトウェアっていう概念にちょっとずつ気づき始めていて、
ちょっとずつそこに目を向き始めてるのかなっていうふうに思うんですよね。
36:02
宮武 徹郎
それこそ最近、もくさのさんもサンフランシスコに行ったときに、Stripe Sessionsに参加させてもらったと思うんですけど、
そのときに、Stripeがすごいクラフト&ビューティーの話をしてたじゃないですか。
草野 みき
そうですね。雑談会のときでもちょっと話しましたけど。
宮武 徹郎
クラフト&ビューティーって今、それこそ希少性があるものになってきてると思ってますし、
同じソフトウェアなんですけど、よりクラフトとかビューティーを入れることによって、そこで違いを作れる。
それって、いわゆるラグジュアリー化とすごい考えが似てるのかなって思うんですよね。
同じ、例えば、バッグでもバーキンっていう、名前もそうですけど、そこの作り方とかにすごいこだわりを持ってるからこそ、すごい意味合いがあったり。
そういうものが、ソフトウェア業界でもどんどん気にする人たちが出てきていて。
草野 みき
めっちゃ同意します、それは本当に。
去年の年末のニューストップ10でも、自分がクリエイターが起業家になった年のときに、スタートアップのブランド化が激しくなってますよねって話とか、
あと、スタートアップの創業物語のナラティブ推し、マーケティングみたいなのが増えてますよねみたいな話をちょっとだけしたんですけど、
やっぱりそこも、今まで、例えば自社のエンジニアの人を紹介しますか、インタビューとか、
あと、そういうメディアのパブリックなコンテンツを出すみたいなのってあったと思うんですけど、
こういう会社でこういうビジョンがあってみたいな、発表会やって、キーノートやってみたいな、
それでちょっとだけライブとかもあっちゃったりとかして、フレンドリーな感じもちょっと出しちゃったりみたいな、
めちゃくちゃ、最近のGoogleのやつとかもそうだったと思うんですけど、そういうのは増えましたよね、増えたし、
そこでやっぱり出てくる人とかが、クラフトの話でいうと職人っぽいさというか、このプロダクトに対してどれくらいお熱量を持ってやっていて、
こういう思いで、それは会社としてのビジョンじゃなくて、プロダクトとしてのもうちょっとビジョンというか、
それを表現して提供するみたいなことはもっと増えそうだなっていうのを思ってますね。
宮武 徹郎
いや、そうですよね。なんで、Google、今年のGoogle IEOもキャンバも最近イベントやったじゃないですか、
その時音楽使ってたじゃないですか、Google IEOはプロダクトを発表する前にDJが出て、
39:05
宮武 徹郎
AIを使いながら曲をオリジナルソングを作って、キャンバはキャンバでイベントの最後にラップをしてたと思うんですけど、
これっていわゆるカルチャー作りの一環なのかなっていうのはすごい思いますよね。
草野 みき
本当に、でも本当にめちゃくちゃ自分のプロダクトのお祭りじゃないですけど、
必ずこの時は注目してくださいみたいなファッションでいうとコレクションみたいな、
ファッションショーですよね。
ファッションショーみたいなのが、毎年この季節になったら発表しますみたいなのは、やっぱもっと増えるんじゃないかなって思いますね。
で、もっといろんなライブとかあったりとか、余計大変だなって思います。それは本当に。
宮武 徹郎
いや、そうだと思いますね。
でもファッションショーっていう例え方とか、それは個人的にはすごい正しいと思っていて、
エアビーも結局年2回やるっていうのも、それこそファッションショー的な感じじゃないですか、
サマーフォールのコレクションを出すとか、そういう概念とすごい似たような感じになるのかなっていうふうに思いますよね。
草野 みき
確かに。エアビーは本当にデザイナーの志向な会社だから、そっちに行ったんだっていう振り切り方はめちゃ納得がありますよね。
宮武 徹郎
そうなんですよね。やっぱりカルチャー作りっていうのは絶対今後どのソフトウェア企業もやっていくと思うので、
じゃあそこからどういう機能をそもそも作るべきかっていうところで、
これってすごい難しくて、機能ってどんどんコピーされちゃうので、
それでそこで差分って作れるのかっていうと、他社との差分っていうのは若干作りにくいかもしれないんですよね。
ただ、サービスないで作ることはできると思うんですよ。
なので、プレミアム機能を作ったり、場合によってそれは機能だったり体験だったり、ステータス作りっていうところにつながると思っていて、
これもいろんな他の今すでに存在するラクジュアリーブランドを見れると思うので、
これが果たして本当に同じようになるかわかんないですけど、
例えばフォントの使い方とかカラーデザインとか、場合によってはどういうデザインの仕方かによって、
ステータスとかラクジュアリー化っていうのができるかもしれないですし、
場合によってはどこかにアクセスするとか、アクセス権限を完全オープンにしないとか、
これも多少なりあるじゃないですか、ソフトウェア業界でもスタートとして、
ローンチ戦略としてウェイトリストを作ったりとか、多少なりそういうものがあるんですけど、
42:06
宮武 徹郎
基本的にソフトウェアの概念って考え方って、よりオープンでマス向けにするっていう今までの発想があったので、
そこから多分若干変えていく必要があるのかなっていうふうに思うんですけど、
どういう機能が考えられるかというと、一つはメンバーシップとかロイヤリティプログラムですよね。
これは何となく多分想像は皆さんつくと思うんですけど、
ヨキシー向けブランドとか、航空会社とかでも使われている戦略で、
B2Bソフトウェアでも使えるのかなっていうのは思ったりしますよね。
ただ今までのメンバーシップだったり、ロイヤリティプログラムがB2Bソフトウェアではあったとしても、
基本的に2つの種類のロイヤリティプログラムがあると思っていて、
一つはエコノミックスベースのもの。
いわゆるB2B領域とかですと、登録したりメンバーシップに入ると無料のAWSクレジットをもらえますよみたいな。
それはそれで全然いいと思うんですけど、
それによってすごいステータスが生まれるっていう発想がなかったりするので、
よりステータスにフォーカスしたロイヤリティプログラムの設計っていうのが必要になってくると思っていて、
これで多分一番分かりやすいのは航空会社だと思うんですけど、
航空会社とかですと、違うチェックインの列に並べるとか、
草野 みき
ラウンジ使えるみたいな。
宮武 徹郎
ラウンジ使えるとか、より早めに乗れるとか、
そういう完全に、もちろんお金に価値はあると思うので、
お金変えられるっちゃ変えられるんですけど、
そこの経済的なバリューだけではなくて、そこに並んでいいんですよって、
自分で言えるのが多分大事だったりすると思うんですよ。
僕はイナイテッドの1Kメンバーなので、ここに並べますみたいな。
草野 みき
すごい!みたいな。
宮武 徹郎
別にすごいっていうのは求めてないかもしれないですけど、
ちょっと特別な感じになる。自分の中で。
草野 みき
はい。
宮武 徹郎
それをどう作るのかっていうのが重要になってくる。
それは国外社とかだと、実際フィジカルなスペースがあったりするので、
それがよりやりやすいと思うんですよね。
それはデジタル領域でどうやってやるのかっていうと、
アメリカはこれあまり強くなくて、
45:01
宮武 徹郎
アメリカのいろんなSNSサービスとか、結構メンバーシップ、
有料メンバーシッププログラムはここ2,3年前から始めたりしていると思うんですけど、
基本的にはそんなに、インセーティブ設計がどちらかというとエコノミックスに近しいもの。
広告が表示されませんとか、特定の機能を使いますよみたいなものだけで収まっていると思うんですけど、
中国とか見るとめちゃくちゃここの設計が上手いなと思っていて、
Weiboって中国版Twitterとか、ビリビリ、中国版Reddit、YouTube、東京ニュース系ですとか、
上手くエコノミックス的なベネフィットと、ステータスベースのベネフィットを上手く組み合わせているんですよ。
例えばなんですけど、基本的な考えとしては無料で使いますと、
さらに有料版がありますと、有料メンバーシップがありますと、
有料メンバーシップをそこに課金すると、課金するだけで無料の人たちよりもいい機能を使えますと。
ただそこで終わるのではなくて、そこからさらに上に上がれるんですよ。
そこにさらに上のティアがいっぱいあって、ただそれはお金で解決できなくて、エンゲージメントで解決してるんですよ。
なので、例えばWeiboとか、今はわかんないですけど、僕が見たときは月額3ドルか4ドルぐらいのお金を払えばVIPメンバーになれるんですけど、
それによってVIPメンバーになれば誰でも投稿編集できたり、特別なステッカーを使えたり、絵文字を使えたりするんですけど、
そこからさらにWeiboのヘビーユーザーになっていくと、
例えばTwitterでもあると思うんですけど、投稿をピン止めできるじゃないですか。
それを1個ではなくて2つピン止めできるようになるんですよ、Weiboの場合ですと。
もちろんそれ以外もいろいろあるんですけど、個人的にこれってすごい重要な機能だなと思っていて、
これって機能的にみんなが2つピン止めしたいって多分そこまで思わなかったりするんですよ。
でもおそらくなんですけど、できたらやるんですよ。
それってなぜかというと他の人ができないからっていう。
草野 みき
この人はちょっとプレミアムなんだって。
48:00
宮武 徹郎
しかもVIPだけじゃなくて、VIPのさらにヘビーユーザーなんですよっていうのを見せられるんですよ。
それって別にすごいエコノミック的なバリューがあるわけではなくて、ただ見せるだけのステータスなんですよ。
でもそういうところからステータスって生まれてくると思っているので、
なんでそこがすごい重要だったり。
あとビリビリとかですと似たように月額3ドルか4ドルぐらいの有料メンバーシップがあるんですけど、
そこのベースラインがあって、それのさらに上のティアに行くためには特定の分野のエキスパートにならないといけないんですよ。
例えばアニメとか。
草野 みき
それをめっちゃ見てるようにならないといけないみたいな。
宮武 徹郎
それに対して100問の質問を答えないといけないんですよ。試験があるんですよ。
草野 みき
へー。
宮武 徹郎
でも試験が出ると特定の機能を使えるようになるんですよ。
草野 みき
どういう機能が使えるようになるの?
宮武 徹郎
若干日案みたいな感じなので、めちゃくちゃ横でバーって出せるような感じにしたりとか。
草野 みき
なるほど、なるほど。
宮武 徹郎
でもそれを全員見た瞬間、このユーザーはエキスパートなんだっていうのが分かるんですよね。
でもこれって実はB2B業界でも若干似たような概念ってあって、アンバサダーとか、例えばショピファイだとショピファイパートナーっていう、その外へのエキスパートみたいな人たちをブランディングする概念ってあったりするので、それと似たようなことをできると思うんですよね。
草野 みき
それはB2Bの場合だと、会社としての信頼につながっているっていうような印象があるんですけど、コンシューマーになったときは、ちょっと他のユーザーとは違いますよっていう際に魅力を感じるんですかね。
宮武 徹郎
だと思いますね。
いわゆるフォロワーが多いと少ないと同じ概念かなと思うんですよね。
それのより小さいバージョンだと思うんですけど。
草野 みき
ネットのコミュニティの中では上の方のユーザーなんだみたいな。
まさにそうですね。
宮武 徹郎
で、それを別にみんな比較されたいっていうわけではないですけど、場合によっては自分としてエキスパートになったっていう承認欲求があったり、場合によってはそこの比較をされたいとか。
そういう人もいたりするので、それと似たような概念で、それを多分個人ユーザー同士でB2Bでやる必要はないと思うんですけど、場合によってはコミュニティ内、会社間同士でやる必要、やる必要というか、できるかもしれないですし、場合によってはできないかもしれないんですけど。
51:02
宮武 徹郎
特にそのティア別の概念がすごい良いのが、まずお金払ったらベースラインまで行けるんですけど、それ以上はエンゲージメント次第じゃないですか。
例えばWeiboで2つ目のピン止めができるようになるには、どれだけ利用するかの問題なので、いわゆるお金でそこに、その領域に行けないんですよ。
なので、誰でもそこに行けるんですよ。
よくこれってB2Bの領域とかでよくある、若干問題でもあると思うんですけど、よりお金払った人たちに対してより接客が強くなる。
草野 みき
情報客みたいな。
宮武 徹郎
でも、場合によっては、昔からずっと使ってきたユーザーが、実はすごい重要だったりする時もあったりするので、お金だけではなかったりする時もあったりするので、
そういう意味だと、こういうティア別のものを使うことによって、そこの差分も分かるっていう。
草野 みき
それはSNSとか、ソーシャル機能があるサービスだという構想なんですけど、そのじゃないものでもできるんですかね。
宮武 徹郎
そこが多分一番難しいところですよね。
ただ、そこがもしかしたら、よりそれを見せ合う場所を作ってあげたりとか。
草野 みき
デフリングとかそうですもんね。
ソーシャル性はちょっとありますけど、1対1だけど、どれくらい自分が連続でやってるかみたいなのとかもそうですもんね。
宮武 徹郎
リーダーボードとか作るじゃないですか。
あれって別に必ずしも全員自分が知ってる人じゃないじゃないですか。
でもそれを作る意味合いって、そこを目指せるんだっていう。
草野 みき
ゲーム性なんですかね。
宮武 徹郎
一部ゲーム性だと思いますね。
でも一部このステータス作りだと思うんですよね。
結局そこを、どういうふうに、ただお金を払ってくれてるお客さんだけじゃなくて、
いろんなお客さんに対してステータスを与えられるかっていうのが、一つ多分すごい重要なポイントになってくると思うんですよね。
宮武 徹郎
さらにはさっき草野さんもいろいろ話したと思うんですけど、スペクタクルみたいなものっていうのもすごいステータスになると思っていて。
草野 みき
私話しました?スペクタクルくんの話。
宮武 徹郎
でもこれがまさにAirbnbとかのいわゆるファッションショー的なあれだと思う。
54:02
宮武 徹郎
特になんですけど、Airbnbの最近のアイコンズって見ました?
草野 みき
見ました見ました。
宮武 徹郎
いろんな、例えばピクサーの。
草野 みき
カールと空飛ぶ家。
宮武 徹郎
実際の家を再現して作って、あとX-Menとかあとフェラーディとか多分いろんなすごい面白いコンセプトの家を。
ちょっと感動しました。
草野 みき
Airbnbコロナで大変だったのにって。
この領域にずっとかけてきた、ほぼ今日もいないじゃないですか。
本当よかったなって思いました。
うまくいってるのかわかんないですけど、すごい唯一無理の存在になりましたよね。
あれ見てよく思いました。
宮武 徹郎
しかもそのコロナを乗り越えて、いわゆるリーダーシップの方法をちょっと変えたじゃないですか。
組織体制もちょっと変えたりもして、
よりブレンチェスキーさんが多分、自分が作りたい会社を作れたようにも見えたりするので、
そこはすごいよかったなって思うので。
アイコンズのプレゼンテイクさん見ました?
草野 みき
見ました。
宮武 徹郎
3、40分ぐらいだったと思うんですけど。
一番最後に、やっぱりすごいスティーブ・ジョブズのあれをイメージして作ってたと思うんですけど、
最後に実際のアップの家を実際に披露するじゃないですか。
その瞬間全員、しかもセレブとかもちゃんと呼んでいるので、セレブたちも全員写真撮り始めて、
そこからブライアンさんの犬が出てきて、
しかもすごい似てるんですけど、実際アップの犬と。
最後に全員家の中に行くっていう。
それで終わるっていうのが、やっぱりそこの、何ですかね、
まずプレゼンの作り方がめちゃくちゃ上手いっていうのもありますし、
あとそういうスペクタクル系の家を再現するとか、
それって自分たちのステータスってもなくて、
ピクサーっていうステータスをうまく活用したりとか、
IPを活用したマーケティングをするっていうところは、
ラクシュアリーブランドだとコラボっていう概念でできたりとか、
ソフトウェアだとなかなか皆さんできなかったじゃないですか。
それを、Airbnbの場合ですとリアル世界に絡むので、
だからやりやすいっていうのが若干あるものの、
自ら作るってなかなかのコストなので。
それをできたのはすごいと思いますし、
特にC向けの会社、ソフトウェア企業ですと、
どんどんこの展開って他の会社もやるはずなんですよ。
57:05
草野 みき
あとこのタイミングだから受け入れられてる感じはちょっとありますよね。
一時のAirbnbがこれやってたら、
なんでそんなことにお金使うのって多分、
主に投資家の人から言われると思うんですけど、
今のブライアンさんの経営の変化とか、
今のコンテンツになって余計、
マーケティングにも作用するし、ビジョンにもつながってるし、
今のタイミングにすごくいい発表ですよね。
宮武 徹郎
めちゃくちゃいい発表でしたし、
タイミングがすごい大事だったと思うので。
これ見て、なんでUberってこれやらなかったのかとか。
草野 みき
難しいなって思うのは、
ブライアンさん、どっちかというと、
根本アーティストタイプっていうか、
表現とかが上手い人だなって思うので、
ソフトウェアの世界観を持ってる人、
ビジョンというよりは、
ビジョンだともうちょっと言葉で目標って感じなんですけど、
こういう世界になったらいいよねみたいなのが、
リアルとしてかっこいいアウトプットを出せる、
ディレクションとかしてる人いると思うんですけど、
そこの思想に共感して、
それをうまく自分でスピーチできて、
表現できるみたいなのってめちゃくちゃ難しいっていうか、
ビル・ギーツとかだとできないような、
ビル・ギーツ、どうだろう、
全てのテックCEOができる話じゃないなっていうのは、
宮武 徹郎
プレゼンは多分誰もが、
ブライアンさんだからできたことだと思うんですけど、
企画自体は多分Uberでもできたと思うので、
Airbnbの場合ですと、
多分過去にこういうような取り組みってちょこちょこやってるじゃないですか、
一部はAirbnbのクリエイター陣が、
いわゆる自ら家を作って、
それでやる人たちもいれば、
直近ですとバービーとコラボしたりとかしてますし、
徐々にそういう、
やっぱりそこから自社で最終的に作るっていう、
再現するっていうタイミングが生まれてきたと思うんですけど、
Uberとかも普通に、
よく今回テスラ来ないかなとか、
そういう多分思いを持ってる人たちっていたりすると思うので、
Uberを呼ぶときに。
それと同じように、
急にバットマンの車が来るとか、
デロリアンが来るとか、
そういうものっていうのも、
もしかしたら一体験として、
提供できるようになるかもしれないし、
1:00:00
宮武 徹郎
これこそやっぱりラグジュアリー体験だと思うんですよね。
草野 みき
たしかに。
根本として、
プロダクトが元祖ラグジュアリーソフトウェアって感じですもんね。
宮武 徹郎
そうですね。
草野 みき
Uber、
他のタクシーとはちょっと違う、
ハイエンドなっていう思想は、
ブランディングもちょっとそういうところはある気がするし、
向いてそうですね。
たしかに。
宮武 徹郎
特に家もそうですけど、
車もやっぱりラグジュアリーって概念って昔からあるものなので、
なんでそういうことはやっぱりやりやすいのかなと思うんですけど、
これのいわゆるB2B版っていうのを、
多分考えないといけなくて、
僕もなかなかこれのスペクタクルマーケティングのB2Bってなんだろうっていうのは、
なかなか答えっていうのが出てこないんですけど、
こういうAirbnbとかUberとか、
今後もしやった場合には、
C向けからだいたいこういうのって始まるので、
でもそこから3年から5年後にだいたいBに行くので、
そういう展開っていうのも、
もしかしたら考え始めてもいいのかなっていうのは思いますし、
あとはやっぱり、
もうちょっとそのコンセルジー型とか、
よりサービス強化したもの、
っていうものが出てくるかもしれないですし、
今やっぱりB2Bですとアカウントマネージャーみたいな概念があると思うんですけど、
場合によってはもっと、
なんか、エルメスみたいな、
セルサソシエトみたいな、
店員みたいな感じになるかもしれないですし、
エルメスとかですと、
よく聞く話だと、
その店員から電話かかってきて、
ようやくバーキング来ましたよ、みたいなことを言われたりとか、
する人はいるじゃないですか。
草野 みき
お世話になった、
乗客客にしか来ない情報みたいな。
宮武 徹郎
しかもその中でもすごい選ばれてるとか、
結局在庫がないと、
呼ばれないとか、
めちゃくちゃ買ってたとしても、もしかしたら選ばれないとか、
誰かがその記事で、
エルメスって時間を売ってる会社だ、
みたいなことを言ってたことがあるんですけど、
似たようなことをソフトウェア企業もできないのかとか、
結局誰でもお金持ってたりとか、
頻繁にエルメスに行ってる人が、
バーキングもアクセスできないっていうのは、
すごい、
一ヒントになるかなと思っていて、
エルメスのパリの店舗で、
レザーグッズの、
ほとんどバーキング狙いだと思うんですけど、
レザーグッズのアポする人って、
毎日1万人いるんですよ。
60人しか呼ばれないんですよ。
バーキングがない可能性がほとんどなので、
それが毎日なんですよね。
その同じ現象を、
ソフトウェア業界で作れるかっていう話だと思うんですよ。
1:03:03
草野 みき
作れるとしたらどこだと思います?今のところ。
宮武 徹郎
C向けですかB向けですか?
草野 みき
どちらもお願いします。
宮武 徹郎
それ聞きながら分かんないっていう。
草野 みき
B向けは特に難しいですよね。
宮武 徹郎
C向けは、Airbnbは明らかに今作ろうとしてますよね。
そこのところを。
いや、B向けは難しいですよね。
なかなかこれっていうところは出てこないですね。
B向け、
草野 みき
そうですね。
ソフトウェア、本当にガチのソフトウェアだけだと、
本当に難しいですね。
宮武 徹郎
ウーバーとかみたいな。
そこは難しいですけど、
思想としては
持ってそうかなっていう。
ただ彼らは多分、
マス向けと同時に
ラグジュアリーを狙わないといけなくなるので。
草野 みき
NVIDIAとかちょっと
ラグジュアリー感ないですか?
宮武 徹郎
雰囲気かな?
草野 みき
プロダクサーの名前とか、
ちょっとラグジュアリーっていうか、
ブランドっぽさを感じるというか。
宮武 徹郎
それこそスーパーヒューマンとか、
そっち系かもしれないですし、
今たぶん我々が出したソフトウェア企業って、
どちらかというとマス向けにも出さないといけない。
ものが多い気がするので、
そうではなくて、
全員に出さないって決めつける。
1万人のお客さんしかいなくてもいいって思う。
草野 みき
職人みたいな感じですね。
宮武 徹郎
でもめちゃくちゃ高いってその分。
でもめちゃくちゃ便利なサービスだったりするので。
ステータス作りって、
基本的にお金っていう概念で考えたりすると思うんですけど、
お金だけじゃないっていうか、
例えば今はよく
サステイナビリティがステータスだと
っていう人もいると思うんですけど、
それがステータスじゃないと思っていて、
お金もそうだと思うんですけど、
根本に何があるかっていうとアクセスだと思っていて、
自分がお金にアクセスできて、
他の人がアクセスできてないからこれが買える。
だからステータスがつく。
ドロップとかもそうじゃないですか。
この時間帯、このタイミングで購入できて、
1:06:02
宮武 徹郎
他の人がそこのアクセス権がなかったからこそ、
だからこそよりコレクタブルの商品とか、
限定グッズとかがよりステータスアイテムになる。
ところもあるんですけど、
同時にそのアクセスの中で
いろんなアクセスって存在するので、
その一つが情報だと思うんですよ。
これはB2B領域は使えると思うんですよね。
例えばなんですけど、
これどのタイミングで公開されるかわからないですけど、
次のオープンAIのAAモデルを
我々がオフトピックの2人が全部知ってますと実は、
知らないですけど、
リストの皆さんに言っときます。
知らないですけど、
もし我々が実は先に知っていて、
それによっていろいろ動けるじゃないですか。
いろいろこういう機能が出てくるからこそ、
こういう準備をしようとか、
って思うわけなので、
そのアクセス権ってめちゃくちゃ価値が
今だとあるじゃないですか。
なので、
そのナレッジとか、
インサイトとか情報を
情報のアクセスコントロールをするっていうのは
一つのラジオリ体験につながることかもしれないんですよね。
三宅さんっぽいですね。
草野 みき
でも例えばですけど、
それこそ我々もこれ、
宮武 徹郎
いろんな会社さんと付き合いがあるので、
それで知ってると思うんですけど、
ソフトウェア企業って
よくアナイティクスとかダッシュボードを提供するじゃないですか。
それこそ我々ですと、
ポッドキャストやってるので、
ポッドキャストアナイティクスとかも
そういうところにアクセスあったりするんですけど、
実際それを提供してる会社ですと、
それ以上のデータを持ってるじゃないですか。
なので場合によっては、
その会社が持ってるデータを、
より深い分析を一部のユーザーにしか渡さないとか、
そういうことができるわけじゃないですか。
実際僕も前職のローカライズを支援するときに、
一部のローカライズの支援の中で、
そのソフトウェア企業からより深いデータ、
普通に出してないデータを求めて、
それをクライアントに渡したことってあるんですよ。
でもそういうのをもしかしたら、
一部のユーザーだけに渡すとか、
ダッシュボードに載ってないもの、
そこのインサイトをよりプレミアム機能として、
場合によってはラクショリ、
そこもいわゆる、
それを機能として出すのか言わずに、
それこそ電話が一本かかってきて、
1:09:00
宮武 徹郎
実はって、こういう特殊なレポートを、
今回作ったんですよ、
みたいなことを言われるタイミングがどっかで来るとか、
する日が来るかもしれないっていうだけですね。
で、やっぱりほとんどのソフトウェアの
アナリティクスとかそのダッシュボードって、
ユーザージャーニーを一人一人のユーザージャーニーを
それを出してくれないんですよね。
でもそのデータ自体は場合によってあるんですよ。
なので実は、
前職の事例だと、
このコンテンツとかこの記事から実は
新規ユーザーが全部来たんですよとか、
そういう情報ってめちゃくちゃ重要だったりするんですけど、
それが意外と載ってなかったりするんだよ、ダッシュボードに。
なのでそこにアクセスできる、アクセスできないっていう、
もの自体が場合によってはステータスになると。
ただここのステータスになるっていうのは、
それを知ってる人がある程度いることによって生まれてくるので、
そこもどういうふうに表現するのかが難しかったりするっていうところですね。
もしこういうソフトウェアのラクジュアリー化っていうものが
実際に起き始めたとすると、
もしかしたら、
ファッション業界とかそういうのをオマージュしてになるんですけど、
今後クリエイティブソフトウェアディレクターみたいな役職ってつくのかなとか。
草野 みき
編集者とかクリエイティブのディレクション、
クリエイティブディレクターが重要になるみたいな記事結構最近多いじゃないですか。
それは本当に重要だなって思いますよね。
宮武 徹郎
それこそ必ずしも全員のソフトウェア企業の社長が、
いわゆるブライアンチェスキーさんみたいな感じで、
あのプレゼンってできるわけじゃないじゃないですか。
あの表現の仕方とか。
だからこそクリエイティブディレクター、
よくファッション業界でもクリエイティブディレクターがファッションショーを仕切るじゃないですか。
それと同じポジションが出てくるのかっていうところですよね。
草野 みき
その仕事やりたいです。
宮武 徹郎
ちょっとその仕事募集しましょうか、今。
草野 みき
やってほしいところ。
宮武 徹郎
やってほしいところ、もしあればオフトピックが。
あとはなんか、もっと遊び心があるソフトウェアとか。
草野 みき
なんか難しい、最近難しいなって思ったのは、
知らない企業家の人とかが、やっぱり社内のワンオワンが大変だみたいな話あるじゃないですか。
大変だとか、その社内の人とのコミュニケーションコストがめちゃくちゃかかるみたいな話をしつつ、
1:12:04
草野 みき
でもなんかパブリックではフレンドリーさが求められてるみたいな、
でなんかちょっと、その面白さがあってユニークのセンスがあって、
なんか社員みんな楽しそうに働いてるみたいな、
そういう発表会したりとかって、いい会社ですよ、うちはっていう、
めちゃくちゃ押し出してるじゃないですか。
そこのギャップがめちゃくちゃ、なんか生まれて嫌だなって思う社員の人とかいたら、
そこの期待値のコントロールがめっちゃ難しいなって思った。
社内内部の人はめちゃくちゃ、こんな劇場なのにみたいな、
私もメンタルやばいのにみたいな、
そこのギャップですよね。
ギャップと、でもだけど、
パブリックだとフレンドリーさで、社内だともうちょっとドライにしないといけない部分もあるって考えると、
大変だなってちょっと最近思いました。
宮武 徹郎
そうですね、必ずしもそのギャップがゼロになるのが大事でもないですし、
でもなんかそれが遠すぎてもよくないじゃないですか。
なんで、ただ全部の外野企業がエアビーみたいなプレゼンしても意味ないと思うので、
そこはなんかすごい多分、その会社の社内と多少なりあったプレゼンじゃないといけないってところですよね。
もしかしたら社内を変えないといけないっていうところ。
草野 みき
そうですね、ゴーストライターの企業側のゴーストライターの仕事があるみたいな話とか、
あと経営者の人、コーチングとかもそうかもしれないですけど、
その後経営者の人のブランディング、その人自身のブランディングみたいなのも大事になってくるんですかね。
宮武 徹郎
だと思いますね。
あとなんか、ラクジュアリーソフトウェアみたいなものが出てくると、
場合によってはさっき言ったように、全世界とか全部の企業が対象になるっていうことではなくて、
本当にそれに対してお金を出せる人たちが実際買うっていうことになった場合に、
将来的にLVMH的なコングロマリットって生まれるのかとか、
ラクジュアリーソフトウェアを複数買収して、それを一つのエンティティとして抱えていて、
場合によってはその間のコラボをしやすくしたりとか、
これって結局ラクジュアリーっていう概念自体がプレミアムみたいなのがあるかもしれないですけど、
ラクジュアリーっていう領域までいかないかもしれないし、
B2Bの領域ですと、より多少の合理性を求められるので、
会社になってくると、特にB2Bの領域は。
1:15:02
宮武 徹郎
必ずしもそうじゃないかもしれないですけど、
少なくともB2Cでは多分こういうのって見えてくると思うので、
なので、個人的にはもっとソフトウェアがどんどんコミュニティ化するだけで終わると思ってなくて、
そこからの展開ってどんどん出てくるかなと、
Tシャツから鉛筆でも車でも靴でも、場合によってはレンガでさえラクジュアリー化できるような世界じゃないですか、今は。
となった場合にソフトウェアができないっていうことは、それは違うと思っているので。
たとえば、どっかの記事で見たんですけど、
よくないですよ、よくないんですけど、会社になってから、
草野 みき
例えば、どっかの記事で見たんですけど、
よくないですよ、よくないんですけど、
海賊版とかパチモンみたいなのがブランドの中であることによって、
ブランド品を買わない人にとって、そこはちょっと入り口になってるみたいな、
入り口っていうか憧れの対象になってるみたいな、
ビジネスとしては本当によくないですけど、
ですけどなんかそういう世界観 ソフトウェアにも生まれるんですか
宮武 徹郎
おだしょー うん生まれる可能性 は全然あるんじゃないですかね
なんかそれこそこのソフトウェア のパクリバージョンが出てくる
とかパクリっていうのは全然出て くると思うんですけど海賊版みたいな
のが生まれても全然おかしくない と思いますし全く同じロゴを使
ってるんですけどここがデジタル 領域だと難しいのがどっちが本物
かっていうのがより分かりにくい これは若干あったりするのでそこ
をどう解決するのかとかそこら 辺の問題いろいろあるんですけど
でも個人的にこのラグジュアリー 化するっていうことはステータス
をどういうふうに作るのかとか ソフトウェアっていうことに対して
のラグジュアリーってどういう 意味合いなのかとか摩擦作りって
どうやってするのかとか全てを 自動化するっていうのは必ずしも
正しくないのでなんでそれこそ 場合によってそれは価格で勝負
する場合もあればユーザーに何か をさせるっていうことかもしれない
ですしラグジュアリー感を作る にはそれこそIKEAとかこれIKEA効果
ってよく言われますけど自分が 作ったものを捨てたくなくなる
っていうより価値を感じる
草野 みき
ちょまど あれは苦労しますもん ね
宮武 徹郎
おだしょー 苦労しますよね
ちょまど 多分組み立てるのは
おだしょー だからやっぱりハードル とか摩擦を作るのってやっぱり
ステータス作りではめちゃくちゃ 重要になってきていてだからこそ
さっき話したエンゲージメント をよりするってそれをやらない
といけないので誰かがそこの壁 を作ったりあとそれこそ昔話した
1:18:05
宮武 徹郎
ユーザーのコミットグラフみたいな どんどんこれをやるとどんどん
ステータスが上がるみたいな図式 っていうもの自体がソフトウェア
業界でも起きるんじゃないかな っていうふうに思っていますし
初めのほうに話したファッションショー とかよりカルチャー化しよう
としてる企業って特に大手テック 企業がやろうとしてることなの
かなと思っているんですけどさ っき音楽の活用って話したじゃない
ですかキャンバークリエイトの プレゼンってすごい面白くてラップ
の話はみんなツイッター上で知 ってたんですけどそれって一番
最後で実はあのプレゼンっていろん なカテゴリーに分けられてるんですけ
ど機能とかによってでも面白い のが各機能の発表する前にその
領域に関するちょっと寸劇をやってるん ですよちょっとショートスキット
みたいなことをアメリカではよく 言うんですけどそこのちょっと
面白く見せようとしたものをそこで 表現しようとしていてそこのエンタメ
性を作るとかそこのコンテンツ作り っていうのは一つそれが果たして
効果的だったかは分かんないですけど 個人的にこのカルチャー作りそれは
最終的に意味合いとかラグジュアリー 化っていうところにつながってる
のかなっていうふうに思いました
草野 みき
本当にユーモアのセンスってアメリカ 大事ですよね
宮武 徹郎
大事ですね
草野 みき
そこで知性とセンスと今のタイミング とこの場に合ってるかを表現する
感情ですよね
宮武 徹郎
それが
スラップとか上手いですよね
草野 みき
ジェンソンさんみたいな面白く 喋れるみたいなのもやっぱりアメリカ
だなって感じがしますねなんか スキーノートとかみたいなのって
やっぱアメリカのがめちゃやっぱ 強い文化だなって思いましたね
じゃあそんな感じで今回は終わらせ たいと思います
今回も聞いていただきありがとうございました オフトピックではメンバーシップ
プログラムのほうもやってるので 気になる方はぜひチェックして
みてください気になる方はオフトピック GPのフォローもお願いしますYouTube
とSpotifyでもビデオポッドキャスト やってるので概要欄から登録お願いします
それではまた次回お会いしましょう さよなら
宮武 徹郎
おだしょー さよなら
01:20:57

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