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農のかけ算ラジオ、道照らすの山浦です。このラジオでは、農業と様々なテーマ、
異業種等を組み合わせて、新しい視点やビジネスアイデアを垂れ流していく番組です。
今回のテーマは、ファイナンスということで、今回もゲストをお招きしております。
ゲスト、渋さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いきなり渋さんですって言っても、なかなか誰なんだみたいなところはあるんですけども、
一応、頂いた肩書としては、M&A企業を執行役員というところで、一旦会社名は防げるということで、全く構わないんですけども、
簡単に経歴じゃないですけども、渋さんの方から自己紹介いただいてもよろしいですか。
かしこまりました。初めまして、渋谷裕樹と申します。みんなには渋さんって呼んで頂いているので、今回渋さんでご案内いただきました。
簡単な自己紹介をさせていただくと、もともと学生の頃にメディアで会社を起こしまして、その会社が2年ほど運営させていただいたんですが、
いわゆるスモールビジネス程度ぐらいの形になってしまいまして、より大きな会社を作っていくにはどうしたらいいんだろうかというようなところで、
最初にスタートアップ向けの転職エージェントを行っている会社に入社をしました。
そこで転職エージェントとして活動した後に、また改めて自分で会社を起こしまして、その時は流行りのSaaSというようなビジネスモデルで会社を作ったんですけれども、
1年ほど事業を伸ばした後に、ありがたいことに買収したいというふうに言っていただける企業様と巡り合いまして、事業売却をした後に、
ベンチャーキャピタルという投資を行う会社に入社をしまして、投資先の支援を行っていくということを行っていて、
投資家とかっていうと結構印象悪そうなところもあるんですけれども、
どっちかというと大きな企業様でしたり、いわゆる年金みたいなものとかを預かってきて将来成長していくであろう会社、
それこそ有名なところではメルカリみたいな会社でしたり、ラクスルのような会社でしたり、
あとはその金融会計とかだとマネーフォワードさんとかフリーさんとか有名だと思うんですけれども、
そういった企業様に投資をさせていただいて、上場するタイミングで、
キャピタルゲインというような形で収益を得るモデルの事業があるんですけれども、
それを行ってのベンチャーキャピタルという業種でして、そこに入社をしまして、
そこへ投資先様の採用支援でしたり、いろんなところの支援をさせていただいた後に、
今現在、M&Aの会社の役員としてですね、M&Aのところと、
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あとその他周辺に関わる事業の立ち上げというところで、
いろいろなことをやらせていただいているというようなところでございます。
よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
もう正直何言っているのかよく分からなかったというところかなと思います。
リスナーの皆さんも多分農家さんが多いと勝手に僕も思っているんですけれども、
結構ね、ファイナンス業界というか横文字に弱くてですね、
流行りのSaaSと言われてもですね、どこまで分かっているのか、
私も半分分かってるようで何回か検索したけど、
実はよく分かってないというのが正直なところ。
正直、第一次産業というところに携わっているとあまりゆかりがない話になってくるので、
逆に言えば、だからこそ今回お話を聞きたかったというのがあるので、
ちょっとその辺また細かく掘って聞かせていただければなと思うんですけども、
できるだけいわゆるビジネス用語とかを高校生ぐらいでも分かり、
噛みくらいてもらえればなと思います。
ちなみにしぶさん、C社やさんもやってるってことですよね。
そうですね、完全に趣味が工事で始めてるだけなんですけれども、
一応、昨日と三谷に店舗、C社やさんを出しておりましてですね、
そこの経営も今やっているというところでございます。
なるほど、趣味で経営ってなかなかの、
単純に見た感じというか映像は伝わらないかもしれないですけども、
後で写真だけちょっといただいて、メイン画像に貼らせていただければなと思うんですけども、
しぶさん今、おいくつですか?
今ですね、今年29になる代ですかね。
今28ですね。
そうなんですよね、私より一回り以上年下なんですけども、
ちょっと何言ってるか分からないことばかりで、
多分たくさんいろいろ活動されてるんだなっていうところで、
ちょっと勉強させていただく意味でも今回お時間いただきます。
もう改めてなんですけども、
今回テーマ農業×ファイナンスっていうところで見たときに、
ファイナンス、M&A、ベンチャーキャピタル、いわゆるVCと言われるもの。
本当にやっぱり農家さん、私も含めてですけど、
あまり関わりがなかった人生になるかなと思うんですけども、
改めて一つずつでいいんですけども、
ファイナンスっていうところ、一般的な考え方でいいので、
ファイナンスって何のことなんですかね?
ファイナンスはですね、
財務とかそっちの方をイメージしていただければと思うんですけれども、
ファイナンスって聞いたときに、
多分その会計と財務みたいなところが出てくるかなというふうに思っておりまして、
皆さんがイメージされている違いのところで言うと、
会計はどちらかというと、いわゆる経理業務とかそっちが中心なんですね。
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なので、仕分けみたいなところとか、
自分の貯金残高がいくらなんだろうみたいなところとか、
そういうのが割と経理とか会計よりですね。
これは実はアカウンティングで、
ファイナンスっていうのはどちらかというと、
資金を調達してくるみたいなところとか、
あとは外部のお金をどういうふうに持ってくるのかみたいなところとかっていうふうな考え方が強くてですね、
あるお金をどうしようではなくて、
何かをするためにどうお金を持ってこようというような考え方というところが、
ファイナンスの部分にはなりますね。
そうですよね。いわゆる金融で、
農家とか、これ全般的に言えるとはもちろん言えないんですけども、
農家も代償あるので、
農家さんだいたい補助金とか、
単純に銀行からの融資がメインになるかなとは思うので、
ちょっと農家さんも今後、
やっぱりファイナンスの頭を営農自体に入れていくっていうのは全然ありかなとは思いますね。
ありがとうございます。
あと、じゃあ、M&A、VCですね。
M&Aっていうのはですね、
簡単に言うと事業売却っていうところですね。
なので、自分が持っている事業、
例えば農家の方であれば、
自分が持っている畑とかがあると思うんですけれども、
そこから生まれる収益が大体どれくらいで、
っていうようなところで、畑が生み出せる資産的な価値っていうところを算出した上で、
それに、計算方法がいくつかあるんですけれども、
そこで照らし合わせたときに、
いくらで売却ができるのかみたいなところでしたり、
いくらだったら買いますよっていうようなところなんですけれども、
そこの事業売却を行っていくっていうところが、
M&Aというようなところになりますね。
例えばM&Aでその感じ、畑だと、
畑の売り買いであったり貸し借りっていうのは、
農業界ではごく普通に行われているんですけれども、
僕のイメージだと、やっぱり事業の売却であったり、
合併であったりみたいなところになるかなと思うんですけれども、
単純に畑だけじゃなくて人材であったりとか、
その仕組みみたいなのも全部含めてっていうことですかね。
おっしゃる通りですね。
そこはいくつか実はありまして、
僕が事業売却したときもですね、
僕はその売却をした先には入社はしていないんですよね。
なので事業譲渡というか、
作ったサービスがあるんですけれども、
それだけをお渡しをして、
人的資源みたいなところとかは渡していないような形での
事業売却を行っているっていう形になりますね。
先ほどの畑のところに例えると、
労働力として自分自身がいて、
自分もそこの売却先の畑を一緒にやっていくメンバーとしてやっていくのか、
もうその畑だけ売るよみたいな話なのかっていうような、
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そんなイメージになるのかなと思いますね。
吸収と売却と、
多分様々な形はあるんだろうなとは思いますけれども、
ありがとうございます。
じゃあ、VC、ベンチャーキャピタルというところですね。
ベンチャーキャピタルはですね、
なんて言えばいいのかな。
一番簡単な伝え方で言うと、
投資家になります。
彼らが行っている仕組みとしては、
年金を回しているところとか、
あとは大手の企業様とかから、
ある程度お金をお預かりして、
お預かりしたお金を、
新しいサービスを作った会社に投資をして、
数億の投資を行うんですけれども、
それに対して株を買収してきて、
その会社がですね、
上場するっていうタイミングになると、
当時その買収した金額の株価よりも高い値段で、
売却をすることができるので、
それをいわゆるキャピタルゲインと言うんですけれども、
そういった形で事業を運営している状態の企業が、
ベンチャーキャピタルと呼ばれるような企業群だったりしますね。
ベンチャーキャピタルに我々一般人が関わる方法としては、
今の話聞いていると2パターンあるかなと思ったんですけれども、
要はお金を預ける側と投資される側。
一般の方とかも入ったり関わったりすることができるんですか?
前者のお金をVCに預ける側っていうのは、
実はあまりないですね、個人の方で。
なるほど。
いわゆるファンドレイズと呼ばれるような言い方があるんですけれども、
自分が運用するお金を集めてくる資金調達をVC側もするんですよ。
ここにお金を投資してくれる人たちっていうのは基本的に大企業。
なので一口のサイズがかなり大きいんですよね。
ちなみにどんなもの、近畿でやると思うんですけど、最低でどんなものだったりする?
大きさによるんですけど、作るファンドの大きさにも依存するんですけれども、
だいたい数千万ぐらいから入ってほしいっていうふうに言われるので、
なので大きめな企業様でしたり、
1回会社を売却して数億の資産を手に入れた方とかが入っているケースが多いですね。
なるほど。
投資をされる側っていう関わり方であれば、
ここのお金を投資してもらうっていう形になるので、
自分はこういう事業をやりたいからっていうような提案をして、
VCから資金を調達するっていう動きは起こり得るかなというところでございますね。
ベンチャーキャプタルの会社は結構そこの間口は常にオープンにしてるんですかね?
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それかビジネスコンテストみたいな形でやってるのか?どういった形で?
両方ありまして、ビジネスコンテストみたいなのが行われていて、
そこにVCの方々が審査員みたいな感じでいて、
それで優勝した企業とか採択された企業とかに投資をしていくっていうケースもありますし、
間口基本的に広く開けていたりするので、
なので自分から問い合わせをして、自分がやりたい事業の資料をお送りして、
で、会いましょうみたいな話になるとか、そういうのはありますね。
なるほど。興味深いですね。
ある意味我々にもというか、事業案さえあれば何かしらのチャンスは見出せる可能性があるっていうことですね。
ありますあります。
ちなみに、最近よく聞くでもないですけど、
エンジェル、エンジェル投資家、彼らはどこにいてどうやったら会えるんですか?
エンジェルは、そうですね、相方で言うと売却した人とかがやっぱり多かったりはするんですけれども、
サイトがございまして、
エンジェルのサイトがある?
そうです。エンジェルの方々が名を連ねているサイトがあるんですけれども、
エンジェルポートって調べていただくと、
エンジェルポート。
はい。エンジェル投資家の方々がここに登録をしているので、
この人に会いたいみたいな感じで連絡をすると会ってくれる可能性があるっていう感じですね。
なるほど、それはちょっと私もいろいろ今後事業していきたいと思ってるので、
ちょっとエンジェルポート要チェックですね。
要チェックですね。
あとはちょっと、
投資を受けたいという意味であれば、
最近はですね、株式投資型クラウドファンディングっていう。
ありますね。最近私の知り合いって言われてもないですけど、
カーステイさんがなんかそういうので3000万協ぐらい集めてた感じがします。
あの、ファンディーノっていうサービスとかがあるんですけども、
そこはですね、自分がやりたい事業をそこに掲載してもらって、
それに対していろんな投資家の皆さん、
それこそこれは小口からできるので、
10万円だけ投資したいんだよねっていうような、
一般の方々も投資家になれるっていうサービスなんですけれども、
素晴らしい。
そこで、
クラウドファンディング形式なので、
いくら投資したら何が起こるっていうようなリターンとかっていうのが掲載されるので、
それに合わせて投資をして、
リターンとして株式をくれるパターンもありますし、
何かしらの別の報酬ですね。
毎年1回このサービスの何々を受けられるみたいなところとか、
この前それこそお米のサービスとかを展開されてる方とかがいて、
何らかの価値の品種改良をした、
良質なお米ですみたいなものをクラウドファンディングでお金を集めて、
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リターンとして毎年1回10キロ送りますみたいなことをされている方もいたので、
そういった形での資金調達とかは全然起こり得るのかなというふうに思いますね。
めちゃくちゃ面白いですね。
いろいろ聞いてると渋さんは事業売却したんでかなりの収益を得てると。
それはですね、ちょっと違うんですよね。
聞いてみたかったですね。
どれくらいの売却益みたいなやつとかはですね、
やっぱりちょっと自分がやってた事業モデルとかにも依存しますし、
買ってくれた会社のいいねみたいなところにもなったりするんで、
別に僕は数十億を手に入れたとかそういうのは残念ながらないんですけど。
ありがとうございます。
ちょっとどうしてもそこを突っ込みたくてですね。
事業売却って事業家の一つの夢というかある意味パターンというか。
そうですね。
なので。
せっかくのご縁でここに聞いていただいてる方だけのところとかでお伝えをすると、
でも数千万後半ぐらいの売却額にはなったっていう感じですね。
じゃあもう最高ですね。
そんなレベルで終わるつもりがないっていうのは伝わってきますけどね。
でもそうですね。
1年やってそういうのがあったりっていうのは、
多分知らない方も多かったりだとかっていう世界観だと思うので、
何か一歩踏み出すきっかけみたいなのになるといいなと思います。
そうですね。夢が広がります、本当に。
はい。
ありがとうございます。
じゃあ、ってなった時に、今ちらっとお米の話、
それはファンディングというかそっちの話かもしれないんですけども、
しゅんさんの経験値で農業とファイナンス、ベンチャーキャピタル、
M&Aとかの話の経験値みたいなんて何かありますかね。
そうですね。そこで言うとですね、
僕が直接関わったっていう形ではないのと、
あとはそれは本当に農家なのかみたいなっていうようなところもあるとは思うんですけれども、
有名なところで言うとですね、
アメリカでイチゴを作っている方がかなり驚愕の。
美味しい。
そうです。
の人ですね。めちゃくちゃ有名ですよね。
はい。とかっていう動きがあったり、
あとは、今M&Aの業界にもいるので、別の単語を足すとプライベートエクイティという方がいらっしゃいまして、
彼ら何をやっているかというとVCとはちょっと違くてですね、
投資をしてというか買収をするんですね。一回そのプライベートエクイティの方々が。
事業再生という形で売り上げを伸ばしてまた売るっていうビジネスモデルがあるんですけれども、
これをやっているのがプライベートエクイティの方々なんですね。
このプライベートエクイティの方々が実は農家さん、農業をやられている品種とかにもよるんですけれども、
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それを買収するっていう動きとかも今起こっていたりするので。
はい。
なので農家さんが何をやられているとかみたいなところが自身の世界観とかもちろんあると思うんですけれども、
ファイナンスの世界でも農業っていうようなところに対してはですね、
お金が流れ込んでいるっていうような状況は今起こっているっていうような。
なるほど。
世界線になってきてますね。
まあでも確かにもう数年前からだいぶ農業界に大きい会社、
それこそ分かりやすいところで言うとイオンであるとか、
だいぶ前だと渡見さんがもう自分たちの土産作ったりとか、
それこそオリエンタルランドとか、
もう今私の地元北都市にも大きいハウスがありますし。
考えるとだいぶ来てるなっていう部分とちょっと前で言うとプラント工場、
要はLEDでみたいなところにだいぶ参入して、
私の知る限り8割ぐらい潰れてるみたいな。
失敗してるみたいな。
あれは多分農業舐めてたんだろうなっていうので、
農家側は笑ってるというか、ざまあみろぐらいの感じで大手が話になったかなと思うんですけど、
着実に伸ばしていってるところもありますし、
そういう技術改良がとにかく進んでいるので、
今後かなりの大きいチャンスにもなっていくのかなって思うんですけども、
やっぱり農家さんって技術は持っているし、
もちろん大きい大小の何十億ってある農家さんもいますし、
単純に個人単位だともう年収1000万以下も全然あったりする中で、
法人とかを進めていくと、
個人が大きくなってどんどん法人になっていくっていうスタイルの方が今までの流れとした法人は多くて、
でも営農の部分で、
事業を回していくっていうところでやっぱり技術は持っていて、
ある程度の規模まではいけるけども、
それこそファイナンスの経験値、知識がなかったりとか、
事業展開をするためのノウハウというか、
経験値が乏しくて、
やっぱりどっかで頭打ちしてしまうみたいなところっていう例が、
僕が見る限り結構あるなと思っていて、
いいそういうアドバイザーみたいな、スロースシェーブさんじゃないですけども、
みたいな人がこう、うまく入っていけば広がっていく。
もしくは、もともとセンスがいいというか、
人がいれば大きくなっていくところもあるんですけども、
どうしてもやっぱ規模は大きくなってるけど、どうしてもマネジメントであったりとか、
事業展開の方法みたいなところで、
つまずいているっていうところ。
ってなったときに、一応僕もM&Aっていう頭はとか、
単純に誰かに売却して運営を人に任すみたいな、
っていうのは一応頭にはあったので、
そういう方法もあるのかなとは思ってはいたんですけども、
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今やっぱり農家さんに、農業に興味持ってる事業、企業さん、
もしくは、ベンチャーキャピタルというのかわからないですけども、
やっぱり若干注目はされてるんですよね、一時産業含め。