00:01
スピーカー 2
こんにちは、のらじおのMuroです。
スピーカー 1
こんにちは、かえです。
スピーカー 2
ということで、今日は何の話ですかね。
スピーカー 1
最近、ここ2ヶ月ぐらいかな。
うちのお兄ちゃんのほうが、長男のほうが、マジックにドハマリしてまして、
私は今までの人生で、テレビとかでマジック見てきたことはあるんですけど、
みんなあると思うんですけど、ちょっとね、印象が変わってきたので、その話をしようかなと思うんですけど。
スピーカー 2
お兄ちゃん、マジックめちゃめちゃ上手だよね。
めちゃめちゃ上手になってる。
スピーカー 1
基本的には、YouTubeを見て、YouTubeのネタ、種明かしを見て勉強して、自分もやってるんですけど、
それで、私もいろんなマジックの種明かしについても、いろいろ見て、なるほどっていう感じで、
私の住んでるところに、マジックバーが1軒と、マジック居酒屋が1軒あることがわかったので、
これはちょっと、映像で見ると実際見るのは違うだろうと思って、行ってみたんですね。
スピーカー 2
お兄ちゃん連れて。
スピーカー 1
お兄ちゃん連れて。
1軒目はマジックバーだったんですね。
で、そこは1人マスターがバーカウンターの中にいて、この人がカウンターでマジックを見せるっていう形のお店で、
で、私たち、もう開店と同時に行ったので、最初私たちだけだったんですけど、3人。
私と子供2人と、後から老夫婦が来て、
この老夫婦っていうのは、もう10年来この店に通い続けてる、自分もマジックをするマジックファンっていう2人組。
でも私は今まで、マジックっていうのは見て驚くもんだと思ってたんです。
そういう肩を持ったエンターテイメントであると。
でもそのつもりで行って、披露されるわけですね、あのマスターが。
トランプの当てるマジックとか、コインを消したり、出現させたりする。
で、びっくりする、私たちは。
そしたら隣のおじさんたち、家庭で笑ったりとか、まだ不思議なことが起こる前に、なるほどと言ってみたり、笑ったり、そうきたか、みたいなことを言ったりするんですよ。
03:18
スピーカー 1
それで、マジック初心者の最終的な不思議なことの起こるオチ以外に、特に注目してない私たちは、何が?って感じなんですよ。
途中で、まだトランプを広げてる時に、おお!とか言ったりするんですよ。
え?って、まだ何もしてないじゃん、みたいな。
それで、だんだんわかってきたんですけど、マジックを見るときに、クロートはっていうか、マジックファンの人たちは演出も見てるんですよね。
スピーカー 2
マジックに演出パートとトリックパートがあるってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
その配合具合があるから、演出の機微とかも見てるってことだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。トリックのオチを目指して言ってるけど、他の人はそこのオチに向かっていく組み立ても見てる。
スピーカー 2
それが面白いなと思って。
スピーカー 1
で、そのお店では一人でやってる、自分のマジックに合わせて音響を変えたり、照明を変えたり、多分足元でやってるんですよ、手はこう出てるから。
で、そこでお客さんを笑わせたりとか、というのもあって、マジックってただ不思議なことを見せるんじゃなくて、そういう演出とかもとても重要な要素なんだっていうのがその1件目のバーでわかったんですよ。
で、2件目、また1週間ぐらいして居酒屋の方に行ったら、そこは若い神戸から来たプロのマジシャンみたいな人がいて、
で、うちの子供がすごいマジックが好きだからっていうので、すごいよくしてくれて、じゃあこれは知ってる?これは知ってる?みたいな、いろいろ教えてくれて、
で、その2人の会話が、なんていうか、マジック文法で語られてる。
スピーカー 2
息子さんがね、すでにね、マジック文法を収めてるんですよね。
スピーカー 1
マジック文法で喋ってるなって思った。
なんか、なんだろう、その演出トリックの構造とか、コインの基本的な型、コインマジックの基本的な型とか、トラブマジックの基本的な型がわかった上でする会話。
06:08
スピーカー 1
ちょっと具体的に例出せないんですけど、ちょっと私はマジック文法がまだよくわかってないんで。
スピーカー 2
そう、だから、例えば相手が引いたカードを当てるっていうマジックだと、その相手が引いたカードを何らかの方法で保存しておくか、相手に引かせる時にすでにトリックが仕込んであるかっていうことが大別して2つあると思うんだけど、
スピーカー 1
これが大別して2つあるみたいなことがちゃんとわかってるってことだよね。息子さんがね、すでにね。
おもしろいなぁと。
で、その人もマジック好きだったら何が好き?トランプが好き?コインが好き?物を使ったやつが好き?みたいな。ジャンルなんだって、まずそれが。ジャンルなんですよ。
でも、まだ息子はそこまで行ってない。とにかく手当たり次第見てるから、答えられなくて。でも、知ってるからコインかな?みたいな。
スピーカー 2
若いマジシャンが。コインだったらじゃあ、昔のマジックが好き?新しいマジックが好き?みたいな。
そういうのがあるんだ。
なるほどね。
スピーカー 1
70年代のロックが好き?それとも流行りの曲が好き?みたいな。
聞き方していくんだと思って、衝撃的だったんですよ。ジャンルがあるんだって、マジックが。音楽にロックやジャズやポップスがあるみたいな、トランプやコインがあって、しかもそこに古いと新しいがある。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
面白いなと思って。そんな感じで私は発見の多い、客観的に発見の多い日々なんですけどね。
スピーカー 2
なるほどね。面白いね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ゆかちゃんやりたいって思わないの?
スピーカー 1
思わない。
あ、思わない。
思わない。それお店の人にも言ったけど、思わないです。
マジックをやったり見たりすることよりも、今はそのマジック界の文化みたいなのの方が面白い。
スピーカー 2
そうか。全く新しい国みたいな感じだもんね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
この国にもちゃんと県があって、街があるんだみたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。そうなんですよ。本当にそう。
スピーカー 2
で、どうやら息子はその国の住民になりつつある。
自分の知らない国のね。
09:01
スピーカー 2
そうそう。なんか知らない言葉を喋ってるみたいな。
そっかそっか。本当だよね。
マジック送ってくれるけど、すごい驚いたもんな。
割り箸のマジックのやつとか30回ぐらい見たけど、全然トリックがわからない。
スピーカー 1
あれ上手ですね。
あれ上手。あれどうやってるのかわかんない。
で、やっぱり黒のマジシャンが教えてくれること面白いんですよね。
今からここでトリックをやるぞっていう時に、そのトランプを大事そうに扱ってはいけないとか言うんですよ。
そっけなく扱わなきゃいけないけど、それが難しいんだみたいなことを。
よく自分の手を観察しろみたいなこと言うんですよ。
普段何気なくトランプを混ぜている自分の手をよく観察して、トリックをやる時にも同じ動きをしろみたいなこと言うんですよ。
めっちゃ面白いこと言うと思って。
スピーカー 2
すごいね、息子さんいくつだっけ?
スピーカー 1
9歳です。
9歳か。
スピーカー 2
9歳の子供にも全く手加減しないんだね。すごいね。
スピーカー 1
だからありがたいんですよね。
スピーカー 2
すごいリスペクトを持って。
スピーカー 1
そうなんですよ。
対等にしゃべってくれるから、すごく若かったけど、22歳ぐらいの子だったけど、とても紳士的だと思いましたね、私は。
すごいね。
いい人だった。
なめてない。
なめてない、なめてない。
自分も君ぐらいの時から毎日トランプを触ってきたみたいな。
かっこいい。
スピーカー 2
かっこいいね。
スピーカー 1
かっこいい。
素敵な青年でしたね。
スピーカー 2
面白い。
まだまだ飽きずにやってる感じなの?
スピーカー 1
まだやってますね。まだまだ飽きずにやってる。
ミスターマリックのことを尊敬し始めてますね。
スピーカー 2
じゃあ大物もやってきたく、見たくなってくるな。
箱から脱出するとかにもやってみたくなる。
スピーカー 1
やってみたいでしょうね。
いいね。
面白い。マジック界、知らなかった世界。
もう一生飽きない可能性あるね。
12:00
スピーカー 1
それはそれでいい。
極めようと思ったらどんだけでもできるし、型があるからこそ、その若い子が言ってたのは、
じゃあイベントとかあるらしいですね。
そのマジシャン、数人寄ってステージに出るみたいな。
一緒に出る子が自分よりも後輩だった場合、この子と被るマジックをしたら、後輩が困るから、
そのために自分で型通りではない複雑なトリックを考えなければならないみたいなことを言って、
そういうのもあるんだみたいな。
後輩に先輩として気を使ったり、席を譲ったり、そういうのもあるんだみたいな。
スピーカー 2
面白いですね。
スピーカー 1
そうなんだね。
スピーカー 2
そうしないと先輩の威厳にならないってことだね。
スピーカー 1
でも素人目には同じように不思議なことが起こってるから、わからないんですよ。
こちらは複雑なことをやってて、こちらは簡単な型通りのトリックをやってるっていうのが、
同じステードのエースを当てるんだったら、素人目にはステードのエースが当たったっていう結果しかわからないんだけど、
スピーカー 2
そこに行き着くまでにとても複雑な、どの型にも当てはまらないやり方をする人と、
スピーカー 1
型の応用でやってる人がいて、後輩はおそらく型の応用でやってくるから、自分は型は使えないので、
オリジナルの複雑な今までにないやり方を強いられるんだ、みたいなことを言ってたら面白いと思って。
スピーカー 2
フロートはそういうとこで楽しんでるんだね、マジックがね。
スピーカー 1
そうそうそう、そうなんですよ。
スピーカー 2
なるほど、マジックが好きな人がいるわけだ。
スピーカー 1
そう、ただびっくりしてるんじゃないんですよ。型にはまらないとかいうのを見たりしてるんですよ。
今までにない演出とか。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
だからその1軒目に行ったバーのおじさんもそういうのを見てるんですよ。
あの方をやる演出にしては面白いとか、やってることはあれと一緒だけども、このようにして持っていってるとかいうのを見てる。
面白いですね。
奥深いね。
そのようなことをわかった者同士のマジック文法があるみたいな。
こちらから一体何の話をしてるかわからないけどみたいな、面白いですね。
面白いね。
15:06
スピーカー 2
面白いね、面白いね。
かえちゃんはしかもそれが自分の子供が全く知らない言葉を使い始めるっていうことはすごい、それも面白いんじゃない?
面白い。
スピーカー 1
面白い。もう知らない場所に行ってしまってるから。
家でテレビの前でじっとしている間に、知らない言語を獲得してるぞみたいな。
スピーカー 2
ほんとだよね。
スピーカー 1
面白いですね。ありがたいですね。
全然私の思いもよらない場所に連れて行かれるから、ありがたいですね。
スピーカー 2
いいね。
そういうのを楽しがるのはいいね。なんか、ほら、
世代的なオノオノなのかもしれないけど、我々の親世代は知らない言語で話されるのをすごい嫌うじゃん。
だから僕たち親の前でその言語で話すことをやめるじゃん。
すると彼らからすると、全く知らないところで全く知らない言葉を喋って、全くわけのわからないことをしている宇宙人みたいな息子が、ある日地球の裏側から帰ってくるわけだよね。
僕の母は僕が働いていることを未だに疑ってるからね。
スピーカー 1
萩生本の母やと同じですね。
スピーカー 2
そうそうそうそうそう。だから、萩生本のことを考えて、
スピーカー 1
こないだね、なんていうのかな、ブッダだって同じだろ?みたいなことを言ったんだよね、僕がね。
スピーカー 2
そしたら、ブッダのお母さんと話が合うと思うって言ってた。
めっちゃ面白いな。
めっちゃ面白い。
まあ、しょうがないよね。
スピーカー 1
だから、萩生本のお父さんとお母さんも、娘が知らない国に行って知らない言葉で喋ってるから、不安だったんだろうね。
そうですね、全くそうですね。
スピーカー 2
知らない国で英雄になってるか知らんけど。
スピーカー 1
でも、知らんから。その情報も知らん言葉だから、わからんから。
スピーカー 2
その国実在すんの?みたいな話になるけど。
18:03
スピーカー 2
お前の頭の中だけにあるんじゃないの?みたいな。
母親にお前の健康保険証は見ないって言われたもんね。
スピーカー 1
見ないんだ。現実を受け止めない気だ。
スピーカー 2
この健康保険証が国民健康保険だった場合、息子にかける言葉がないから見ないって言われた。
まあね、恐ろしいことです。
今、ぜひみなさんは子供が違う言葉を話し始めても恐れないでくださいって言おうと思ったけど、それがいいことかどうかもわからんし。
スピーカー 1
いいことかどうかわかんない。楽しめたらラッキーぐらい。いいかどうかはわからん。
スピーカー 2
もう何が起こるかわからんから。
スピーカー 1
本当にないかもしれない。
スピーカー 2
その国がね。
僕もすごい不安だもん。実はなかったらどうしようって思ってるもん。
スピーカー 1
ないかもしれない。
スピーカー 2
みんな僕が2年間コロンビアにいたと思ってるけど、僕が本当は代々木公園にいたとしてもわからんわけじゃんみんな。
わからん。そうですね。
スピーカー 1
僕にだってわからないから。
まあでも、ちょっと楽しむのが怖かったらちょっと勇気を持って覗いて、それでもダメだったら萩尾本の母になってもいいと思いますけどね。
スピーカー 2
しょうがないよね。しょうがない。
そういうことは起きるっていう。
そのほうがいいこともあるかもしれない。
スピーカー 1
結果、萩尾本は結果的にね、伝説的な漫画家として成功しただけで、そうならない。
スピーカー 2
萩尾本には母親になれなかった萩尾本の母親はいっぱいいるだろうからね。
そうそうそうそう。
ブッダの母親になれなかったブッダの母はいっぱいいるだろうしね。
いっぱいいるだろうから。成功例だけだったらね。
スピーカー 1
ね、ほんと。
わかんないですけどね。
イエスキリストだって活動し始めたの30過ぎからだろうって言った時に、私がイエスの母親だったら許さないみたいなこと言ってたもんね。
スピーカー 2
あなたの子供から救世主が生まれないというのはわかったというか、まあまあ結果的に僕許されてるから、僕が救世主になるしかないんだが、その場合は。
21:04
スピーカー 1
プレッシャーですね。
プレッシャーですね、今ね。
スピーカー 2
なかなか難しいね。
けど、まあ面白いことを見つけてその道を邁進し始めたのは喜ばしいことだね。
上手だしね。
スピーカー 1
手先がもともと器用だから多分相性がいいんですよ、マジックと。
持ってる得意なこととガチっとハマった。
スピーカー 2
どんどん上達してるのもすごいと思う。
スピーカー 1
あの割り箸の時よりまたさらに。
で、今自分で作ろうとしてる種を。
それも面白いですね。
得たマジック文法で、
スピーカー 2
自分の言語を持とうとしてる。
面白い。
スピーカー 1
面白いですね。
スピーカー 2
なんかね、樋口さんの弟さんって太陽さんって樋口さん、オフィス樋口っていうスタジオやってる方がいるんですけど、
その樋口太陽さんと青柳さんともう一人の方で、今青柳さんと一緒にバンド組んでいる方の3人で、
スピーカー 1
ローエッジキッズっていうバンドをやってたらしいんだよね、中学生から高校生にかけて。
で、そのサウンドがめちゃめちゃかっこいいんだよ、すでに。
スピーカー 2
その当時のサウンドが20年ぐらい前のサウンドだよね。
すごいかっこいいんだけど、
なんていうかな、そのことについて太陽さんが、どれくらい前か、5年ぐらい前に、2017年か18年に喋ってたラジオ、この間聞いて、
太陽さんが、確かに今から見れば稚拙なところが多いと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
けど恥ずかしい気持ちはないと。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
当時できた最高のことをやってて、最高のことをやった結果あれだったっていうのが自分はわかってるから、
スピーカー 1
今聞いてもいいみたいなことを言ってて、
スピーカー 2
本当、僕ほらそれだけ打ち込んだものが人生に一個もないから、その感覚がないんだけど、なるほどなって思ったんだよね。
今、息子さんが生み出そうとしてる言語は、最高なものになりつつある感じがして、すごいなって思う。
スピーカー 1
そうですね、今9歳の、今とりあえず持ってる言語の中、文法の中から生み出そうとしてる言語としては、最高のものを出そうとしてる。
24:06
スピーカー 1
出そうとしてる。
スピーカー 2
うん。
素晴らしいね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
楽しみですね。
スピーカー 1
楽しみですね。
スピーカー 2
この話は続編をして、どのような言語に発達していこうか。
そうですね。
見ていきましょう。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
はい。じゃあ、ありがとうございました。
むろでした。
スピーカー 1
はいでした。