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おはようございます。キクセラピー第727回ですね。今日は100チャレ編にしようと思っています。
1月7日土曜日11時16分でこれを取っ手出しにするのか、来週の月曜に出すのかはまだちょっと決めかねているところです。
まあ今日は難しい話は、難しい話をしているという気はあまりないんですけれども、
難しい話を抜きにして、さくっとタスクシュートの話をしていきたいと思うんですが、
昨日ちょっと話題になったんですけど、タスクシュートとは何かというのが十分まだ定義しきれてないんじゃないかというのがあって、
そもそもタスクシュートってツールの名前として発祥しましたからね。
大橋哲夫さんによるエクセルベースのタスク管理ないし時間管理ツールと、つまりツールなんですよ。
ツールの名前に定義いらないんですよね、実はね。そのツールの名前ですというものだから、定義というものってものに対して後から付くじゃないですか。
ものの名前である以上は。定義って実は何でもそうなんじゃないかと思うんだけれども、
まあ何でもいいんですけど、iPhoneとかって、iPhoneとは何かって言わないんですよね。
これですって言えば済むからね。
それと同じで、発祥自体から定義がないのはやむを得ないのかなと思うんですね。
僕が実は英語とカタカナで分けたんですよ。
t-a-s-k-c-h-u-t-eは英語ですね。こっちが元々なんだけど、
これをカタカナで言ったときはこれを使う上でのメソッドだということに僕が勝手に言い出したんで、そういう感じの流れになったんですよ。
定義はって言われるとだから私は多少は責任があるかなと思うんだけど、
私の中の定義はあれなんですよ。
今やっていることの記録を取ることでタイムマネジメントしやすくなるメソッド。このぐらいなんですよね。
もうちょっと縮めると、今やっていることを記録する方法。
これでいけるんじゃないかなと思うんですよね。
ここから二つ派生しますね。一つは記録が従って蓄積されます。いわゆるコードログが後ろに残っていくから、
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取っている間中永遠に蓄積され続けますということがあります。
これだとライフログになるんだけれども、もう一つあって、
これをプランと呼ぶんですけどね、タスクシュートでは。
明日以降の今日と同じことをやる分については明日以降のリピートタスクが自動的に生成されますという展開が生まれますね。
プランとリアルタイムでやっていることとログの三つが同じラインに並ぶ、これがタスクシュートですね。
その中で一日分を切り出してそれを眺めながら一日を過ごし続ける。
具体的な方法論になるとこういう流れになっていく。
板って単純なものなんですよね。
実は私はプランという部分を実はプランと内心では呼んでおらず、シミュレーションと言っているんですよ。
別に内情に違いは何もないんだけど、シミュレーションということによって、
これは現在の観点から動いてないという点を自分としては強調したいという気持ちがあるんですね。
でもこれは私の好みの問題に近くて、こういう定義を押し出すというつもりはないんですが、
私が書いたり言ったりするときにはこの正しがきはつけるかなと思っています。
というのはつまり過去ログは後ろに残っていくログで当然発生するものなんだけど、
シミュレーションは一応あえて作り出すものですよね。
このシミュレーションと現在やっていることの記録とログというのは全部現在の観点から見ているものですよって言いたいわけですね。
タスクシュートというのは現在から原則動かないというのを僕はベースにするものだと思っていて、
その辺は小橋哲夫さんが仕事の日タスクシュートの話を記事に書かれていた頃から僕は変わってないと思うんですね。
そしてもう一つもっと今言ったことをさらに圧縮して言う方法があって、
タスクシュートはツールの名前だといったのと関連するんですけど、タスクシュートとはエクセルベースなんですよ。
もろん今はタスクシュートクラウドというJ松崎さんが開発してくださったものがあって、
これを使うほうがエクセルを使うより便利ではありますが、タスクシュートとはエクセルであると言ってしまうと、
実は今言ったような説明が概ね自動的に成立するんです。
ここが僕はやっぱりベースとして動かないところなんじゃないかなと思っています。
今後エクセルベースで使わなきゃいけないとかいう話では全くないですよ。
私ももうエクセルベースではないものを使ってますからね。
Macで使うとかiPhoneで使うとなるとこうするしかないっていう面はあると思うんですよ。
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でもエクセルベースだというのはつまり並べ替えがまずできると。
エクセルというのは並べ替えられるというのが大きなポイントだと思うんですよね。
例えば有名なところで住所録みたいなものだったら、
名前順に並べ替えるとか登録した順に並べ替えるとか、
自在に並べ替えられますよね。
これが一つのタスクシュートの重要な位置づけなんですね。
これからやることを並べ替えるというのはどういうことかというと、
私にはシミュレーションするということだと思っているんですよ。
プランするということよりもですね、
こういう展開にすることもできればああいう展開にすることもできるし、
こうやるとこうなりますし、ああやるとそうなりますみたいなのを現在の観点から眺めると。
あくまでもこれは算出計算機能であって、
だから表計算ソフトであるエクセルが使いやすい。
計算なのであってね、こういうふうに間違いなくなるぞとか、
こういうふうに過ごすのがベストだぞということにはならないと思うんです。
シミュレーションってそういうもんじゃないですよね。
現在のコロナでもここで外出制限をかけるとこうなると、
かけなければこういうふうになるみたいなのは、
どっちがベストだってことではないと思うんですよ。
だから私は機械は判断しないって思うんですよね。
計算するのはあくまでも人間であって、機械じゃない。
だからこういうふうにタスクシュートが示しているんだから、
その通りに動くのがベストだっていうのはおかしいと思うんですよ。
それをリアルタイムにやってくれるというツールだと思うので、
一日の最初にやった通りにやるのがベストだってことにもならないと思うんですね。
一日の最初に起きてタスクシュートを見て、
これをとりあえずやるかということでやったら、
その瞬間には自分の行為によって一日の展開に影響を及ぼすんですよね。
量子力学の観察者効果みたいなもので、
必ず自分の報道が一日の現象というものに、
一日の現実に影響を与えるから、
さっきやったシミュレーションが次も有効であるという理屈は成り立たないと思うんですね。
だから都度都度変化していく。
タスクシュートをいじっていると都度都度変化する様はよくよく見えてくるはずなんですね。
だからこれも役割、エクセルベースというのは非常に計算と並べ替えが常に連動している。
そのベースとなる記録もエクセル上に残っていく。
完全にエクセルというものと実は深く関わっているツールだと思う。
これをiPhoneでまず使えるようにしたのがトミサヤカさんによるタスクまで、
その後タスクシュートクラウドが、さっき言った通りJ松崎さんの手によって展開したわけですね。
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そういう風に考えていくとですね、
私は現在というものを常に中核にというか、基本現在から目を動かすことなく、
これからやることはシミュレーションできる。
でもそれは現在観点におけるシミュレーション。
過去に何をしたかも検索かけられる。
これは現在やったことを漏れなく、しかも現在の段階ですぐ記録に残していくから、
記録の正確性というのが少なくとも時間に関しては担保される。
という風になった時、ミニマムではどういうものかというと、
まず例のモードってやつね、これも僕に責任があるんだけど、なくてもいいかなと今は思っています。
プロジェクトも多分なくてもいいだろうと今では思っています。
何がいるか。今やっている行動の名前と、
それをいつ始めたかと、それをいつ終えたかと、
この3つの要素だけを持っていればタスクシュートは私は成立する。
これがミニマムの定義かなと。
あとはですね、終了予定時刻ね。
あれも私はシミュレーションだと思うんですね。
別に終了っていうのが何の終了かというのを決めてないんですよ。
多くの人は1日の終了かなと思うんだけど、
睡眠を含めることによって朝起きるまでっていう人もいますよね。
会社を停止までってやつ。
あるいは退社するまでの時間。
これを定義している人もいます。
ちょっと変わったところでですね、朝出社するまでを終了予定時刻にしているっていう方も僕は1人知ってるんですよ。
今はそうされてるか分かりませんけど、見たことあるんですね。
つまりこの状況で言って、寝て起きて朝ちゃんといけるかみたいなところを知りたいですね。
やっぱりかなりそこが気になってるっていうことだと思う。
そういう使い方できますよね。やろうと思えば。
非常に私はですね、その辺の柔軟性はこのミニマムな機能の骨格によって担保保証されているものだと思うんですね。
だから実はですね、機能がいろいろあるんだけど、あれはオンオフができればできるほど今はいいかなと思っております。
僕はもう本当に一列に並んでいて、名称開始終了だけがあればいいと。
で、見積もり時間の算出は私は人力で手動で決定する必要は本当はないんじゃないかというふうに思います。
ログがたまってくればその平均に近い、平均値と多分中央値を使って自動的に算出していった方がはるかに正確なものが作り出せそうな日がするし、
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それによって何がいつどういう並べ替え方をすると、つまりシミュレーションをすると何がいつどの辺で行われるかといったことが提示されればそれでいいんだろうと。
あとはその人その人の特性とおそらく色種と好みなんですよ。
それによってタスクシュードというものはかなり幅広く変貌するんです。
カメレオンみたいですね。いろんな姿を見せてくれる。
こういうほうがいいと思うんですよね。で、実際そうなってると思うんです。
ここがいいところかなと。
非常に柔軟な感じがします。柔軟なのは単純だからなんですね。
こういうことをもうちょっとこれから言っていけばいいんだろうなというふうに思うようになりました。
ある人がタスクシュードとはこういうもので見積み時間こそ大事だと、別の人は終了予定こそ大事だと言うし、ログが大事だというのはその人の特性を示しているんですよ。
なんでその人たちの特性を示せるかというと、さっき言った通り単純だからなんですけど、
もう一つはあれがですね、私たちの認識のありようとすごく近いところにあるから。
さっき言ったこれからやることっていうのはですね、
てかもうちょっと戻してタスクシュードというものが残していくものは原則記録なんだけど、
私たちの頭の中にあるものは原則記憶なんですね。
そして例えば認知心理学では短期記憶と長期記憶って言うじゃないですか。
あれはタスクシュードの概ね今記録している部分が短期記憶に相当するし、
今以前のつまり完全にログになっちゃっている部分が長期記憶に概ね相当するし、
これからやること、つまりまだやってないこと、いわゆるタスクとかプランと呼ばれている部分、
あそこは展望記憶っていう名前がついていて、記憶の一種なんですよ。
昔々、今もあるんだけど、リメンバーザミルクっていうタスク管理ツールがあったんですけど、
リメンバーですよね。ミルクを買い忘れないというのは今の記憶なんですよ。
これからやることに関する記憶ですよね。これからやることって記憶ですよね。
厳密に言えばプランというのはまるで未来に起こる現象みたいな顔をしているんだけど、そんなことはないですよね。
起こるか起こらないかは分からなくて、ただ起こそうという記憶をかつて持ったということはある。
だからさっき言ったように長期、短期、展望という記憶がそのままタスクシュードには概ね当てはまる要素があって、
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そしてタスクシュードっていうのはその記憶であると同時に現実というものを反映させようとしているわけですね。
ここのところが一般的なタスク管理の手法とは違うんですね。
これは違うのであって、よしよしじゃないんですよ。
私いつもどっちがって話をしたりしてるときにすれ違ってるなって感じがするんですよ。
根本的に違うものなのであって、優れているどうかという話ではないと思うんですね。
例えばGDDが有名ですけど、GDDは頭の中をまず書き出すじゃないですか、頭の中を反映させているわけですよ。
タスクシュードは決してそういうことはしないんです。
タスクシュードは現実の行動を記録に反映させているから、記録の内容、記録が見ている、参照している対象が違うんですよ。
タスクシュードというのは現実の反映のリストなんであって、GDDのように頭の中身の反映ではないんです。
だからGDDはあくまで頭の中身をそこに書くわけだから、それによって整理されるのも頭の中身のはずなんです。
思考の整理が進んだ感じがすると思うんだけど、タスクシュードはそういうことは行わない。
あくまでも現実というものを参照して、現実を記述しているから、自分の行動だけれども、それは目に見えるものですよ。
そこを記述しているんで、しかもタスクシュードは整理はしていないんで、あくまでも現実を反映したものになっているはずだし、そうであるべきなんですよね。
現実の反映タイヤ、脳内の反映でどっちの方法のほうが優れているとか、この辺が弱点だとかいうのって、僕は話が合わないなと思うんですよね。
横に並べるんだったら、GDDと並べるんだったら、何か思考整理ツールと比較するべきであって、
行動の記録を残しているものと、頭の中身の整理をしようとしているものを横に並べて比較しても始まらないと思いますね。
そういうわけなので、記憶と現実の行動の記録、その2つをタスクシュートでは原則扱っている。
これをすることでタスクシュートユーザーが楽になることがあるとすると、思考から解放されるんですよ。
これが大きい。我々は同じことをやるんです。
タスクシュートでは、その目に見えるものを使って、算出した見積もり時間とこれからやるタスクを並べ替えることでシミュレーションを行うんですけれども、
同じことをやっているんですよ。我々は脳内で、こうやったらどうなるか、あ、やったらこうなるかな、みたいなことを考えながら、
展望記憶をいじくりながらシミュレーションしているんですね。
これの負担がでかい。非常に大きい。2桁の掛け算を暗算でやるような、そういう思考の使い方なので、脳内のエネルギー消費量がなかなか小さくないんです。
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それだけならまあいいんですよ。それだけなら頭がんばって使おうねって話であって別にいいんだけど、
タスクシュートの場合、何のシミュレーションをしているかというと、これからやる仕事なり行動なりのシミュレーションなので、ここに不安が紛れ込みやすいんですね。
果たしてこれでいいんだろうかとか、間に合うんだろうか、大丈夫だろうか、笑われないだろうか、いろんな行動にまつわる不安がですね、
どうしてもこのシミュレーション中に発生する。これから解放されるんですよ。
なぜなら計算はExcelがやってくれるから、あるいは今で言えばタスクシュートクラウドがその計算を型変わりしてくれるので、
頭をその間にそれに費やすことはない。これによって思考から完全に解放されることはないにしても、かなりの部分に実は解放されるんですね。
だから記録が負担だとよく言われるんだけれども、私としてはですね、漏れなく記録しておきましょうと。
なぜなら後々めちゃくちゃ楽になるから。これでまず第一にこれからやる1日における十数時間の行動のシミュレーションを脳内でやった挙句、
その不安を引っかぶってたらですね、1日や2日もあっという間に使い尽くすぐらいの不安で心がいっぱいになるというケースはいっぱいあると思いますね。
私が原理そうだったので、タスクシュート以前には、それこそGTDやってたんだけど、
頭の中身をいくら整理してもですね、自分の行動を予測してしまう。そしてその行動の予測でミスをどうしても想起してしまう。
ミスをイメージしてしまうと、イリュージョンなんですけど、Good Vibesっていうところのミスを想起すると怖くなる。
怖くなるからそれへの対処法というのを頭の中で考え始めると、頭の中で考え始めているとそれ自体が負担だし、
いくらこれを考え続けていてもですね、この負担から完全に逃れることができないんですね。
正解がどこにあるんだろうといつも考えてなければならない。
タスクシュートをずっと使っていると分かるんですけど、正解ってものはないんだという。
シミュレーションができるということと正解が見つかるってことは違うんですね。
それが分かるようになるっていうのが一つの大きな功用だと思っています。