小倉由理と推し勝つメソッド
横山です。
大樹です。
先日ですね、声優の小倉優衣の最新フォトブックが発売するということで、満を持して秋葉原のゲーマーズに買いに行ったんですよ。
声優の小倉優衣の最新フォトブック。
うん。
はい。ちょっとボーっと聞いてて。
まあ、買うじゃないですか、普通。
まあ、横山さんの普通ですよね。
うんうん。
で、その時に秋葉原のゲーマーズ、まあよくあるアニメショップみたいなとこで、キャンペーンやってて、
春の推し勝つフェア。ポイントを集めて限定グッズを手に入れようみたいな。
うん。
まあ、だから、推し勝つっていうものに該当するものを買った人に対しては、まあ1000円以上で何ポイントつくみたいな。
で、それを集めて景品と交換しようねっていうものだったんですね。まあよくあるそういうフェア。
うんうん。
で、その時に突きつけられたのが、はあ、これ俺のやってること推し勝つかってなったんですよ。
ああ、なるほど。意識してなかったんですね。
はい。
で、いや、俺はそういうなんか推し勝つとかそういうなんか単純な話で別にこういうの買ってるわけじゃねえんだけどなっていうふうに思って、
ちょっとなんかモヤーッとした気持ちを受けたんですね。
うんうん。
で、まあ家帰って、推し勝つとか最近出た推しって一体何なんだよって話で、まあちょっと調べてたんですよ。
で、そしたらまあなんかWikipediaとか見る感じだと、いわゆるその自己投影みたいなものをアイドルにすることで、
まあ自分も頑張ろうとか、あとそういう心の支えとして必要とするような話だから、まあ昔からよくあった。
うーん。
まあ宗教の形と似てるもんだよねっていうのが書いてあって、あれそうなのかなっていうふうにまあ思ったんですね。
私のしてることにはこういう意味があるんだみたいなことを作ってくれるフィクションというか、宗教とかまあその後応援の対象みたいな感じで、
まあ結構都合のいい存在として推しの対象っていうのを使ってるっぽいんですよ。まあ意識せずとも。
なんかのファンだったらそれが推しなのかなっていう、好きなものぐらいで。
ああそうなんです。僕もそっちだと思ってたんですよ。
うん。
だからなんかのファンぐらいの感覚だったんですね。
うんうん。
まあ好きだわっていう感じの。
だからその熱心な推しっていうのをしてるわけじゃないんですよ別に。
でそこにもやっとなんか引っかかりがあって、で推しって今何してるのってことで、まあ推しっていう行動をしてる人たちがやることっていうので、
まあいくつか出てきたのが、まあ自己投影だったりだとか、まあ応援だったりだとか、神っぽくあがめるだとか、都合のいいフィクションにしちゃうとか、
そういう意味での推しっていうのを使ってる人が増えたっていう話があったんですね。
でまあなるほどなるほどと。
で、いや俺そういうのじゃねえんだよなって思ってたけど、あじゃあもうそうしようってことで、これは推しだっていうふうなことで、
ちょっとそれ取られてみたんですよ。
むしろそのラベルに乗っかってみたみたいな。
そしたら、あまさにその通りだわってなって、
小倉由理っていう存在が自分とって都合のいい存在になってくれたんで、
へえ。
あこれじゃんってなりましたねなんか。
元気ないときはどうしようってことになったら、まあ小倉由理の曲聴くかみたいな感じで、
小倉由理の写真集でも見るかみたいなことで、それを解消するってことができる気がしたんで。
あれこの考えでもうなんか乗っかっちゃってる方が楽じゃねっていうのと、あと便利じゃねってことで、
ちゃんと推し勝ちした方が自分とってプラスなんじゃないっていうことで、
絶妙なスタンスじゃなくて、これは推し勝ちなんだっていうのを認知した方が楽なんじゃないのかなって仮説ですね。
長いちょっと。
世の中で流行ってるメソッドに乗っかってみたら、結構自分の求めてるものだった感じですかね。
そうですね。
その一言につきますねもう。
だからちょっと距離を保った上でのそのファンを気取ってたんです、今まで。
まあ強いて言えば声優の中では小倉由理好きだけどさみたいな感じの、
そういう匂わせ風味でしかやってなかったんですよ今まで。
そこを「お前推し誰なん?」って聞かれたら「ああ俺推しは小倉由理」っていう風に答えた方が、
話がスムーズなんじゃないかなと思って、
このちゃんと推し勝つっていうのをメソッドとして持ってきました。
推しに対する意識
自分の内側からしてもそうだし、他人に説明するにも便利。
そうですね。
ひきらかした方がもしかしたらいいんじゃないかと。
大樹さんあんまり推ししないですよねでも。
そうっすね。
僕はあんまりしないかも。
それはやっぱり都合のいいフィクションっていうのをそこから収集しようっていうあれがないからですよね多分。
どうなんだろうな。
ちょっと今横山さんの話を聞いてて、
全然自分事として考えてなかったんで。
うん。
今、そこの頭が全然回ってないですね。
確かにどうなんだろう。
いやそれ強い人間ですよね。
推し活の普及
どうなんすかね。
推しの本質は都合のいいフィクションなんで。
アイドルとかっていう意味だとあんまりないですけど、
普通になんか漫画読んでて、
例えばドラゴンボールとかでもいいんですけど、
僕めっちゃ頼もしいなみたいな。
強々とした前向きな感じ、憧れるなみたいな。
そういう話は例えば思ったりしますけどね。
きっと小学生の頃そういう推し活動してたんじゃないですか。
うん、そうですね。
自分と悟空を重ねてカメハメハ打とうとしたり、
ドラゴンボールのグッズ買ってみたり、
一緒のあれも推し活動だったみたいですよ。
ああ確かに。
なんかまあ推し活までつけると、
結構具体的にこう追っかけをしてお金を使うみたいなイメージありますけど、
少なくとも推しではあったんだろうなって思いますね。
プチ推し。
うん。
急にでもそのところの推し活ってものは普及しましたよね。
そうですね。
一人称に関する悩み
みんなが無意識にやっていたものに、
ようやくしっくりくる言葉が与えられたっていう感じなんですかね。
うん。
で、今回の気づきは、
そのラペルには乗っかった方が便利だぞっていう気づきがありました。
[音楽]
ちょっとですね、
自分の一人称、呼び方について、
今迷子になってるんですよ。
うん。
普段僕は「俺」って言ってるんですね。
うん。
あの…
友達とか。
そうですね。
プライベートの場では「俺」って言ってますと。
で、このポッドキャストは結構ブレてて、
「僕」って言ったり「俺」って言ったりが混ざってるなっていうのを自分で聞き返して思いましたと。
うん。
で、仕事だと「自分は」とか「横山は」とか「私は」っていう風に言ってるんですね。
え、じゃあどれが一番デフォルトなんだっていうのが、
ちょっと最近分かんなくなってきて、
一人称をしっかりと定めたいんですよ。
うん。
大樹さんは結構僕で全部統一してる気がしてて、
なんかいいなって思ってるんですよね。
あー、そうですね。
まあ、プライベートだとやっぱ「俺」だったりしますけど、
あ、そうなんだ。
仕事…まあ横山さんの半分仕事っていうとこは僕で統一してて、
地味にあの、親と話すとき僕ですね。
あ、そうなんだ。
な、え、どういう…なんか使い分けをしてるんですか?
「わし」への憧れ
なんだろう。
普通に敬語かため語かみたいな話と一緒ですね。
ため語だと「俺」で、敬語だと「僕」でみたいな。
うん。
まあちょっと親だけ例外みたいな感じですね。
なるほど。
分かりやすいですね、ルール。
じゃあ「僕」は敬語っていうことで。
あ、そうですね。
「僕」っていう単語は敬語。
でもやっぱり仕事上だと、
いや、私の方がしっくりくる気もするけどみたいな、
ちょっと迷いがありますよね。
で、「私」っていうのなんかしっくりこないなーってあるじゃないですか。
そうですね。
で、あと「自分」っていうのもなんか気持ち悪いなって思ってて。
自分は…
あれかなり、僕も使いますよ、自分は。
うん。
逃れるために使うって感じですね。
はい。
脱自分したいんですよね。
で、あと脱俺もしたいんですよ。
あ、そうなんですか。
はい。
なんか「俺」ってどうなんて思いません?
なんか言うほど「俺」って俺かっていう…
(笑)
ちょっと…
「俺」に何を感じてるかがわかんないですけど。
なんか「俺」ってキャラじゃないじゃんってなりませんか。
あー、そうなんですかね。
もっとなんかかっこいい男とかが「俺はな」っていう文脈で使うもんだと思ったんで、
「俺」ってイメージじゃないんですよ、自分は。
横山は「俺」じゃないってわかりづれぇと思ってるんですね。
はい。横山は「俺」じゃない。
はい。
何か乗っ取られてる感じですね。
他の何か。
横山は「俺」じゃないんですよ。
だから、変えたいんですよ、一人称を。
で、最近結構しっくりきてるなって思うのが「わし」なんですよね。
へー、はい。
結構「わし」って言うと、なんかそこに思想が乗っかりそうな気がしてて。
横山さんが「わし」っていう一人称に感じているイメージがあるとして、
それと自分のイメージが結構相性がいいというか。
うん。
はいはいはい。
あと「わし」って使いたくないですか、普通に。
まあ、そうかもしれないですね。
ちょっと憧れもあるし、
「いや、わし」意外としっくりくるぞって思うけど、
「わし」ってさすがにね、アラサーが使うのもどうなのってなって、
いやでも「わし」にいつか変えたいんですよ。
今そのタイミングを探ってるんですよね。
うんうんうんうん。
だから「わし待ち」。
一人称の選択についての悩み
「わし」って変えるタイミングあるんですかね。
いや、それもちょっと思ってて、
僕の、だから「わし」のおじいちゃんは「わし」って言ってたんですね、自分のこと。
だから「高齢者はわし」って呼ぶもんだっていう認識があったんですよ、自分の中で。
だから、いつか俺も「わし」っていう一人称使うのかなっていう風に生きてたんですね。
でもどうやらおじいちゃんが「わし」っていうのを使うわけじゃないらしい。
「わし」って使うおじいちゃんは昔から「わし」って言ってるんですかね。
そうです、そうです。
「わし」は、あれはおじいちゃん用語じゃなくて、方言なんですよ、ただの。
僕は広島出身なんで、多分向こうの人はみんな「わし」って自分のこと呼んでるんですよ。
ああ、そうなんですね。
だから「わし」って意外としっくりくるんですよね、生まれ故郷的にも。
だから「わし」変えタイミングをちょっと探ってて、
だから「じじ」になったら「わし」っていう風に思ってたんだけど、今の話でいくと、
あれ、これ別に方言だからいつ「わし」って使ってもいいんじゃねって思いつつ、
けどTPOを分けまえないと、仕事中「わし」はっていう風に言い出したら変だなって思うから。
変ですね。変だけど別にいいけど。
「わし」との向き合い方が、これもまた分かんない。
で、堂々巡りで、結局俺は、僕は、私は、どの一年生を使えばいいんだっていう感じですね。
なるほど。広島に行ったらいいんすかね、それで言うと。
ああ、広島に行って自分のこと「わし」と呼ぶと。
確かにそれは一番シンプルだけど。
広島に行くか。「わし」ってかっこよくないですか、でも。
うーん、まあそうかも。
「わしは今日は早起きしたぞ」って言って。おじいさんだですよ、ただの。
男性的な一人称について
「わし」って。
「そりゃあおじいさんは早起きだよな」みたいな。
「わし」って使う人はあんまりいないですよね。っていう話です。
でも何だろう、一年生に対する気持ち悪さって、たぶんみんな持ってる気がするんですよ。
それで言うと、なんか日本語圏から出てしまえば。
「愛」ですよね。
そうですね。英語圏だったら「愛」だけでいけんのかなみたいな。
でも「愛」だとなんか欠落しますよね、そのニュアンスが。
ああ、なるほど。なんか一人称統一したいっていうよりは、
一人称と今のイメージが合わないから、合う一人称を使いたいっていうことなの。
はい。まあ「わし」が合ってるとは一概に言えないかもしれないけど、少なくとも「僕」じゃないんですよ。
「わっち」とか。
「わっち」。何があるんですかね、他は一人称って。
「俺」「私」。まあそれそうよね、僕自分。
そう、男っぽいイメージ。そう、「俺」って男っぽいイメージあるんですよ。
海外の一人称との比較
はいはいはい。
で、「俺」って言うほど男っぽいか?って。
「俺」って「俺」。横山はそんなに男っぽいか?っていうことで、
俺を積極的に使いたくないんですよね。
けどそれを使い続けてたからナチュラルに「俺」が出てくるんですよ。
だから使いやすいっちゃ使いやすいんだけど。
いやー、変えたいなっていう。
「うち」。
「うち」は結構女子じゃないですか。
「拙者」とか「小生」とかってどうなんですかね。
「小生」いいんじゃないですか。
「小生」結構なんかメールとかで見ますよね。
ややこしい人だなっていう気がしていいなって。
「小生」。「それがし」。「おい」。「僕ちん」。「わて」。「うち」。「おりゃあ」。「あたしゃあ」。
うーん、いやでも「小生」いいかもしれないですね。
あとめっちゃ減り下る一年生ないかな。
「拙者」。一年生単数の代名詞。
「わたくしめ」みたいな。
「あたし」「あたい」「あーし」。
「ちん」。「ちん」。「ちん」は偉い人じゃないですか。
「ちん」って言っちゃいます自分のことを。
「天皇かよ」みたいな。
「東宝」。「本官」。「それがし」。「東職」。
「愚僧」。「拙僧」。「愚徳」。ひどいな。自分をちょっと貶めすぎだろ。
いやー、だから海外羨ましいですね。そう思うと。
だって「弊社は」とか「御社は」っていう時も「you」、「we」ですよね。
いいなー。悩まないんだそこで。
ジョブスが言うところのあの、一日の意思決定エネルギーをなんか下げるために判断はしないってことで、
服を毎日同じ服着てるじゃないですか。
それと一緒っすよね。
いつも同じ一人称を着る。
はい。いつも同じ一人称として、多分彼らは「愛」を使ってるんですよ。
だからやっぱ海外の人は強いんですよ。
俺らはその一人称どれ使おうかななんかで悩んじゃってからモタモタしてるんですよね。
なるほど。だいぶ一人称を固定した方がいいと。
そうなるとビジネスの場でもプライベートの場でも同じ一人称を使わなきゃいけないってことですよね。
だからやっぱ「私」って言い続けるのが一番いいのかな。
プライベート用の一人称の決定
まあ統一したい観点だと「私」が一番良さそうですけどね。
で、「私」っていうのはその友達観でやるとちょっと堅苦しい。
てかそういうキャラになっちゃいますよね。
「あ、こいつなんか丁寧なキャラだな」って。
いいんじゃないですか。
そういうやつ。
丁寧キャラでいく。
まあ丁寧キャラなのか、なんかよくわかんないけど「私」って言ってるキャラ。
いやでも急に、それもあとスイッチングコストもあって、急に変わると「お前どうした」って言われるじゃないですか。
だからそこもケアしないといけないんで、俺から逃れられないんですよ。
iPhoneから変えられないみたいな感じで、俺ロックかかってるんですよね。プライベートにおいては。
じゃあいいや、プライベートはもう俺でいきましょう。
ラジオでとりあえず変えてみたらいいんじゃないですかね。
じゃあワシでいくか。
じゃあプライベートはもう俺でいきます。
まあてか、そのロックに任せるって感じですよね。
もしかしたらプライベート以外が全部ワシになっていったら、なんかちょっとだんだん使いたくなってくるというか、ロックが緩むかもしれないから。
じゃあ新しい取り組みとして、ホットキャストではワシっていう風に使うようにすると。
ちょっとさすがに決めるなってなったらやめると。実験ですねこれは。
普段は流れに任せて、自然に出てくる一年生を使うと。
問題は最後ビジネスの場ですよね。
ビジネスでの一人称の決定
ビジネスってか、敬語を使わなきゃいけない場、形式ばった場は、僕自分、私のどれか。
えー、僕?私でいっか。
私は万能ですね。
私でいきましょう。
じゃあもうこれはもうルール決めたってことで、次の収録からワシになるんで、皆さん気をつけてください。
何にだ。
ふふふふ。
[音楽]
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(字幕視聴ありがとうございました)