1. RYO-Z & 柴崎竜人の新しいフォルダー
  2. #124 アカデミー賞受賞『ドラ..
2022-03-14 43:33

#124 アカデミー賞受賞『ドライブ・マイ・カー』を語る。RYO-Z & 柴崎竜人の #新しいフォルダー

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出演:
RYO-Z from RIP SLYME
柴崎竜人

【宿題映画】ありませんか?

人から「面白いよ!」と勧められて、いつか見ようと思ったまま、まだ見れずに宿題として積まれている映画の数々。
RYO-Z と 柴崎竜人がそれぞれの宿題映画を一緒にこなし、飲み屋でトークするポッドキャストです。

今回の宿題はアカデミー賞受賞『ドライブ・マイ・カー』。

あなたも一緒に宿題映画を(ホロ酔いで)楽しみませんか?

出演:
RYO-Z from RIP SLYME
twitter.com/ryoujinarita

柴崎竜人(小説家)
twitter.com/ryuto_shibazaki

スタッフ:
砂流恵介
twitter.com/nagare0313
00:05
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スゲー速い
それはヤバいやつ
ドラッグですよ
レッドブルクラスになると
最作ですな今回の宿題映画
ドライブマイカー
随分前から話題ではありましたし
これ公開いつだったんだろうね
去年の夏とかですね
2021年の夏とか
結構経ってんすよね
DVDとかそういうの出てますね
ブルーレイ
出てます出てます
8月20日です公開が
公開が去年の
話題作ではあったし
知ってはいたんですよ
でもそのうちもしかしたら
ネットフリックス
Amazonプライムなどなどで
視聴できるんではないかという
淡い期待を残しつつ
ぼーっとしていったら
なんとアカデミーにのみ
03:01
されているというニュースが
入ってきまして
なんと4部門で
ノミネートということで
中に作品賞もあるということは
まさにパラサイト
ハンチカの家族に
追随するアジア映画というか
日本の初めての
大画になるんではないかという
期待もあることから
取り過ぎ宿題でした
ということで
見てきたわけですけど
監督が浜口隆介監督
そして主演が
西島秀俊さん
三浦透子さん
この三浦透子さんというのが
この映画でもすごく
非常に話題になっておりますけども
僕今カムカムエブリガーディって
アサドラ見てるんですけど
出てるんですよ
今主人公が親子3代にわたる
長いストーリーになって
その3代目の今の主人公の子の
同級性役みたいな
そんなにすごいバンバン目立って
出てくる子ではないんだけども
常に結構なかなか映っている
ちょっとしたキャラクターなんですが
ちょっと不思議な存在ではあるな
っていうところが
今回のドライブマイカーでも
なかなかいかんなく
妖艶なムードは話していましたよね
そうですよね
ドライブマイカー
どんな映画でございましょうか
いつもの解説お願いします
ドライブマイカー
ドライブマイカー
まず去年の8月20日に公開されてるんですけど
日本よりも世界で話題にとにかくなっていて
そうなんですか
いろいろ各国外国の
そういうショーレースに
かかっていたということですね
そうですね
少なくともネットに出ている限りですと
アメリカにローリングストーン氏という
雑誌があるんですけど
名門のポップカルチャー誌ですよね
ローリングストーン氏が選ぶ
2021年の年間ベストムービー
第1位です
すごくないですか
すごい
すごいでしょ
ニューヨークタイムズ
あるいはタイムシーですね
が2021年のベスト映画
10本に選出していると
ニューヨーカーとかね
小説でも有名ですけどね
バラエティとかいう
主要雑誌の著名非評価も
2021年最高の成果の一つとして
この映画を推薦していると
なるほど
とんでもないです
とんでもないです
熱量が
カンヌの脚本賞を取ってるんですよ
もう賞もゲットしてるわけですね
ファルムドールも飲みに
飲みに出されていて
ゲットしたのは脚本賞を
国際映画
国際映画非評価連名賞
これカンヌですよ
取って
あと
エキメニカル審査委員賞
06:01
これ何の賞か勉強なんですけど
取ってると
あとはもう結構受賞してて
例えば
アジア太平洋映画賞
なるものがあるんですけど
これはもう
これも作品賞を受賞してると
脚本賞も受賞してると
ニューヨーク映画非評価協会賞
これ結構生意気賞ですよね
これ作品賞取ってますと
ワシントンEDC映画非評価賞
これ外国映画賞取ってますと
などなどなど
ボストン映画非評価協会賞
これは作品賞監督賞主演男優賞
脚本賞取ってます
とにかくすごいんですよ
むちゃくちゃ評価されてる
どうした日本と
日本の中で話題になってない
日本だけじんわりすごいらしい
すごみみたいだね
逆輸入感があるってことですね
そうなんですよ
じゃあどんな映画なのというと
これもともとは村上春樹さんの
短編集ですね
女のいない男たちという
小説の短編集の中の1点
ドライブマイカーが原作となっている映画です
実際にはこの映画すごく短編で
かなり変わってます
アレンジが施されてるわけですね
そもそも描かれて
奥さん亡くなったところから小説始まってる
だから冒頭のオープニングのタイトルが出てくるのは
亡くなった時なんですよ
40分かかったでしょ
あれは前段なんですよ
小説はあそこで描かれてなくて
なるほどね
そんな仕掛けがあったりとか
それはこういう話として
村上春樹が原作で
監督は濱口隆介さん
どのような撮影をしている監督でしょうか?
まだ商業作品2本目かな
今エビスでかかってるのが
なんとかと想像
バッと出てこない
それめちゃくちゃ僕に詰まれてて
オススメされてて
それすごいよって
そもそもハッピーアワーっていう映画で
世界的に注目されたんですよね
濱口監督は
この映画5時間あります
聞いたことあるな
ハッピーアワー
割とドキュメンタリー立ちで撮っていく映画でしょ?
俺もハッピーアワーっていう曲買ったことあるから
何かの参考に仕事したような気がする
長いと思って
それで辞めちゃった
見てないんですけど
ハッピーアワー
偶然と想像だ
09:00
偶然と想像が
今確かかかってますね
しかもこれも偶然と想像も
ベルリン国際映画祭のコンピューション部門に出されて
審査員のグランプリ撮ってます
じゃあもう今世界が注目する監督
日本で一番イケてる映画監督と言って
過言ではない
濱口さんが撮ったということですね
西島人達さん
三浦彤子さん
桐島玲香さん
岡田まさきさん
などが出演されている
これが外側のやつですよね
映画自体は2時間
3時間弱あります
長い
179分ですね
この中で何が描かれているかというと
ざっくり超ざっくり言うと
西島さん演じる主人公ですよね
が演出家であり
役者でもあったんですけど
奥さんが
桐島玲香さん
オトさん
ネタバレになってしまって
皆さん見られて全体で話しますけど
オトさんは生前
深く愛し合っていた2人ではありますけれども
オトさんは
他の男とも関係を持っていた
男たちとの関係をどうやら持っていたと
そのうちの1人間違いなく
関係を持っていただろうというのが
高槻という若手俳優
岡田まさきさん演じる
その辺りが描かれるのが
冒頭の40分なんですけれども
そこから奥さんが亡くなり
そしてオトさん奥さんですね
喪失を埋めるために
埋める2時間が描かれていくと
具体的に何が起こるというよりも
その1つの
西島さん家福って言うんですけど
劇作家の家福
劇作家じゃない演出家の家福が
ワーニャおじさんという
ワーニャおじさんというお芝居を
広島で撃つのに
そこに参加してきた
岡田まさきとか
他のキャストとかと一緒に
彼の心の動く様子が
描かれていくという
最終的に彼は
自分の車と自分の車を運転する
名前が出てこないな
東子さんね
東子さん
三浦東子さん演ずるところの
演ずるところの
あれ名前が
三浦東子さん
三浦役のね
ドライバー役
をメインにして
基本的にその4人をメインにして
物語が進んでいき
それぞれの創出を見つめ合って
そして埋め合っていくという
物語なんですけれども
説明難しいんです
むちゃくちゃ説明解説難しいです
これなんで難しいかっていうと
12:00
村上春樹さんの小説を読んで
村上春樹の小説どうだった?
面白かったよ
どんな話?って
説明できないのよ
彼の小説は
そういうところが
まさにだから
短編から膨らませていってるし
短編紙に入って別の話とかも
盛り込まれてるんですよ
この映画
なんだけど
そのエッセンス大事な部分は
何も薄まってないし
むしろ拡張されていて
村上春樹的な映画になってるんですよね
原作はもう読んでるわけですね?
読んでます
なるほどね
だからこそ
この映画を見て
さらにまた読んだんですけど
僕は正直
この映画は圧巻でした
とんでもないと思った
この映画
信じられないクラスのことを
やってると思っていて
ただ初めに見終わった瞬間は
ポカンだったんですよね
これなの?
後から聞いてくるタイプ
自分は何を見せられたんだろう?
原作を読み返し
ワーニア王子さんっていうのを
下敷きにしてるんですよね
劇中劇として
あとは五島町
両方ともチェイフオフの短編なんですよ
春樹さんはチェイフオフ大好きなんですよね
ロシアの作家なんですけど
五島町ながらとか
ワーニア王子さんっていう
短編を知ってると
さらにこの映画が
異常なくらい複雑に
しかも上手にできてるのが
分かるんですよ
設計図がすごいわけ
だから客方も
これは撮るわって思うくらい
圧倒的なんですよ
構造だけ簡単に説明すると
ワーニア王子さんの人物関係
劇中劇で
あの人物関係が
リアルにも投影されてるんです
しかも車の中で
音の声によって
説明されてるじゃないですか
それもまたバチッと
ハマってるんですよね
その人物の心情に対して
何個かそこはしっかりと
表してるとこあったね
それはちょっと分かった
しかも原作にはない
奥さんとのやりとりというか
出会いというか
あと面白かったのは
本読みで感情を出さずに
本を読みましょうって言って
やってましたね
大読みしてくださいって
15:01
あの演出方法って
濱口さんがリアルに
やってるらしいんですよ
ターメソット
これで劇中で見ながらだと
あまり情報量が多すぎて
追えなかったんだけど
なんであんなこと
これやってんだろうって
後々考えると
少なくとも映画の中で
説明されている部分だけを
かいつまんで考えると
なんで棒読みをしていたか
それは感情を出さないまま
話すことで
お互いにやりとりをしていることで
舞台に立った時に
初めてそこで感情を乗せるわけですよね
だから今までの役者さんが
どれくらい感情を乗せたかって
感情の乗せた幅が分かるんだ
だからフラットで一回
体に精神移りにいこうと
そうさせるんだ
だからあの本読みのシーンって
本読みのシーンと本読みがあったんですよ
なるほど
すごい入れ子状になってて
いろんな重なり合いがすごい
本当に複雑だけど
巧妙にできているなと
なるほどね
だからどういう映画か説明して
いつもの解説よろしくお願いしますって
ザッキーに振ってみたものの
それを説明するのは非常に難しい
だから僕は言いました
心の奇妙を感じ取ってほしい
出てくる演者たちの奇妙を感じ取る
そういう映画になっているということで
ドライブマイカーです
なんか難しいですね
切り取って話すのが非常に難しい
じゃあどう思ったかっていうところを
村上くんはどうでした?
僕はですね
もう3時間ということに
ものすごい覚悟をしていったんですけど
トイレとか含め
本当にもう一回行っとこうかな
みたいなのに行って
でも結構あっという間
3時間でした
どうしようみたいなのも
長いとは思わない
面白いなと思って
話としてもすごく
絶対これこそ宿題じゃないと
絶対見ない映画だと思いながら見てたんで
分かる
劇場でなくてもいいかなって
思っちゃう映画の一方かもね
それを見れてすごい良かったなっていうのと
広島人から言わせると
そうだよね
広島弁が一度も出てきてないんじゃないかな
っていうぐらい広島舞台で
普通広島舞台って
見ましたけど
キンキン泣き戦いとか
そうね
もうひどい広島弁じゃないですか
バッツリね
本当に一回もかすってないんじゃないかなっていうぐらい
広島弁出なかったなと思って
演者たち
でもあれだよね
ドライバー役の東子さん
でもあの人も
北海道出身で
北海道だよね
そうだ
しかも広島は
18:00
広島でもちょっと遠いところ住んでたり
とかっていうのがあったりね
っていうような感じか
それはすごい新鮮でした
広島弁出てくるのかなと思って
逆にそれ気になっちゃうなと思ったら
出てこない
ちょっと癖だね
皆さんすごすぎる
外国の方いっぱい出てくるし
そういった意味でも異次元な
面白かった
設定のお話になって
どんな国の言葉が出てくるのかね
確かにそうだよね
そういうのは確かにあったな
でも俺もまさにそう
俺も時間はそこまで感じさせない
間延びも思わない
っていうかたっぷり間を使ってるのに
そこはやっぱ没入している
没入させられるちゃんとなんか仕掛けがあって
ぐっとはまる
だからといって
さっき言ったように確かに
どんな映画だったって言われても
漠然としてるんだよねイメージがね
すごくね
緻密で細かいんだけど
さてどういったものかこの映画っていう
すごく難しい
いろんな人たちの心の動きを見せる映画っていうか
そういうものが表現されてる映画だなと思って
すごいと思ったんだけど
俺は無念がやっぱり一つあって
珍しくね
俺やっぱり
飲んでるほうがいいのかな
飲んでないとおトイレ立っちゃうのよ
飲んでると立たないの俺
なんか今やらしい感じに聞こえたかな
いやいやいや
全然聞いてなかった
聞いてなかった
むしろ聞いてなかった
一回どうせも我慢できないでトイレ行ったの
帰ってきたらどのくらいで行ったかっていうと
どっか物を考えられるように
海のほうまで行くんだよな
そこから
次は外で立ち稽古みたいなのしてるシーンになっちゃってて
その間ががっつり抜けてる
見れてない
ゴミ収集所のとこ行って
そうそうそうそうそうそう
その後海が見えるようなところで
タバコ吸ってて
どうしても我慢できない
この後次のシーン
つまんないシーンで会ってくれと思いながらトイレ行って
戻ってきたら
どっか外で立ち稽古みたいなのが始まってるみたいなところ
そこに岡田君たちが送れてくるんだっけな
確かそんな感じのところかな
あれ違ったっけな
まあまあまあそんなところですよ
しくじったって思ったんだけど
だから一番最後分かんなかった
一番最後にそのドライバー役の女の子が
なぜか韓国にいるよね
韓国にいて
犬は夫婦が飼ってた犬だよね
21:05
喋れない手話の奥さんと
あと韓国人の旦那さんと
家に一回夕飯に招かれるじゃない
そこで出てきたワンちゃんだよな
それがあの子の車に乗って
なぜか韓国にいるっていう
あのオチが分かんなかった
原作ないんですけど
そもそも原作では北海道に行くとかもないし
ただ岡田まさき演じるところの高槻と
なんとかバーで飲んでて
その時の話をドライバー役をしてる
ドライバーの女の子に話してる
っていうだけの短編なんですよ
膨大に話を膨らんでるんだけど
濃度は変わってないと思うんで
おそらくラストシーンは
あのカンパニーが
あの舞台がそのまま韓国で公演されてる
だとしたらおそらく説明がつくんですよ
夫婦も一緒に韓国で行って
犬も一緒に行くと
公演中でドライバーが必要
西島さんの車も必要
そういうことなんじゃないかなとは思います
なぜだって思っちゃった
冒頭の時の始めの40分は
西島さんはある程度成功を収めている
演出家なんですよ
でもそこから奥さんが亡くなった後は
ちょっと勢いが
もうね
自分も出なくなっちゃうしね
演者にならなくなる
だからそこで一回
失われた喪失を描かれて
本当この濱口さんが上手だし
そもそも村上春樹が
メタファーの天才というか
達人というか
これがこの安優であり
没落の喪失の安優が
メタファーが演出家としてのキャリアの
ヒカリが失われていくと
それがまた最後になって
復活して今度は海外で認められる
みたいなところを描いているのかなとか
だから簡単に言うと
喪失と再生の物語みたいな
そういう風に言うと
そのこまでがものすごく
いろんな表現がなされてるわけね
ものすごい
がてんあいくん
ものすごいいろんな角度から
それを安優安優
メタファーメタファーで
例えば西島さんが
緑内瘡になってると
その緑内瘡っていうのは
片目だけは緑内瘡で
もう左目が緑内瘡だったら
右目が頑張ってある程度
カバーすると気づきにくいんですよ
みたいな表現があったんですけど
要は我々は見ているつもりだけれども
見えていないんだっていうのも
それもメタファーで
24:01
結局多言語で会話をしているのも
結局話を聞いているようで
理解はしていないんだとか
もうその一歩通行
でもそれを最終的には
愛していた彼女を
全て理解することができない
見えてはいるけど
見えてない部分があるんだ
それをそのまま受け入れていいんじゃないですか
っていう最後じゃないですか
それが全部そこのメタファーが
うわーってあそこに繋がっていって
なるほど
細かいこと言えば
キリがないんですけど
これもそうだあれもそうだ
みたいなジグソーパズル的なものが
俺だってトイレ行ったその瞬間の
あれで落ちが分からないところ
そこの振りを見逃してるなと思って
もう一回見に行こうかなと思って
でもこれね俺ちょっとなんだろうな
好きな絵を絵画を美術館に何度か見に行く
みたいな気持ちでもう一回見てみたいな
そうかもしれない
何度も読むように
この絵画はすごい色々隠されてるっていうか
より理解が増すね
でももう一度見たりしたら
確かに思うし
あとそのおそらく
おそらくですよ
これも正解じゃないですよ
こうやって話すこと自体が
この映画の楽しみの正解なのかなと思うけど
奥さんが
あとが西島さんに
旦那に物語を話したじゃないですか
セックスの後に
その話した内容が
女子高生が好きな男の子の部屋に忍び込んで
ベッドの上でおなじみをする
だけどこの部屋はあまりにも整頓されている
ヤマガでヤマガ
このヤマガの部屋はあまりにも整頓されている
この整頓された感じに
母親の影響を感じる
それが嫌だと
だから私はここに何か物を残していく
って話すじゃないですか
冒頭に出てくる西島さんの
加福さんの家は整理整頓されているわけですよね
確かに
だからきっと
オトは
彼にある種満足はしながら
一方で耐えられない
潔癖さっていうか
この部屋は耐えられないって気持ちがあったんだろうな
って悔やみすると
俺はそう感じて
だからこそ
納得できない部分とか足りない部分を
他の男に求める
もちろん子供のこともあるけど
子供の喪失もあるんだから
実際その子供と同じ年齢じゃないですか
ドライバーがね
23歳ね
あんなに23歳いる?
たっぷり影が
どっぷり影がある
すごい23歳だったね
どんな人生送ってきたの?
27:00
あんな感じでタバコ吸う?
魅力的ですよ
掘り下げれば
キリがない
俺の喪失感ですよ
本当にトイレに立ったっていうだけで
この映画がちゃんと掴めないような気がするっていう
北海道行って
北海道の記憶あるんですよね
あるあるよ
北海道だったんだねあれね
おぼろげだった
でも確かにフェリーに乗って行って
あれは北海道なのね
自分の家のとこまで行くよね
そこは分かってます
それを覚えてます
花を一輪ずつ投げていくみたいな
あの感じはすごい
分かってんですけど
そこすごいのと
エンドロールそれで
もうエンドロールだと思って
終わったんだと思いながら
バーって見せたら
なんと鈴木佐紀って出てきたの
出てきた
どこによ
出てきた出てきた
俺も気づいた
どこに?
あのトイレの時だ
絶対
絶対トイレの時出てきたんだと思って
本人に確認したんですよ
出てたもしかして
最近よく言われるんですけど
子役の子で
全く同棲の上の子がいるじゃんって
多分その子じゃないですよ
ガッて言ってた
ユニクロのCMでさ
天使の役の
桑田さんが歌を歌ってて
桑田さんとすれ違った時に
歌を歌えばいいのに
みたいなこと言うCMじゃない?
があるのよ
その天使の役の子
やってる子が
鈴木佐紀ちゃんっていうらしい
全く同じ人
多分その子が出てたんじゃないですか?
佐紀違い
そりゃそうだよね
そんな映画出てたら
バンバン宣伝するもんね
普通にいつも浴衣のインスタしかアップしてない
そこは相変わらず
そうそう
そういう風に聞いたから
全部ちょっとだけ見れなかった
あのせいだみたいな
俺がちょっと早く帰ってくる
もしかしたら
たくさん助かってたかもしれない
そういう素質感が
俺もありました
ここで再生して
そうそう
出てなかった
よかった
救われました
といったところで
では恒例の
パンチラインの方向に
行きましょうか
沢山ありそうだな
でもまとめます
僕ね
僕結構
本当に
すっごく印象的な
やっぱ実際見ながらだと
いろいろ多分その時に
ガッと衝撃を受けるセリフってあるんだけど
なんか
本当にパッて映画見終わって
すっごく思い起こす
感じで言うならば
俺今回ね
30:00
岡田まさきくんすごいよくなかった
むっちゃいいと思った
なんか
今までの感じではない
なかなかこう
奥行きの
すごく
今までもすごいけど
素晴らしいけど
なんか今回
余計になんか
闇も含めて
いろいろあるな
この人
車のシーンとか
ちょっと怖かったですよね
そうね
隣でこう
話してる
俺も
俺だったら耐えられない
本当だよね
横の家まで走ってる
俺はお前の奥さんと
みたいな空間で
いるわけでしょ
怖いこいつ
確かに俺も思った
なんか
ちょっと
ああいう役うまいっすよね
びっくりした
そういうことない
なんだっけ
生徒を殺す先生の役
みたいな役なんじゃないっすか
生徒を殺す先生の役
僕はちょっと話しすれちゃった
なんかやってたかも
あれじゃない
あれ
あれか
松高子の
かな
なんか分かんない
先生役でも
ちょっと薄らざむ
すごい爽やかなだけに怖いんだよね
そうそう
すごい空っぽみたいな感じの
怖さを持ってて
あれ
あの人のやつ
みたいな気がしてならない
松高子が出てた
告白
告白
じゃなかったっけ
なんかあの人出てた気がする
そうそう
まあもう
まあいいや
その彼のセリフで
他人
まあこれちょっと
一時一句間違ってるからじゃない
なんとなくで覚えてる
こんな感じのことを言ってた
って思うセリフなんだけど
他人を知ることは
自分自身を知ることだ
みたいなことを言うセリフがあった
でなんか
それに終始してる
人なんだなって思うのよね
その彼自身
岡田君が
その他人を知りたいわけじゃん
奥さんのことすごい知りたいわけだから
主人公も
それは自分自身のことを
よく掘っていくっていう
そういうところを指してる
だろうなって思うところが
これをきっかけによって
まあ一番そんなこと
聞かされたくない相手だったけど
自分もなんか
自分のことないし
自分のこと
自分はこういう風で
こういうものなんだって
思っていくことによって
奥さんのことがちょっと
紐解かれていくみたいな
きっかけになる
なんかセリフだったなと思って
そこが一個
あとは
三浦東光さんと
西島さんの
二人で煙草
車の中で
いいの?
いいんですか?
火をつけて
ルーフから
二人で手を出して
煙草を外に出して
あの感じはすごく
33:01
いい絵面ですね
かっこいいって思う
その二つが
結構印象的でしたかね
僕は
ってところです
いいですよね
素敵と思った
どうですか?
私いきますか?
長瀬くん
全然どっちでも
僕ね
いくつもあるんだけど
一つにしようと思って
あそこ
岬岩
ドライバーね
ドライバーもなおか
潰れた家の
とこ行って
花をわーっと投げて
で煙草を刺して
でまた
そこから
火幅が立っているところに
歩いて戻っていこうとする
ちょっと滑って
そしたら火幅が
手を伸ばして
それ掴もうとするんだけど
汚れますよ
その一言はすごい
キュンときて
だけど汚れますよって言っても
それで手を伸ばして
手を取っていくって
めちゃくちゃ汚い
で最後の火幅の
長出ていくというか
森の竹をわーっとしゃべる
シーンにつながっていって
汚れますよ
もうまた
こっから先はきれいな世界じゃない
こっから先
この心情トロが
きれいなものだけじゃないところを
しっかり彼が掴み取って
そこから彼の胸が
わーっと流れて
きっかけになるあの台詞がすごくいいな
しかもそれを
東吾さんが言うとか
三崎が言うとか
すごくよかったな
あの汚れますよ
すごく好きだった
なるほど
いろんなギミックあらけですね
台詞一個で
そういうこと思わせる
メタファー攻撃が
そう
ワニオンさんとか
チェーモンの台詞も
すごい全部よかったんで
結構メモってはいたんですけど
まあまあでも
僕は汚れますよ
結構よかった
なるほど
いかがでしょうか
二つあるんですけど
どっちもストーリーに関係ない
あれなんですけど
一つは手話の
たぶんこんな感じでやってたんですけど
もっと褒めてください
もう一回褒めてもらってもいいんですよ
みたいなこと
使いたいって思って
たぶんこんな感じだったと思うんですけど
韓国手話って言ってたよね
違うのかな普通の
日本のあれとは
違うんだろうね
それが一個と
あともう一個は
もうほんと唯一
僕が笑ったところなんですけど
笑っちゃった箇所が
さっきの車で
岡田まさきさんと高月と和服さんが
喋ってるところで
限りなく
オトさんと
もうされてそうな
なんかあっただろオトさん
もう100%ぐらいに近い感じの限りなさを
36:01
僕が100%だって
100%だってなったのが
証拠は?って言ったんで
ミステリーとか
絶対言うとダメなやつじゃんと思って
もう認めたやつじゃんそれ
っていうのが
確かにね
唯一笑ったの
全然限らない
限らないね
わー認めた100%だって
めちゃくちゃな役だったね
日本の役
本当に
ハモリ役じゃないですね
そう思ったんすよね
岡田さん
そういうところもいいし
急に俺のパンチラインに出て
なるような
確信づいたことも言ったりとか
しながら
事件起こして
なんかいなくなっちゃう
あそこの事件も
ワーニーおじさん
ワーニーおじさんって
結構
一緒で
舞台の中で
袖で銃って
シーンあったじゃないですか
あれと一緒なんですよ
舞台袖で
人が殺される
見てる人は見えないんですよ
あのシーンだけちょっと変に思いませんでした?
確かに
だってなんかこう
初めに岡田まさきと
三崎ちゃんが出てきて
高槻と三崎ちゃんが出てきて
三崎ちゃん車取りに行きます
お金払ってきます
そしたらなんか
また写真撮ってるやつが
追いかけて行って
カメラ動かない
誰もいなくなる
そこに後から西島さんがやってきて
どこか戻ってきて
あれ?高槻は?みたいになる
これってもう本当に舞台と一緒なんですよね
一緒じゃないですか
カメラきて
お客さんがいて
人が出入りして
見えないところで人が殺される
シーンが起きて
でまた戻ってくる
これもだからなんか
映画なんだけど
まさにそれをなぞってて
すげえことやってるって思いながら
実際その後で
彼が殺すシーンがあるわけです
で西島さんが
それは原作では殺してないんですよ
殺してないからこそ
西島さんが
それだと本当に殺したなって
言うじゃないですか
西島さんが練習の時にね
そしたらそこに警察が入ってきて
そんなのあったら話変わっちまうよ
みたいなことを言って
警察が入ってきて
高槻さんが西島さんと
で僕がやりましたみたいな
本当に殺したんだ
さっきのシーンで本当に殺したんだ
そんなもう重層的な
入れ子状のがもうなんか
本当になんだろうな
例えば一枚の絵画を見るときにも
この作家のキャリアとか
この作家がテーマにしてるものを
他の作家がどう描いてるかって
見るとより深く見えるとか
歌でもきっとあると思うんですけど
この歌詞のこの
そこにかかってるとかね
39:00
きっとこの彼とビーフをやってる彼の
これを引っ張ってきて
これでやってるみたいな
そうすると立体的に見えるみたいな
それをいくつものテキスト
五島信長と千恵を
ワイネオンさんと春樹さんの原作
プラス監督のまた創作が加わってみたいな
すげーことやってんだこの絵がっていう
あの夢の話
絶頂の時に話が降ってくる
お父さんのね
奥さんの
いわゆる脚本があるわけじゃん
そのいわゆる
岡田まさきにしか語ってないところでは
もう一人アキスが来ちゃうわけでしょ
本当なら
誰かが家族の家の者が帰ってきた
山賀なのか
お父さんなのかお母さんなのか
わからないってところで終わってたはずのものが
実はもう一人上がってきた
それは違うアキスだったみたいな
それを殺しちゃうわけでしょ
みたいなこととかが
自分が殺したんだみたいな
それを防犯カメラにアピールするみたいな
すごい話だなみたいな
あの先どうなるんだろうみたいな
でもそれを語ったのは
岡田まさきだけでしょ
そういうところもかかってるのかな
とか思っちゃうわけよ
ちょっとおかしな男なわけじゃん
岡田まさきは
だからこそ
そのインスピレーションがあったのかな
その奥さんにそういった
ちょっとやばい人の話みたいな
っていうところがあった
確かに高槻は原作の中では
高槻の描写ですよ
まっすぐに彼の目を見つめたら
彼の目をすき抜けて
向かいの壁まで見えるような
目をしていたみたいな
その独特の描写が
岡田まさきくんが松内に座ってるとき
目がギョーっと
ちょっと寄ってきて
攻められてる
原作まんまの人だと思って
怖い怖い怖い
感じでね
いろんな意味で
これは世界で評価されるだろうな
いろんな面が見えましたね
でもね
わかりやすいわけじゃないから
非常に難しい作品
レッドノーシスとはわけが違う
シックスアンダーグランドとはわけが違う
深海蛇宮三国志とはわけが違うんですよ
42:01
なかなかどうして
面白い作品だったんじゃないかと
いったところで
まだ絶賛公開中ですからね
これからアカデミーの動向も目が離せませんし
それが関係なくとも
おほうが代表する
すごい受講な
そして面白いというか
深みのある
一本になってるんじゃないかと思いますので
おすすめですよと
いったところで
次回の宿題ということですが
これも対策ですね
これいかにもアメリカの対策
ミュージカルの大伝道ですね
ウェスサイズストーリーをやっと
扱ってしまおうじゃないかと
いったところで
次回はウェスサイズストーリーで
宿題を挙げさせてもらって
飲み語られしていきたいと思います
次のシュエル君の時には
僕は解禁ということで
ウイスキーを木で飲んでると思います
目がつぶれるほどのアルコールを
緑内瘡覚悟で飲んでいこうかなと
実現ですねすみませんね
そんなこと言うことない
次回はしっかりと
飲み語られしていきたいと思いますので
また次回もよろしくお願いします
とりあえず本編ここまで
完走戦もこの後ありますが
本編お付き合いありがとうございました
43:33

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