腸のお薬だと、あえてその名前の要素を伏せるネーミングもあって、
カタカナでデルモア。
デとルの間にね、中黒の点があるんですけど、
デ・ル・モア。
で、まあ普通に呼ぶときは多分デルモアだと思うんですけど、
これはどこかな?
あ、大体酸ですね。
あの、さっきの胃薬は胃とかストマックっていうこう、
ネーミングの元になった要素を思いっきり
Eとかね、マークとかストマっていう風に入れてるんですけど、
デルモアのときはあえて何がデルモアなのかは言ってないっていうね。
でもなんかあったんじゃないかな?ベンデールとかね、あった気がする。
ベンデールとかなかったかな?ちょっと今、あれですけど。
あ、ハイベンがありますね。
ハイベンかな?
これはね、えっとちょっと、
別の回で紹介するやつなんですけど、あの、
ゲリ止めとかの薬だとハイベンとかいうね、
どっそりとなネーミングあるんですけど、
まあちょっとその辺のやつは、
今度別の回で取り上げますんで、お楽しみにしておいてください。
はい、というわけで、
どこを治す薬なのかっていうのが分かるネーミングになってることが多いですね。
まあこれが基本なんですけど、
で、次に紹介するネーミングが結構面白くて、
同じ文字、同じ構成要素なんだけど、
由来を調べると全然違うっていうやつを紹介したいと思います。
ガスターという名前の薬、聞いたことありますかね?
ガスター10とか言ってCMたまにやってますが、あのガスターです。
で、これにはね、胃とかストマックの要素入ってないんですけど、
これ何由来かっていうと、英語である病名から来ていますね。
ちょっとちゃんと読めるか分かりませんが、
ガストリックアルサーということで、
ガストリック?ガステリックか分かんないですけど、
胃海洋を表す英単語だそうで、
そのガストから来ているそうです。
これちょっと脱線なんですけど、
こういう由来ってね、公開されているネーミングとそうじゃないやつがあって、
で、ガスターはあったんですよ。
これは、あの薬の情報を公開している、
あーいっつも名前忘れちゃう、えーとね、PMDAだ。
PMDAっていう、なんか、何でしょ、お薬の情報をまとめてるところがあるんですけど、
そこのインタビューフォームというね、
なんか、医療用薬品にのみ、
その、必ず薬の効能とか由来とか成分とかを全部提出しなきゃいけない形式があるそうで、
そこに、医療用の薬品だったら絶対インタビューフォームっていうところを見ると、
名称の由来が絶対載ってるんで、
えー、調べてみてくださいっていうのをね、以前いただいたことがあって、
それはあの、私がこのラジオを始める前に、
あの、ゆる言語学ラジオっていうポッドキャスト番組の水野さんというね、話し手の方と、
えーと、ちょっと別の、私が以前やっていた別番組のラジオのコラボ会で喋ったことがあるんですけど、
で、その時に私が薬の名前を出して、
それの由来がわからないっていう話をした時のコメント欄にインタビューフォームっていうのがあるんで、
ぜひ調べてくださいねーっていう情報をいただいたんですよ。
で、そのコメントいただいてからは、なんか薬の名称を調べるときに、
インタビューフォームがないかなーっていうのも必ずチェックしているんですけど、
ガスターはね、ヒットしました。
で、ただあの、一般予約にはないことが多いので、そこは想像するしかないんですけど、
そのイノキュアとかね、イノペインとかは、あのー、小林製薬ネームだなっていうのがわかるんですけど、
たまに、よく見る医薬品の中にもこういう由来がはっきりしているもの、
そういう、えー、医学的なあれにのっとった命名規則ってことがたまにあるので、
これはちょっと調べたとき良かったなって思ったんですけど、
じゃあこちらはどうでしょう?
別の商品で、ガスピタンです。
これ小林製薬ですね。小林製薬いっぱい出てくるな。
えー、ガスピタン。これは、同じくガス入ってますけど、ガストリック。
ではなく、あのー、お腹っていうか腸にね、ガスが溜まる、ガス溜まりをピタッと、ピタンと止めるっていう意味のガスピタンということで、
これはもう小林製薬ネームの、まあ、えー、いつものやり方っていう感じなんですね。
イノキュア、イノペインみたいな感じの合成語ということで、非常にわかりやすいですよね。
同じガスっていう文字使ってるんですけど、由来が全然違うと。
じゃあ、もう一つ皆さんに最後、質問というかね、クイズです。
例外はパンシロンっていう薬。これも胃腸薬系では結構有名だと思うんですけども、
パンシロンはね何から来てるかっていうと、これはね文春オンラインのインタビューにあったので間違いないんですけど、
ようやくすると、まずパンは英語の瀬戸字パンから来てます。
パンデミックとかパンセクシャルとかね、全部の性別の人愛せますよってパンセクとか言ったりしますけど、
ああいうパンですね。全部ノーみたいな意味のパンと、でシロンは何なのかっていう話なんですけど、
これシロンが面白くてね、ロート製薬の後に社長となる山田輝邦太郎のローでキローさんって読むんですけど、
山田輝邦太郎が昭和4年にスイスのレマンコの東側に位置するシオン城、カタカナでシオンにシロですね。
シオン城の美しさに感動し、その後戦後初の胃腸薬として採用っていう風で。
お城の名前から取ったらしいです。いや、シランガナっていうね。
シランガナオブザイヤー。
あの、何語だろう。スイスの公用語何?
現地のスペルではCHILLONなんですけど、それを英語読みしてシロンっていう風にしたそうです。
全然関係ないじゃないですか。幹部の話もないし、成分もないしね、当然効き目もないので。
その時たまたま直近で見た城が美しかったから薬につけちゃおうっていうね、意味わからん名前なんですけど。
さらに、まゆつばの情報があってね。
このパンシロンのニコニコ大百科の記事にちょっと面白い情報があって。
さっき言ったね、パンっていう瀬戸寺、すべてのっていう瀬戸寺は、
もともと胃腸だけではなく肝臓にも効く複合胃腸薬として開発されたっていう経緯があるそうで、
より広範囲に効く薬っていう意味で、全部のっていう意味のあるパンという瀬戸寺をつけたそうなんですが、
開発後ほどなくして、肝臓への効果が認められなくなったので、胃腸のみの効能に後に改められたそうです。
だから今は胃腸薬で売ってるんですけど、そのパンというね、当初、
全部いろんなのに効くよーっていう要素でつけた名前は残っちゃったっていう風で。
なんで残したんだよ。
シロンでいいじゃねえかって思うんですけど、残しちゃったんでしょうね。
まあいいんじゃないですか?パンってね、ピーの音が入ってるんで。
ピー音はね、このラジオで何回も言ってるな。
ピー音は親しみのある音ですので。
やっぱ薬には関係ないよな。
薬でピーの音が入ってるから、お、かわいい音だな、買っちゃおうとはならないですよね。
やっぱり無理のある例外の名前とか発見すると面白いですね。全然関係ないやんっていう。
他にも社長の独断とかで勝手につけちゃってる名前とか、
私はまだ全然調べきれてないので、薬の名前とか。
私より先取りで、もしあったら教えていただきたいです。
私が調べるより先に笑わせてください。
はい、というわけで、今回のお話面白かったなっていう方は、
腹弱あるあるとか、胃弱あるあるのエピソードとか添えてくださるとね、大変嬉しいですね。
私、胃腸弱くはないけど、あえて自分から弱りにいくのはありますね。
必ずお腹下すってわかってるのに、冷たいアイスカフェオレ飲んじゃうとかね、
ミルクティー、ガブ飲みしちゃってトイレに長時間こもるとか、よくあるんですけど。
そういう、こういう胃腸薬にお世話になってますとかいうのもね、あったらぜひ教えてください。
はい、というわけで今回は以上にしたいと思います。ありがとうございました。
ではまた次回。バイバーイ。