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世界のねじを巻くラジオのねじまきです。
本日は21日ということで、ミエ曲紹介コーナー13-1-21の配信となります。
もう一度このコーナーの趣旨をお伝えすると、洋楽や邦楽、新旧問わず、ジャンル問わずの自由な感じでミエ曲を紹介するというコーナーです。
毎月21日と31日に配信予定です。
音楽をポッドキャストで流せないということで、名曲紹介だけをして、あとは皆さんに音楽は調達していただこうかなという趣旨のコーナーになっています。
本日お届けする名曲は、ドビュッシーの月の光をカバーした富田勲というアーティストの月の光です。
ドビュッシーの月の光はCMとかでもよくかかったりするので、おそらく聞いたことのある方は多いんじゃないかなと思いますけれども、
本日紹介するのは富田勲という日本のアーティストのどちらかというとクラシックというよりもテクノに近い感じの曲になっています。
シンセサイザーできらびやかなピアノの曲を大胆にアレンジした曲でして、おそらく富田勲を聞き始めたという方は月の光という曲から入ったという方が大きな割を占めるんじゃないかなと思っています。
実はこの富田勲さん、2016年に亡くなっています。
実績としては本当にいろんな功績を残されていまして、グラミー賞も受賞していたり、スティービーワンダーとかマイケルジャクソンとの交流もあったほどの音楽家です。
シンセサイザーの歴史を語るならこの富田勲さんというのは絶対外せない名前で、富田サウンドというのが有名で、一発で聞けば富田さんの音だというのがわかるほどの独特な音になっています。
ということで、そろそろ曲の紹介に入っていきたいと思います。
富田勲さんバージョンの月の光の前に、原曲のドビッシーの方を聞いていただきたいんですけれども、
実際聞いていただくとわかるようにかなり優しく柔らかな感じのピアノのタッチで、
月の光が夜にふわっと出るような雰囲気を、その印象をピアノだけで表しているような素晴らしい曲になっています。
この原曲に対して富田勲さんバージョンの月の光は、始めの方は原曲に近く、ひたひたひた月の光を表すような感じで始まるんですけれども、
40秒あたりから独特の世界が広がりまして、
月の光がギラギラと出るぐらいの力強い音が鳴り始めます。
原曲の方はどちらかというとリラックスできるような感じで、月の光が優しく湖とかに当たっているような風景をカバーさせるんですけれども、
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この富田勲さんのバージョンは月の光の力強い輝きが直接体に自分に当たっているようなそれぐらいインパクトの強い音になっています。
予備知識なしで行くと結構びっくりするぐらいの出来になっています。
この月の光という曲なんですけれども、実は有名なハリウッド映画、マッドデーモンとかブラッドピットとかジョージ・クルーニーとかが出ているオーシャンズイレブンにも使われています。
みんなでミッションを終えた後にラスベガスのホテルの有名な噴水の前でメンバーが佇むんですけれども、そこの夜の綺麗なシーンでこのドビュッシーの原曲の方が流れています。
それに続いてオーシャンズ13、第3作目でもこの富田勲の月の光が使われていまして、1作目、2作目、3作目と続けてみた方はその月の光の使われ方のまさに思わずああーってなるほどです。
ドビュッシーはこうやって何かをイメージさせるような曲がものすごく得意で、富田勲さんのシンセサイザーとの組み合わせもその点でとてもうまくいったんじゃないかなと思います。
だから盲目のスティービーワンダーが絶賛したのも頷けるかと思いますし、映画とか映像との相性も抜群だったかと思います。
本当にシンセサイザー一つで月の光の粒まで見えるくらいの音を作れるって本当にすごいなと思いますし、
よくドライブとかで帰り道、暗い夜道でかけたりするんですけども、
第4章でかけるとなんか宇宙に飛ばされたような気持ちにもなりますし、なんかそのひたひたした音から星のきらめきとか宇宙を突き抜ける光を感じさせるような広がりが本当にすごいなと思います。
音響っていう概念を吹き飛ばすような曲だと僕は思っています。
ということで、そろそろ名曲紹介を終わりにしたいと思います。
このポッドキャスト以外にもブログをやっておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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次のエピソードでは、以前紹介したやりたいことリスト100に打って変わって、やらないことリストというのをお伝えしようと思っています。
では、次のエピソードでお会いしましょう。