00:07
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、好きなものの話をしています。
今回お話しするのは、親バカモードが爆発する、甘々と稲妻、というものです。
日曜日は、大好きなアニメの話をしています。
年末年始は、1年の中で一番大きいアニメはざかい期です。
1週間から2週間にわたって、新しいアニメの供給が止まります。
毎週新作を30作品以上も見続けていると、この時期を乗り越えるのが大変です。
なので、過去作を物色して、まとめてみることが多いのです。
この年末年始には、3つの作品を見ました。
1つ目は映画、金の国、水の国。
そして、1月2日に話した、バラカモン。
さらに、今回話そうとしている、甘々と稲妻です。
もう少し見られるかなと思ったのですが、年末年始は思ったより忙しくて、結局この3作品になりました。
甘々と稲妻は、ちょっと変わった日常物の作品です。
メインキャラクターは、高校教師の犬塚光平と、その娘の紬。
そして、教え子の飯田小鳥の3人です。
光平は少し前に妻を亡くして、まだ幼い紬と2人暮らしをしています。
料理ができないので、冷凍食品でなんとかお弁当を作って、紬を保育園に送り出し、夕食はコンビニのお弁当を2人で食べる生活です。
妻を亡くして呆然としながら、なんとか自分と生活を立ち直そうとしているのです。
紬は明るい子ですが、もちろん自分でもどうしようもない辛さを感じながら、保育園に行き、
知ったあさんが帰った後、好きな魔法少女のビデオを見ながら、1人でご飯を食べて父の帰りを待っているのです。
これだけ聞くと、紬がかわいそうなんて条件反射で反応してしまうでしょう?
でもちょっと待ってください。
これ、妻を亡くして1年も経っていない家族のリアルではないかと思うのです。
自分を立て直そうと頑張っている父と一緒に、紬も頑張っているんですね。
公平がちゃんとおいしいご飯を食べさせたいと思っているところに、ふとしたきっかけで、教え子の小鳥と出会います。
小鳥はクラスの中で浮いている、いわゆるぼっちです。
母は料理研究家で居酒屋風のお店を持っていて、おいしいものを食べるのが大好きなのですが、包丁が苦手で料理はできないのです。
この3人がふとしたきっかけで出会うことになって、一緒にご飯を作って食べることになるのです。
ちょっと強引な展開ではありますが、無自覚な辛さを抱えた3人が、おいしいご飯を通じて悩みを乗り越えていく暖かい話です。
このプロットには難しいところがあります。
下世話な言い方をすると、男や豆と女子高生の関わりですからね。
03:05
でもこの作品には健全さを保つ仕掛けがいろいろあります。
第一に薄めの紬。
後兵は紬を育てるのに必死なんですよね。
そして一緒にご飯を作るのは、小鳥の母が経営しているお店の中です。
もちろん紬も一緒です。
さらに、小鳥の幼馴染と後兵の親友も加わります。
学校で後兵と小鳥が次に作るご飯の話をするときはいつも窓越しです。
作るご飯のレシピは、売れっ子料理研究家としてテレビに出ていて忙しい、小鳥の母が作っています。
暗黙のうちに母が見守っているわけですね。
こういう構造の中で、3人が一緒にご飯を作って食べることで、それぞれ少しずつ心を立て直していくのですね。
最初から視聴者のみながらの視聴者のみながらの視聴者のみながら、
最初から視聴者の心を掴んでくるのは紬です。
父のことをお父さんと呼ぶ紬。
このお父さんを聞いたら、もう親バカモード全開になってしまいます。
紬のためなら何でもするぞって気分になってしまいます。
だからこの作品の一番の主役は紬で、この子がいることで優しい世界が展開していくのです。
そんなふんわりとした感動に包まれる作品です。
2016年に放映された全12話、Dアニメで見ることができます。
ぜひ見てくださいね。
この話はYouTubeでも配信しています。
音声では表現しきれないものを映像で補う場合があります。
ぜひチャンネル登録をお願いします。
今回は親バカモードが爆発する。
天々と稲妻という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ふとわかでITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはYouTubeで、文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。