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2024-12-12 09:59

084 担任の仕事はマルチタスクで家事育児に似ていると思った話

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笠原先生の配信に影響されてしゃべっています。いや~ 担任の仕事は大変ですよね~(汗

#担任 #マルチタスク #マネジメント #家事育児 

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日は、先日拝聴した笠原先生のICTを活用したクラス運営あれこれという配信に影響を受けてやっています。
笠原先生のICTを活用した色々な便利なデータのやり取りというのは参考になりましたが、
私は一昔前にやろうとして、保護者が全然わからないから断念したことがありました。
時代は変わりまして、もう10年ぐらい経っちゃうと、そういうことができる人が増えてきて、
そろそろそういう風にやってもいいかなって思うようになりましたね。
10年という時の間で、保護者の方もデジタルに明るい方が多くなってきまして、
三者懇談の予約とかGoogleカレンダーでやったらめちゃくちゃ楽なのになと思うんだけど、
多分保護者の方もわからない方結構いらっしゃるんじゃないかと思いますし、
むしろね、先生たちの方に何それみたいな感じもなきにしもあらずということで、
ICTは活用していくことが本当に一般的になるにはもうちょっと時間かかるなっていうふうには思いますね。
その他にも、担任の先生の仕事っていうのがなかなかマニュアル化しづらいっていうようなお話もありまして、
うんうんと頷くことがたくさんありました。
そんな中でも笠原先生は生徒を観察するということをよくしていらっしゃるようですね。
私自身はどういうふうに担任の仕事を考えているかというとですね、
大量の事務処理、それから情報のやり取りをマルチタスクで行うっていうのが担任の仕事だと思っています。
詳しくは最近は担任の仕事のマニュアルがいっぱい本で出されてるんですよね。
おそらく若い先生が最近入れ替わりで増えてきてお困りの人が多いから、
そういったマニュアルっぽいものを出した方が非常に反響がいいということで出てるんだと思うんですけど、
多分書籍の方が私の話なんかよりも数倍いいと思うんで、本買って勉強してもらった方がいいんだけど、
私自身が思っていることをちょっと語りたいと思います。
先ほども言いましたように担任の仕事は大量の事務処理と情報のやり取り、
例えば生徒と保護者とそれから学校組織の中でその情報のやり取り等をマルチタスクで同時並行的に行うっていう非常にレベルの高い業務が担任だと思っています。
特に大事なのが毎日毎日生徒一人一人を観察することと、できればいろんなことを簡単な会話をすることだと思います。
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しょうもない会話でいいんですよ。日常会話を重ねることだと思うんです。
話があるからって注意するっていうそういう関係は、あの先生と話があるって言ったら怒られるのかって思っちゃうと、これは非常に教育効果がマイナスになっちゃうんで、
呼んで話する時に褒める時を結構入れちゃうといいと思いますね。
日常的な会話もかなり明るくて楽しくて、突っ込んだり突っ込まれたりっていうような会話を心がけるといいんじゃないかなと思いますね。
特に褒めるっていうのがポイントで、軽く褒めた方が生徒もこの先生は自分を肯定的に見てくれてるんだと思って、信頼関係が構築しやすいなっていうのがとてもあります。
その生徒一人一人を毎日観察したり対話するその背後に保護者を見るっていうのがとても大事だなと思っていて、
この子はどういった育て方をしたからこういうふうな発言になっちゃうんじゃないかとか、家庭環境が今不安定だからこうなっちゃうんじゃないだろうかとか、
この子がこんなに話が通らないのは何かがあるなっていうふうに、その子自身の背後に保護者を見るっていうのがとても大事で、
絶対に難しい対応だったら何かあるんですよ、家庭にね。
その時に家庭に連絡をしていろんな事情を聞くというのもいいですし、
そうやって保護者の方と情報をやり取りしていくうちにいろんなことが分かってきたりするので、
生徒との対話、その背後に保護者を見ていくっていうのが私の中ではすごく有効だと思いますね。
あとはやっぱり保護者とのやり取りをする力が担任にはかなり求められると思いますね。
高度になればなるほど駆け引き的なところも必要になってきて、生徒がこういうふうな学校生活の実態だから、
おそらく家庭でこんな感じだろうからこういう感じで聞いてみるかということで、
相手から自分の求めているような答えが欲しいなと思った場合、
そうやって上手に誘導して答えを出してもらうとかね。
そんな感じでかなり家庭とのやり取りについては、これはちょっと年季がいるなと思ってますね。
若い人は若いなりにそのままの若さでやってもらっていいんだけど、
もうある程度深い話になってきたら、これはベテランの先生を間に挟まないと、
その辺の見取りと言いますかね、相手の子供に対する育て方とか、
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保護者としての経験とかっていうのをある程度、ベテランの先生じゃないとその辺が見抜けないので、
そこはしっかり学年就任の先生であるとか、そういった管理職の方であるとか、
そういった方がしっかりフォローに回るべきなところだと思いますね。
あと、最近はいろんな問題が複雑に絡んでいるので、
スクールソーシャルワーカーの先生とか、カウンセラーの先生がいらっしゃったら、
そこともこまめにいろんなことの情報を共有しておく必要がありますね。
生徒っていうのは、人間誰しもですけれど、一面的なものじゃなくて、
かなり多面的で複雑なものが人間じゃないですか。
だから自分自身の見方だと、どうしても偏りが出てしまうので、
いろんな先生、いろんな学校の関係の方、いろんなこの養育に携わっている方に
いろんなことを見てもらって、それで情報共有した方が解決についての糸口が探しやすいし、
適中率と言いますか、適切な指導ができる率がかなり高まります。
だから担任の先生は一人で抱えるんじゃなくて、いろんな人と情報共有して、
いろんな人にいろいろな情報を共有する中で解決策をみんなで考えていってっていうような、
そういうふうな組織的な作りがとても必要になってくるなと思いますね。
特に最近はいろんな複雑な問題が重なっているので、
こういった複数の立場の人との情報共有というのがとても大事になってくるなと思いました。
というわけで、やっぱり学校としては、担任の先生と保護者と、それから生徒と、
それからスクールカウンセラーの先生やスクールソーシャルワーカーの先生、管理職、
そういったものがちゃんとチームを組んで、ネットワーク上になって生徒に当たっていくっていうのが理想だなと思っています。
これなんかね、チーム医療っていうんですか、あれに似てるなと思ってて、
本当にそういった意味では、担任の先生は情報収集能力と、それからコミュニケーション能力、
それからマルチタスクの処理能力っていうのがすごく必要な、
マネジメント力が最強に必要な、そういう分野だと思いますね。
ただね、全員が全員にそんな力あるわけないんで、やっぱり年々積み重ねていくべきものだと思います。
私ちょっと思うんだけど、担任業っていうのは家事育児によく似てるなというところがあって、
日常的な家事育児は事務処理なんだけど、そういう情報を収集して処理していって、
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いろんなことを同時並行で、洗濯、掃除、料理、いろんな書類とかね、
そんなものを同時展開しつつの子供をそれぞれに対話をしていって、
着替えさせたり、ご飯を食べさせたり、話しかけたり、寝かしつけたり、
本を読んだりしながら、本当に自由を無人にいろんなことをやっていくっていうね、
そういう状態、家事育児の状態と担任状態っていうのがなんか最近似てるんじゃないかなと思ってますね。
ということで、結局のところ子育ての問題にも行き着いてしまいましたけど、
マルチタスクで家事育児に似ているなっていうのが今回の結論でございます。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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コメント

そうですよねー💦情報とかで残しておくのがとても難しい仕事だと思います。かなり細かいところが大事というのもわかります!

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