2020-03-28 11:02

第26回 春休みの学年別、戦略的な学習方法

各塾とも本格的に春期講習の時期に差し掛かりました。今年は新型コロナウィルスの影響もありますが、基本的な春休みの過ごし方は一緒です。4年,5年,6年の各学年別、四大受験塾別に効果的な春休みの過ごし方をお話いたします。 
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こんにちは。年間指導時間2000時間のプロ家庭教師☆直希先生を教える、ここだけの勉強メソッド。
今回はですね、今、春休みに入って、長期の休みになっているんですけども、
そういった長期休みの戦略的な活用方法についてお話ししようかなと思います。
それではやっていきましょう。
新章6の春休みは、4月の模試で高得点を取ることを目標にしましょう、ということなんですけど、
春、夏、冬休みにおける勉強の進め方を、学年ごとに説明しようかなと思います。
まずは、小6の春休みですよね。
塾では、5年生の2月から6年生のカリキュラムが始まっているんですけども、
学校の春休みには宿題がなくて、学年が終わってからクラス替えもあるので、どこか開放的な気分になりますよね。
受験勉強といっても、とりあえず塾の春季講習さえ受けていれば、何とかなると思っている人多いと思うんですが、
それでは成績伸びないんですよね。
4大塾の春季講習の内容をまとめてみるんですけれども、
どの塾も5年生で学ぶ内容の総復習を行っているんですけども、その中身は、塾によってすごい異なります。
例えば、サフィックスだったら、5年生の総復習といっても、同じことを繰り返し学習するわけじゃなくて、
これまで習ったことを基礎として、より発展的な問題に取り組んでいきます。
また、入試に向けた問題にも取り組むために、復習というよりは前へ進むという内容になっていきます。
同じテキストを使っている4大塾と和素赤は、サフィックスほど進度が早くないんですけども、
5年生の総復習をするとともに、4月以降に学ぶ内容を下げろりして勉強していきます。
どちらの塾でも、5年生のうちに受験に出題される範囲の学習はすべて終えているので、
春休みは4月から始まる応用問題への入り口という位置づけにします。
一方、二次農研は4年生、5年生の総復習しかしません。
授業ではその中の重要単元を中心に勉強しますが、
これはすべての子にとって必要なものというわけではないんです。
子供が苦手としている単元を選んで受講していき、得意な単元の解は受けない、
そういった家庭ごとにカスタマイズしてもいいかなというふうに思います。
春休みはとても短く、今はちょっとこういった時期なので長くなっているんですけれども、
受験本番まで時間があるので、夏休みとか冬休みほど重要だと思っていない子供がほとんどです。
しかし春休みだけには各塾で志望校判定の模試が行われます。
この模試の結果によっておおよその志望校が決まっていきますから、
大事な時期であることを知っておかないといけません。
春休み中はすでに習った内容の復習をすることも大事なんですけれども、
4月の模試で高得点を取ることを目標に頑張りましょう。
そして6年生になるとみんなが頑張り始めます。
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だから逆転が難しくなるという話をしていきます。
春休みが終わって6年生になると、小学校では最高学年になって、
次第に自分が受験生であることを自覚するようになっていきます。
そのためみんながんばり始めて、少々の努力では逆転が難しいんですよね。
その前の春休みの間に、今後どういう学習をしていくのかという見通しを立てることが大事なんですよね。
4月以降のカルキュラムを頭の中に入れておいて、
テキストに一通り目を通して、どんなことをどのレベルで学習していくのかを見ておきましょう。
それをするかしないかでも確実に差が出ます。
塾でのクラスを上げたいんだったら、新6年生の春が最後のチャンスだと思っておきましょう。
4月以降はみんなも必死になって勉強するので、順位を上げることがどんどん難しくなります。
こうしたことを意識していって、その対策が取れるかどうかで、その後の受験が変わってくると言ってもいいでしょう。
そして、よそのことを比較するのではなくて、我が子にとってのベストを考えるという話をしていきます。
6年生になると、それまでの勉強に集中していなかった子どもが急に神経になり、
見る見るうちに成績を上げることがあります。
特に男の子に多いです。
そんな子を見て、あなたももっと頑張りなさいと。
自分の子どもに葉っぱかける親御さんが時々いらっしゃいますが、それはやめましょう。
意識が急に変わるのは、思春期との関わりも考えられます。
たまたま受験期に良い方向へ成長する子もいるんですけども、誰もがそうなるわけじゃないんです。
特にお母さんにとっては、女の子は同性だということもあって、
なんとなく成長度合いがわかる部分があると思うんですが、男の子は異性。
女の子よりはわからないことが多いと思います。
男の子は一般的に女の子よりも成長の触れ幅が大きくて、外から見てると理解できないことも多いものです。
ですから、よそのことを比較することは意味ないです。
もしこの時期に成績がなかなか上がらずに心配になったら、
ご自身のお子さんも含めてみんながんばってるんだということはまず心に受け止めましょう。
その上で勉強のやり方が間違っているために成績が上がらない可能性も考えて、
塾とか中学受験の専門の指導者に相談してみて早めに対策を取るのがいいかなと思います。
大事なのは、我が子にとってのベストは何なのかというふうに考えることですね。
指導内容についても話していこうかなと思います。
4年生、5年生の春休みはどうかなということなんですけども、
4大受験塾の4年生の春季講習の内容をちょっと説明していくと、
大手塾では3年生の2月から新4年生の受験カリキュラムが始まりますが、
その約1ヶ月半にやってくる春休みは、それまでに学習した内容をおさらいする期間なんです。
塾も新入生を集めたいという時なので、
4月の入塾組が同時にスタートできるようにするために、復習中心で進められることが普通です。
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では、この春季講習に参加した方がいいのかということなんですけども、
日農研の春季講習は、算数は子息座、理科は昆虫とかね、社会は地図など比較的簡単な単元をおさらいします。
既に理解している子にとっては物足りない内容なので、必ずしもやる必要ないかなと思います。
そんな感じで、他の算数オリンピックとか、そんな計算とか力試するのもいいかなと思います。
四ツ谷大塚と早谷川は復習が中心となるんですけども、4月以降に学習することを少し触れるので、できれば塾をした方がいいかなという感じがしますね。
一方、サピックスは2月から3月の平常授業で習ったことの復習はせずに、そのまま普通に進みます。
つまり復習は家庭学習に任せて、塾全体が2月にスタートすることを前提に進んでいくんです。
例えば算数では、数の性質、平面図形、数列、今後の学習で重要になってくる単元の入り口を学習していきます。
春季講習で感覚的な理解を得ておいて、その後の平常授業で本格的に学んでいくというわけです。
こういったふうに、中学受験の勉強が始まってからわずか1ヶ月半の間でも、各塾の進め方の違いが見えてきます。
では実際に勉強している子どもたちはどういう風な様子なのか話していきます。
中古に入ったばかりの3年生の2月というのは、塾の生活ペースになれるために、そういった期間だなと思ってくれたらいいかなと思います。
全体の6割程度は、3月に入ってもまだペースが定まりにくいです。
4月になると本格的な学習が始まります。
ここで高スタートを受けられるかどうかは、実は春休みの過ごし方にかかってくるんです。
それまでに習ったものの中に苦手な分野があれば、春休み期間に弱点を克服しておいた方がいいです。
ここで苦手をなくしておけば、4月から自信持ってスタートできるかなと思います。
一方注意してほしいのが、勉強のやらせ過ぎです。
春休み中は学校の宿題がなくて、塾の宿題もそれほど多くないです。
そこでありがちなのは、家庭でとりあえず市販のドリルとか、あれこれやらせてしまうケースです。
手当たり次第市販のドリルをやらせると、塾の勉強は繋がらないです。
ただやみこむにやらせることは、勉強嫌いを残してしまうので、気をつけた方がいいですね。
受験勉強は何度も言っているんですけども、長期戦です。
スタートの段階から勉強がつらいものと思わせてしまったら、その後の継続は厳しいでしょう。
この時期は家庭学習のやり方を間違えないことが大事かなと思います。
続いて、正午。
復習に徹する日の受け、苦手分野が多いくは切り返しのチャンスということなんですけれども、
5年生の春季講習の内容を見ていきましょう。
サピックスでは、4年生後半に学んだ内容を復習しつつ、先にどんどん進んでいきます。
例えば、算数だったら平面図形、立体図形、数に関する問題とか、4年生で習ったことの応用になります。
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四ツ谷大塚と早川は、4年生で学んだ内容のおさらいと、4月以降の先取り学習をします。
例えば、算数は食塩水、立体図形、夏以降から始まる重要単元なので、割合とかが入っていきますね。
日農研は主に復習に徹します。
4年生の後半頃から成績が伸び悩んでいる子は、ここでもう一度切り直すチャンスですね。
苦手分野をしっかりと克服し、4月から気持ちを新たにして頑張っていきましょう。
逆に成績が上位で家庭学習のペースを落とさずに、自分でテキスト問題が解ける子であったら、受講しなくてもいいかなと思います。
日農研の春季講習を受けるかどうか迷ったら、まずは塾とかに相談してみるのもいいでしょう。
ただ、受講した方がいいのでしょうかと聞くと、おそらく受けた方がいいという風に返ってくるので、
そういった場合は、春季講習に参加した場合、どういった効果が出るんですかとか、何月のテストにその効果が出るものなのかというのを具体的に聞いてみましょう。
その答えによって、春季講習が意味あるものかどうかというのが見えてくるはずです。
春休みは、新学年の本格的な学習が始まる4月にスタートを切らせるための準備期間。
ここまで順調に来れた子もつまずいている子も、ここで一度仕切り直し、新たな気持ちで4月を迎えられるようにしていくといいと思います。
今日もありがとうございました。
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