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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
今回も世界一周の船旅にお付き合いいただき、ありがとうございます。
前回は、メキシコの世界的に有名なリゾート地、アカプルコへ到達し、久しぶりに船に戻った回をお話ししました。
今回は、出港より82日目、7月22日、アカプルコからメキシコシティへのツアー初日、移動日の模様をお伝えいたします。
この日は、疲れが出たのだろう。朝起きたら、8時半だった。
お腹の調子が悪い。これはもう仕方がない。
軽くパンとクッキーで朝食をとり、10時に一緒に行く友達の部屋へ。
彼女と一緒に、停泊している船の前の城斎と、アカプルコ名物のタコスを食べに行くこと、約束していたのだった。
船を降りると、むっとした湿度と、明るく強く、暑い日差しが、肌と視界を指してくる。
船からも見える港の城斎に行ってみたものの、残念ながら入り口は封鎖されていた。
休日なのかな?そのまま海岸沿いを歩いて、タコス屋さんを探しました。
色とりどりの看板、写真付きのメニューもたくさん道路沿いに出ていたが、
スペイン語が全くわからない私も友達も、これは何だろう?と頭をひねる。
とりあえず、タコスの文字を見つけることを目標に、あらゆる看板を片っ端からチェックしていく。
日差しは強烈に熱く、じりじりと音を立てて、肌が焼かれていくのが聞こえてくるようだ。
湿度も高く、海から吹いてくる風は爽やかだった。
湿度も高く、海から吹いてくる風は爽やかな海風とはいかない。
海岸はびっくりするほど汚くて、水は濁り、ゴミが浮いていてなんとなく生臭い。
あのカラパゴスの海岸と比べてしまっているからかな。
海岸沿いにはシーフードレストランが立ち並んでいるが、屋台のような入り立ちのものも。
ちょっと恐れ多くて入る気がしない。まあそのうち入るようになるんだけどね。
ビーチには水着の人々がうじゃうじゃいて、中にはビキニの上をとってビーチでツップしているセクシーなお姉さんたちも。
まさに芋の子洗いの状態でギャップとショックで思考が停止する。
03:00
観光地からされる前はベリカンの遊ぶ真っ青な美しい入り江だったのかもしれないな。
とぼんやり矯正をあげながらビーチでコロナビールを飲み交わす人々を眺めながら歩いていた。
しばらく歩いていると英語のメニューらしきものがあり、タコスと読み取れる。
値段も4ドル前後で中にはオープンエアのテラス席になっていた。
ヤシの葉の屋根で風通しがよさそうだ。
ここに決めたと入って、よくわからないけれど2種類のタコスを頼んでみた。
私はフレッシュオレンジジュース、友達は隣の家族連れが飲んでいた謎の赤いジュースをオーダーした。
とりあえず大きさと山盛りの氷が放り込まれていることに驚く。
氷か、絶対に現地の水だろうけども、もうここまでお腹壊れていたらこれ以上壊しようがない。
せめて漏らさないように気をつけよう。
2種類のタコスは片方がベーコンと牛肉、ピーマン、玉ねぎのソテーにとろけるチーズのかかったものを柔らかいタコス生地に挟んだもの。
もう一つはハード系のタコスの筒状の中にチキンが巻いてあって、上からはレタス、オニオン、トマトとパルメザンチーズ、シーザーサラダのドレッシングのようなソースがかかったもの。
2種類のチリソースがついてきて、一つはハラペーニョ入りの激辛緑色のソース。
もう一つはマイルドなトマトソースの赤いチリソース。
一口食べるとお腹を痛いのも忘れてしまうほどの美味しさ。
何これ美味しい!
美味しいものは人を幸福にさせる。
なんとなく沈んでいた気持ちがこれで一気に上昇してしまうのだから単純な話だ。
満腹になって海岸沿いをぶらぶら船に戻る。
オプションの離脱ツアーの準備も手慣れたもので、さっさと置いていくもの、持っていくものの準備を整え、
狭いシャワー室で手洗い洗濯物をして、離脱ツアーの集合時間に間に合った。
オプショナルツアーは世界一周の船旅の間にいくつかある。
そのどれもかなり高額なものなので正直若者は少ない。
私は1、2個以外のすべてのオプショナルツアーを選択していたので、
毎回ツアーで顔を合わせるメンバーはほぼほぼ決まっていた。
ほとんどが中高年のおじさま、おばさまだったが、
この方々とうまくやることがツアーを成功させるための鍵であることはわかっていた。
何度か同じメンバーでツアーを回るうち、
それぞれの性格や個性、喜怒哀楽ポイントがわかってくるから面白い。
せっかくだから人間模様を含めてたくさん楽しまなくちゃね。
06:02
アカプルコからまた飛行機に乗り、昨日乗り換えたメキシコシティまで戻る。
今回のツアーの最初はここ、メキシコシティからスタートだ。
一歩空港から出て感じたのは、アカプルコとは全く違う気候。
寒いのだ。半袖ではいられず持ってきたウェンドブレーカーを羽織るほど。
それもそのはず、ここは海抜2000メートルの高地。
気温は低いが、紫外線は強烈なので日焼けに気をつけて、とカイトさんの説明を受ける。
メキシコシティの国際空港から快適なバスに乗り、ホテルクリスタルロスへ。
なかなか綺麗なホテルで、なんといってもきちんとバスタブがあってお湯が出る。ありがたい。
部屋には備え付けのコーヒーメーカーもあった。
7時半からホテルのレストランで夕食。
なぜかメキシコ料理でなかったことと、デザートがボソボソのパウンドケーキだったのが残念だったが、
マッシュルームのポタージュは壊れたお腹に優しい味だった。
ウェルカムドリンクでみんなはマルゲリータやボヒートを飲んでいたが、私はノンアルコールのコンナというジュースを頼んだ。
これ、とても爽やかで美味しかった。何でできているんだろう。さっぱりわからないけれど。
ゆっくりお湯に浸かって、体をリラックスさせてから眠りに着くことにした。
さあ、明日はメキシコシティの観光と、いよいよテオテワカン遺跡だ。
期待に胸を膨らませ、壊れたお腹が少しでも回復しますように、と祈りながらベッドに入った。
今回の旅の様子はここまでとなります。少し短めの配信となりました。
次回は、いよいよメキシコシティとテオテワカン遺跡を巡ります。
次回までしばしお待ちください。
今回もご乗船いただきありがとうございました。
