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2025-02-08 13:07

67.あー、授業って楽しい。

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久々に取り組んだ授業、要約をする授業で気づいたこととは?

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みなさん、こんにちは。第67回、高校国語について話すラジオの時間となりました。
この番組では、高校の国語科教員であるなんばが、普段の授業の話や研究の話などをして、
国語科の先生のみならず、いろんな先生に授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさん、こんにちは。パーソナリティを進めます。なんばむっとです。よろしくお願いします。
いやー、久々に授業をやりましたけど楽しかったですね。
ということで、今日は報告していこうかなと思います。
本校はですね、学年末の定期講座も終わって、次年度に向けてというような授業が展開し始めています。
なので、2年生は3年生の授業を先取りで学習みたいな、1年生は郊外に出ている学びが多いんですけど、
そんな中で、1ヶ月、2ヶ月ぶりくらいに授業を行ったんですよ。
2年生の入試演習の授業なんですけど、一応やったこととしては、本校45分間なんですが、
最初の10分間は違う担当者が、次年度の説明みたいなものをして、残りの35分間で要約をするという授業を行いました。
要約の文章も、初めての文章でいろいろ説明してだとなかなか時間もないので、
ちょうど2月6日に実施した模式を使って、文章を200字で要約するというような活動を35分間で説明とか、いろいろ込み込みでやっていきました。
35分間の動機づけで一橋だったりとか、現代文で求められていることを簡単に説明した後に、
20分間でやってみようかということで実際にやってみたんですけど、
生徒の手元にはAさんのいつも通りの白紙ですね。
右下のところに200字の原稿用紙が付いているみたいな、そんなような白紙。
右下にちょこっと原稿用紙という用紙を渡してやってもらったんですけど、
めちゃくちゃ面白かったですね。
何が面白かったかというと、生徒がどういうふうに内容をまとめているのか、
そのまとめ方を見るだけで、生徒が文章をどのように読んでいるかということも分かるような気がしたんですね。
例えば、前から順番に内容をまとめている生徒が圧倒的に多かったんですけど、
単純に文章だけでまとめていて、論理の構造とかを追っているというよりも、
単純に前から整理しています、みたいな読み方をしている生徒が圧倒的でした。
かと思えば、要約というところも意識してくれたんだと思いますが、
文章の主張、結論部分から内容をまとめていく生徒がいたりだとか、
キーセンテンスとかキーワードからまとめていったりだとか、
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形式段落ごとにまとめていったりだとか、
どのようにまとめるかというのは、どのように文章を抽象化、構造化、一般化するかということだと思うので、
それは本人たちがどんなふうに結局文章を読んでいるのかという、
その読む観点を提示してくれているのかなと思います。
ということは、例えば前から順番にまとめる生徒が多かったときに、
課題感として考えられるのは、論理構造をしっかり終えているのかなというところは課題感としているかなとか、
あとは形式段落でまとめているけど、形式段落で終わって意味段落まで消化していない生徒もいたので、
意味段落の指導が必要かなとか、
実際に意味段落って聞いたことがあるというと、
ここ2年生があまり聞いたことがないみたいな反応をして、
授業担当者が同じ教室にいたんですけど、聞いたらあまり指導していないですみたいな話とかがあったりして、
なるほど、だから形式段落で内容をまとめている生徒だったんだなというのも分かったりしましたね。
あとは、これはすごく面白かったんですけど、
予約する前の説明のときに、本文の理解が必要だけれども、
内容構成表現という3観点があったときに、
現代版は時間内に問われていることを答えなければいけない科目なので、
先に何が問われているかということ、そこの求められているところまでの理解でいいよみたいな話を
すごい語弊があるんですけどもしたんですね。
目的に応じて読み方が変わるよという話なんですけど、
1回解いた問題で、防線とかもいっぱい引いている、書き込んでいる生徒なんですが、
ようやくをするってなったときにまた違う線を引っ張ったっていう生徒がいたんですね。
それ僕すっごく面白くて、結局はようやくっていう目的のために、
異なった読み方があったんですね。
結局はようやくっていう目的のために異なった読み方、異なった着眼点を持ったということだと思うんですよ。
だから問いを解くときはようやくというところで、
自然にその生徒は自分の思考法だったりフェーズを変えているということだと思うんですが、
それはすごく口では言うのは簡単ですけど、実際に目の当たりにしてみると、
そういうことなんだって、次はどういうことを意識してようやくとかの場合は読んだ方がいいのかな、
例えば結論はとか、意味段落の関係はとか、
結局その例示っていうものは何のために言っているのとか、
そういう小さいところが積み重なると思うんですが、
やっぱりキーセンテンスの抜き出しとか、そういうことを指導していかなきゃいけないんだろうな、
ということもすごく分かりましたね。
気づいたことがたくさんありすぎてあれなんですけど、
あとはようやくは書いているけど、他のいわゆる構成メモの部分というか、
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白紙の部分が本当に白紙っていう生徒も結構いて、
それは何で理由は様々あるんですけど、
すぐ白紙に近い生徒、普段は得点とかも結構高めに推移している生徒がいるんですが、
その生徒が白紙ですぐ聞いてくれたんですね、違う授業担当者が。
そしたら文章の全部が大事だと思うから、
ようやくで文章を抜くとかってことができませんみたいなことで悩んでますみたいな話をしていて、
だから白紙だったときにもいろんな理由が考えられていたけど、
そういうようなところで困っている生徒がいるんだなみたいな。
ってことは文章の文の重い軽いとかが分からないから、
どこが重要でどこが軽くてとか、
例えば具体部分の直前直後の抽象部分は絶対抑えておきたいよねみたいな、
そういうような言葉のマーカーをちゃんと生徒に指導していくことが今後必要なんだろうな、
みたいなことを今回その活動から分かりましたね。
すごく本当に面白かったなっていうのが気づきが多すぎて何とも言えないんですけど、
いやもう楽しかったですね。
今日教えたというか担当したルームとかクラスのところの中には、
僕は普段部活動で指導している選手もいるので、
その選手とたまたま部活のときに話していたら、
先生イキイキしてましたねみたいな、すごく楽しそうでしたみたいなことを言ってくれて、
あとは授業を見学してくれたアドオキのユーリ、
あとはカズが授業担当者なんですけど、
にちょっと話を聞いたら、
生徒がイキイキしてましたみたいな顔が、
めちゃくちゃいいこと言ってくれるじゃんみたいな、
頑張るぜみたいな感じになったんですけど、
なんかそういうような授業がね、
久々に初めましての担当クラスなんですけど、
できてすごく今日は良かったですね。
結構興奮さめあらぬ感じで、
このポッドキャストも撮っているんですけど、
そんなところが今日ありました。
で、いつもより長くなっちゃうポッドキャストかなと思うんですけど、
ユーリね、あの同期の、
ユーリじゃないね、
ウリでやってましたね、ごめんなさい。
本名をバチバチにあげるという、本名というかニックネームというかね、
もう一個のポッドキャストの、
間の一枚ラボではね、
そっちのユーリの名前でやっているので、
ユーリなんですけど、ごめんなさい。
ウリですね。が、
授業を見に来て、
そのたまたま前に、この授業の前に、
英語の方でもようやくやっていたと。
そっちの方では結構手が止まっちゃって、
学習に対して後ろ向きではないけれども、
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そういうような生徒が、その後の国語の授業では、
結構前向きに取り組んでいたみたいなところとかを言ってくれて、
やっぱり他の授業、
授業を通して見る生徒像は、
一面的なものに過ぎないので、
そういうような複数の目で見るとよくて、
いろんな目がかかることによって、
その生徒も成長するし、こっちも見とれるかな、
ということも今日すごく感じた次第ですね。
あとは本当に英語で、
英語との比較というか、
相対化がフィードバックの中でもされて、
僕ももっともっとやらなきゃなとかもそうで、
すごくよかったですね。
だからそうですね、
あとは実は英語の方でも、
長文読解やりますみたいなところで、
何が大事なんだろうということで、
語彙力とか、公文発力とか、論理力とか、
回答力とかということを言ってくれていて、
僕は要約をする前にも、
しかし現代文の読解というか、
生徒に至るまでにはこういうようなステップがあるよ、
というようなモックで言ってくれていて、
生徒たちはたまたまですけどね、
たまたまですけど、
そういうようなところで関連付けをしてくれたのかなとか、
あとは要約は文書の展開を論理展開にまとめ直す
というところがあるので、
例えば結論が最初に書かれていても、
要約の場合は結論部分は最後に持ってくるという風に、
再構成することが多くの場合は求められると思うんですけど、
英語の場合はイントロ、ボディ、
コンクルージョンみたいに結構その流れというものが
整理整頓されている傾向にあるので、
それは逆に英語にはない発想だったよ、
みたいなところがあったりしたかなと思います。
今回やってみて、フィードバックももらって、
自分がどうこうというよりも、
生徒にこういうような活動だったり、指導だったり、
知識だったりというものを獲得していってもらえれば
いいのかなということを、
今日すごくたくさん築けたかなと思います。
やっぱり複数の目が入るといいですよね。
自分自身の授業とかもそうだし、
生徒たちの手元のものもそうだし、
いろいろな質問、
なんでこれをブレストでさせたのに回収しなかったの?
なんでああいうような動機づけなの?
いろんなところを他にも聞いてもらって、
その都度答える中で、
これをやってみたいなとか、
これは私もやってみたいと思ったって言ってもらったりだとか、
そういうことをたくさん今日ありましたので、
本当に今日すごく自分の中でもたくさんのことが築けて
よかったなというのが本音のところでありました。
めちゃくちゃ面白かったですね。
本当に。
本当初めてのクラスだったので、
大丈夫かなとかって思ったんですけど、
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こっちの心配が急だったかのように、
とても頑張ってくれていたので、
そんなに重くならなかったですけど、
すごくよかった、今日は楽しかった授業かなと思います。
また週明けのところで、
違ったクラスの続きの授業とかがあるのでやっていくんですけど、
難しかったのはようやくやるんですが、
次回以降は違うことをやらなきゃいけないので、
単発の授業だったっていうところと、
時間が短かったっていうことが正直懸念点でありますけど、
授業は一回で終わるわけではなくて、
この後もずっと続いていくものなので、
そういったところを意識しながら、
今日の学習自体はすごくよかったかなって、
生徒の反応とかも見ていてよかったかなと思うので、
導入としてはよくて、
この後自分が何を意識してどう強くさせていくかなって
ところを考えていきたいなと思います。
ということで長くなってしまいましたが、
マナーの皆様、いつもいつもありがとうございます。
今後ともぜひよろしくお願いします。
ではありがとうございました。
13:07

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入試問題を要約するって難易度がすごく高いですね。事前にどんな指導をされてどう積み上げてきたのか気になります!その辺のこともまたお時間のある時にでもよろしくお願いしますねー

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