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第64回、高校国語について話すラジオの時間となりました。この番組では、高校の国語科教員であるなんばが、普段の授業の話や研究の話などをして、国語科の先生なみならず、いろんな先生に授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
皆さん、こんにちは。パーソナリティを進めます。なんばむっとです。よろしくお願いします。
初任者の時って、どこに気を使ったらいいかわからないですよね、みたいなことを最近思ったんですよね。
なんか最近、全人校の国語科の先生方と、4人ぐらいで飲んで、僕以外は全人校の国語科の先生みたいな状況だったんですね。
内訳としては、ずっと一緒にやっている先生方2人と、今年初任で入った先生。ただ、その初任で入った先生も、僕は面識があるので、いろいろお話をしていたわけです。
初任の先生が組んでいる先生、指導教官と一緒にいろいろな授業を今年やってみたんだけれども、いろんな評価とか観点別とかが難しさもあって、そこでいろんなエラーが起きてしまったわけなんですよ。
それは今解決の方向というか、一段落する方向に落ち着いているんですが、やっぱりその初任者の先生はすごく自分に後ろめたさというか、他の先生方に迷惑をかけてしまったっていう思いがあるみたいなんですよね。
そこを気を使って、エラーが起きているのは知っていた上で、その初任者を飲み会に僕が呼んだっていうところもあるんですけど、やっぱりなかなか忙しくて話しづらい環境というか、精神的にというより時間的な物理的に話しにくい環境があったりとか、
なかなかたくさんいるうちの何人かとは話せるけれども、中心となるメンバーと話せなかったりとか、いろいろそういうような弊害もあったので、飲み会に呼んじゃえみたいなところで、実際にどんな感じだったんだろうっていう話もしたかったので呼んだわけです。
やっぱりその中でも初任者じゃない方が仕事をバリバリ中心でやってくれているので、そこの話をいろいろ聞いて、慣れやこれやと話していたんですが、終わった後に初任者の方はすごく丁寧で気遣いな方なので、本当に丁寧なLINEをくれるんですよ。結構長めの。
で、すごく最初に飲み会が終わった後は、わざわざお礼が遅れてすみませんみたいな、いや遅れてとかないよとか思うんですけど、その件でいろいろ自分は迷惑かけてしまったけれども、今回飲んだらすごく気持ちを新たに頑張れそうになりましたみたいな、いつも本当に気遣ってくれてありがとうございますみたいな趣旨の長めのLINEが来て、
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で、僕はずっとその初任者が気を使いすぎてるなーって思っていて、いいんですよ、すごく大切なこと、社会人としても大切だし、若者としてもすごく大切で、人から嫌われることではないのでいいんですけど、地方から出てきている女性の方なので、気を使いすぎて潰れちゃわないかなーっていうことがすごく心配なんですよ。
どうにか本人の性格でもあるし、なんとも言えないところではあるんですけど、少しでも気持ちが軽くなるといいなーと思って、一応そういうLINEが来たところで、いろいろ初任者の方も仕事バリバリやってる先生の愚痴とかを聞いて、助けてる部分はあるよみたいなところと、
あとはやっぱりその方すごく初任者の方賢いので、周囲のこととか自分がどう見られているのかっていうのを多分すごく意識してるんじゃないかな、それ良くもあり悪くもありだと思うので、してるんじゃないかな、でもそれを自分から言葉でその初任者に伝えたとしても、初任者は更に気遣っちゃうかなーと思って、
上松努さんのロケットの研究者。よくね、いろんな名言とかにも出てきたりとか、考えの見方とかでも出てくるような人なんですけど、上松さんの言葉と、あとはトヨタの社長さんの言葉をYouTubeの人でペペってリンク貼って送ったんですよ。
上松さんの方の言葉は、人は足りないから助け合うんだっていうところから入っていく話なんですね。
人は前もどっかで紹介した、第60回ぐらい紹介したかなと思うんですけど、足りないからこそ助け合うんだ。自分がそれを足りないことをアピールしなければ、自分は一人の力しか発揮できないけど、助け合うことで人は何百人っていうものの力を発揮することができるんだ、みたいな趣旨の話があったんです。
で、それを聞いてもらいたいなっていうか、できなくて当たり前だし、できないから人が助け合ってくれるんだよっていうそこを大切にしてほしいなと思って、僕はね、まず上松さんの言葉を伝えました。
で、もう一つはトヨタさんの社長の言葉なんですけど、トヨタ社長の言葉は年齢が上か下かっていうことじゃないよっていう。人は役割の中で生きているんだ、みたいな話だったんですよね。
で、その中でも上っていう人は責任を取る立場で、それ以外は自分がどんな役割で生きているのかっていう。それは自分自身もハッとさせられたんですけど、やっぱり若い時には上の先生に迷惑をかけちゃうとか、いろんなことを思うわけなんですが、自分がどんな役割なのか。
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初任者なんか一生懸命ついていくのが役割だと僕は思っている節はあるので、それ以外のことはやっぱり気に回さなくてもいいと思うんですよね。みたいなこととか僕は思ったので、そういうのが自分の役割っていうことを初任者の方が考えてもらえたらいいなと思って、その2つ。
ちゃんと足りてないっていうことをアピールすることで助け合いが始まるよって、それがいいことなんだっていうことと、あとは人は役割なんだよっていう。そういう役割になったときに後輩を助けたりとか周囲をフォローできればいいから、今むしろ初任者としての自分の役割ができてるよみたいなことを自分は思いながら。
でもそれは自分が伝えても授業と一緒であれなので、本人に気づいてもらえればいいかなと思って動画を送りました。
そしたらすぐ、その方結構返信遅めな方なんですけど、すぐ返信くれて、見ましたよみたいな。このまま言いますね。僕の名前を挙げて、だれだれ先生の観察がに慶福です。すごいめっちゃ言うやんみたいなと思うんですけど、
ただ昇進者、昇進者だけですが、つい人の目を気にしてしまうのでまさにと。こっちがやったことがたまたま向こうに当てはまったようで。心理学みたいなあれですよね。詐欺師みたいな感じだと思いますけど、僕。
頼られる側になった時に助けられた分を返せるように昇進します。っていうので、他の言葉を書いてくれて、これでまた頑張れますみたいな。お心遣いありがとうございますってご丁寧に返信をくれました。
それもまた際に気遣ってるんだろうなとか思うんですけど、少しでもそういうふうに自分の中に他の人の言葉が踏み落ちて元気になれるんだったら、すごくそれは素敵なことかなと思います。自分自身もこういう言葉に救われることもあるし、そういう言葉を送ってくれる人が近くにいるっていうだけでも、僕結構頑張れちゃう人なので、
初任者の方はどういう人か、どういうところで自分を奮い立つかっていうのはちょっとわからないですけれども、その人の力になれたらいいなと思って送りました。
なんかこれ自分がこんなことやったぜ、オラオラっていう感じに聞こえちゃうかもしれないんですが、自分としてはやっぱり初任者の方がちゃんと頑張れるように上はフォローすると思いますし、やっぱりせっかくね、この茨の道でもある教職員っていう道に来てくれたので、
しかもなおさらに同じ教科だったら、やっぱり良くなってほしいじゃないですか。働く上で楽しんでほしいなと思いますし、授業やっててもああだこうだとかそうなんだとかっていうふうな会話ができる人で僕自身もいたいと思っているので、そういうふうになれるとすごく嬉しいんだろうなと思いながら、その初任者には送りました。
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なので今後ね、また僕自身も病むと思いますし、その初任者自身も病むときに、そういうことをしてあげようかなって年齢関係なくできるといいなって思ってます。
そういうことをしながら自分自身も励まされたなっていうのが最近のことでございました。
ということで、今回はこれにて終了したいと思います。
今の皆様、いつもありがとうございました。
初任者には優しい世界であるといいですよね。
そんなふうに僕自身も働きたいと思います。
では、ありがとうございました。