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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけおの内科クリニックからだと心の診療所 院長と申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開のましろく、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気で、ぜひご参加ください。
ということで、今週からですね、毎週火曜日に論文、水曜日に書籍の紹介っていう、そんな形でいこうかなと思っておりまして、
今日はまた出来立てホヤホヤの論文をご紹介したいと思うんですけれども、
今日ご紹介するのはですね、ほんのつい数日前に、
ブリティッシュメディカルジャーナルっていうですね、イギリスの一番有名な医学雑誌があるんですけれども、
そこで発表された、鬱に対する運動の効果みたいな論文が出てきましたので、それをご紹介したいなというふうに思います。
タイトルが、Effect of Exercise for Depression、まあそのままなんですけれどもね。
で、手法がですね、このSystematic Review and Network Metanalysis of Randomized Controlled Trialsということで、
要は最上級エビデンスレベルみたいな感じですね、のやつの論文が出てきましたっていう、そんな感じです。
で、これですね、まあリスナーの方はご存知の方も多いかもしれないですけど、
まあ鬱の治療法ってね、まあいろいろあって、まあ当然ね、薬物療法、まあ特に抗鬱薬ですね、鬱に対する薬の中心としたものと、
あとは心理療法ですね、まあ特に認知行動療法とかっていうのは有名かもしれないですけれども、
そういった各種の心理療法っていうのが、まあ鬱の治療法としてね、まあよく知られてるかなと思うんですけれども、
実はですね、実は運動ですね、運動で効果あるっていうのは以前からかなり言われていて、
まあそれをかなり大規模にいろんな論文を集めてきて検証したっていうのが今回の論文になります。
いや、こういうのはね、なんかもうやってるんじゃないかなとか思ってたんですけど、意外とね、やってなかったんだなと思って、
今回初めて思いましたけれども、はい。
で、具体的にはまあその、えっと、そうですね、218件の研究をですね、最終的に引っ張ってきて、
その中の495の治療群、14,170人、すごい人数ですね、の参加者がこの研究全体に入っていたっていう、そんな感じになってます。
で、まあ通常のケアをするのと比較して、えっと、どうかっていうことで、
その運動の種類がですね、もう本当にいろいろやっていて、まあ一番、えっと、あ、そうそうそう、
その前にですね、このビジュアルアブストラクトっていうのを見ていただいたらね、非常にわかりやすいんで、
それを見ていただけたらと思うんですけれども、えっと、上からウォーキング、ジョギングとかって書いてますよね。
まあこれそのまま字の通りなんで読めると思うんですけれども、
で、その下がCBTですね、認知行動療法、まあこれとかと比較しましたっていうことなんで、
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あと一番下ですね、一番下にSSRIって書いてありますけど、これ選択的セロトリン再取り込み阻害薬っていうもので、
まあ好物薬ですね、うつに対するお薬の中で、まあ一番、まあ日本でも、まあ世界的にもよく使われているお薬っていうことになってますよね。
はい、っていうのが入ってるんですけれども、それ以外にも、ヨガですね、上から3つヨガって書いてますね。
で、あとは、えっと、その合わせた治療ですね、運動とSSRIを合わせるとかですね、
あとはなんだ、その無酸素運動と筋力トレーニングを合わせるとかですね、そういった、まあミックスした治療もされてるっていう、そんな感じになってます。
はい、で、あと、そうそうそう、下から3つ目とか、対極拳とかもありますよね、はい、とかっていうのもあったりします。
はい、で、結論ですね、結論はやっぱりね、うつに対して運動は効果あるっていうのが結論でした。
で、特に一番上のそのウォーキング、ジョギングですね、これでうつ病の中程度ぐらいの改善が認められたっていうことで、
まあ十分に効果、他の治療と同等ぐらいの効果があるっていうことになってます。
はい、まああとはヨガとかですね、先ほど言った筋力トレーニングとか、有酸素運動とか、対極拳、気候とかですね、そういったものも効果があるということで、
で、ただ、運動ってですね、まあお薬でもそうなんですけれども、続けないと意味ないじゃないですか。
で、続けられるのは何が続きやすかったかというと、筋力トレーニングとヨガですね、が、まあその続きやすかったみたいな、そんな感じの結論になってますね。
はい、っていう感じで、で、あとは、そのどれぐらいの強度の運動をしたらいいのだっていうのはね、よく聞かれる話なんですけれども、
やっぱりですね、これ、運動強度がね、高ければ高いほどいいっていう、この、えっとフィギュアの何番だったかな、えっと、あ、図8ですかね。
はい、っていう感じで、これ、まあ横軸にMETSっていう運動の強度を取ってるんですけれども、で、縦軸に、そのどれぐらい効果があるかっていうのをなっていて、
それ、なかなかにね、右下になってると思うんですけれども、その、まあ運動の強度はね、まあそれは少しずつね、高められたらいいっていう、そんな結論にはなってるんですけれども、
ただ現実的にですね、えっと、そこまで運動できないっていう方もいらっしゃるので、まあ個人的にこれ臨床用するとしたら、まあ何でもいいから動いてねみたいな、そんな感じの資料になるんじゃないかなっていうふうには思いますね。
で、あとは、そうそうそう、えっと、図4がまあ一番、その、この論文の基本になるやつで、もう本当にいろんな種類のね、えっと、運動とか、えっと、ダンスとかもありますからね。
はい、とかっていうのが書いてあって、まあそれが、まあ、うつに対して、まあ全般的に効果あるんだよっていうような、そんな感じの結論になっています。
はい、そんな感じですかね。はい、なので、まあ実際問題ですね、まあ特に透析患者さんとかのうつとかね、最後ね、これは治療液でも見ることあるんですけれども、
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あの、やっぱりね、透析患者さんで使いにくいお薬とかっていうのもあるんですね。まあ、あの、もう完全に使えないわけではないんですけれども、
その辺、あの、やっぱり運動とかですね、あとは心理療法みたいなのの効果があるのであれば、まあそっちの方がね、使いやすい方とかっていうのもいらっしゃったりしますし、
まあもちろん運動自体が、まあ、透析患者さんにいいエビデンスも出てたりするっていうのもありますし、はい、っていう感じで、まあ、あの、今回のね、論文で、その、まあ、いろんな運動の種類あるんですけれども、
まあ、少なくとも運動する、まあ、何かしらの運動をする方がいいっていうのはもう明らかかなと、まあ、今まではね、わかってたことですけれども、改めて、なんかこのネットワークメタアナリシスでね、実証されたっていうのは非常にいいかなというふうに思ってご紹介させていただきました。
はい、どういう感じですかね。まあ、あの、まあ、うつはね、本当に誰しもなり得ますし、ただ、えっと、やっぱりね、まあ、お薬飲みたくないっていう方も一定数いらっしゃったりするので、
まあ、もちろんね、あの、お薬飲むべき方もね、あの、やっぱりいるんですけれども、ただ、まあ、軽めのよくうつ状態ぐらいだったら、やっぱり運動も含めて、まあ、包括的な治療がね、有用だというふうに思いますので、あの、ぜひ知っておいていただけたらなというふうに思いました。
はい、ということで、ちょっと短いですけれども、今日の放送が勉強になった、ためになったという方は、いいねとかですね、あとはXスレッツ、あとインスタストーリーズとかですね、で、えっと、興味心身論文かなとつけて、ああ、もしくは心身健康ラジオとつけて投稿していただけたら追っかけますので、ぜひよろしくお願いします。
はい、では、えっと、慣れないかもしれないですけど、最後、心身じゃんけんいきますよ。はい、心身じゃんけんじゃんけん、初期。まあ、初めてですかね、たぶんね。はい、ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いではないかいのたけでした。興味心身論文。