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2024-07-07 10:55

《975》研修医のコンサルテーション‼️やってはいけないのはどれ?(指導医解説)

本日の問題はこちら

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1809545855822885115

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《AI要約》

今週のテーマは、リスナーからのリクエストに応えて、初期臨床研修医と臨床研修制度について取り上げます。これは最近話題になった名古屋日赤のニュースに関連しています。

放送者は17年前に研修医だった経験があり、その後も研修医の教育に携わっていました。医師の育成過程や研修内容について一般の方々に知ってもらうことが重要だと考えています。

この日の放送では、医師国家試験の問題を取り上げ、研修医のコンサルテーション(相談)に関するクイズを行いました。正解は「問題を具体化せず意見を求める」が不適切というものでした。

コンサルテーションとは、担当医師が患者の診療について他の専門医に意見を聞いたり、診療を依頼したりすることです。研修医にとって非常に重要なスキルであり、医療現場で頻繁に行われています。

適切なコンサルテーションの特徴として、簡潔さ、良好な関係性、患者情報の収集、緊急性の考慮などが挙げられました。特に救急の現場では、状況に応じた適切なプレゼンテーション能力が求められます。

放送者は、研修医が最前線で働くことが多いため、病院が医師の教育機関でもあることを理解してほしいと強調しています。

最後に、翌日以降の放送では実際の研修の様子についてさらに詳しく説明する予定であることが告知されました。

00:03
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、ちょっとリスナーさんからのリクエストにお答えして、
検証医、初期臨床検証医ですね、特にね、とか臨床検証制度について扱いたいと思います。
というのは、つい先日ちょっとニュースで結構大きな話題になった、
あの名古屋の日赤のニュースですね、あれ検証医の誤診っていうのはちょっとだいぶミスリーディングなんですけれども、
それに関連して、検証医のことをね、あんまり世間一般に知られてないんじゃないかなと思って、
私自身はですね、検証医だったのはもう17年前かな、なんですけれども、
でも、やっぱり世の中にこの医者の育成とかですね、検証医がどういうことをするのかみたいなのを知っていただいた方がですね、
ちょっといいんじゃないかなと思って、今週はその辺の初期臨床検証とか臨床検証制度みたいなのを取り扱っていきたいと思います。
ということで、今日もそれにちなんだ医師国家試験クイズをやりたいと思うんですけれども、
今日取り上げるのは、ちなみにですね、私、検証をやったのは17年ぐらい前なんですけど、
17年、6、7年前なんですけれども、検証医の教育にですね、結構携わっていて、今はちょっともう病院外れたんであれですけれども、
以前の病院で初期臨床検証のプログラムっていうのがあるんですけれども、そこのね、副プログラム責任者っていうのをやっていて、
検証医の教育に結構携わっていたんですね。そこで指導者合宿みたいな名前が来ましたし、
っていうのをやっておりましたんで、その辺のお話をできたらなというふうに思っています。
ということで、ちょっとお話戻りますけれども、今日取り上げるのは115回の医師国家試験B問題の11っていうやつですね。
ちなみにまたまた必修問題ゾーンですね。ということで、問題。
検証医がコンサルテーションを依頼するときの配慮で適切でないのはどれか。適切でないものですからね。
A、簡潔なコンサルテーションを心がける。
B、相手との良好な関係性を心がける。
C、問題を具体化せず意見を求める。
D、患者についての情報を集める。
E、緊急性を考えて行う。
ということでいかがでしょうか。
これはですね、実は医学生の正答率は99%、ものによって100%って書いてあるのもありますけれども、
03:00
ほぼ全ての医学生は正答してきているっていう問題ですけれども、
ただですね、これ昨日予告振ったときにこの問題文のコンサルテーションが難しいんじゃないかということで、
ご意見ありまして、これはちょっとメンバーシップ限定のオープンチャットには昨日いろいろ打たせていただいたんですけれども、
その辺のことは後ほど解説したいと思います。
はい、ということでじゃんじゃん答えて、
スペースが復活しましたね。
C、C、C、C、C、C、C、Cかな。
C、はい、C以外はいらっしゃいませんでしょうか。
皆さんCですかね。
はい、ということで正解はCですね。
はい、おめでとうございます。
はい、ということで、はい、りんりん出ました。
はい、これはね、常識問題ですね。
なんかこれ解説もね、常識的に考えましょうみたいな、そんな解説になっていて、
もうちょっとまともに解説してようと思いましたけれども、はい、Cが正解っていうことですね。
はい、で、一応ですね、これ、先ほど言ったようにこのコンサルテーションっていうのはですね、
医療現場でものすごい頻繁に行われているんですね。
特に研修医、研修医はですね、その医師国家試験を合格して、
その翌月から研修医として通常働くわけなんですけれども、
その中でもほとんどのことはね、分からないんですよね。
その知識としては知っているけど、どういうふうに動いたらいいか分からないっていうことがほとんどなんで、
患者さんの実際の診療に当たるにあたって、このコンサルテーションっていうのは必須なんですよね。
で、そのコンサルテーションとは何かっていうのをですね、
昨日、AIのパワープレキシティに聞いてみたんですけれども、
すごい長い長文の回答が返ってきたんですけど、一応ね、ちょっと長文すぎたんで、
シンプルに100字以内で中学生にも理解できるようにっていうふうに聞いたらですね、
こんなふうに返ってきました。
コンサルテーションとは、担当医師が患者さんの診療について、
他の専門医に意見を聞いたり、診療を頼んだりすることです。
より良い医療を提供するために、医師同士が協力し合う大切な手順のことを指します。
ということで、非常に100点満点の回答ですね。
あえて言うとね、専門医じゃない場合も、例えば白医とかの場合もありますし、
っていうのはありますけど、ほぼ素晴らしい回答かなと思います。
こういう感じでですね、要は研修医が他の先生とかに意見を求めたりとかっていうのは、
救急の現場でも非常によくありますし、
あとはその病棟の受け持ち、担当患者さんの入院患者さんを受け持ちするという時でもですね、
必ずその白医の目が入った中で診療してるっていう、
これはね、ぜひとも知っておいていただけたらなというふうに思います。
はい、ということで、一応解説もくそもないかなと思うんですけれども、
06:00
まずCですね、適切でないのはCということで、問題を具体化せず意見を求めるということで、
これはよくないですよね。実際の患者さんに関しての相談がほとんどなんで、
例えば、腹痛の人にどうしたらいいですかみたいなことを言われてもですね、
腹痛っていろんな腹痛ありますしみたいな感じで、
抽象的すぎる問題はそもそも意見しようがないっていうか、
それ教科書に書いてあるやんみたいな感じになるんで、
その具体的な患者さんに関して、
例えば腹痛だったらどこが痛いのかとかですね、どんな痛みがあるのかとか、
どれぐらいの痛みなのかとか、そういう感じで具体的に言わないと、
意見もしようがないっていうことになるんで、
そこら辺が問診とか、あと身体診察ですね、
身体の診察したりとか、検査とかを求めて、
どんな検査をしますかっていうようなコンサルテーション、相談もあり得るんですけども、
という感じで診療が進んでいるっていう感じですね。
この選択肢を見ていくとですね、
まずAですね、簡潔なコンサルテーションを心がけるっていうのは、
これその通りで、これ私も研修院でよく指導してましたけれども、
とりあえず医者はせっかちなんですね、せっかち忙しいんで、
まず結論を言えと、意見を欲しいのか、何か確認をして欲しいのか、
何して欲しいのかを言うっていう、まず結論から言うっていうのはすごい大事ですね。
その上で簡潔に述べるっていうことですね。
この医者の能力っていろんなもので図られると思うんですけれども、
特に医療者同士の能力においてはですね、プレゼンテーションですね、
この相談の技術ってすごい大事なんですね。
これ私の指導員もプレゼンテーションは医者の能力を反映するってすごい言ってたんですけど、
それは本当にその通りで、TPOをわきまえてですね、
その状況に応じて適切なプレゼンテーションができるっていうのはすごい大事なんですよね。
もちろん学会発表とかだったらかなり時間をかけてですね、
1章で10分とかの発表とかっていうのもあるんですけれども、
そんな医療現場で10分もプレゼンテーションしてたらぶっ殺されますんで、
極力簡潔に必要な情報をお伝えするっていうのは大事ですよね。
っていうのがAですね。
Bはもう言わずもはなっていうか、相手との良好な関係性を心がけるっていうことです。
そりゃ関係性悪くなってたらコンサルテーションうまくできないよねっていうことで、
そりゃそうですよねっていう感じですよね。
あとは、Dですね。
これもさっきほとんど言いかけてしまいましたけれども、
実際の患者さんの相談なんで、患者についての情報を集めないと、
そもそもコンサルテーションとして成立しないっていうこともありますんで、
患者さんについての情報は事前に集めて、
でもそれでも不足してるっていう場合もあるんですね。
例えばコンサルテーション行ったら、これ聞いてないよねみたいな指摘をされることとかもあるんで、
それ聞いてなかったですっていうことにもう1回聞きに行くこともありますし、
だから研修医の診療って非常に時間がかかるんですよね。
09:01
かかるんですけれども、それは医者の成長として教育のために必要なんで、
ここはご協力いただきたいと思いますし、
特に救急の現場とかで、今回のケースもそうかもしれないですけれども、
最前線に立っているのは研修医っていうことが非常に多いので、
この辺は医者の教育機関であるということもぜひ知っておいていただきたいというふうに思います。
とは言っても、いいですね、緊急性を考えて行うということで、
とは言っても、やっぱり救急の現場で非常に命にかかるような病気の方とかもいらっしゃるんですよね。
特に例えば心筋梗塞を疑う場合とか、胸が痛くって、
これはもう明らかに心筋梗塞を疑う場合のコンサルテーションは、
先生、心筋梗塞を疑う患者さんがいます。
それだけでいいんですね。
これが例えば、普通のプレゼンテーションでいくと、
68歳の男性で起用歴として、狭心症、高血圧、糖尿病、脂質上昇があります。
普段のかかりつけ医はありません。
普段の内服薬もありません。
アレルギー歴はありませんとか言っていると、
それだけで時間がなくなっていくんで、
はじめに心筋梗塞を疑うという緊急事態を、
アラートを出さないといけないんでということで、
そういうのは救急の現場ではプレゼンテーションの能力として求められる。
そんな感じですね。
ということで、正解の皆様はおめでとうございます。
明日以降はですね、もうちょっと、
実際の研修でどういう風になっているのみたいな、
そんなお話をしたいと思います。
では最後、心身じゃんけんいきたいと思います。
心身じゃんけん、じゃんけん、ぐ!
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
終わりではないかいのたけでした。
興味津々。
10:55

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