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新進健康ラジオ:内海竹のメンタルヘルス特集
みなさん、おはようございます!「興味津々☝」でおなじみ、滝尾内科クリニックの内科医たけおです。新進健康ラジオでは、毎朝5時50分から10分程度の医療に関するちょっとした役立つ知識を配信しています。朝5時半からのライブ配信では、みなさんからの質問に直接答えたり、リクエストに応じたりしていますので、ぜひご参加ください!
今週は、10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にちなんで、メンタルヘルスに関連した内容を特集します。普段はあまり取り上げない精神疾患の話題を一週間にわたってお届けしていく予定です。本日はその第1弾、「うつ病」についてです。
今日は、医師国家試験の問題を一緒に考えてみましょう。115回試験のうつ病に関する問題を取り上げます。「うつ病の症状に含まれるものはどれか?」というシンプルな問いで、選択肢には「食欲がない」「入眠時に幻覚」「好きなことだけにやる気を出す」などが含まれています。
リスナーのみなさんに参加していただき、多くの方が「食欲がない」を選びましたが、正解もその通り、「食欲がない」です。この問題を取り上げた理由は、うつ病の症状が体の症状として現れることがよくあるためです。多くの人が「うつ病は精神症状ばかり」と思いがちですが、実際には「食欲の減少」や「体重の変化」など身体的な症状も診断基準に含まれています。
例えば、食欲がなくなり、体重が減るという症状は、うつ病の診断においてよく見られます。反対に、食欲が増え、体重が増えることもあります。このような身体的な変化がうつ病の一部であることを知ることが重要です。特に、消化器内科に相談した際に異常が見つからず、その後にうつ病と診断されるケースも少なくありません。
他の選択肢に関しては、「入眠時に幻覚を認める」はナルコレプシーの症状の一つを示唆しており、「好きなことだけにやる気を出す」は適応障害に関連する可能性があります。また、「簡単な計算で間違う」などの症状は認知機能の低下を示唆していますが、うつ病特有の症状ではなく、統合失調症のような精神疾患で見られることもあります。
うつ病は、抑うつ気分や興味・喜びの喪失が特徴である一方、身体的な症状も大切な診断要素であり、その症状がうつ病の診断に結びつくこともあります。倦怠感やだるさなど、体の不調として現れることも多いため、こうした症状を軽視せずに適切な医療機関に相談することが必要です。
このラジオ放送を通じて、少しでもみなさんのメンタルヘルスの理解を深めるきっかけになればと思います。今週は引き続きメンタルヘルスをテーマに取り上げていくので、ぜひ明日以降もお聴きくださいね。
最後に、「新進じゃんけん!」で締めましょう。いきますよー、新進じゃん、けん、じゃんけん…今日も幸せな一日になりますように!お相手は、内海の竹でした。「興味津々☝」でまた明日お会いしましょう。