内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、いろいろますますちょっと役に立つ小話を、
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また毎朝5時半からライブをやっていて、公開のマッシュルームブログや
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アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日は火曜日ですので、
興味・心身・論文をご紹介したいと思うんですけれども、
今日は直前に予定を変更してしまいまして、
当初は事前の告知では、薬剤成人障害の診療ガイドライン2016を
ご紹介しようと思ってたんですけれども、
これが量が膨大でして、全部で60ページぐらいあったんですね。
なのでさすがにちょっと、しかも後半の20、30ページぐらい、
人機能が低下した時の薬剤の使い方みたいな、
そんな感じになっているので79ページありましたね。
なのでさすがにこれ一般の方には難しすぎるかなっていうので、
あとちょっと内容が冗長だというところもありまして、
急遽予定を変更しまして、
日本内科学会の内科学会雑誌ですね。
我らが日本内科学会ですけれども、つい先日総会ありましたけれども、
そこのですね、医学と医療の最前線というところから、
薬剤成人障害最近の笑いという論文をご紹介していきたいと思います。
いつも通りなので、論文紹介というそんな形ですね。
これだったら7枚なんで、実質的には6枚ぐらいですね。
なので皆さんにもわかりやすくご説明できるかなというふうに思って、
ご紹介させていただこうと思います。
昨日、一昨日もやりましたけれども、
お薬は当然何かしらの効果を期待して使うんですけれども、
ただ一方で副作用が予期せぬものも含めてですね、
出てしまうということは臨床上非常に多くあるんですよね。
その臨床上の副作用も多いのは、
皮身、薬心というふうに皮膚に何かしら出てきたりとかですね、
あと薬剤成の肝障害ですね、肝臓に影響が出るとか、
あとは痛み止めとかだったら胃海溶が出たりとかですね、
そういったものもありますけれども、
ただ我々腎臓内科の領域では当然ですけれども、
薬剤成腎障害というのは非常に注目されますし、
それで治療を入院して治療をしないといけないという方も少なからずいらっしゃいます。
まずはその一のところですね、
はじめにのところからやっていこうと思うんですけれども、
薬剤に起因する腎器能障害ですね、
これ薬剤成腎障害というふうに言って、
Drug-Induced Kidney Injury、略してDKIというふうに言いますね。
実は入院中のAKIですね、急に腎臓が悪くなる、
これAKIというふうに言うんですけれども、
それの15から25パーセントは薬剤が原因であると報告されているという、
やっぱり状況照合的に、これはお薬が原因であろうということで、
お薬を止めて回復してくれば、薬剤性人種障害と診断してよいという、
そんな形になっています。
ということで、1のところに書いてありますけれども、
薬剤性人種障害の診断とその問題点っていうふうに書いてありますけれども、
ただ、これね、注意点のところに1、2、3、4っていうふうに書いてありますけれども、
これね、本当にその通りで、
これが薬剤性人種障害診療ガイドラインの2016の中にも書いてありましたけれども、
正直ね、結構難しい時もあるんですね。
その理由が、1つ目はこの薬剤投与から発症までの時間が、
ここの薬剤で異なることということで、
これね、ちょっとその次のページの表、
薬剤性人種障害の発症様式っていうのをご覧いただけたらと思うんですけれども、
この矢印で、右側に向けての矢印がこのトラックエクスポージャーって書いてある、
要はお薬への曝露ですね。
お薬がどれぐらいの期間投与されたかっていうことになってるんですけれども、
かなりね、その急激に日の単位で悪くなる場合はあれば、
もう本当に月の単位、クロニックは90日以上っていうことになってますけれども、
それぐらいの単位で悪くなっていくっていうものもあるので、
そうするとね、本当にお薬が原因なのかどうかっていうのがね、
かなりわかりにくくなってきたりするっていう、そういうのはありますね。
まあいろんな形があるっていうこと。
で、2つ目がですね、既存の腎障害の存在等により診断に軟重することっていうことで、
まあこれ高齢者とかね、特にあるあるですね、本当に薬剤が原因なのかどうかって、
他の原因も、例えば何でもいいですけど、高血圧、糖尿病があってとかっていうことになってくると、
それによって腎障害が起きている可能性も十分にありますよね。
だからそこら辺で、他の原因が否定できる場合にっていう、
その他の原因をどれぐらい追求するか問題ありますよね。
で、3つ目が、原因と推定される薬剤も複数が該当し、
確定診断は困難なことが多々あるかと。
まあこれは先ほど言ったその通りですね。
で、4つ目ですね。
時に妊娠障害が固定して改善しないこと、長期に渡って患者に進行する場合があること、
まあなかなか実際にはパキッと診断するのは難しい場合もあるというのが現状ですね。
で、その次のページに行っていただいて、PDFの3ページ目ですけど、
2、薬剤性妊娠障害の発症基準ということで、
ここね、ちょっと難しいんですけれども、
でもこれを理解するといいかなっていうのがあって、
まあ1つはですね、この予測が可能なものと予測不可能なものっていうのに分かれるんですね。
で、予測可能なものがその容量依存性っていうふうに書いてありますけれども、
まあ要は量が増えすぎて腎臓にダメージが起きるっていう、
中毒性妊娠障害っていうふうに書いてありますけれども、