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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、いろいろなそれぞれちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも年期です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、昨日ちょっと天敵異域の話を医師国家試験クイズとしてさせていただいたんですけれども、
その中で脱水の話をですね、後半少しだけさせていただいたんですけれども、
それにちなんでですね、ちょっと脱水のですね、良い資料がないかなと思って、昨日探してたんですけれども、
大塚製薬工場さん、大塚製薬、天敵をよく作っている、あ、そうですね、大塚製薬工場さんのサイトにですね、
非常に良い資料があったので、これをね、ご紹介してみたいと思います。
ちなみにCOI利益相反はございませんので、OS版のサイトの一つですけれども、
そこから脱水症のサインを見逃さないでっていうところをですね、ちょっと一緒に見ていきたいなというふうに思います。
でですね、これ脱水に関してはですね、腎臓内科医としては、非常にね、いろいろ言いたいことがありまして、
というのは、これいつも言ってますけれども、腎臓内科医ってね、
本当に体の中のね、水分量をちゃんと適正に見極める能力っていうのは非常に問われるんですね。
で、水分バランスって、当然ね、その多すぎてはいけないし、少なすぎてはいけないんですけれども、
特に透析患者さんですね、特に血液透析患者さんですけれども、
水分のバランス、水分の適正な量を見極めるっていうのは非常に大事なんですね。
中でも、この脱水じゃないかとか、もちろん一水、水分が多いの一水っていうふうに言うんですけれども、
両方ともに危険なんですけれども、脱水はですね、一般の人でもなり得ますし、
特にこれ、まだ今の季節は大丈夫だと思いますけど、夏場にかけてですね、
特に脱水を見極めるっていうのは非常に重要なので、重要ですっていう感じです。
ただですね、脱水の診断というか、脱水かどうかを評価するって非常に難しくてですね、
いろんな要素で、もう一つの要素でこれは脱水ですねっていうことはできないんですね。
いろんな要素を組み合わせて、これは脱水であろうっていうふうに見極めるんですけれども、
例えば話を聞く、ここにも書いてありますけれども、
例えば急に体重が減っているとかですね、明らかに食事量が減っているとかですね、
食事とか飲水量が減っているとかっていうのは脱水を疑う、問診、話を聞いたところで脱水を疑うっていう感じになりますし、
あと今日ちょっとこの後メインでお話しするカールの診察ですね、
そこからも脱水を疑うっていうことになりますし、あとは検査ですね。
検査にもいろいろありますけれども、血液検査とかエコーとかですね、
そういったことで脱水、評価していくことになりますけれども、
今日はですね、一般の方にもできる、誰でもできる脱水のチェック方法っていうのがあってましたんで、
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これをご紹介していきたいというふうに思います。
大きく5つあって、これね、非常によくできてるかなというふうに思います。
まず一つ目はですね、握手してみるっていうことで、
要はこれ抹消循環って専門的には言いますけれども、きちんとですね、
特に手足の先々まで血液が行ってるかどうかっていうことで、
その抹消の温かさって、抹消ってちょっと専門用語ですね。
手足の温かさですね、これを見るっていうのは非常に重要ですね。
だから手を握る、握手してみるっていうので、
もともと冷え性の人とかいると思うんですけれども、
ただ普段手が温かい人が手が冷たいとかっていうことは、
一つサインになれるかなというふうに思います。
で、二つ目ですね。
二つ目は、ベロですね。舌を見るっていうことですね。
これもね、結構重要で、舌って普通は筆順していてちょっと潤ってるじゃないですか。
ただこれがもうカラカラになって、それこそ舌がひび割れたみたいな感じになるんですよね。
そういうのはまだ背を疑うっていうことになりますし、
あとはちょっとここには書いてないんですけれども、
舌を上に上げてもらって、舌の下、舌の下ってちょっと難しいですね。
舌の下に唾液の溜まりがあるかどうか、そこが潤ってるかどうかっていうことが非常に重要なので、
もしちゃんとベロを上に上げられる方がいれば、
その舌の下ですね、これを見つけてもらうっていうのも一つありな方法ですね。
それが二つ目ですね。
で、三つ目ですね。三つ目、ここからちょっと若干専門的になっていくんですけど、
皮膚をつまんでみるっていうことで、
このイラストにも書いてありますけど、手の甲の部分の皮膚あるじゃないですか。
これをつまんでですね、普通だったらもう瞬時に戻りますよね。
瞬時っていうか、数秒以内に戻ると思うんですけれども、
これがなかなか戻らないっていうのがあるんですね。
これ専門的にはツルゴールの低下っていう風に言うんですけれども、
これが3秒以上かかるっていうことですね。
これが一つ脱水の目安になって、
皆さんこれ聞きながらやっていただけたらと思うんですけど、
普通は瞬時に戻りますよね。
これが非常に時間がかかるっていうのが脱水を疑う一つの際になります。
で、四つ目ですね。
四つ目は親指の爪の先を押してみるっていうことで、
これ何?って思うかもしれないですけれども、
爪ってピンク色じゃないですか。
これ押すと白くなりますよね。
なると思うんですけど、
これが戻ってくるまでの時間を測るんですね。
これも専門的にはキャピラリリフィリングタイムっていって、
CRTっていう風に言うんですけれども、
CRT3秒以上っていう、親指を逆側の指で押していただいて、
それを離すと戻ってきますよね。
普通戻ってくると思うんですけれども、
これが戻るのにまた3秒以上かかるっていうのも一つ。
これ1と似てるんですけどね。
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真っ正まできちんと血流が保たれてないっていう証拠になるんですけれども、
これも一ついい指標であります。
で、五つ目ですね。
五つ目は脇の下を確認するっていうことで、
これ液化の乾燥っていって、これも結構有名なんですけれども、
脇の下が普通は若干ジトッとしてるんですね。
湿潤環境にあるんですけれども、
これが全くサラサラな方は脱水の可能性があるっていう、
そんな感じになります。
ということで、五つのサインですね。
非常に一般の方でも確かにできるかなと思うので、
ぜひ知っておいていただけたらなというふうに思います。
あとは医療職であればこれに加えて、
例えばまずはバイタルチェックっていうので、
血圧とか脈拍とかこういうのを見たりしますよね。
特に起立性低血圧、寝たときは大丈夫なんですけれども、
座ったり立ったりしたときに血圧が下がるっていう、
こういうのを起立性低血圧っていうふうに言いますけれども、
これも一つの指標になったりしますし、
あとそのときに脈拍が上がるかどうかとかっていうのを見ていたりしますね。
あとはこれに書いてないんですけど、
意外と一般の方でも可能かなっていうので、
この首の横に血管があるんですけど、
これ外径静脈っていう外の首の静脈っていうふうに書くんですけれども、
これを見るっていうのも一ついい方法で、
普通座ったり立ったりしていると外径静脈っていう、
その首の横の血管って表面的には見えないんですけれども、
寝るとほとんどの方はこの血管、首の横に1本、
胸から頭にかけて血管が必ず見えると思うんですね。
これが外径静脈なんですけれども、
それが寝た状態で全く見えないっていうのが脱水を疑うっていうことになります。
なので、ちょっとそれも自分の外径静脈を見ることはできないんですけれども、
スマホとかで見えるかもしれないですけれども。
なんですけれども、寝てる人の首元を見ていただいたら、
外径静脈が見えるかどうかって分かるので、
ぜひ一度お試しいただけたらなというふうに思います。
ということで、ちょっとまだ季節的に早いですけど、
夏場にかけては脱水非常に重要なんで、
昨日の植木天敵の話にちなんで脱水の話をさせていただきました。
ということで、何か参考になれば幸いです。
では最後、しんしんじゃんけんいきますよ。
準備はよろしいでしょうか。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、パー。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
わりとはないかいのたけでした。
きょうみしんしん。