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2020-12-09 11:11

#17 デジタル・ゴールド ゲスト:設楽悠介


インターネットを革新する物語が、ここにある。
仮想通貨誕生の瞬間を、ドラマのように描いたこの作品は、まるで映画「ソーシャル・ネットワーク」の続編のようにワクワクが詰まっている。一方で、ブロックチェーン技術を本質的に理解する名作でもあるこの本は、インターネット好きなら必見です。

▽番組概要
・MC:りょかち https://twitter.com/ryokachii
・配信スケジュール:週3回(月・水・金)配信(朝更新)
・配信プラットフォーム:himalaya、Apple Podcast、Spotify他
※himalayaで1週間先行配信
https://jp.himalaya.com/mybestbooks

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ソーシャルネットワークの映画は全然終わってなくて、あれはもうある意味、このデジタル・ゴールドの観点から言うと、ワンシーンでしかないぐらい。
マーク・ザ・カバーグが単純にフェイクスブック作って、みたいなところで、なんかああいうのが好きな人にもめちゃくちゃオススメかもしれない。
もしかしたら、今だとこれ読んでも半分ぐらいの人の名前とかは有名じゃない人もいるので、あと5年後、10年後に読むと、なんかジェフ・ベソスとかいろんなそういう有名な人が、
後の、将来のそういう人たちが出てくるような活劇なんじゃないかなという感じです。
こんにちは、りょかちです。 今日もマイベストブックスでは、ゲストのストーリーとともに一冊の本を紹介します。
今回の一冊は、デジタル・ゴールド。 ニューヨーク・タイムズの記者、ナサニエル・ホッパーが、仮想通貨が生まれ、普及していく当時のことを、
複数の有名人へ取材した内容をもとに、ドキュメンタリー小説のように描いています。 ゲストは、新しい経済の編集長でありながら、複数の事業会社の取締役を務めるしだらゆうすけさん。
新しい経済という仮想通貨に関するメディアを運営するしだらさんが、多数ある仮想通貨の本の中でも、この本が優れている部分を語ってくれました。
マイベストブックス、マイベストブックス、マイベストブックス。
めっちゃいい本ですよ、マジで。
簡単に説明すると、ニューヨーク・タイムズの記者のナサニエル・ホッパーという人が書いた、約10年ぐらい前に、ビットコインという仮想通貨・暗号資産が世の中に生まれたんですけど、
それを追うドキュメンタリー小説みたいなことかな。
ノンフィクションと捉えていいと思うんですけど、まさにその記者が、今、仮想通貨と言われているビットコイン、そこに使われているテクノロジーであるブロックチェーンが、
果たして今世の中にここまで来たんですけど、どこのように広がってきたかっていうのを、本当にいろんな有名人の角度から語って、
正直ね、僕、小説として読んでるとめっちゃ面白いと思うんですよね。
小説のように語られていく仮想通貨の物語。
そこには、現在IT企業の世界で既に有名になった人物も多数出てきます。
そして彼らが既に有名になった物語の続きを生きている。
IT・テクノロジー系のノンフィクション・フィクションみたいなもので有名なのが、ソーシャルネットワークという映画だと思うんです。
あれって結構、ある時期の日本も含めて、IT界隈でちょっとバイブル的な作品にもなってると思うんですよね。
でも、あそこに出てくるウィンクル・ボス兄弟っていう、どっちかで言えばあの映画では悪者の、
Facebookのアイデアを盗まれたって訴える人も、このデジタルゴールドの中に出てきて、
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あの映画では語られてないんですけど、結局あの後マーク・ザッカーバーグを訴訟して、お金を得るんです。
そのお金で何したかっていうと、このビットコインを買ったり、ブロックチェーンのスタートアップを兄弟が2人が作ってるんですよね。
ソーシャルネットワークの映画は全然終わってなくて、あれはもうある意味、このデジタルゴールドの観点から言うとワンシーンでしかないぐらい。
マーク・ザッカーバーグが単純にFacebook作って、みたいなところで、なんかああいうのが好きな人にはめちゃくちゃオススメかもしれない。
ソーシャルネットワークという映画を見た方は、ウィンクル・ボス兄弟について覚えているでしょうか。
映画の序盤に出てきて、Facebookの原型となるアイディアの開発をザッカーバーグに頼み、そのままアイディアを盗まれたと訴える兄弟です。
彼らが仮想通貨の世界で映画の物語の続きを生きているお話を、串田羅さんが詳しく教えてくれました。
だからちょっと本と関係ないんですけど、一つ僕がうわー震えたっていう話をすると、
ウィンクル・ボス兄弟が結局マーク・ザッカーバーグにFacebookパクったって言って、訴えてもらったものすごいお金で、
結局この仮想通貨とかブロックチェーンのプロジェクトをやるんですけど、彼らが立ち上げたのがジェミナイっていう会社なんですね。
今アメリカでもある仮想通貨取引所ジェミナイ、ジェミン、要は双子座っていう名前を冠した双子だから仮想通貨ビジネスをやっていて、
それなんかアメリカの金融庁みたいなところSECにも認められてるんですけど、
で、去年マーク・ザッカーバーグがFacebookも仮想通貨やりますってことを言って、かなり世界的に話題になったんですよ。
で、そのFacebookがやる仮想通貨プロジェクトの名前がリブラって言うんですね。
リブラって天秤座なんですよ。
結局これは彼らがコミュニケーションしてるという噂もあるんですけど、意思したかわかんないですけど、
結局なんか第一幕としてはザッカーバーグがFacebookを大きくして、
なんかウィンクス・ボス兄弟はなんかお金だけ得て、でもなんかちょっと性格悪い双子だなぁみたいな感じで映ったんですけど、
それは終わってなくて、その2組がなんか星座の名前を冠したプロジェクトを今も進めていて、
そのインターネット2.0をここから3.4どう持っていくかっていうのをまだ戦ってるっていうこともなんか感じられるし、
この中に出てくるペーパルのデビッド・マーカスっていう人は、
まさに今Facebookのリブラプロジェクトの一番偉い人をやってるんですよ。
だから、もしかしたら今だとこれ読んでも半分ぐらいの人の名前とかは有名じゃない人がいるので、
あと5年後10年後に読むと、まさになんかジェフ・ベソスとかいろんな有名な人が、
後の将来のそういう人たちが出てくるような活劇なんじゃないかなっていう感じがする。
本を読む時間がないよ。
通勤時間に読めば?
でも電車で本を開くのが面倒。
それならオーディオブックね。
オーディオブックなら本は不要。
はい、本は耳で読みます。
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これから展開されていく仮想通貨をテーマにするインターネットの物語。
しかしそもそも皆さんはどれくらい仮想通貨やブロックチェーンの面白さを知っているでしょうか?
誰も書き換えることができないデータを保持する仕組みであるブロックチェーン技術。
そこには仮想通貨だけではない大きな可能性が広がっています。
みんながネットワークでつながった距離と時間縮めたインターネットの功績はめちゃくちゃ大きいんですけど、
それによって生まれちゃった偏りみたいなものを、
ブロックチェーンは一つ、もう一回ほぐす、もしくはバージョンアップさせる大きなアップデートだと捉えているんですよね。
じゃあ個人情報預けたくないから、Gメール使わないって言ったら仕事できないよってなっちゃうんで、
その中間点ないかなって時に、もしかしたら将来的には僕らは個人情報を自分たちの意思でGoogleに預けるけれども、
それはちゃんとブロックチェーンで管理されて監視されているから、
悪用はできないようになっているから、そういうテクノロジーとして使えるというところがブロックチェーンだったりビットコインの魅力かな。
しかし、大きな可能性とはつまり、想定した利用方法以外にも活用される可能性があるということです。
中国は本気でブロックチェーンの仮想通貨をデジタル人民元に出しますという宣言をするんです。
ただ、中国が進めるブロックチェーンのデジタル人民元って、
佐藤氏仲本の理想と多分真逆で、完全に国民を統率してコントロールするために通貨をデジタルにすると。
だからブロックチェーンが面白いのは、中央とか巨大なものを分散させる機能もありつつ、
そのいくつかのパーツだけ使っちゃうと、逆に今よりも厳しく中央周辺化できるようなツールにもなっちゃうんですよね。
これ答えないんだけど、これもまためちゃくちゃ魅力だなと思ってて。
いろんな捉え方ができるので、だからここからは本当にそこがテクノロジーとしてどういう答えになっていくのかなっていうのを考える上で、
本当にそういう多角的な、この本にもあるように、
多くの人の欲望をうずめく中で、すごいテクノロジーでそういうものだと思ってて、
結局ダイナマイトだって戦争に使えるし、工事にも使えるわけじゃないですか。
まさにブロックチェーンってそのぐらいのテクノロジーなのかな、
すごい人類にとって大事なものなんだなっていうのが感じているので、そこが魅力ですかね、やっぱりブロックチェーン。
そのドキュメンタリーではあるんですけど、今も言った通り、
これ、僕、映画になったほうが絶対いいなっていうぐらい、
ただのテクノロジーのドキュメンタリーじゃないんですよ。
そこにはめちゃくちゃ泥臭い人間ドラマだったり、人間の欲望だったり。
だから、ビットコイン、ブロックチェーンっていうテクノロジーの話なんですけど、
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人殺す殺さないみたいな話も中に出てくるし、そこには麻薬取引みたいな話も出てくるし、
だからといって、ビットコイン、ブロックチェーンが学べないかというと、
めちゃくちゃ本質をついた学びが得られるんですよ。
そして、この本の面白さから、面白い本の効能へとお話は繋がっていきます。
学ぶこととかって、本って読むと学べるんですけど、
でも一番大事なのはそこに書かれている情報を記憶することとかじゃなくて、
意欲をもらえるかどうか、教育には一番大事なことは意欲だと思ってるんですよね。
だから、もちろんブロックチェーンに限らず、難しい本をいろいろ読んで、
その記憶を忘却曲線に沿って忘れないようにしていくことも大切なんだけど、
それに勝るものって、寝るもの欲しいんで読んじゃったよとか、興奮することだったと思ってて。
そういう意味では、僕はこの本はめちゃくちゃ、僕にとってのそういう本だった。
だから僕にとってブロックチェーンに、仕事に、今新しい経済というメディア、
ブロックチェーンのメディアの編集所をしてるんですけど、
それをやるモチベーションもくれたし、
その時に面白いからもう他の技術とも読みたいという、
常に学習意欲をくれたのがこの本みたいな感じですね。
めっちゃいい本、これは。何回か読み直してます、マジで。
ブロックチェーン誕生のドラマを知りながら、
本質的なブロックチェーン技術の知識が深まる。
それは単に、物語として技術知識が理解しやすいだけではなく、
さらに学ぶ意欲をくれるという利点があるのかもしれません。
今回は新しい経済の編集長でありながら、
複数の事業会社の取締役を務める、
しだらゆうすけさんをお迎えして、デジタルウォールドをご紹介しました。
マイベストブックスは、ひまわり屋で先行配信をしています。
番組をぜひフォローして、最新のエピソードを聞いてくださいね。
お相手は、りょかきでした。
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