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みなさん、おはようございます。こんにちは、こんばんは。趣味を何でもむしゃむしゃ、DJいしかわです。
今回のゲストは、元同僚、現リスナーの秋元さんです。どんな趣味が聞けるのでしょうか。さっそくお呼びしてみましょう。
おしゃれに!
本日のゲストは秋元さんです。こんにちは。
こんにちは、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速ですが、自己紹介をお願いします。
秋元と申します。40代、男性です。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。
リアルなお知り合いで、元同僚ですね。
はい、そうです。
秋元さんの趣味について教えていただきたいんですが、秋元さんの趣味って何ですか?
坂道グループの話を46分間、無しゃべり史上最長話すっていうことなんですけど。
一番ホットですよ、今。
冗談です。
僕が今まさに、平気坂のドキュメンタリーを見て、YouTubeで見漁ってるタイミングなので、ぜひ聞きたい話ではあるんですけど、
それじゃないんですね。
それじゃないです、すいません。ふざけました。
今日は何をご紹介していただけるんですか?
アナログレコードについてお話しさせていただければと思います。
アナログレコードっていうのは、円盤になってて黒いやつで、針落として聞くやつってことですよね?
そうです、そうです。公園とかでフリシビーの代わりに飛ばしたりできるやつですね。
そういう遊び方ですか?
一番嫌うんじゃないですか、そういうの集める人が。
そうですね。僕子供の頃にやったことありますけどね。
聞かないやつとかだったらまだあれだけど、アナログレコードを集めてらっしゃる。
アナログレコードを集めてはあるんですけども、いわゆるレコードコレクターではなくて、どちらかというと気軽にレコード楽しもうよっていう感覚です。
たくさん買い集めるというよりは聞いてるってことなんですけど、CDとレコードってそんなに音とか違うもんなんですか?
これがですね、すごいレコードマニアの方に言わせるとレコードの方が音がいいっていう方いらっしゃるんですけど、
実際、細かく言うとですね、レコードってさっき石川さんもおっしゃったみたいに黒い円盤なんですね。
そこに機械で録音した音を溝にしてどんどん刻み込んでいってレコードを作って、
それをレコード針を落とすと溝の信号で音を読み取るんですよ。
要はアナログですよね。
CDっていうのはデジタル信号を機械が読み取るんで、いわゆるデジタル、そのままなんですけど、
なので確実にCDの方が音がクリアーで綺麗なんです。
なのでどっちが音がいいかって言ったらもうCDの方がいいので、綺麗な音とかを聞きたいんであればCDがおすすめなんですよ。
なるほど。じゃあなぜあえてレコードを聞かれてるんですか?
これがですね、音で言うと僕の持論なんですけど、CDって要はデジタルだから01なんで音がない無音部分っていうのは録音されてないんですね。
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レコードっていうのはマスターテープを音として刻み込んでいるので、要は無音の部分も刻み込まれてるんですよ。
そうすると聞いてる時に無音が聞こえるって言うとおかしいんですけど、
僕はその録音した無音の空気感が聞こえる感じがして、なのでそこがレコードの音の一番の魅力と思うんですね。
いわゆるマというやつですか?
そうですね、マっていう感じですね。
それは何か、そこに録音するところにいる人の息遣いだったりとか、そういうのが聞こえてくるというよりは完全に無なんですか?
これがね、すごく高いプレイヤーを使うと雑音入ってこないんですけど、やっぱりどうしても微かなノイズが聞こえるんですけど、
そのノイズが何か僕はスタジオのレコーディング風景を思い浮かばせるというか、
バンドだったらそのバンドのさっきおっしゃったようなマが居たりっていうのが、ライブ録音とかだともっと分かりやすいんですけど、
そういう空気感が楽しいんですよね。
作り手の息遣いが聞こえてくる、実際に聞こえてくるっていうわけじゃないかもしれないけれども、
リアルに作ってる人を想像できる感じがレコードの良さっていうことなんですかね。
そうですね。なのでちょっと違うかもしれないんですけど、ラジオの音に近いのかなーって気がします。
オーディオブックとラジオの違いみたいな感じですかね。
そうかもしれないですね。
想像の余地があるのは好きです。
そうですよね。
実際にレコードで音楽を聴いたことってないかもしれない。
世代的にもうCD、すぐMDとかやってた世代なので、
全然レコードで通る、自分で再生をするってことはやったことがないと思います。
そうですよね。
僕はその世代的にレコードからCDに切り替わるタイミングっていうのを、
小学校ぐらいだったかな。小学校、高学年から中学生にかけてのタイミングだったんですね。
なのでシングルとかが例えばレコードとCDと両方発売されるとか、
ついでにカセットテープも出てた時代なんですけど、
そういう時代を経験してるので、その通過点を色々知ってるので、
なんかCDだと未だにもう30年以上経ってるんですけど、
まだCDの方が新しいって感じになっちゃってるんですよね。
なるほど。その辺の世代感による音楽メディアの気持ちの入れ方ってちょっと出ますよね。
出ますね。レコードを実際の音を聞いた経験があるかないかで、
やっぱり幼少期の記憶ももちろん変わるし、
一番違うのが、音とかもそうなんですけど、やっぱりジャケットなんですよね。
で、シングルにしても7インチなんですね。
7インチって実際17センチぐらいなんですけど、
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シングルレコードにしてもCDのアルバムよりも全然大きいじゃないですか。
で、LPに至っては12インチなんで、約30センチぐらいの大きさなんですね。直径が。
もうアート作品ですよね。
飾りたくなる感じがしますよね。CDよりね。
まさにそうなんですよ。
なるほど。そのアート性にも惹かれているってことなんですね。
そうなんです。なので冒頭でも言ったんですけど、
僕レコードコレクターではないっていうのは、
要はレコードコレクターの方っていうのは、
ビートルズだったりストーンズだったり、有名なバンドを例えにすると、
イギリスで一番初めに発売された、いわゆるオリジナルですよね。
オリジナル版を揃えるとか、イギリスのバンドはUK版で揃えるとか、
アメリカならUS版で揃えるとか、そういうマニュアルのくすぐる集め方があって、
本の出版みたいに何版何版ってあるんで、
その版ごとによってちょっとジャケの色が違ったりとか、
あとレコードの版の中心にレーベルっていう丸いシールが貼ってあるんですけど、
そこに曲名とかアーティスト名とか書いてあるんですね。
シールのレベルが違ったりとかすると、
それで集めてる人とかもいたりして、奥深すぎちゃうんですよ。
僕はそこまでやると、お金も追いつかないし、
それよりもどっちかっていうと、かっこいいジャケットとか見てて、
これ好きだなっていう、いわゆるジャケ買いで楽しんでるタイプなので、
ジャケットのサイズ感、ジャケットのアート性っていうのがすごく好きなんです。
今の音楽配信、デジタル配信とかだと、
ジャケ買いっていうことはもうなくなってますもんね。
そうなんですよね。
確かにそういう音楽の楽しみ方って、レコードならではというか、
CDとかリアルなものがあったときならではの楽しみ方ですよね。
そうなんです。
レコードって今も作られていて、実はレコードストアデイっていう、
今から15年前かな、アメリカで始まったレコードストアデイっていう、
イベントっていうかお祭りっていうかいうものがありまして、
どういうのかっていうと、
レコードショップにみんな行こうよっていう、
レコードショップに足を運びましょうっていうためのイベントで、
昔のレコードを再発して販売したり、
新譜をレコードで出したりとかっていうのをやるイベントが始まったんですね。
今っていうか数年前から日本にも来ていて、
レコードストアデイジャパンっていう感じで日本でも毎年開催されていて、
ちょうど4月23日にレコードストアデイに合わせて、
JWAVEでアナログレコードをラジオで流すっていう、
ラジオでオンエアをするときに、
デジタルじゃなくてアナログを流すっていうイベントをしたりとか。
あえて今の時代にこういう挑戦をしてるんですね。
そうなんです。
それが面白くて、
昔好きだったレコードが再発して出てきたりとかっていうのもあるんですけど、
わざわざ新譜をそこでレコードで出すっていう人もいますし、
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それで若い世代って言ったらちょっと語弊があるんですけど、
割と10代、20代のZ世代でもレコード屋さんに行って、
レコードを全く新しいものとして購入して聞く、
みたいな感じのスタイルが増えてるんですよね。
それって今あえて使い捨てカメラで写真を撮るみたいな感覚ってことですかね。
それに近いと思います。
それによってレコード屋さんがちょっと潤ったりもしますし、
ただ中古レコードは少し値段が高騰してしまったんですけどね、それによって。
レコードを使ったことがないから余計にそう思うのかもしれないんですけど、
作法というか書け方がやっぱCDよりテクニックが要りそうじゃないですか。
その溝に刻んでるってさっき秋元さんもおっしゃってましたけど、
レコードを載せて針を落とすって曲が流れるじゃないですか。
どこに針を落としていいのかがわからないんですけど。
実はですね、1曲1曲の曲の頭がちょっと溝が違うって言ったらおかしいんですけど、
要は1曲1曲の間に全くの無音部分があるんで、そこに目で見てわかるんですよ。
そこの色が違うって言ったらいいのかな。ちょっと詳しくは分からないんですけど僕も。
そこに落とせばちゃんと曲の頭出しから聴けるようになってるんです。
そうなんだ。
1曲目から聴く場合は一番端っこに針をチョンって載せて待ってれば1曲目からちゃんと始まるんですけど、
2曲目3曲目と聴きたい場合はそこの目で数えて、ちょっとアナログな言い方ですけど目で数えて、
ここ3曲目って落とせば3曲目からちゃんと聴けるんです。
キャプター切りしてあるみたいなもんなんですね。
そうですそうです。
そういう意味じゃあカセットテープより聴きやすいんですね。
そうですね。カセットテープの昔は1曲目2曲目ってちゃんと判断して曲飛ばしてもできたんですけどね。
そうなんですか。
そうなんですよ。
いやちょっとねずっと疑問だったんですよ。
レコードで針を落とすやつ途中から曲始まっちゃわないのかなって思ってたんです。
DJとかがちょっと前のお話であったDEAのウッチーさんもアナログレコード使ってるっておっしゃってましたけど、
あれも曲何曲目ってわかるし、
あとはイヤホンで聴きながら曲出しをどこにしようかなってDJの方は調整すると思うんですけど、
聴きやすいっていうか好きなところから聴けるっていうのもあるかもしれないですね。
DJの人はサビから始めたいとかっていうパターンもあるだろうから、
それはまた違う印の付け方があるんですかね。
そうですね。例えば音出さないで右と左でレコードがあったとしたら、
左の音は出さないようにしといて、
よく片っぽでヘッドホン聴いてるじゃないですかDJとか。
左なら左で聴いてて、自分の好きな場所で音探すんですね。
そこで止めとくみたいな。
用意しといてみたいな。
サビ来たらよし右側のレコードを止めて瞬時に左側に行くぞみたいな感じで、
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スイッチングすれば次の曲のいいところからかけたりとかできるじゃないですか。
そういうことをされてると思うんですけどDJの方は。
わかんなくなりそうですけどね。聴いてる方に集中しちゃって、
あ、行き過ぎたみたいな感じの。
でもあれ本当にすごいなと思います。
僕はやったことないんでDJの方すごいなと思います。
このレコードに関して長年の疑問だったのが1個クリアになりました。
よかったです。
さっき間が好きだっていうふうにおっしゃってましたけど、
秋元さんがそのレコードを弾いていて一番楽しいのは間とジャケットを楽しむっていうところですか。
他にこの辺がレコードのおすすめってポイントあったりします?
そうですね。
その間っていう録音されてる部分。
溝もそうなんですけど、やっぱそれよりも断然ジャケですね。
ジャケットが一番って言ったら本当真剣にレコード集めてる人に対しては失礼な話なんですけど、
もうジャケットですで。
なるほどね。
でもいろんな楽しみ方があっていいと思うし、
多分僕もこうやってラジオをやっているけれども、
インタビューがメインのチャンネルだけど一人で喋ってるところが好きだっていう人もいらっしゃいますし、
やってみて、あ、こっちが評価される時もあるんだなっていうのがわかるのが発信してる楽しみだと思うんで、
アーティストさんもね、そういうジャケットが評価されるんだっていう面白みも最初はあったんじゃないかなって思いますけどね。
あと音楽好きのアーティストって言ったらすごい語弊があるんですけど、
多分ジャケはみんなこだわって作ってると思うんですよ。
だからジャケがかっこいいとだいたい中身もかっこいい角板高いんですよね。
そのセンスはちょっとキレイするものがあるってことですね。
そうですそうですそうです。
それはもう音楽ジャンル、ロックとかジャズとかクラシックとかそのジャンル関係なくって、
あとジャケがいいとちょっと中身自分の好みじゃないなって思っても、
ジャケがいいからゆるっちゃうんですよね。
なるほどね。
自分を納得させられるというか、
あ、これジャケかっこいいから、
多分この曲ちょっと僕に合わないけど、
多分今僕がまだ追いついてないだけだなみたいな。
なるほどね。
実際にそういうことあるんですか?
はい。
ありますね。
自分で言うのも恥ずかしいですけど、
すごく音楽をたくさん普段から聴くタイプなので、
だんだん耳が越えてきたというか、
特に歌者だと歌詞の意味がわかってくるとかってあるじゃないですか。
人間だといろいろ出会いとか別れとか恋愛とかいろんなことを繰り返してきて、
この歌詞読んで、あ、こういう意味だった、こっちだったのねみたいな。
刺さる歌詞とかもあるじゃないですか。
はい。
そういう感じで歌がなくても、
例えばインストのジャズとかでも聴いてて、
あ、このピアノってこんな風に出たっけとか、
なんか急にふって気づく時があったりとか、
まあロックにしても、
僕は洋楽結構聴くんですけど、
英語はあんまり得意じゃなくて、
割とメロディーとリズムの演奏で聴いてるって感じなんですけど、歌詞よりも。
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で、あ、ここでこんなドラム鳴ったんだとか、
なんかこういう転調してたんだとか、
聴く幅が増える、なんて言ったらいいんだろう。
解像度が変わってくるっていう感じはありますよね、きっと。
あ、そうですね。
最近石川さんがよく使ってるワードで解像度がありますね。
経験とか知識によって見えてるものの解像度は変わってくるなっていうのは本当に思うので、
はい。
音楽でもそういうとこがあるんですね。
ありますあります。
で、それがCDのクリアな音だからいいってわけでもなくって、
アナログレコードの、ちょっともうしかも中古で擦り切れちゃって、
音がちょっと劣化してんのに、あ、これいいじゃんみたいに気づくときもあったりとかして、
だから時間を置いて気づくってことはあるなと思いますね。
すごい答えづらそうな質問してみてもいいですか?
はい。
そのジャケットで今までレコードを選ばれていて、
俺のナンバーワンジャケットはこれだってなんですか?
うわー、難しいなー。
ちょっとね、それをTwitterでこれを紹介するときに、
こういうジャケットが好きなんだ、こういうジャケットを好きな秋元さんが喋ってるんだが、
分かってた方が面白い部分もあるのかなと思って。
これ難しいですねー。
なんかそう、僕変に音楽知識って言ったらちょっと恥ずかしいですけど、
うん。
バンド名とかミュージシャンの名前とか、アルバムがこれが名盤だとかっていう余計な知識が入っちゃってて、
買ってるのがすごい多いので、
完全ジャケ買いっていうのは、
要は安レコって言うんですけど、安いレコードで安レコって言うんですけど、
安レココーナーで見つけて、
これ100円ならいいや買っちゃえみたいな、
これ300円じゃん買っちゃえとかいうレベルなんですね。
もう5000円とか3000円とかで下買いとかはしないんですよ。
だから楽しくて、買い方もお勧めしたいなと思ってたんですけど、
一番いい、一番いい。
同率1位はいっぱいあると思うんですけど、
事前に用意してもらってた質問じゃないから、
今パッと思い浮かぶものっていう注釈ありでいいですよ。
いやこれねでもね、僕実は事前にヒカワさんに、
今一番のレコード何ですかって言われたら何て答えようと思って、
答え出てこなかったんですよ頭の中で。
チュミレーション的だった。
あ、いいです腹くくります。
ありがとうございます。
ザ・クラッシュっていう70年代のイギリスのロックバンドなんですけど、
パンクバンドかな、のロンドンコーリングっていうジャケットがあって、
ジャケットじゃないや、レコードがあって。
で、ザ・クラッシュは1977年デビューだったかな。
僕77年生まれなんで、すごい勝手に心配心を感じていて、
CD自体はもう全部持ってるんですよアルバムも。
なんだけど、持ってるCDはレコードで買わない主義なんですけど、
ロンドンコーリングのジャケットはめちゃくちゃかっこよくて、
たぶんあんまりロックとか詳しくない人でも
一回は見たことあるんじゃないかなっていうジャケなんですね。
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今画像検索してみてます。ギターを叩きつけようとしてるところですよね。
あ、そうなんですよ、これねベースなんですよ。
あ、ベースか。
そう、ベースなんですけど、これもライブ中に写真家の人が
ライブステージの裾から撮った写真で、
意図的にこういうポーズをしてるわけじゃなくて、
本当にステージ上でライブ中にベースを叩きつけた瞬間の写真なんですけど、
かっこいいですよね。
かっこいいですね。かっこいいし、文字の入り方と、
はい、そうなんです。
この色、ピンクと緑っていう色使い、すごいですね。
すごいんです。これもう、ジャケも衝撃的なんですけど、
これをよくね、いろんな人がパロディーするんですよね。
あれミッキーマウスって言っていいのかな、ラジオで。大丈夫なのかな。
いいじゃないですか。
なんかね、ミッキーがこれを叩きつける仕草をしてるフィギュアとか、
なんか昔見たこともあって。
あー、見たことある気がする。
それ可愛かったんですけど。
元ネタがこれか。
そうなんです、そうなんです。
で、ネットフリックスで、2019年のアニメ映画で、
音楽っていうアニメ映画があるんですけど、
その音楽ってアニメ映画が確かね、全部手書きで7万枚だったかな。
あれ、忘れちゃった。
なんか7年かかったのかな。
なんか全部手書きのアニメーションなんですけど、
高校生がバンドを始めるっていうストーリーのアニメーション映画なんですけど、
その中でね、このオマージュのシーンが一瞬だけあるんですよ。
ちょっと話それましたけど。
アニメーションすごくね、映像も美しいですし、
音もかっこよくて、おすすめです。
ちょっと見てみます。
パッと見はギャグ漫画みたいに見えますけど。
でもね、十分笑えますよ。
いや、ちょっと見てみよう。
いろんなロックのジャケットとかのオマージュがあって、
なんか要所要所でジョン・レノンのジャケットだったりとか、
ピンクフロイトのジャケットだったりとか、
なんかちょこちょこ出てくるんで、
そういう楽しみ方も実はあって、面白いんですけど。
さっき石川さんがおっしゃったそのロンドンコーリングのロゴのかっこいいって言ったじゃないですか、
あれってエルビス・プレスリーで検索すると出てくるのかな。
エルビス・プレスリーのファーストレコード、ファーストアラームのジャケットもそのロゴなんですよ、実は。
ほんとだ。
そのエルビスへのオマージュなんですね。これがまたオマージュなんですよ。
なるほど。モノクロ写真の上にピンクと緑っていうのがすごくかっこいい。
かっこいいですよね。
エルビスは僕CDは持ってるんですけど、LPは持ってないんで、
そのレコードも欲しいなと思うけど、高そうだなと思いつつ。
そういう脈々とある元ネタみたいなのがいいですね。
はい。
今すごいダイバーシティでいろんなものを好きな人がいて当たり前になっちゃったから、
サブカルっていう概念はだいぶ薄れたと思うんですけれども、
僕らの青春時代ぐらいのメインカルチャーとサブカルチャーが明確に分かれていた時期って、
やっぱりサブカルチャーが好きな人って掘っていく楽しさみたいなのがあって、
そういうのが好きだった人たちにすごく刺さるカルチャーの成り立ち方をしてますよね。
そうなんですよね。そうなんですよ。いわゆる探求っていうのかな。
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それを本当に純粋に楽しんでどんどん掘っていくっていうか、
それが楽しくて、またどんどん広がっていくじゃないですか。
今度こっち聞いたらこっちもまたいい、こっちもいいってなって、
そういう楽しみ方って今なかなか難しいかもしれないですね。
そうですね。果てのないどこまででも行ける探求みたいなところが楽しかったりするんですけど。
そうなんですよ。で、いきなりレコードに戻すと、
さっき言ったレコードストアデイっていうイベントがあるって言ったじゃないですか。
新しいレコードも今も作って新発売として売られてるっていうか。
でも基本レコードの楽しみってやっぱり中古レコードなんですね。
なので中古レコードっていうのは、
要は昔何十年も前に作ったレコード、今はもう作ってなくて、
昔作ったレコードが今中古として売られてるわけで、
レコード屋さんに行くといろんな時代のものがそこに集まっていて、
映画とかでそういうシーンがあるからわかると思うんですけど、
よくレコードをみんな両手使ってパタパタパタパタ、
レコードをとっかえひっかえジャケットを見ながら
ディグってるシーンとかあるじゃないですか。
あれもジャケ見るまで何出てくるか次わかんないじゃないですか。
ざっくりとした説明になっちゃいますけど。
で、アルファベット順にアーティスト順に並べたりとかするんですけど、レコード屋さんって。
で、AからABCDのコーナーはこちらとかなってた時に、
年代もミュージシャンもアルファもバラバラで、
アルファベットだけで区切ってるっていう結構乱暴な区切りなんですけど。
ジャンルは区切ってありますけど。
そこで何に出会うかっていう本当に偶然の出会いっていうのが、
レコードを探す時の楽しみの一つでもあると思うんですね。
なるほどね。
それで僕はレコード屋さんって一種のタイムマシーンっていうか、
すごいその時代に一気にワープできると思うんですよ、レコードって。
自分が生まれる前のものがいきなりポツンと出てきたりとかして、
で、買うこともできるし、
で、家で再生したらその時代の音楽が聴けるって、
なんかロマンチックじゃないですか。
そうですね。
言ってしまえば歌い手のメッセージなわけですから、
すごい時間を経た手紙なわけですもんね。
そうなんです、そうなんですよ。
良心的なレコード屋さんはその値札のところに解説が書いてあったりとかするんですけど、
それを読みながら、
例えば誰々のファーストアルバムです、イギリス版ですとか、
ちょっと傷ありとか、
これはなんかパンクロックの名盤ですとか、
なんかそういうことも書いてくれたりとかするんですよ。
そういうのも参考しながら買いつつっていうのもあるんですけど、
やっぱりお値段とジャケットの兼ね合いですね。
なるほどね。
そういう自分の基準もあって、
出会うっていうのは一種の社交感というか、
見つけたっていう出会い、運命感も乗っかってくるから、
より購入した時の愛着っていうのは増しそうですね。
そうなんです。
レコード屋さんって今結構開店が早いので、
その時に行ってたまたま入荷してたからあるっていう出会いなので、
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例えばもし翌日とか、もう一回来週来ようってなった時に行ってもなかったりするんですね。
そんなに流れてるんですね。
流れてるんですよ。
すごく高額なレコードとかはメンタル動かないですけど、
割と今はレコードが多分ブームなのかもしれないんですけど、
動き早いですね。
なのでその時に出会ったものを今買うか、
買い終わったいじゃないですけど、
今買うか、もう一生会えないかぐらいな差はありますね。
なるほどね。
そういうのも含めて面白いですね。
面白いです。
そこまでレコードにハマったきっかけって何だったんですか?
きっかけは僕がちょうどレコードとCDの狭間がちょうど小学校、高学年から中学校みたいな感じで、
ちょうどその時に音楽を聴き始めた時期だったんですね。
僕一番初めに小学校5年かなにブルーハーツを聴いて衝撃を受けて、
そんなタイミングにブルーハーツに会っちゃったらもう。
そうなんですよ。
ブルーハーツが民放のテレビに初めて出演するっていう生放送番組をテレビで見てて、
リンダリンダ歌ったんですけど、
それでもうその一撃で衝撃を受け、
それヤバそう。
そこからもうずっと何だこれっていう衝撃。
今まで聴いてきた音楽、音楽っていうよりも学校で聴く音楽とも違うし、
それまで流れてきた歌謡曲ともアニメの歌とも違うし、
うわーってなってテレビの前で一緒にジャンプしたりとかして踊ってたんですけど、
レコード屋さんとか行くけどもちろん小学生はお金ないし、
お年玉貯まるのもあって、
CDラジカさん初めて買って、
初めてシングルのCDを買ったんですね。
で、もちろんリンダリンダを買って、
ブルーハーツの当時やったらラジオとか聴いて洋楽を知ったりとかして、
どんどんどんどん音楽にはまっていくんですよ。
初めて買ったCDがリンダリンダってかっこいいですね。
かっこいいですよね。
絶対その話題って人生の中で何回か出るじゃないですか。
出ますね。
リンダリンダかっこよくていいなって今思ってます。
ちょっとブランドネームで見ますよね。
俺リンダリンダなんだみたいなね。
僕スマップもテンダラスなんで、いいかなって。
スマップはスマップでいいと思いますけどね。
全然後悔とかでもないですし、
当時の感覚で欲しいと思ってたから全然間違いじゃないんですけど、
リンダリンダかっこいいなと思います。
本当にブルーハーツに助けられたなと思います。
その時違うの買わなくてよかったなって。
で、洋楽を聴くようになって、
当時はまだレンタルCDと一緒にレンタルレコード屋さんもあったんですよ。
レコードをレンタルで借りてきて、
カステープに録音するっていう。
そうなんだ。
レコードってCDより劣化しやすいイメージがあるんですけど、
その認識はあってます?
あってます。
それでもレンタルっていうのがあったんですね。
あるんですよ。
だから歌詞レコード屋さんって言ってたんですけど、
CDもあるしレコードも両方ある。
ちょうど狭間の時期だったんで。
27:00
ただ洋楽って国内版と輸入版っていうのがあるじゃないですか。
国内版でレコードやCDがリリースされてれば聴けるんですけど、
輸入版は輸入版じゃないと聴けない。
当たり前のこと言ってるんですけど。
輸入版じゃないと聴けないから。
基本的に輸入版はレンタルレコード屋さんにないんですね。
そうすると買いに行かなきゃいけないじゃないですか。
CDならいいんだけど、
僕が好きな昔のロックっていうのが
70年代とか60年代のロックが
レコードがCD化されてなかったりするんですよ。
そうすると輸入版でもCDがなかったりするんですよ。
そうなってくると、
昔のレコードを中古レコード屋さんで
レコードとして買わないと聴けないんですね、アラームが。
そういう、マニアックではないんですけど、
そういうバンドが好きになっちゃったがゆえに
レコードを買わざるを得なくなってしまったという。
そうですね、苦労はしますね。
それはすごく楽しかったんですけど。
そういう日本で手に入れるのが希少な趣味だと
海外旅行の楽しみもまた一個乗っかってきますね。
僕が海外旅行に行くようになったのは
結婚してからなんで
20代後半以降なんですけど、
そうなってくると、
もうあんまりCD屋さんとかレコーディアが
世界的に減ってきてる時期なんですよね。
DJのウッチーさんも言ってたんですけど、
東京が一番レコードが集まる街になっちゃったんですね。
世界的に見て優秀なのが東京なんですね。
そうなんです。何かで読んだんですけど、
日本人が海外でバイヤーさんが買い付けてくるじゃないですか。
で、どんどん東京に集まってくるんですね。
それを求めに今度海外のバイヤーが東京に買いに来るんですよ。
で、なんだそれってなるんですけど、
本当にそんなことが起こってたんですよ、当時。
そうなんですよ。
でもその見極める日本人の特性なのか、
マニアック性って言うんでしょうかね。
鍵分ける力っていうか、
要は音楽的なマニアックセンスが強いんでしょうね。
で、ラインナップもすごく揃えちゃって、
海外の人が来たら、
なんで自分の国で買うよりもこっちで売ってるじゃないか、
ぐらいな気持ちになったね。
だから海外行った時は、
僕は結構民族音楽も好きなんで、
その国の民族のCDとか、
あとは台湾好きなんですけど、
台湾のインディーズのバンドとか、
結構CD買ったりしますね。
すごい。
この曲いいよねって人と共感しづらそうなところ言ってますね。
そうなんですよ。
今そんだけたくさんの音楽を楽しんでいる秋元さんは、
レコードもCDも含めてなんですけれども、
この趣味の中での夢みたいな、目標みたいなものってあるんですか。
もしあらじずっと拝聴してるんですけど、
ありがとうございます。
夢、よく質問されるじゃないですか、
結局ずっとレコードを探し続けるのが夢なのかなって思います。
その探し続けている状態が続くことが夢みたいな。
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ピタッと終わる終着点があるんじゃなくて、
走り続けていたりっていう、
生涯現役みたいなことですよね。
そうですね。
もうどうしてももういいやっていう日がいつか来るんであれば、
それがゴールかもしれないですけど、
今のところ、小学校5年生からずっと聴き続ける。
変わらないから、たぶん死ぬまで変わらないんだろうなと思います。
新しいミュージシャンの人たちがどんどん新しい作品も出してますからね。
キリがないよね。
やっていく趣味の中には、もしかしたら業界的に廃れていってしまって、
自分が好きでも供給がストップしちゃうみたいな感じのことはあるとは思いますけれども、
音楽は生きていく上で結局必要なものですもんね。
そうなんですよね。不思議なもんで。
睡眠ができるわけでもなく、お腹が溜まるわけでもなく、
雨風をしのげるわけでもないけれども、音楽って絶対必要ですもんね。
そうなんですよね。本当に不思議だなと思って。
いろんな芸術に音楽って関わってきたりもするし、
例えば本読まないって言って、子でも音楽聴いてたりとか、
音楽、別に私も聴きませんとかいう人にいたとしても、
映画とかアニメとかで音楽を聴いてるわけであって、
劇中の中でね。
別に音楽聴かないけど、アニメのサントラ聴きますとかなると、
それもう完全な音楽ですよって感じじゃないですか。
そうですね。
もうすごく立派な音楽ですよって。
最近は本当に映画とかアニメとかクオリティ高いし、
音楽も。だから、最近はというか昔からそうですけど、
だから音楽って不思議ですよね。
不思議ですね。
だってコントとかお笑いとかでもやっぱりBGMとか流れるじゃないですか、
もし出映しなかったら片透かしですもんね。
そうですね。M1はやっぱりあの曲がないとM1って感じじゃないですし、
僕がお世話になったサラボ青春のヒカリさんは、
今まさに単独ライブをやっている最中なんですけど、
全単独ライブの出映しというかオープニング曲を
川谷園音さんが作ってるんですよ。
おー、はい。
毎回かけおろしで無償で作ってるんですけど、
そういうアーティストとお笑いのマッシュアップみたいなのもあったりとかするし、
やっぱり何とでもマッシュアップできるじゃないですか。
そこもやっぱ音楽の魅力なんだろうなとは思いますね。
そうですよね。
レストランにも必要だし。
そうそうそうそう。
掃除してる時とかにも必要だし。
そう。電車の発車時にも音楽流れますからね。
なんか不思議ですよね、音楽ってね。
ね。すごいものですね、やっぱり。
すごいものですね。
音楽について話したらまた大変なことになっちゃいますから。
別番組になっちゃうと思います。
いつも最後に聞いてる質問あるじゃないですか。
はいはいはい。
石川を音楽にハメるとしたらみたいなのはもう別にハマってるから、
音楽を聴いてるからあれですけど、アナログテクトを
石川さんにおすすめ。
はい。
触れたいなって思う具は何から始めたらいいでしょう?
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もうジャケ買いに尽きるんですよ、これが。
なのでまずレコーディアさんに行って
さっき言った安レココーナーって
要は100円から売ってるレコードもあって
そこで見てこれ好きかもっていうジャケットをとりあえず買ってみるっていう。
でちょっと高くても例に出していいのか分かんないけど
ビートルズも別に1000円以内で買えるんでレコードを。
なんで好きなビートルズのジャケット
例えばアビーロードとかジャケットを
これ飾りたいなっていうジャケットを選んで
家帰っても聴く機会がないじゃないですか。
プレイヤーがないので
プレイヤーは今すごくいろいろあって
高いものはすごく高いんですけど
1万円前後で買えるものもたくさんあって
最近はポータブルで持ち運びできるんで
例えば石川さんがキャンプされるか分かんないんですけど
キャンプとかそういう時に持ってったりとかもできるし
だから野外に持ってったりとかもできるんですよ。
よくキャンプとかで今コーヒーを豆から焙煎するとかってあるじゃないですか
わざわざ重たいけどたくさん器具を持って行って
豆も持って行ってそこで焙煎から始めるとか
そういう感覚でわざわざ重たいけど
レコードとプレイヤーを持って行って
野外でレコードを聴くっていうのもかっこいいかもしれないですね。
多分レコード買っちゃうとプレイヤーが欲しくなるんですよ。
石川さんはアートが大好きなので
バンクシーとか有名なアーティストが手掛けているレコードジャケットがたくさんあって
日本だと横尾忠則さんが手掛けているレコードもすごくいっぱいあって
だからそれでそういうレコードを探してみるとか
本当にまさにアート作品になっちゃうんですけど
飾るようにジャケ買いで選ぶっていう
取っ掛かりとして4じゃないかなと思います。
なるほど、ありがとうございます。
レコード屋に行ったらご報告しますね。
そうだ、一つ言い忘れてたんですけど
レコード屋に行くときになるべく一人で行ってほしいんですよ。
なるべく自分と向き合いながら集中してレコードを選んでほしいんですよ。
これは僕の経験上なんですけど
友達と一緒に行くとこれ良くないとか言って
つい他人の意見聞いちゃいがちなんですよね。
僕これ買うねってなったときに
それ良いねとか、それ買うの?とかなっちゃうと
家に持って帰るまでに違う情報が入っちゃうんですよ。
だからなるべく一人で黙々と選ぶっていう
それも自分と向き合える時間と思っていただければ
有意義な時間になると思うので
ぜひ一人でディグってほしいですね。
なるほどね、なんか上質な楽しみ方ですね。
それで聴いてみて自分のフィーリングと
聴いてみたフィーリングっていうところが
正当に評価できる気がしますもんね。
そうなんですよ。
レコーディアさん誰かに紹介してもらって
一緒に行くとかでも全然もちろんいいんですけどね。
運転に入ったらもう自分と向き合うみたいな。
36:01
なるほど。
ぜひそうしていただきたいです。
ありがとうございます。
はい。
いや面白いお話、今日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
ネットワーク環境なのかアナログ感のある音声になってしまいました。
ご容赦ください。
この後秋元さんとは本編より長い雑談が続いたのですが
それもね趣味のお話でした。
これも面白いお話だったので次回に続きます。
お楽しみに。
この収録の後にご紹介いただいてた
アニメ映画の音楽を見てみました。
面白かったのでぜひそちらもよかったら見てみてください。
こんな感じでインタビューさせてくれる方は
むしゃらじでは常に募集しています。
今回みたいに直接会わなくても収録できますので
お気軽にDMください。
ご希望あれば対面でも別に大丈夫です。
どんな趣味でもお待ちしています。
最後にSpotifyでお聞きの方は番組フォローお願いします。
評価も付けられるのでぜひそちらもお願いします。
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YouTubeにもアップしているので
聞きやすいものでお楽しみください。
YouTubeではエピソードごとにコメントを入れられるので
ゲストへの質問なども書き込んでみてください。
それでは今回はアナログレコードをいただきました。
ごちそうさまでした。
お相手は石川でした。
バイバイ。