1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2024-05-31 14:56

第460回 60歳から独立を迫られる時代!?

第460回 60歳から独立を迫られる時代!?

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

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00:03
こんにちは、遠藤和彦です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいと思いますが、今日は上海から。
ということで、若干電波怪しいかどうか、ちょっとこれありますけどもね、チャレンジしましょう。
携帯の電波で切り替えて、携帯の電波の方が早いっていう。
だいぶね、今環境的には5Gですか?
5Gが本格的に普及して、めちゃくちゃ早いんですよ。
全国、全国というか中国全土?
全土か分からないですけど、上海は5Gかなり繋がって、日本、僕ドコモなんですけど、東京は、東京で仕事しているときは、ドコモより中国の5Gの方が早いですね。
ああ、いい環境に。この収録もあれ、いけそうですね。
いけそうですね。固定回線のWi-Fiがブツブツ切れるのに。
テザリングの方が。
まあ、中国あるあるですね。
ああ、なんですね。どうですか、久々の上海。ちょっと長期間っぽい滞在のようですけど。
長期間ですね。ちょっとビザの方針で長期間いるんですけど、やっぱり景気は良くないですよね。
ああ、感じますか。
みなさんやっぱりお金使うのをためらってるっていうか、広告が減ったりですね。
はいはい。
水位が減ってなったりとか、あと不動産の取引量も減って、価格もちょっと下がってますね。
おお。かなりの右肩上がり感を体感してた上海生活はだいぶちょっと雰囲気が違うんですね。
まあ、今停滞気味ですね。
肌感ありますか。
はい、感じますね。
まあ、なんかね、いろいろとまたタイミング見計らって、いろいろ社会の状況を教えていただきたいですが。
はい。
自治ネタだとね、もうかなりきな臭い匂いもありますけど、またまた今後話をいろいろ教えてください。
はい。
ということでね、今日は行きましょうかね。
はい。
早速質問ですが、今日は質問だけいただいております。行きましょう。
いつも楽しい番組をありがとうございます。
労働法と少しずれる質問になりますが、2013年に定年退職が65歳に引き上げられ、2021年には70歳までの就業期間の確保が努力義務となりました。
このまま行くと75歳、下手すると80歳などということもあるのではないか、というほど上限が引き上げられております。
これまでの常識では約40年間働く時代でしたが、気づくと60年間近く働く時代へとシフトしております。
とても恐ろしいです。
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このような労働市場において働くということについて、一体どのように考えるのがベストだと向井先生はお考えになられるでしょうか。
向井先生のような方であれば、60歳までに、いや、もうすでに100歳以上生きられる環境を作れているかもしれませんが、一般的にはそんなことはできないと考えております。
答えのない質問かもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。
はい。
こういうことですね。
向井先生が100年まで生きれる環境を作れているか気になるかもしれませんが、いかがでしょうか。
100歳までそもそも生きられないと思いますけど、
おそらくですね、僕の予想は70歳、今努力義務なんですけど、
あと数年したら法的義務になり、段階的に年金も70歳にならないと満額もらえないような、特に僕らの世代、段階ジュニアですね、になると思います。
この流れは予想通りいくだろうと。
予想通りで、結論から言いますと、おそらく雇用契約とか労働契約じゃない働き方で、65以上、70歳以降を過ごすことになると思うんですね。
それは業務委託だったりということですか。
自営業だったり業務委託だったり、フリーランスに転換したりとか、そういう働き方にならざるを得ないですね。
それは全体がというのもあるというよりも、60歳以降がそういう傾向になるんじゃないかと言いますか。
そうですね。60歳以降が今までの知識経験を活かした、自営業的な仕事になって、その方が幸せ、お互い幸せかなと思いますね。
なんかそう聞くと、見方をちょっと色合いを変えると、60歳以降に独立しなきゃいけない環境が待ってるみたいな見方もあるってことですね。
いや、実際に待ってますよね。
ってことですよね。
独立を迫られる。
低賃金で、独立最高、低賃金って失礼だけど、要するに現役特許よりも低いお金で働くか、同じ給料、同じ報酬で、不安定だけどフリーランスを選ぶかみたいに迫られる。
会社、大企業が働いてた。
はいはいはい。
そうすると、やっぱり30代40代ぐらいから、自分はこれからどうやって生涯働いていく、生きていくかっていう、そういうキャリアを考えないといけないですね。
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そう思うと、いろんな文脈で就寝雇用がなくなったみたいな話が終わったとかね、トヨタ会長が就寝雇用はもう維持できませんみたいな話をどこかで大々的におっしゃいましたけど、
そんな流れで就寝雇用の話はありますが、無理だと。
そもそも就寝雇用、大企業入って60まで守ってもらっても、残り20年間の就寝雇用というより、ここをどうやって働くんだって話は、60までの就寝雇用守られても、その20年間あるってことですよね。
そうですね。
今までは大企業が、大企業が用意した出向先とか定席先行って、65とか70まで働いてる人多かったんですよ。
会社が丸がかりなんです。
銀行とかメーカーもそうなんです。
いっぱい関連会社とかお客さんの会社取引先があって、そこにポストがあって、その部長で行ってくださいとか。
実質50歳定年とか55歳定年なんだけど、出向とか先席とか使って、形の上で60歳定年を維持してるだけなんですね。
特にホワイトカラーの管理職層、それがもうやらなくなっちゃって、自分であとは生きてくださいみたいな、45以上か50以上となると思います。
この流れが早期退職、希望退職の募りと、もしそれを受けない場合には、全体のグループ会社でメーカーとか全然違う業界入ったのに、子会社になってる介護事業に行ってくださいって迫られて、
もう実質それ解雇やんみたいな、結構無茶苦茶な迫り方をされるようですよね。
でもあれでも労働問題は起きなかったですね。
損保会社だと思いますけど、炎上するかなと思ったら何も起きなかったんで、本当に介護事業に行った人も多いんでしょうね。
ってことですよね。
今までは会社任せだったのが、自分で決めないといけないっていうことだったと思いますね。
実際に周りに、当時サラリーマン時代だった時期も私あるんですけど、早期退職を募ったところに参加した方の話がちょっと風邪に聞いて話を受けたんですけど、
でもやっぱり退職金が3倍とか上乗せなわけですよね。
3倍ですか。見られない。
でも、でもですよね。なんか60前に、例えば55で早期退職受けて3年3倍もらっても、でも今の文脈だと結局80まで働くっていうほどはないじゃないですか。
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ないないない。
だから結局足りないんですよね。
足りない。足りないから、まあお金は何とかなるかもしれないけど、本当に暇で社会との接点がなくなるんで。
だからやっぱりお金じゃなくて社会と接点を持てる、自分の経験知識とか生きるような仕事とかに、
退職、やっぱり30代40代から考えながらするってなるんじゃないですかね。
転職も早めにちゃんとするというか、独立も早めにしておかないと。
そうなんですよ。もう僕もね、もうすぐ50ですけど、あの体力がなくなるってのはこういうことかと最近感じますね。
そうなんですか。初耳ですね、これは。
いやー。
仕事上感じるんですか。
感じますね。仕事上、日常生活の。
本当にどういうことですか。
もちろんそんな体力ないんですけど、やっぱり感じますね。
ああこういうことだったんだみたいな。
体育会で運動ガンガンしてた方が、いやーっていうのはわかりますけど、なんか普通に仕事してて体力ねえなっていっぱいあるんですか。
ありますよ。
集中力。
そうそうですね。結構お客さんからの問い合わせとかメールがたくさん来るんですよね。
そりゃそうですよね。
こうやってZoomで2本の仕事もできちゃうから。
そうするともうなんか夜10時くらいになるとフラフラになって。
笑っちゃいけませんからね。
メールの返信も止まっちゃうみたいな。疲れちゃって。ありますね。
前はそんなことなかったです。
なるほど。
いやーそういう時代ですね。
早い方がいいですね。本当はね。
今のあたりもね、ちょっと全体的にいろいろ観点で話しましたけど、踏まえて向井先生の質問できている。
それを踏まえた上でどういう働き方がベストだと思われますかという投げかけありましたが。
やっぱり会社が決めるんじゃなく、自分が仕事とかお客さん決めれるような、こういう働き方を、抽象的ですけど30代ぐらいから意識した方がいいと思いますね。
30代ぐらいからですか。
30代ぐらいから意識したんです。20代でもいいと思うんですけど。
そうすると今やってる仕事も将来の独立とかキャリアアップとか障害報酬アップとか考えると見方が変わるんですよね。
いやいややってる営業とか。だって将来自分が独立したら。
営業しなきゃいけないですからね。
お客さんを自分で開拓しないといけないから、見方が変わるんですよね。働いてても。
だからそういう意識でやると楽しいし。
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逆にね、そういう働き方してると社長さんとかすごい気に入ってくれるんで、逆に出世しちゃうんですよね。
逆にね、それが結果的に。
結果的にね。
独立視野に入れて、自分で頑張る、自分で商売する気でやってると、むしろ会社員としても成功しちゃうっていうことはありますよね。
冒頭でおっしゃってくださった60で独立を迫られるっていう前提を持ったときに、いずれにしろ独立しなきゃいけない時代になってるぞっていうふうに思えば、
おっしゃってくださった通り、今のタイミングから自分でやっていくっていう前提で働くと、結果的に出世にもつながるかもしれないけどね。
そうなんですね。
国は副業会金、フリーランス保護、確定教室年金、いろいろ打ち出してるじゃないですか。
これやっぱり今僕が言ったこととつながってる気がしますよね。
マイナンバーの、要するに課税処理とかの簡易化ですかね。
合理化ですかね。
合理化も、フリーランス化の商売、雇用を想定してる感じがします。
いでこ、確定教室年金もそうですよね。
確かにね。でも面白いですよね。ああいったものが出てくるから今度は今の働き方で言うと、憧れがファイヤーみたいな引退したい組が生まれて、そこに煽りたくるね。
著名人の人たちのコンテンツを利用した、変なマーケットができて詐欺被害が起きてるっていうのは、いろいろ裏表ですよね。
そうですね。
お金も働き方も生活も全部が自己責任になっていく前提で考えています。
ロードスポーツは飛び越えましたが、非常に面白い観点でしたね。
こういった質問もぜひお待ちしております。
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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