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2022-06-17 13:02

第358回 法改正による「酒気帯びチェックの義務化」の現場対応策

第358回 法改正による「酒気帯びチェックの義務化」の現場対応策 弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
00:04
こんにちは、遠藤和介です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、 向井先生、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週も行きたいと思いますが、今回はですね、4月1日に私存じ上げていない法改正があったようで、
それにまつわるご質問をタイムリーにいただいているという感じなので、
業界の方はみんな知っているのかな、ちょっとご紹介していきたいと思います。
本日ですね、小売業事務職の方からご質問いただいております。
法改正により、4月から業務使用の車両運転前後で、 酒気帯びチェックを目視で行わなければならなくなりました。
弊社で直行直棄の際に目視での確認ができずに、管理者への電話での会話で確認をし、
一定の時間を超えた場合には、管理者に画像をメール送信することになっておりますが、
管理者から、夜に画像確認ができない、 確認するなら業務時間になるのではないですか、
ということで、確認の方法と労働時間の問題で困っております。
何か適切な方法はないでしょうか。
はい。
これちょっと初めに法律の軽い説明を。
道路運送法規則により、
2011年ぐらいから運送事業者は、
アルコールチェックを運転前に行わなければならないという規制が始まりまして、
運転前後ですね。
で、アルコール検知機を使用することを義務づけていたんですね。
もう10年以上前から始まってたんですけど、
それを今回は、緑ナンバーの運送事業者以外に、
白ナンバーといって、自社製品などを運んだりするために、
車を使用している事業者、白ナンバー、普通の車でもいいんですけど、
白ナンバーを5台以上、もしくは11人以上を乗れる車を1台以上、
所有しているそういう会社は、
アルコールチェックを義務づけられて、
今年の4月からは目視だけでいいんですけど、
10月からは機械を使う、アルコール検知機を使ってくださいと。
なるほど。
じゃあメーカーとかで、地方とかに視点を持っていれば、
だいたい現場営業なんで、車、白ナンバーで運転してたり。
いやもう必須ですよね。
地方の営業職の方だったらね。
なるほど。
そうなんだ。知らなかったね。そうなんですね。
そうなんです。実は厳しくなったんですね。
ありがたいご質問ですね。
というかこれはあれですか、
03:00
労働法を扱っている方々、車道社の先生たちも含めても、
業界あたり、みんな知ってるような話ですかね。
知ってる人は知ってますね。
僕も去年お客さんから教えてもらいましたね。
そうなんだと、お客さんから教えてもらって初めて知りました。
やっぱそういう感じなんですね。
なるほど。そんな中で、確かに。
どう管理していくかって話ですね。
はい。
どうなんですかね。
直行直起なんで、直接顔を合わせて匂いを嗅いだり顔色見るってできないんですけど、
カメラとかモニターで顔色とか声の調子とかで、
アルコール検知機を使って測定結果を確認すればいいと言われています。
あと携帯電話業務無線とかで話をすればいいと。
おっしゃるとおり、ここに書いてる通り電話して、
簡単にLINE電話とかでビデオ通話できますから、
顔を写して、アルコールチェックを目の前にかざせば、
数字見せれば、それで足りますよね。
この質問の趣旨が、
労働時間にあたるから業務時間中にやらせるべきじゃないかって意味なんですかね。
そこを1つ言ってありますよね。
あとですね、夜に画像確認できない。
これは仕事終わって家族との時間とか、
長いことしてるとか色々ありそうですね。
ただ運転終わった直後にやるので、
家族との触れ合いの前にやらないといけないから、
あんまり関係ないと思うんですけどね。
管理者側じゃないですか。
あ、管理者かこれ。
失礼しました、やっと意味分かった。
管理職がみなさんさみだれ。
さみだれですね。
情報が上がってきて。
いや、今帰りました。確認お願いします。確認お願いします。確認お願いします。
LINEが入ってくるわけですね。
それをいちいち確認するってのは仕事じゃないか。
それは仕事ですね。
で、その間、待機と言っていいかわからないけど、
どうだろうな。
待機にはならんでしょうね。家にいたらね。
だけど、やり取りしてる時間は労働時間でしょうね。
それを細かくチェックしてもらって、
残業申請してもらうしかないですね。
でも10人、仮に10人いて、
さみだれ式に3分ぐらい来ても、
なんだかんだで30分で、
バッファー儲けたら1時間ぐらい業務時間になりそうですよね。
部下、会社大きかったら、
あっという間にそのぐらい時間を毎日取られますね。
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外注できるかっていうのは、できないっぽいですね。
確かに、外注したいところだよね。
ただ、これすごい巨大な市場なんで、
各社しのぎを削ってるんですよ。
いろんな機械の開発とか。
おそらく動画撮影バージョンもできるんじゃないかなと。
アプリと機械連動して。
まさにDXハマる部分ですもんね。
そうすると動画撮影して、
自動的に管理職のLINEに送るみたいなことができて、
それ動画見て確認してOK出せばいいってことになれば、
手間はかなり減りますよね。
確かに。
このあたりは、こういう話をしていくと情報も集まってきそうなので、
ぜひリスナーの方で、こんないいツールあるぞみたいなのがあれば、
ぜひ教えていただいたらシェアしますし、
こちらとしても情報があったら皆さんに提供していきたいと思います。
アルコールはね、本当に運転中に飲んじゃう人いるんですよ。
アルコール依存症の人って。
それは運転して我慢できなくて飲んじゃうってことですね。
飲んじゃう。
柑橘梅飲んじゃうみたいな。
これは問題ですね。
千葉県八幡市の通行中の子どもを引いて亡くしてしまった、
死亡してしまった事件があって、2021年6月なんですけど、
これを受けてこの改正が進んだんですね。
もっと厳しくしようと。
動画の確認、カメラ、モニターなどの確認ですね。
もしくは携帯電話による確認。
まだ動画でしょうね。やっぱり今はスマホ持ってるからね。
それをしないといけなくなったということで、いいことですよね。
犯罪というか防止という意味で。
どんどんの人関係ないけど、でも分かんないじゃないですか。
途中で例えばラーメン屋さん行って。
オーダー食ってたらビールの頼みたくなっていっぱいならいいかと。
ありますよね。飲みたくなる瞬間は。
そういうのを検査とかテストあることで予防できますから。
なるほど。
だからすごくいいと思うんですけど、
もうちょっと会社がアプリ開発して、
そのアプリに記録したら自動的に後で確認できるようにしてもらえるといいですよね。
売れてるんですよ。アルコールチェック計測機。
Amazonで見たんですけど。
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私がお世話になってる田中さんもアルコールチェック。
個人的にお世話になってるやつですね。
アルコールチェック計測機を開発してて、
私知らなかったんですけど、かなり売れてるんですよ。
市場がこれですごく増えましたからね。
2倍3倍になるんじゃないですかね。
これ罰則なんですか?やらないと。
これがポイントですって。罰則がないんですよ。
飲酒運転の行政処分は今まで通りあるんですよ。
飲酒運転を否定した場合も責任取らされたり運送事業者するのは変わらないんだけど、
この計測機を計測しないで罰則があるかというとないんですよ。
努力義務みたいな感じ?
努力義務みたいに事実上なってて、
制度を普及してからちょっと厳しくするのはまだ早いねってなったんでしょうね。
大企業が進んでるのはそういうこと?
ただし、何にも大きな会社でやってなかったら報道されて大変なことになるから。
一定規模は今やってますしね。
やってるお客さんも当然いますから。
ただ毎日のことなんで、どうやって記録して保管するかっていうのもあって、
アルコールチェッカーって何ヶ月か使うと買い替えないといけないやつ多いんですよ。
ずっと使えると思うじゃないですか。
いや違うんです。
プリンターのイングみたいになってるんですね。
なんかそんな感じなんですよ。
機械もきちんと定期的に買い替えないといけないし、大変なんですよ。
一定の人件費と変動費としてのコストがかかるんですよね。
でも管理者の方は労働時間と扱っていただいて、きちんと仕事をしていただく必要がありますよね。
先ほど大企業の管理職やってる、まさに対象となる方に今メッセンジャーがちょうど今返信きたんですけど、
毎日プレイヤーの方々から電話を待ってるって言ってますよ。
そうなんですか?
乗る前に朝。
やっぱり。
すごいですね。だから今とりあえずアナログ対応なんだ。
一般の営業職の人もやるからね。
言ってますよ。
めちゃくちゃ市場を拡大してますよね。
これめちゃくちゃ大変。アナログだとりあえず。
だからおっしゃる通りでまだその辺の仕組みが出来上がってない中なんで、とりあえずやってるんですね。
アルコールチェック機もはっきり言うとピン切りでして、中国メーカーのやつもあれば色々なんですよね。
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この辺りは後回戦あったがゆえにこれから色々と動きがありそうですので注視しつつ、
是非リスナーの皆様とも色々考えていきたいので、情報提供ありましたら是非お願いできたら嬉しく思います。
ということで今日のところ終わりたいと思います。
岡井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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