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2022-09-16 14:05

第371回 リファラル採用の報酬の決め方で注意すべきこと

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第371回 リファラル採用の報酬の決め方で注意すべきこと

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
00:03
こんにちは、遠藤嘉杉です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、今週も聞きたいと思いますが、最近はどうですか?みたいな話、最近してなかったですね。
はい。
小森の話ですか?
そうですね。やっぱりセミナーもですね、第7波だからってわけじゃないんですけど、
ほぼZoomでして、
引き続き。
出張がほんと、あと裁判はTeamsですから、
マイクロソフトの動画アプリですよね。
全部オンラインか。
全部オンラインなんで。
逆にリアルが残ってるものって何があるんですか?
リアルのセミナーはあるんですけど、
もうなんか泊りがけとか。
そのセミナー以外で、仕事全部がウェブ化してません?
リアルじゃないとダメなものって残ってるんですか?裁判すら今ウェブいけるじゃないですか。
裁判はウェブウェブ。承認尋問ぐらいですか?
ただ僕もしばらくやってないから。
承認尋問ね。
承認尋問と、あとはそんなもんかな。
社内面談は?
社内面談も一時面談はウェブです。
まあそうだよね。
最終面談は会いますね。
そんなもんか。
もう一時面談はウェブは当たり前ですね。
いや、弁護士の先生って確かにオンライン化されるよね。
説明会もウェブですね。
前は会場に行って、だだっぴろい会場で弁護士会をやったんですけど、
今は個別にできちゃうから、
Zoomで流してやってますね。
でもやっぱり場を借りて、場でいいとこでやってっていうことで、
なんかこの事務所いいなみたいな、
そういう演出って採用そもそもあった世界じゃないですか。
採用そもそも。
ありましたね。
それなくしても取れちゃうというか、来るし。
YouTubeに事務所の中を映したものをアップしたりして、
見てもらったりしてますね。
これでいけるんですね。
いや、結構再生回数多いんで、いろんな人見てるんだなと思いました。
じゃあとなると、今までやってたリアルのハッタリの採用の演出みたいなものよりも、
よっぽどいろんなSNSとかで出すコンテンツのほうが、
ブランドとしては確立されるんですかね。
実際大企業も、
私ISとかのTKPの会議室使うと、
大企業採用TKP使ってますけど、
あれウェブでいいんじゃないのって思いますけどね。
本社見せるんだったらいいと思うんですけど。
そういうことね。会議室でやるぐらいだったらね。
03:01
会議室でやったらウェブでやってあげたほうがいいんじゃないのって思いますよ。
なるほどね。
そんなそんなオンライン化している向井先生にご質問でございます。
今日は金融の事務所の方、34歳の方からご質問をいただきました。
シンプルな質問ですけれども、いつも拝聴しております。
リファラル採用をするときの職業安定法上の論点など解説いただけると幸いです。
あるあるでしょ。
質問の意図を私解釈できないんですけど、どういう質問なんですか?
要は採用も業者会社を使うよりも、自社の社員に紹介してもらって
プッシュしてもらう方が、推薦してもらう方が効果的だと思ってですね。
ただでやってもらうのもどうかということで、お金を紹介してくれた社員に払うと。
社内の、社員に紹介料払うということですか?
そうです。
で、紹介料を払っていいのかということになると、
その話なの?
職業安定法40条っていう条文が出てきまして、
報酬の供与の禁止という条文があって、
どういう条文かと言いますと、
労働者の募集を行う者は、その従業員に対して、
その募集に従事する従業員に対して報酬を払ってはいけない。
こういう規定があるんですね。
もう一度、条文を読んでください。
費用者で当該労働者の募集に従事する者に、
報酬を払ってはいけないと。
そういう規定があるんですけど、
例外として、賃金、給与、その他これらに準ずるものを支払う場合は例外にしているんです。
それはそれによって何かしらの労働をすることになった場合ってことですか?
例えば、査定に反映させるとか、
昇給に反映させるとか、
賃金、給料の形で、もしくはこれに準じる形で払う場合は、
これはいいよと書いてあるんですね。
なかなか解釈次第ですね。
そうなんですよ。お金払っているのに結局形を変えているだけだから。
実際これで摘発された事例って僕は知らないし、
そんな気にしなくていいですよって言ってるんだけど、
06:01
大企業とか真面目なお客さんが気にしちゃうから、
ボーナスに20万プラスとか30万プラスとか、
ルールを決めないでボーナスにあげる場合もあるし、
あとは手当としてお金を払うというのもあります。
これは支払いの時って何のフィーというか、
課目で払うことになるんですか?
そうですね。
要は賃金で払う場合と現金を払うと一時所得になって、
一時所得になるらしいです。
ただ賃金で払うことももちろん可能になります。
賃金の場合って、例えば5万とか10万ボンって乗っかるわけじゃないですか。
乗っかりますね。
手当てみたいな形ってことですか?
手当てを作っている会社もありますね。
いろいろやり方あるんですね。
リファラル採用に対して社員さんに紹介料払うって普通のケースなの?
普通です。
これ当たり前なんですか?
普通です。
そうなの?
ちょっと労働マーケットから身を離れすぎて、
その看護師が知らないですね。
うちも払うかどうか検討してますね。
皆さん欲しい、もらえるものはもらいたいか。
そういう発想になっちゃう。
お金もらえるからやるかっていうとそれは違うと思うんですけど、
要するにですね、職業安定法って、
お金が飛び交ってて健全な就職就業活動が阻害されるのを防止することがあるので、
一定の常識範囲内で給与に上乗せとか手当て払うのは問題ない。
で、就業規則に書きたいっていうお客さんもいて、
就業規則に手当てを書く場合もありますね。
リファラル採用における紹介料いくらみたいな。
社員紹介制。
じゃあこの件は整理すると、
基本的に大枠支払って、
その職業安定を壊すような払い方とか金額じゃない限り、
基本的には問題ない。
まず摘発はありえないと言っていいと思いますね。
実際にそれを本業にして、
自分でSNS立ち上げて、
ベンチャー人事の人で、
TikTokでバズってる人とか。
いますね。2社ぐらい。
09:01
2人、何名か顔が浮かびますよね。
いますよね。
あれで例えば何百万とか会社からボーナスもらったり、
それしかやってなくて、
ボーナスもらって、
それって業者じゃないのっていう。
ありますね。
リファラル採用の人事担当で、
自分たちで立ち上げたYouTubeが給料とかを上振っちゃって、
その報酬どうするんだって話で揉めた話。
そうでしょうね。
これは会社の資産なのか、彼らの資産なのかどっちなのか。
だからどういう処理してるかわからないですけど、
普通はそんな人来ないですからね。
これ最後にですけど、だいたい相場的なものがあるんですか?
一見、紹介性かもしれない。
僕も相場までわかんないんですけど、
5万とか10万ぐらいだと思いますよ。
でも働いてて、いきなり月に10万上乗せでボンってきたらでかいですからね。
でかいですね。
会社からしたら全く1人10万ぐらい払う問題ないですよ。
紹介会社で払ったら何分の1みたいな話ですからね。
何分の1だし、社員喜んでもらえたら、
いい人とれたりしたら何重にもリターンがあるんで払っちゃうんだけど、
なかなかでもうまくいってる会社といってない会社ありますね。
金払うから紹介しますよみたいな社員さんがいる会社って
組織的にうまくいってなさそうですしね。
確かにリファラル採用って、
いい会社だから友達に推薦したいってわけで、
自分がお金もらえるからやるっていうのはちょっと…
本末転倒もいいとこというかね。
本末転倒も華々しいですよね。
ですよね。
ですから5万とか10万ぐらい。
あとやっぱり紹介された友人の関係を課金してるみたいになっちゃうんで。
課金してるみたいになりますね。
紹介した後に裏側であいつ10万もらってたら、
その時真摯も良くないなっていうのがあるところとかね、
この辺をどう考えるのかっていうのが。
今ネットで見てまして、リファラル採用の報酬相場は
一番最大1万から9万円だそうです。
40%。
そんなもんなんだ。
なしが14%で、
10万から29万で31%です。
なかなか払ってますね。
払いますね。
ですから平均でいくと10万付近なのかなって気がしますね。
なかなか払ってますね。
払ってますね。
なるほど、じゃあうちもこのぐらい払ってもいいですね。
じゃあそうなんですね。
実はですね、リファラル採用のために、
12:03
うちはお客さんからアドバイス頂きまして、
あるですね、会員制レストランを契約しまして、
会員制レストラン有名な、皆さん知ってるであろう、
有名な会員制レストランを事務所で契約して、
そこにお誘いして、
綺麗な夜景でも見ながらですね、
やろうということで今やってます。
上のとこですか?
上のとこです。
わかりましたね。
もう誰もが知ってる。
事務所の懇親会とか、あと新卒採用でやってますけど、
受けはいいですね。
そうだよね。
いいですね。
人たちもね、なかなかですからね。
なかなか、なかなかいいですよ。
そうやって今は、でっかいイベントとかでボンって言うよりも、
リファラル採用だったり、
オンラインで駆使した人間の関係の中から、
やっていくのが増えてるんですかね。
本当に採用のDXの部分と紹介というこのアナログの部分の組み合わせで
採用マーケットが今ガラッと変わってるような話をね、
まとめてしていただいた気がするので、
ぜひこれらも含めて聞かせて頂きたいなと思っております。
それでは今日は終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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