1. 妄想ロンドン会議
  2. 第291回:映画『キング・オブ..
2021-02-01 1:07:43

第291回:映画『キング・オブ・シーヴズ』レビュー

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英国史上「最高額」「最高齢」の金庫破り(なんと実話!)の映画化。
マイケル・ケイン様をこんなに長い時間見つめていられる作品が近年あったでしょうか…?
(2021/2/1収録)

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"What's 妄想ロンドン会議?

日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!
オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。

Miz&Sinがロンドンについて二人でおしゃべりする通常シリーズ(ときどき、ロンドンと全く関係のない雑談回もあります)と、Mizがひとりで語る英語学習のシリーズ、2本でお送りします!

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00:06
第291回、妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。
よろしくお願いします。
はい、291回、言うてね、
あの、あれですかね、今年入って3回目?2回目?
3回目だ。
あけましておめでとう会とハンサード会を経てですね。
はい。
3回目となりました。
今日は、私たちのですね、1月の課題映画のレビューをさせていただきたいと思います。
はい、それを決める回を収録しようって言いながら、
待たずして第1回、課題映画企画が始まってしまうわけですね。
すいません、ちょっとあの、
段取りの悪さが。
段取りの悪さが、伺えますね。
これぞアマチュアポッドキャストということで、お許しくださいませ。
そうなんですよ。
映画をね、公開してるものを、ちょっとタイミングが合うものを探して、
映画ちょっと2人で見てレビューをしようかっていう回企画して、
課題映画を決める回っていう企画までは言ってるんですよ。
はい。
それを待ってくれへんかってな、この映画公開が。
無理やった。もう始まってて、もう終わるから。
なので、自己承諾で参ります。
はい。というわけで、本年1発目の課題映画でございます。
1月期課題映画ですね。
はい、1月期の課題映画です。
今日はね、収録してるの2月1日だからね。
もう2月だね。
ほんまじゃな。びっくりしたわよ。
このね、2月期の課題映画もね、近々見に行かねばなと思っているところでございまして、
まず1月期よ。
はい。
はい、しんちゃん、なんでございますか?
キング・オブ・シーブス。シーブス。
そう、シーブスなんだよね。
うん。
V.E.S.でございます。
はい、ドロボーの王様的な意味合いかな。
だすな。
うん、なるんですけれども、はい、こちらがですね、
えーと、英国史上最高額最高齢の金庫破りを題材とした映画でございまして、
はい、こんなコピーがございますね。
えーと、英国屈指の名優たちが揃い踏み、実際に起きた驚愕の事件を圧倒的キャリアとスキルで仕上げた最高のエンターテイメント作品。
はい。
ねえ、ということで、そう、これはね、実話が元となった映画でございまして、
ね、しんちゃんも私もこの作品の、これ何だったのかな、予告編で見たのかな、ちょっと忘れちゃいましたけれども、
見た瞬間、これ絶対見ないといけないやつだって、もう一目で思いまして。
03:01
はい。
うん。
物の見事にまんまとはまって参りましたけれども。
そうなんです。
はい。
というのもですね、まずすごいのが出演者です。
はい。
はい、これね、あのー、もう、英国映画ファンならば、あのー、知らない人がいないであろう名優たちが揃いぶんでおるんですよ。
ぶんでるね。
そうなんです、あのー、マイケル・ケインさんをね、筆頭に。
はい。
はい、えー、あとは誰だ?ジム・ブロードベントさん、トム・コートネイさん。
チャーリー・コックスさん。
同時に言っちゃうよ。
メジャーどころから行こうかなと。
お願いしますよ、しんちゃん、はい。
チャーリー・コックスさん。
はい。
あと、マイケル・ガンボンさん、レイン・ウィンストンさん、ぐらいがメジャーなところかな。
そうです、あと2人も言ってあげようかね。
トム・コートネイさんとポール・ホワイトハウスさん。
はい、ということでね、この顔ぶれ、皆さん、英国映画ファンの方たちなら、ご存知の方たちならば、あれ?って思われると思うんですけれども、そうなんです。
9割がおじいちゃんの役者さんたちですね。
おじいちゃんと、お呼びしていいのかわからないんですけれども、お呼びするにふさわしい年齢の方々たちですね。
おじいちゃん、そうだね、年輪重ねた名優たち揃い組みっていうふうに言おうか?
そうなんです、はい、と言いますのも、先ほどこちらね。
公式では、英国屈指の名優たちが揃い組みっていう。
うん、言ったやん、さっき。
やったんや、ごめんな。
どういうことどういうこと。
かぶっちゃったなと思って。
そうそう、言った言った言った。
そうだよ、英国屈指の名優たちが揃い組みですね。
はい。
で、先ほどもね、このキャッチコピーで、英国史上最高額、最高齢の金庫破りっていうふうに、さらっとね、お伝えしましたけれども、
この作品は、先ほども申し上げたように、実話が元となった作品でございまして、
はい。
どういう事件が元になったかと言いますと、しんちゃん説明したい?
したくない。
なんでや。
はい、2015年にですね、ロンドンの宝石展街、ハットンガーデンっていうね、めちゃくちゃ有名な宝石を売ってる通りがあるんです。
すごいものがあったな。
すごいものがあるよね、さすが英国って感じなんですけれども、
はい、このね、手短に説明しますと、このハットンガーデン、宝石屋さんがたくさん並んでいる、ハットンガーデンの一角にある貸金庫。
ここのハットンガーデンにある、宝石やお金がね、もう全部、この貸金庫にしまわれると。
06:00
うん。
そこからですね、1400万ポンド相当。
うん。
で、これいくら?日本円。
わかんない。
約25億円のですね、大量の宝石や現金が一晩にして盗まれるという事件が起きたんですね。
うん。
で、これは英国史上、ほんと最高額だったんですって。
うん。
でも、もうプロの反抗集団の仕業だ、みたいな。
で、きっと外国から来たに違いないとか。
いろいろ言われてたんですけれども、蓋を開けてみれば、
その犯人たちは、元窃盗とか、そういった犯罪で腕を慣らした、
元犯罪集団、元窃盗集団、現平均年齢60歳以上のおじいちゃんたちだったっていうことで、
それもまた超アナログな方法で、その宝石を貸金庫から強奪したっていうことで、
もう本当に話題になって、世界中で話題になった事件でございまして。
しんちゃん知ってた?これ。
なんとなくニュースでは知ってて、
うん。
なんか当時すごい銀行強盗が起こったけど、捕まったのおじいちゃんたちやったみたいな。
テレビのドキュメンタリー番組、話題の衝撃映像みたいな、よくあるじゃん、ゴールデンタイムに。
ある。
ああいうのとかでも見たんじゃないかなっていう記憶はある。
で、このレビューをするにあたって、ちょっとネットで色々調べてたら、実際その放送の記録がありました。
うんうんうん。
まあね、しないわけないよね、こんな美味しいネタをさ。
いやすごい話題性、なんていうかな、なんか筋金入りのならず者って感じ?
そうそうだね。えーみたいな、60歳以上って感じだよね。
いやもうそれだけですごくニュースバリューがあるというか、話題性には飛んでるよね。
そういうね、もうほんと全世界を驚かせたこの事件なんですが、今回タイトル、キングオブシーブス、いわゆるシーブスですけれども、
シーブス。
シーブス。
そこはこだわらんといかんのか。
そうですか、はい、シーブスですけれども、今回が初めての映像かというわけではないようなんですね。
そうなんだよね。
3回目なんだよね、すごくない?今さ2021年でしょ?2015年に起きたさ、事件。
4回目じゃないかな。
4回目なの、まあとにかくそのぐらい、3回目か4回目か知んないけど、そのぐらい。何回もドラマとか映画とかになってんのよね。
違う違う、今までに4作品ぐらいあるのか、2019年にも制作されたとかなんかそんなのあったかな。
これ以降にも作られてたっていう。
そういうこと?
うん。
あ、この、これ、この映画の後ってことか。
そうそうそうそう。
じゃあこの映画が3作目かな。
09:01
うん、ぐらいかな。
さきおき、そのぐらい、もうみんながみんな、これは映画にしなきゃって、全員が思っちゃうぐらい、多くの人が思ってしまうぐらい、そのエンターテインメント性にあふれた事件というか。
うん。
うん。
ね。
おいしいよね。
おいしい。そうなんです。でね、それを本当にその、名優たちが演じるということで、私たち見に行ってまいりました。
はい。
はい。でね、これを絶対見に行こうって言ってたんだけれども、実はその見に行く前に、まあ私たちよく確認するんですけれども、世界の映画評サイト、ロッテントマトっていうね、映画レビューが載ってるサイトがあるんですけれども、
そうだそうだ、これ何点ぐらいなんだろう、見てみようと思って、なんの気持ちに見に行ったんですよね。
うん。
そしたら、レビューがね、本当に100点満点中の30点みたいなひどいレビューで、え、マジで?ってちょっとひるみました。
みすぐち、ちょっとためらってたよね。
ためらった。あれ?と思って。
あの、そこのサイトの評価っていうのは、ちょっとマニアックな評価のされ方してるんだけど、一般の人の評価っていうのと、非評価の評価っていうので、2つ評価があって、で、非評価の評価も、一般の人の評価も30点ぐらいだったよね。
ちなみに、
インターネットムービーデータベース、ちょっと別のサイトではないでございますが、こちらは星で、これは見た人評価かな、全体的な評価になるんやけど、星10点満点中5.5。
めっちゃよくはないんだよね。
うんうんうん、盆作って感じの星の数ではある。
こんな名誉揃えておいて、あとね、実は監督さんも、博士と彼女のセオリーの人でしたっけ。合ってる?
の、イブのすべてだったっけ。あれ?違う。イブのすべては全然違う映画だ。すみません。
博士と彼女のセオリーとか、あとは希望峰の風に乗せてとか、マウンハイヤーとかですね。結構ドキュメンタリー系に強い方かな。
ジェームス・マーショ監督ね。
そう、ジェームス・マーショ監督。で、その博士と彼女のセオリーもすごい私好きだったので、あれ好きな監督だなと思って。
で、しかも出てる方たちもすごい人たちばっかりなので、一瞬怯みましたけれども、これは見に行こうと。
ね。
私がちょっと一足先に見に行って、水口が見に行ったよっていう感想を私が送ったときに、これ私見るべき、見ないべきみたいなことを言ってたので、とりあえず見て検証しがいがあるぞっていう。
12:02
検証しがいね。
検証したい思いがございます。
で、その後私が、昨日見てきたばっかりなんですけど、見て実際どうだったか、私めっちゃ面白かった。
えっ、なるほど、こういう作品かと思って、これめっちゃ面白いなと思ったけど、確かに人を選ぶのかもしれないなっていうのはめっちゃ感じました。
なので、どういった点が評価、一般的な評価を下げて、そしてどういった点が私、ロンドンエンターテイメント好きにとってめっちゃ面白かったと思わせたのか、
ちょっとね、しんちゃんの感想まだ全く聞いてないので、どっちの部類に入れるべきなのか私ちょっとわかんないんで、ここは濁しときますけれども、
っていうのを今日は、2人でね、感想を話しながら明らかにしていきたいと思います。
はい。
OK?
とてもエキサイティングな感じね。
エキサイティングなるかな。よし。
じゃあね、早速なんですけれども、ここからはネタバレで話させていただきたいと思いますので、
はい。
もし聞きたくないよっていう方は、ぜひここでスイッチオフしていただいて、
ちょっとね、まだやってる映画館があるかどうかわからないんですけれども、映画館にゴーしていただくか、もしくは配信なり、円盤化を待っていただくということでね。
実際興味深い事件ではあるので、もしね、ご存知なかった方は調べてみていただければ、ニュース自体もとても面白いので、
ちょっとそれも見てみつつ、そんな映画があったんだって聞いていただければ幸いでございます。
はい。というわけで、じゃあしんちゃん、スイッチオフの号令お願いします。
はい。では1月の課題映画、キング・オブ・シーブス、ネタバレに参ります。スイッチオフ。
よろしいでしょうか。
ちょっと、何て言うか、犯罪映画っぽく言ってみていいけど。
わからん。わからん。
今の犯罪映画っぽかったんよ。
そう、俺ら行くぜ、みたいな。
そういう感じね。
伝わったかな。
わかった。その時はわからんかったけど、しんちゃんのそういうことやりたかったって気持ちは伝わった。
OKOK。じゃあ満足です。
OK。はい。というわけでネタバレね。
はい。
これ私めっちゃ面白かったよ。
面白かった。教育がかかってんけど、評価が低い意味もわかる。
しんちゃんは何で評価が低いと思った?低いと、評価が低い原因は何だと思った?
実際の事件やから。現在進行形のものやから。
15:04
それは、映画みたいにハラハラ、映画みたいじゃない、フィクションみたいにハラハラドキドキするシーンとかが少ないってこと?
それとも解決していないからってこと?
まず、このニュースとして、銀行強盗が起きました。すごい金額盗まれた。
誰が犯人ってなったら、見つかってみたら、全員60オーバーのおじいちゃんたちでした。
っていうところが、たぶんこのニュースで一番面白かったところだと思うんだよね。
で、それをリアルタイムで見てきた人たちが、この映画を見る対象じゃない、イギリスでたぶん制作されてるので、
イギリスの人たちが一番最初に見るってなったときに、あの事件かって思って、
映画化するんや、よっしゃ見に行こうって思って期待してる間に、事件ってどんどん解決していくじゃんっていうことがあって、
そのリアルタイムで追ってきたものを、映画で追体験しようと思っても、現実の方がもう進んじゃってるんだよなっていうのが、
見終わったときに、あれなんか実際とは違ったやんとか、知ってることしかなかったやんっていうのが、低評価につながったんかなって思った。
なるほどね。
でもなんか実際そういうレビューが多かったんかな、私ロッテントマトさ、数字だけ見て中身全然、
いや私も数字も見てないんだけど、
だからこれが評判悪いっていうのが分かってる状態で見に行って、
でも私の脳内では、映画としてはとても面白いというか、興味深い、やっぱりその盟友たちが共演っていう言葉がふさわしいなっていう、
おじいちゃんたちが楽しんで仕掛けあって、
共演ね。
競う演じるの共演ね。
そっちか、祭りに競じてる系の共演かと思った。
でもその意味でもOK。
なんかおもろいやんって、こんなに演技合戦できるってすごい楽しいよねって思って演じてらっしゃるのもすごくわかるし、
全力で行ったら全力で返してくるし、
なりで流すことすら自由自在な盟友たちが、ちょっとここ行ってもいいかとかっていう案外しながらやってらっしゃるのはすごく楽しいし、映像もめっちゃ綺麗し、
映像綺麗かった。
すごい愛情を感じる映画やってんけど、
ただそれでなんで低評価なんて思った時に、あ、現実の方が追い抜いてるからかって。
18:01
実際に後で調べてみると、チャーリー・コックスさんが演じて、もうネタバレ言っていいねえな。
いいよいいよ。
チャーリー・コックスさんが演じてらっしゃったバジルっていう役、謎の人物として描かれてて、
最後一人だけ逃げを押すことができたっていう人だよね。
一人だけ若者として、パソコンに強い、セキュリティーに強いってことで、主犯覚の一人だよね、計画する人。
この人が消しかけたんだよね。
ちょっと情報あるんだけど、これで行ってみませんかっていうことを持ちかける人。
そして、描かれていって、演じた人はチャーリー・コックスさん。
もう若手ですわ。
あの場の中においてはね。
がやってらっしゃったけど、実際にその映画が公開になるとかならへんとかそういうときに捕まった人は、全然また別の人物像だったわけで。
あ、そうなんね。捕まったんや、この。
捕まってる。
捕まってる。
若者っていうか、主犯覚じゃないけど。
うん、捕まってる。
あ、そうなんや。
名前だけは、バジルという人物としては、映画の中では本当に謎の人物として描かれてるんだけど、
実際、役名として追記で書いたんかな、マイケル・シードさんっていう。
さんづけせんでもいいか。
役名だね。
マイケル・シードっていう人が捕まってんね。実際に。
マイケル・シード、でもまあさんか。
バジルことマイケル・シード。
実在の方ね。実在の犯罪者ね。
そうそうそう。で、実際捕まってみたら58歳。
うーん、あ、そんな若くないんだ。
そうやね。
あれあれ?
で、別に海外に逃亡してるわけでもなんでもなくって、イギリス国内で捕まったっていう現実があっちゃうのよ。
そういうのが、もう、なるほど。
そうなの、本当。それが、わかるわからんのはさかいきにいたんじゃないかなっていう。
私も現行とか日にちまでちゃんと検証してないからわかんないんだけど、映画のほうが現実に追い抜かれてしまう。それはそうだよね、リアルタイムで描いてるからっていうのが、
知ってるけど現実じゃないやんっていうのってやっぱり低評価につながりやすいのかなっていう、推測。
なるほどね。
海外にそんなに評判が悪い要因がなくて、
実際の出来事をベースにしてるから、ちょっとペース配分はもうちょっとフィクションでもよかったんじゃないとか思うことはあるけど、
21:03
低評価なものでもなかろうてって思ってる原因はそこやったんかなっていう感想でした。
なるほどね。
私はね、あ、でもそういう、すごい何やろ、あ、そうの目線なかったと思って、すごいめっちゃ今、ほーって思って聞いてた。
確かに、謎の男バジルっていうのが最後に一人だけ逃げ合わせて、ほかの人たちはみんな捕まってしまうんだけれども、
そのバジルがいることによって、もしくは、あれ、バジルっていう人本当にいたのかなみたいな、
何もその事件のことを知らない状態で見に行った私にとっては、
そのバジルなるキャラクターがね、バジルも消えたまんまだし、あと何十億円だかがまだ見つかってない、どっかに隠されてる状態で、
それがどこにあるのかわからないっていうのが、もしかしてみんなでバジルっていう人物をデッチ上げて、
みたいなね、そういうこともあるのかもしれないななんていう、ちょっとこの、これもまたロマンだよね、
窃盗集団の、なんていうんですか、そういう感じの展開まで、ちょっとこうウキウキ楽しく見たので、
それは、確かに知ってたら、きょうざめだね、評価が低いというかは、
あー、みたいな、なんかここでもったいぶって逃亡してるけど、しかも超イケメンな演じてるけど、
そんな若くないし、しかも捕まっちゃって、おったんや、みたいな、ガッカリ感が私を襲っている、どうしてくれよ、これしんちゃん。
ほー、ごめんね。
でもそういうこともあるかもしれないね、そのイギリス国内の方たちはね。
で、私がじゃあ、なんでこの映画が評価が低かったのかっていうのを、私なりの持論があるんですけれども、
言ってもいいですか、これは単なる映画ファンからの意見なんですけれども、
この作品をまず何に惹かれて見に行こうと思うかってしたらさ、
おじいちゃんたちが、最高齢のね、平均年齢60歳以上のおじいちゃんたちが、
25億円、1400万ポンドの大量の宝石を盗んだっていう、もうそこよね。
なんかそれを聞いたらさ、もう、英国史上最高額最高齢の金庫破りって聞いたらさ、
24:02
それはね、オーシャンズシリーズとか、なんかそういうさ、
泥棒者っていうのかな、合ってる?この言い方、ジャンルの言い方。
泥棒者、そうだな。
なんだろう、窃盗者、かっこよくなんかあるんじゃない?もうちょっといい。
クール犯罪集団者みたいな感じ?
そんな感じかな。
ちょっとでもイメージ良くしようと頑張ってるこの意気込みだけは感じて。
犯罪のプロから一線を退いた、もしくは全然犯罪に手を止めたことのなかったおじいちゃんたちが、
何らかの理由で、綿密に計画を立てて、華麗に金庫破りをして、
そして警官たちと、チェイスをね、どうやって逃げ落せるみたいな、
ハラハラドキドキのね、サスペンスですよ。
これをやっぱり期待して見に行くんじゃないかなと。
そして最後には、スカッと気持ちよく終わるみたいなね。
しかもこれ、結構なコメディみたいに捉えてた方たちも多かったんじゃないかなと思うんですよ。
これ全世界的な見方ね、イギリスの人たちじゃなくて。
なんか宣伝の仕方としても、すごい緊迫した犯行現場で、トイレとかね。
おじいちゃんだから。
しんどいとか、みたいなのが予告編とかでも描かれてたりとかしたからね。
なので、そういった、例えば最近じゃないけど、結構前ですけど、見て私が面白いって言ってた、
ダニエル・クレーグさんが出演していたローガン・ラッキー。
あれはアメリカのお話でしたけれども、
アメリカの片田舎でね、ウダツの上がらない三兄弟が凶暴して、伝説の窃盗士?
これもわかんない。こんな言い方であってんのかな。
のダニエル・クレーグさんにね、極中カラーアドバイスを仰いで、
誰もこんな窃盗、実現不可能やろうっていう大規模な強盗をやり遂げるっていう名作映画があるんですけど、みんな見てね。
なんですけれども、そういうのをちょっと期待していくよね、こっちとしては。
強盗部分に痛快さだったりとか、ハラハラ感だったりとか、いくら60歳以上のおじいちゃんたちが、
60歳以上でおじいちゃんって言うのは今失礼なのかなって言いながらちょっと思ったね。
でも、すいません、最高齢の方が77歳だったりとか、最高齢?75歳の方もいて、なので、
27:11
高齢に変えます。おじいちゃんって言ったら失礼なのかな。
高齢の方たちとはいえ、そういった犯罪映画的ハラハラ感っていうのを求めていたと思うんだよね。
でもさ、これ蓋を開けてみたら、金庫破りのシーンね。
えっ、そんなのんびりしてんの?っていうぐらいのんびりしててさ。
で、淡々とやっててさ。でも、途中で私ね、はたと気づいたんだけど、
実際の金庫破りなんてこんなもんかって、私は納得したのね。
でもそこで納得できなかったら、すごくつまらない映画だっただろうなって思うの。
なんか、おじいちゃんの知恵袋みたいな、トンチを聞かせるとか、知恵を持ち寄ってみたいなことを、
やっぱちょっと期待してしまうやん、こういうストーリー展開とか。
あ、あの時のこれ使うんか、みたいな。
そうそう。とか、人生経験で、自分の職業なりの、こういうものがあるんじゃよ、みたいな。
私に任しとけ、みたいな。
でもさ、85歳とかじゃない?その感じ。
確かにみんな若々しかったけどね。
若々しかった。ちょっとね、高齢ぶってたけど若々しかったよね。
なんか、普通にオーシャンズとかやと、ちょっと起点を聞かして、パッて、ウィットに飛んだ返事で切り抜けていくとか、
ちょっとしたごまかしがみたいなやつを、いっぱい見てきてしまってるやんか。
ちょっと嘘ついて、キラリンみたいな。
キラリンは何?効果音?
効果音、今。
そうそうそう。ピコーンってひらめいて、なんかやって、キラリンって去っていくっていう、華麗なる展開の映画をいっぱい見てきてしまっていて、
それのおじいちゃん版の、いぶしぎんの、ギラリンっていうのを期待してしまっててんけど、意外とやっぱり全部地味っていう。
そうなんだよね。なんか、そもそもさ、2015年のロンドンだから、もう大量のね、監視カメラが町中いたるところにあって、
でもその監視カメラとかに最初からガンガン映ってて、でもおじいちゃんたち何にも気にしてないんだよね。
いくら、なんかその昔、腕をならした窃盗集団だからといって、今この現代にたくさんこんだけ監視カメラがあるっていうのを、さすがに気にせえへん。
30:14
じいさんもおらんやろって思いながら見てたんだけども、あとあとそのパンフレットとかを読んでたらさ、本気で気づいてなかったらしいのね。
時代が変わってしまったっていうことに。
それを読んで、ますます私は愛着が湧いたというか、なんと愛くるしいおじいさんたちなんだろうって思ったんだけどね。
大体からしてさ、金庫破りに使った大掛かりな機械あったじゃない。
60センチだったかな、のコンクリートの壁をさ。
ぶち抜くやつね。
1時間半かけて、まあそれはたいそうな機械で、冷却水をかけながらさ、ぶち抜くんだよね。
あれさ、解説を読んで初めて知ったんだけど、YouTubeで使い方を勉強したんだって。
舞台だね。
でもさ、そういうちょっと面白いところがあったのに、それはもうあえて入れてないっていうか、
そういうね、ちょっとこれ入れたらよかったのになみたいな、実際にあった面白いエピソードっていうのが、私がパラッと解説とかを見ただけでもちょこちょこあって、
それはね、もったいなかったなって思ったんだけども、
たぶんそういう、ちょっとさっきの話に戻るんですけど、犯罪者としてのスリルとサスペンスっていうのを期待していた人にはイマイチだったかもしれないなって思った。
そういうカメラ意識したりとか、セキュリティを抜けてとかっていうのをやってたのは、結局チャーリー・コックスさん、エンジェル、バジルだけやったなっていう。
一人だけ偽名やったしね。
で、かつらかぶって帽子かぶって、おじいちゃんたちにバカにされながら変装してたけど、結局それがあったから最後まで捕まらへんかったところもあるんやろうし。
あれ実際に、やっぱああいう手法を取ってたみたいなのね、バジルさんは。
実際かつらかぶってて、だからカメラに映らんようにしてたから、おじいちゃんたちが捕まったようなルートでは捕まらんかったっていうのがあるらしくて。
あともう一点、私がこの映画が評価が悪かったところとして、実はベースなので仕方ないというかその通りに作っただけだと私は思うんですけども、
対外、こういう何人かいたら、登場人物が。悪いやつは出てくるんだけども、
主人公的な人は、結局やっぱりいいやつやったみたいなのがあったりするじゃない。
33:03
まあいいやつやったっていうのを強盗する人に言う言葉じゃないかもしれないんだけど、
なんか救いがあるというか、ちょっと共感できるみたいなところがあったりするじゃない。
その人なりの仁義としてるとかね。
けどこの映画見て、私はそこが逆に好きやったんやけど、全員クソみたいにひどいやつらやったっていう、全員よ、そんなことある?
誰一人誰一人信じてなかったよね。
全員悪かったっていう、まあそうかって思うんだけど。
全員崩してからいろいろザクザク出てくるぞっていうね。
だからそのキャラクター作り、キャラクター作りも難しいよね、その実話が元やからさ。
もう全部そこに戻ってきちゃうんだけど。
で、という点で、ちょっとこう受け入れがたいものもあったのかしらねって思った私は、その2点を思いました。
評価が低かった理由。
あと1点は、こういうものをフィクションで作ろうと思ったら、やっぱりその金庫破りのシーンがクライマックスになって、そこからもう逃亡するなり、速攻捕まるなりっていう。
あるよね、金庫破って残り15分で終わる感じね。
そうそうそう、後実談で終わるっていう流れがたぶん美しいんやと思うねんけど、金庫破りでだいたい半分ぐらいだった。
半分やった。ぴったりね、ぴったり1時間だった。
で、そっからうだうだしたおじいちゃんたちの喧嘩を見る。
どんどん仲が悪くなっていくっていうね。
いや、その偽新アンキプリ、メンユーたちの演技合戦を見るという意味ではすごく面白くて、
マイケル・ケインさんの浮き沈みだけ見ても、ちょっとしょんぼりしたときと、おしゃらい取り返すでって、ちょっとターボかかったときの、もう目の色から違うみたいな、演技の使い分け。
さっきまでほんまに騙されてしょんぼりしてるしょぼくれたおじいちゃんやったのに、いきなりイキイキしてクソかっこいいやんかみたいな。
見てるだけでもすごく楽しいんだけど、ただ映画の流れとしては、クライマックスもう終わっとるやんっていう。
もう金庫とっくに破ってるからね。
そうそうそうそう。
あとは何か、金数えて罵り合いしてるおじいちゃんたちをひたすら見るっていう。
で、何か右往左往してるマイケル・ガンボンさんを楽しむっていうね。
超うろうろしてたね。
めっちゃ超うろうろしてて、なんでかわいい人なんだって思ったけど。
36:08
ストーリー展開も、フィクションとして作られたものを見慣れてる人間としてはちょっとしんどい流れではあるよな。
ただすごく忠実に作られてるんやろうし、その流れを楽しんでらっしゃる名優を見るっていう観点では面白いなっていう。
そこの分岐点が多分見る側にあるんやろうな。
そうだね。それは確かに。
まあ、っていうのが、私たちのこの作品がちょっと評価が低かった原因であろうと思われること、推察するに。
なんですが、私ここからはすごい良かったっていう感想を言いたいんだけど、言ってもいい?
もちろん。
ほんと?
私でもね、さっき私が言ったマイナスっていうか、低評価だろうと思ったポイントっていうのは、もう私にとっては実はもう全然、むしろだからこそこの映画面白かったって思えた人だったの。
だから、30点ですか?6点トマトね。
あのね、さっき言ってみたらね、30点どころかね、一般の人の評価はね、28点かな?
あ、下がったのね。
そうそう、26点。26点で評価が34点ですね。
嘘ついといて。
だから2つ合わせると30点です。
だけども、私はこの20何パーの人たちの中に入ってる。
めっちゃ面白かったですね。非常に良い映画でしたね。
もういきなりクライマックスの話をしちゃうけど、もうクライマックスでうわーってなれた人は、きっとこの映画は楽しんだ人やと思う。
クライマックスがどこを指してるんやっていう。
ごめんごめん、私の中のクライマックスは、一番最後の今から裁判に行くぞっていうシーンですね。
あれがもう、そこは本当に嬉しいおまけっていうか、ここが最後かと思って、すごい嬉しくなっちゃったような最後だったんだけどさ。
私ね、この映画が面白くなってき始めたところが、
脱獄じゃないや、強盗が成功したところからよね。
だから後半の方を私は楽しめた人なのよ。
なので、銀行強盗のシーンがね、思ったより、銀行じゃないか、金庫強盗のシーンが、
39:08
思ったよりあれー、なんか淡々としてんなーって、あれもっと綿密な計画とか立てんじゃないの?みたいな、あれ?みたいな。
ドーン穴開けて、ボーン倒して、ガサーとって帰る。
しかも、事実だから仕方ないけど、警備員とか警報1回なったのに、チラッと見に来て、帰る?とか、そんなすごいことある?とか、実際なのでしゃあないんですけど。
警報切れた?みたいな、ほんまに、みたいなね。
あ、誤報?みたいな、なんで誤報やと思うの?とか、すごいツッコミでとかいろいろあるんだけど、
それにしても、なんかちょっと、金庫強盗のシーンが、あれー、なんかつまんない。
それはなんか、おじいちゃんがスローだからとか、そういう意味じゃなくて、映画的に展開がちょっとつまんないなと思って見ていて、
なので、そこまでの私の中で、何が持ってたかって言うと、やっぱりこう、マイケル・ケインさんがデラカッコよくて、
もうマイケル・ケインさん、こんな悪いこと見れていいの?っていう、そういう思いで、その映画を見続けてたよね。
ごちそうやったなぁ。
ごちそうやった。だってさ、マイケル・ケインさんも今や獣賃すぎてさ、どの映画に出てもちょっとしか出てこーへんよ。
そう。名前はクソ見るけどなって。
そう、でもね、ちょっとしか出てこないんだよ。
だから、こんななんかずっとさ、主役で見てていいの?ってぐらいずっと見れて、
なので、そこで私は、モチベーションね、映画を見るモチベーションはそれだったんだけど、
それまでにも映像とかすごい綺麗し、撮り方とか、すごいやっぱり好きだなと思いながら見ててよ。
で、銀行強盗の後半あたりからかな、あれよ、一回さ、よしじゃあ、この続きはまた明日ね、みたいな感じで、一回家帰るやん。
帰るですか?ってなった時もある。
じゃあ続きは、え、ちょっと待って、これそんななんかのんびりした作戦でいいの?みたいな。
気にならへん?って。
いやでも、その時に私は、一回ちょっと家帰るっていう発想さ、もし自分がね、金庫強盗をするならっていうね、
その考え方もちょっとおかしいかもしれないけどさ、もし自分が金庫強盗をするなら、できるだけさ、時間をかけずにさっさと終わらせて帰りたい、誰もがそう思うじゃない。
しんちゃんもそうよね。
いやし、なんか誰か残っとかへん?みたいな。
見張りというか、今もさ、そう、でなんか、それまでもなんかさ、その壁を開けるのに1時間半かかるとか、なんかすごい機械持ち込んで、
でさ、今から最後の押して、これを押して、向こうにある金庫を倒して入り口作るんだとこういう時もさ、一回機械壊れるしさ、
42:04
え、壊れる?とかってさ、
明日ホームセンターで買ってくるわ、みたいなね。
そう、なんかさ、でもその時に、これ実はって言ってたけど、実際の金庫強盗ってこんなもんなんかっていうのをすごい実感したの。
めんどくさいことをアナログな方法でやってはんねんなと思って、私にはできへんわって思ったの。
まあなんか、普通やったらもうちょっとセキュリティ破って、鍵の方から行ってとかってなって、
そうね、スタイリッシュにね。
あかんくないですとか、が、とりあえず壁開けたら、なあ取れるよな。
で、最小限の穴、誰か通れたらいいか、みたいな。
うん。
で、なんかアバウトーな感じやもんね。
そう、そんな。
で、お腹空いたから帰るとか、注射打たなあかんから帰るみたいな。
そうそうそう、薬がみたいなね。
私がバジルやったら、「こらジジイども!」って胸ぐら掴んでるぞと思った。
思うよね、思うよね。
いやー、でもなんか、そん時に私は乗れたんだよね。
そこで乗れちゃった、映画に。
そこが私の天気だったね。
これ、おもろいやつだって思っちゃったんです。
うんうん。
以降は楽しめたね、なので。
警察出てきたでしょ。
ああ、そうね。
うん。
で、警察がどんどんどんどん、もう当たり前なんですけど、
道のさ、監視カメラもただ移りしてるし、おじいちゃんたちね。
で、もちろんだけど、かつての犯罪歴っていうのもすべてデータ化されて、
警視庁じゃないや、ヤードですか、にあるので、
もう、そんなんね、一人特定できたら芋づるしきですよ。
で、しかもその、おじいちゃん、堂々とね、自分のやった犯罪を、
パブで喋っとった。
行きつけのパブで喋るし、
で、潜入捜査官たちにママと聞かれてるし、
もう、車から、あと電話の通話履歴から、全部もう調べ上げられてて、
その上でさ、そういう状態ってことを全く知らずに、
富の分配についてのね、いざこざを、喧嘩を繰り広げてるっていう、
もうその様子が、私はめちゃくちゃ面白かったんです。
まあ、リアルといえばリアルやし、
この映画で、ちょっと面白いなって思ったのは、
その追い詰める方の警官も、あえて描いてないやんっていう。
そうね。
だからそこでもう一人有名俳優を刑部さんにおいて、
45:04
そことの駆け引きみたいなのがあるかなって思っててんけど、
結構地味な人らでやったやん。
地味あった、そんな、だってパンフレットに名前すら載ってない。
紹介されてないもんね。
思う。
そうね、そうやね、確かに。
チャーリー・コックスさんレベルの知名度のある、
同じような年齢の方とかをファンってキャスティングしたら、
もう一つ多分ストーリーとしては華やかになるのよね。
そこの刑事たちの捜査っていう、現代捜査っていうのを出るっていう見せ方もできたんやと思うんやけど、
この監督はその方法は取らないんだって思ったときに、
もう本当にリアルにおじいちゃんたちに焦点を当てて、
この人たちの生き様とか口喧嘩とか罵詐を見せたいんやなっていうのは思った。
そうやね、ほんまやね、言われてみればそうやね。
私だったらそこにもう一人配置するもん。
あー、なるほどね。
これまでの映像化されてたやつとかは、警察役とかいたんかな。
いると思うんだけどね、まだ全然拝見できてないから、
ドラマは2つぐらいと、あとハットンガーデンジョブっていうやつかな。
そうそう、映画がある。これはバジルさんが主役になってるのかな。
男前さんがやってるやつね。
そうそうそうそう。
男前さんで終わらせないってな。
全然名前が出てこなかった。
男前がやりがちやねんってバジルの役はね。
いや、わかるわかる。
バジルの背景とかにも結構切り込み。
ただこの映画がまた評判があまりよろしくなくて。
たぶんこのキング・オブ・シブスよりもハットンガーデンジョブのほうが先に作られてたよね。
先先。
だから話題性はあったんやと思うんやけど、
やっぱり現実に追い抜かれてしまったっていう危険性ははらんでるよね。
ってちょっと思ったのよ。
このキング・オブ・シブスに関しては、初手ではなかったやん。
2番戦時やったっていうのも、ちょっと損したところなんかなとは。
まあね、でも実ははね、難しいよね。
しかも本当に、2014年の作品、作品じゃないや、事件だからね。
おじいちゃんたちの作品ではあるけどな。
おじいちゃんたちの作品。
なんか。
犯罪作品ではある。
実はでさ、ものすっごい成功したのって、アルゴとかじゃん、たとえば。
でもあれも、ある程度年代減ってきた。
もう過去の事件として全て集結してる。
48:02
その後の話も一旦終わってるやったらわかるし。
あと、だからその博士と彼女のセオリーみたいに、公開当時で、
ほうきん博士は生きてらっしゃった。
生きてらっしゃった。
うん。
やけど、人間の人生として描く。
やったら、全然成立するんやと思うねんけど、
これ自体がどんどん進んでいってて、新事実が明らかになっていくっていう現実はどうしても来てしまうやん。
実際バジル捕まったしとかっていう、
なんか新鮮なうちに映画にしたい気持ちもわかるけど、
落ち着いてからでもよかったんちゃうかと思う。
なるほどな。
なんか日本だとさ、何やろうと思うと、
あれとかだよね、三億円事件とか、あとグリコ・森永事件とかって、
たまによくドラマ家とか映画家とかしてるじゃない。
たまによくて日本おかしいな。
でも、
なんかさ、それは犯人が捕まってない事件だから、
事故も迎えてしまって、
いかようにも作り手側が犯人像っていうのをデッチ上げるというか、
クリエイトすることができるじゃない。
でも、このキング・オブ・シーブスに関しては、
犯人はいるし、なんだらまだ生きてるし、
だからそこを完全フィクションで作り上げることができなくて、
唯一バジルがちょっとそういう存在なんかなって思いきや捕まっちゃったみたいな、
そういうあれだね。
そうなのよね。
そっかそっか。
でもね、橋橋のね、やっぱりロンドンぽさ?
ぽさっていうかロンドンなんですけど、もう最高やったね。
防犯カメラから見る映像ですらも全てがロンドンで、
そう、このさ、ハットン・ガーデンは、
長平映画として初めてロケ撮影が許可されたんだって。
だからあの外観、忍び込もうとしたり、何回もその上からさ、
見張りの人が、あれ誰が見張ってたん?ケニーさんやっけ?誰やっけ?ちょっと忘れちゃった。
が見張っててさ、警備員が通りがかったりとか、
あの辺全部車で乗りつけたりみたいな、あれ全部本物なんだよね。
まさに5年前にあそこで破られてるっていう、そこをなんかね、
51:04
6夜、6日間確保したんだって、撮影したんだって。
すげー。
で、でそれが全部本物やったし、
あと私はすごい良かったなと思ったのが、
マイケル・ケインさん演じる、ブライアンか、ブライアンさんね。
ブライアンさんが出勤するときにね、
そうですね、橋を渡ってバス乗ってたやつね。
そうそうそう。で、普通にバスに乗って現場に行くんだよね。
あれがね、もうなんとも味わい深くて、で実際そうだったらしいんだよね、
老人用のバスを使って、ロンドンのバスを乗り継いで行ってたって。
それが、あの移動が無駄に映ってたじゃない。
映ってたじゃない、入れてない。
だいぶこれサービスショットって思ってた。
でもそういうシーンがいっぱいあった、他にもちょこちょこちょこちょこあって、
それがすごく、ロンドン好きの私にとってはもうご褒美というか、すごい味わい深い。
で、奥さんをなくしてしまってさ、それがもう闇の世界から足を洗ったっていうふうに自分は思ってたけど、
それがきっかけになって、ちょっとした誘いで、またその、もう人生で一番大きな強盗かまし取りやないかいってなったっていうその流れで、
でもなんかその老人パスを持ってさ、バスに乗ってって移動してるところはもうどう見てもなんか普通のお年寄りみたいな感じでさ、
なんかそこが物悲しくもありみたいな、なんかそのね、不思議なその気分をこの映画中の至るところで感じることができたのが、
なんかちょっと私の好き、この映画が好きポイント。
いや、マイケル・ケインさんの技術なのかなとは思うんだけどね、そのピッコなオンオフで、今ちょっとその、
強盗モード、ちょっと昔に戻った感じでギラギラした感じやけど、外に出た瞬間にスッと日常に戻るみたいな、
お年寄り特有って言ったら失礼なのかもしれないけど、そのなんかすごいニュートラルな感じ。
すべて日常、時続きやねんけど、いろんなポイントでちょっと一瞬、なんかなんていうのかな、かっこいいモードに入るみたいな美学ってあるよなぁと思った。
そうね。かっこよかったよね。
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なんか随所にさ、過去の映像を貼ってあったじゃないですか。
はいはい、あれがね、超オシャレやったね。私はもう痺れたね。
なんかイギリス的でもあり、ほんまはこんなんやったらあかんと思うけど、
この人たちが歩んできた歴史を思うと、やったれやったれって思った。
実際に過去の作品から似たような設定のもの、かっこいいシーンの似たようなショットを選んで、総合関係で作ってる。
昔、マイケル・ケインさんのあの映像、ミニミニ大作戦やったんかな。
わかんない。ただただかっこよかったです。
本当にあった作品、過去の作品をちょっとピンポイントでワンショットパーンって挟んできて、
昔、大役目、ブライアン・リーダーさんがバリバリ犯罪に手を染めて、ガッツンガッツンやってた頃とちょっとオーバーラップさせるみたいなことをやられていて、
だからそれが今、糖尿病に苦しんだりとか、すぐ疲れちゃうおじいちゃんたちやねんけど、
昔すごい輝いてて、その返禮が今でもやっぱり垣間見えてみたいな効果にはすごいつながってるなっていう気がした。
最後のね、今から裁判に行こうかっていうシーンで、特に効果的に使われてたかなと思うんだけど、
一人一人がその刑務所からね、裁判所への刑務所?刑務所か。
留置所なのかな。
留置所?
あの、囚人服からスーツに着替えて、その鉄格子のドアを抜けてね。
で、おそらくは裁判する部屋、裁判所かな、に向かうっていう、その鉄格子のドアを抜けていくっていうシーンでさ、
同じような過去のシーンをさ、実際のマイケル・ケインさんなりが演じてたシーンと被せてたじゃない。
みんなこういう役してんねんやと思って、
それもだからなんか、この物語上の中の人たちっていうのと、
これを演じてきた彼ら、実際の俳優さんっていうのが、なんかそこがわっとかぶって、すごくおしゃれなシーンに仕上がったなと。
あれはちょっと感極まる感じ。
感極まったね、あれは。
あと音楽がすごい良くて。
57:02
音楽に関しては私はちょっと謎やったんやけどな。
本当ですか?
違うね、すごいかっこよかったし、ただちょっと古めのロックがかかってた感じがして、
なぜその年代のロックを選ぶんやっていうのが、
彼らが活動してて、すごいメインやった時に聴いてた音楽なんかどうなんかっていうのが、ちょっと私にはわかりにくくて、
かっこいいなーで終わってしまいそうやったから。
あれ、そこまで考えてなかった。
私の気分がただ盛り上がった。
あってたし、めっちゃかっこいいね、ブリティッシュロックな感じがね。
なんか面白かったのがさ、あれだけね、金庫強盗を成功した後に、
殺し合いでも始まるんかっていうぐらいのひどい罵り合い、大喧嘩、いがみ合いしてたでしょ。
なのに、一旦収監されてしまうとさ、その最後の着替えるシーンね、
すごい楽しそうにみんな喋っててさ、
なんなん君ら、さっきまですっげー喧嘩してたんじゃないって思うとともに、
もう何十年も生きてきてさ、
クラクを共にした中だったら、些細なことだったんかなとか、
私にとっては結構すごい喧嘩をしてたように見えたけど、
そんなこと何事もなかったかのように断章してたでしょ。
その前からさ、だからそのブライアンリーダーさんは、
あかんっつって追放になって、みんなでさんざん悪口言ってるのに、
誰かがちょっともう一つ悪口を言ったら、
あいつはすごいみたいな、可愛い映画始まったりとかするやん。
もうジジイども何考えとんねん。面倒くさいねん。
面倒くさい、面倒くさい。
面倒くさかったよね。
やっぱその関係があるから、全員がスーツバシッて着て、
揃って決めた瞬間。
なんとなくキャラ的に、レイン・ウィンストンさんはダブルのスーツなんだねとか、
面白かったりしたけど、
黒いシャツな、はーはーとか思いながらね。
シャツでオシャレ着とるのか、
ジャケットがちょっと古いギャングな感じなのか、
個性も出ててかっこよかったなとは思った。
映画110分通して一番かっこよかったのが、
今から裁判にかけられるぞって出てくるあの時っていうのが、
それもまたよかったね。
普通なんか強盗してさ、
その瞬間かっこよかったりするやん、やり遂げてさ。
1:00:02
きっとそうだと思うんだよね。
違うかったね。
捕まった後が、まあかっこいい。
で、その後廊下をずっと歩いていくのは、結構ヨボヨボ歩いてる。
でも素晴らしい、素敵な、本当にラストシーンだったなと思った。
みんなが上手すぎる日だな。
そうだね。
というわけで、私はこの映画には75点つけたいね。
結構いきましたね。
つけるつける、全然つけるよ。
6点トマトにケンカ売ったね。
うるうる、いや、めっちゃよかったもん。
だからなんか、自分もね、その6点トマト票を見て、
あんまりなんか票が高くないな、どうしようかな、
やめに行くのやめようって、やめた映画いっぱいあるのね。
そんな自分へも勝つだよね。
ちょっとでも見に行きたいと思って、やっぱ行くべきだよって。
あなたは楽しめるかもしれないよって。
わからん、何に面白さを感じるのかわからんね。
よかった、私はすごい好きでしたね、この映画。
ジェームス・マーシュ監督、私たぶんすごい好きやねんけど、
たぶんこのおじいちゃんたちのことが好きすぎるんやと思うよな、この監督さん。
あー、そうだね、そうだね。
めちゃ好きやん、と思って。
いや、そうやと思う。
それ感じれるだけでも、この映画の価値はあるのかなっていう気がした。
だねー、はい。
そんなところですか、言い残したことはない。
6点、6点しちゃだめね。
妄想論論票は高評価でしたね。
そうだね、高評価にしていいのかな、私は高評価なんだけど。
いいと思いますよ。
ええか、ほんまか、よかったよ、なんか2021年の始めをさ、こんな素晴らしい英国映画で始めることができて。
ドキュメンタリーではないのでっていう観点で見ることをおすすめする。
そんな最後に言うてあかんか。
それはね。
事実と違うことも明るみになってしまっているので、それはそれで割り切って、
この映画として楽しむっていうことができればいいなって。
そりゃそうだ。
いやー、もう見せていただきましたね。
なんかこの、ちょっと相変わらずなご時世が続いておりますけれども、
これがなかったらこれも公開になってなかったんだなと思ったら、ちょっとある意味ちょびとだけ感謝しようかなとは思った。
え、どういうことどういうこと。
1:03:00
だいぶ前の映画じゃん、これ。
あー、制作が。
公開的には。
18年に公開されてるから。
コロナの影響で公開が遅れたってこと?
うん、スルーされてて公開してくれたのかなと。
逆にね。
あ、そっか、映画がないから今。
ちょっとね、新作の公開がどんどんどんどん流れていってしまっている昨今。
なんか映像、公開できるものをって言って拾ってきてくれたんかなと思って。
あの、ちょっと今公開中ではありますけれども、
どん底作家の人生に幸あれ、2019年の映画が今公開してくれてて、あれもちょっと流れてたのかなとか。
でもそれはあるかもしれないね。
ある可能性もあるし、シネコンにかかるような映画でもない気がすんねんけど、結構やってます。
確かに公開関数意外と多いよね。
そうなの、そうなの。
ちょっとね、今緊急事態宣言下でさ、8時までに映画館が終わっちゃうっていう、それがあるので、
まあね、見に行ける人も少ないかもしれないけど、それでもね、やってくれなかったよりかは全然ありがたしだもんね。
そっか。
なのでちょっとまあ、それだけは感謝してやらんこともないけどなって感じ。
うーん、ほんとやね。2018年か、なるほど。
まあそれか、2020年、いやでも、
ちょっとタイムラグがあるでしょ。
ちょっとタイムラグがあるね。
うん。
ほんまやね。
まあまあ、いい、なんやろ、私としてはいいタイミングで見に行けました。
すごく、なかなかこの映画を見てそんな気持ちになる人もいないと思うんですけど、前向きな気持ちになれた一本でした。
ちょっとね、今とはまたちょっと違う、ちょっと前のロンドンを楽しむっていう意味でもね。
そうだね、いやロンドンが懐かしいよ、ほんとに。
私たちがもう行き始めてた時代ではあるので、知ってるロンドンって思って。
そうやね。
だって2015年でしょ、私たちいたよロンドンに。
そうそうそう、に事件が起こって。
事件が起きてた。
起こってたのに、たぶん17年とか18年やと思うから、
そうだよね。
リアルに知ってる街がちゃんと映像に残ってるっていうのも嬉しいなと思って。
うんうんうんうん。
確かにそうだよね。
うん。
いや、楽しかったっす。
うん。
はい、というわけでね、ぜひ機会がある方はまた見ていただきたいですね。
まだ見てないという方が、もしここまで聞いていただいてる方がいらっしゃるとすれば、
1:06:02
ぜひ見に行っていただきたい、見ていただきたい作品です。
すごいよかったです。
はい。
ここまで聞いていただいたんやったら、ぜひ見てください。
本当にみんな素晴らしい俳優さんたちがおりますんで、ここは一つお願いします。
はい、というわけでですね、これ2月の課題映画。
はい。
これはあれなのかな、もしかしてどん底作家の人生に幸あれなのかな。
私は見終わってるので。
うん、知ってる。
しんちゃんにとっては1月の映画かもしれないけどさ。
うん。
とりあえず暫定2月期に盛り込んでもよかよ。
OK。他にある候補?
だからね、今何が公開なのかもよくわからなくなってきちゃうの。
わかった。もし、あのー。
ちょっとまとめて検証いたします。
わかりました。
あともし聞いてくださってる方の中で、これこれ見ときやーっていうのがあったらぜひ教えていただけると嬉しいです。
はい、ぜひぜひ。
はい、というわけで妄想ロンドン会議ではお便りを募集しております。
ハッシュタグ妄想ロンドン会議をつけてツイッターでつぶやいていただくか直接私たちまでリプライください。
またメールでのお便り大歓迎です。
妄想ロンドンatmarkgmail.com
mosolondonatmarkgmail.comまでお便りください。
はい、あのー映画の感想などもお待ちしております。
はい。
はい。
というわけで、2021年も良き妄想ロンドンライフを一緒に過ごしてまいりましょう。
はい。
というわけで今日はこの辺りでお別れしましょう。さよなら。
ありがとうございました。
01:07:43

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