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2018-10-09 47:45

第208回:NTL『Yerma(イェルマ)』レビュー【ネタバレあり】

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鑑賞後の感想は一言。
「すごい舞台を見てしまった」
名だたる演劇賞を総ナメの、衝撃の作品。不妊に悩む”彼女”がたどり着いた結末は…? これ、本当に、めちゃくちゃ良かったです! 再上映の際はお見逃しなく…!

神戸の片隅からロンドンへ想いを馳せて、毎週(だいたい)火曜日・金曜日の夜に配信!/感想・リクエストをお待ちしています!お便りはitunesのレビューへの書き込みもしくは、twitterでハッシュタグ「#妄想ロンドン会議」をつけてつぶやいてください/インスタでロンドン旅動画の投稿始めました!@mosolondon/メール:mosolondon@gmail.com
00:01
第208回、妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水でーす。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
本日は、ナショナルシアターライブインジャパン2018の第4弾。
第4弾!?
うん、4弾。
おー、そうか。
あのー、アレやから、アメリカン、違う、エンジェルスインアメリカが
1と数えてね。
は、1。前後編あったけど、1。
うん、OK。
となると、第4弾。
意外と進んでなかった。おかしい。
イエルマの上映がございましたが、その感想、レビューをお届けしたいと思います。
はい。
はい。
もう、両方見たからね。
見ました。
私たち。
はい、もうね、上映も終わってますけれども、皆さん、これご覧になりましたかね、
特にあの、関西地方?ちょっと関東の方はどうか分かんないんですけど、
うん。
私、本当は見に行こうと思ってた日に、台風が来るっていうので、
で、同じでございます。
で、映画館が閉鎖しちゃったので、閉館しちゃったので、
あ、行けないってなって、しかもこれ平日はさ、お昼間しかやってないので、
そう、だからちょっと行きにくいよね。
お勤めされてる方にはすごく行きにくい作品だったのではないかなと思うんですけれども、
まあ、なんとか飼育具って2人とも見れましたので、
はい、私は見てまいりました。
はい。
が、これ本当にめちゃくちゃ私は良かったなと思って、
面白かった、私は特に演出面が面白いなと思いながら見ておりましたが、
いや、これね、どういう作品かというと、
ここ手元にパンフレットがありますので、
こちらをもとにご紹介させていただきますと、
雑!
はい、ロンドンのですね、人気劇場のヤングビッグシアターの話題作でございますね。
2017年の8月31日が収録日ということでね、
ヤングビッグシアターね、2015年の欲望という名の電車だったりとか、
ナシのシアターライブで言うとね、
あと2016年の橋からの眺めなどもこのヤングビッグシアターで上演されてて、
割と演出面だったりとかにおいて、
あと役者の面だったりとかにもおいて、実験的な、
チャレンジングだね。
チャレンジングな劇場だなという印象があります。
剣味あふれるセットを組むことを得意としてそうな感じね。
そうね、そうね。
もうなんかね、尖ってんね。
めっちゃ尖った劇場というふうにちょっと思っていただきたいなと思うんですけど、
このイエルマはスペインを代表する詩人で劇作家のフェデリコ・ガルシア・ロルカさん。
うーん、聞いたことあるようなないような。
私は全然申し訳ありません、存じ上げませんでしたが、
彼がですね、彼で合ってるのかな、それぞれちょっとすみません、分かってないんですけど。
合ってる、大丈夫。
1934年に発表した曲、これをですね、
オーストラリア出身のシンシンキエノ、シンシンでもないな、キエノ、
03:03
サイモンストーンさんが本案して演出をされたということ。
もともとは、これは1934年スペインでの劇曲ということで、
アンダルシア・グラナダ地方の閉鎖的な村社会で赤ちゃんを妊娠することができない、不妊に悩む主人公のイエルマさん。
これ、不毛を意味する名前だそうで、えらい名前だなとびっくりなんですけど。
英語でバロンかな?
バロン?
イコールバロン、英語でバロンみたいな感じらしくて、
それを引いてみると、不毛だけではなくやっぱり不妊とか、そういう意味もあるみたい。
なるほどね。
でもね、名前でさ、なかなかそんな名前なくない?
不毛って。
どんな名前やねんってちょっと思うんですけれども。
福岡ちゃんみたいな感じになっちゃうよね。
そんな感じやね。そんな感じね。なんか呪い子ちゃんとかね。分かんないけど。
そのイエルマさんが不妊によって思い詰めて、精神に異常をきたしていく様を描いた物語。
これをですね、今回、舞台を現代のロンドンに置き換えて、
もう本当にびっくりするほど見ながら、最初にね、インタビューが入ってて。
あの恒例のね。
恒例のインタビュー。いきなり演出家のインタビュー、ネタバラシから始まるっていう、
ナショナルシアターライブ恒例なんですけど。
今回はそれがあったおかげで、
スペインのお話で、しかも割と前に書かれた物を、
考案したんだなっていうのを、分かっていながら見始めたんだけど、
見ていく中で、え、これどこが昔のスペインの話なんていうぐらい、
もうまるっきり現代ロンドンの、その抱えている問題だったりとか、
もう彼らの本当に生き生きとした姿が、生き生きとしたって言ったら失礼かな。
あんまりちょっとキラキラはしてないんだけど。
してなかったね。
感情がね、ほとたするんじゃないんですけれども、
そういう意味では、え、これめちゃくちゃロンドンじゃんみたいな、
お話に仕上がっていましたね。
だいぶ現代やったね。
うん。
もうあの、なんていうか、流れる何かが現代だったね。
流れる何かが現代でしたね。
うん。
いや本当にそう。
もうこの、で、もう私も見て、もう本当に面白かったっていうか、
すごいものを見たなと思って、あの、もう感銘を受けたんですけれども、
はい。
実際やっぱりこの作品めちゃくちゃ話題になったみたいで、
うん。
で、あの、最初、2016年の、に、えっと、この、ストーン3番のイエルマが、
うん。
ヤングビッグシアターで、
うん。
初演された。
はい。
あと、翌年、
うん。
同じく翌年の、まあ夏にですね、もう同じくヤングビッグシアターで、
もう速攻再演されたっていう。
うん。
なのでこの、えっと、ナショナルシアターライブ版は再演版の収録ということですね。
06:03
うんうん。
もうね、連日チケットが完売だったんだって。
だろうね、まあそこまで大きな劇場でもないし、舞台をセンターに取っていたので、まあ客席もね、
あれってさ、センターやったん?
見えたけど、司法学院かどうかはちょっと分かんなかったけど。
あたしそれが、ごめんなさいね、作品の説明の途中でいきなり、あの、
はいはい。
舞台さ、あ、あれやっぱセンターだったんだ。
最初に、
舞台カバーに映ってたのは、こっちの客席の映り込みじゃなくて、
向こうの人が付けて見えてたの。
対面やったと思う、うん。
おお、なるほど。
うん。
そっかそっかそっか。
いや、あの、またね、ちょっと舞台機構についてはまた後でゆっくり、あの、説明をさせていただきますけど。
いや、でもだからそんなに多くない客席だから、
それは即感でしょうよっていうね。
まあそりゃそうだよね。
うん。
で、しかもその後ニューヨークのパークアビニューアーモリーでも、
公演を行うということでね、端からの眺めとかもそうだったもんね。
やっぱりあそこから世界に発信していくし、あそこで成功したらとても、なんだろうな、
世界的に演出家の腕が問われるというか。
本当にそうですね。
うん、あそこで面白いことやったらなんかちょっと、
次のステップにだいぶ進むぞ的なところはあるんだろうね。
うーん、そうやと思います。
で、もうこの作品は、英国の舞台のね、
ローレンス・オリビエ賞という名誉ある賞があるんですけども、
そこで最優秀リバイバル賞を獲得して、
かつ、このヒロインを演じた、
原作ではイエルマという名前がついてましたが、
本作では名前がない、誰からも名前を呼ばれず、
クレジットにもハー、彼女とだけ記されてました、
そのヒロインを演じたビリー・バイパーさんが、
同じく最優秀リバイバルの最優秀女優賞。
うーん、素晴らしかったね。
各演劇賞をそうなめという、
もう、そりゃなめるわと思った。
なめ尽くしてるわ、そりゃ。
なめるわ思いましたね。
これほんと100分なんだよね、上演時間が。
でもちょっともう内容が濃すぎて、
私はもう3時間ぐらいに感じてしまいました。
途中切れもないし。
あのね、今回ね。
うん、短かった。
1時間50分ぐらいかな?
そう、100分、100分。
えーと、1時間40分?
うん。
ん?
1時間40分、そう、1時間40分。
ね、あの、あれ、ナショナルシアターライブにしては短くね?
あと1時間あるんじゃねーの?
休憩2回挟みみたいなのがなかったので、
なんだけども、この1時間40分。
濃い!
めっちゃ長く感じちゃって、
もともとね、これは全3幕で作られてたはずの作品らしいのね。
でもそれを今回上演するにあたって、
章立てで7章に分かれてて、
もうなんか私、3か4ぐらいでさ、
09:02
あ、もう終わんのかなと思いながら見てて。
そっからはガンガン。
そっからがまぁ長い。
まぁ一払う二払う。
そう、つらいわーと思って。
構成的には、もちろん作品の長さ的にも、
第何章、サブタイトルなんとか、
で、ちょっと何ヶ月後みたいなね、
どんどん挟んでくるから、
見やすくはあるねんけど、
ただでもそっからテーマがどんどん重くなっていくので、
泥の中を泳いで渡ってるみたいな感じね。
いやもう溺れそうになった、ほんとに。
でもね、チラッとさっきも話しましたけど、
もうほんとに尖っててシャープな演出で、
というのも、
なんかね、
そういう意味では、
私、2年前のマフィタで、
第1位にさせていただきました、
橋からの眺めの、
あれ?
イボブアンホーベさん?
イボブアンホーベさんの、
演出の種類?
あっち系の演出やなっていうのは、
あっち方面やなと思ったけど、
よりなんかエンタメというか、
ちゃんとお客様を楽しませるぞっていう、
ちゃんと楽しませてないわけじゃない、
イボブアンホーベさんは。
でもイボブアンホーベさんは、
わからないこととか、
あえて感情と別の動作をさせたりとか、
言い方をさせたりすることで、
そこにちょっと不安感だったりとか、
あと新たな感情をお客さんに抱かせるっていう、
そういうなんかちょっとこう、
演出上のトリッキーな演出?
ちょっと不安定というか。
そこがまた美しいかつ、
ただわかんないアートだねじゃなくて、
ちゃんと尖ってるっていうのが、
イボブアンホーベさんの持ち合いだと思うんだけど、
私もそんなにたくさんさ、
演出家さん知ってるわけじゃないけど、
今回のこのイエルマの演出されてた、
サイモンストーンさんは、
スポンチーワールドの人やなって思いながらも、
でもなんかその演出を演出と感じさせないで、
ちゃんと物語の筋を私たちに追わせてくれる、
物語に入り込ませてくれる、
よりキャラクターに寄り添った演出をされる方だなって思いました。
しんちゃんどう?
なんだろうな、ただね、
これってネタバレっていう?
ナショナルシアターライブはいつもネタバレです。
今回は前後編に分けたりしません。
今のあらすじが全てです。
そうです。不倫に悩む彼女、女性のお話で2行。
以上。
ということなので、このまま突っ走りますね。
イボブアンホーベさんの演出は、
たぶん演じる側にしても、
その計算度合いがやっぱすごいと思うのね。
12:01
ただ今回のサイモンストーンさんの演出は、
その正立てになっているっていうところもあって、
だから何ヶ月後、このストーリーがある、
それが絶頂に達した瞬間にバンって暗転、
説得点感含めた暗転がしばらく続いた後で、
また何ヶ月後、争いの最中から始まり、
そこからまた下がってから上がったところで、
またバンと暗転で切れるみたいなので、
これ一番酷なことをしてるなっていう。
確かにそう。感情が繋がらないよね。
どっちかというと、
たくさん見てないです。
全く見てないですよ。
2本ぐらいしか見てないですよ。
イボブアンホーベさんは、
すいません、つい比べてしまってるんですけど。
なんとなく私も比べてた。
彼はどっちかというと、
あからさまな暗転はそんな入らない。
入らないね。
ほとんど入らない。
入らなかったんじゃないかな。
シームレスな感じで。
そうだね。
ずっと行くっていう。
だからこっちも緊張が途切れない。
どちらかというと、
暗転はあまりない方がお芝居を見せるという上では、
こちらの気持ちも切れないし、
演者の気持ちも切れないので、
いかに暗転を少なくするかっていうのが、
演出家の腕の見せどころだったりするところもあるんでね。
現代特に顕著かな。
そうだね。
今回のサイモン・ソンさんは、
もちろんそれを分かっている上で、
あえてこの物語に、
本当に何十回あったのってぐらいの暗転を差し込むことによって、
最初は私たち観客も、
あれ?また暗転になって次のシーンになっちゃった。
あれ?これいつ?みたいな感じで、
最初はちょっとついていくのに必死なんだけど、
進むにつれて、
どんどんどんどん、
次どうなんの?次どうなんの?っていう、
いつの間にかついていけるようになってた。
かつ、その間間のシーンを、
暗転によってバン!ぶった切ることで、
ともすれば、
本当に重く暗いお話なので、
めっちゃ辛くなっちゃうところを、
そこで一旦息もつかせてもらえ、
かつなんかちょっと新しい気持ちで、
また見始めることができるっていう。
あれ続いてたら多分ね、
こっちも吐きそうになってるよね。
音楽の使い方とかも、
イブ・ワンホーヴェさんは不穏な音をずっと流していて、
どんどんそれが緊張感を高めていって、
みたいな使い方をされていたけれど、
今回サイモン・ストーンさんは、
劇中に音楽は一切流れないのね。
効果音もなかったかな。
で、その暗転になっている間に、
印象的な音楽をガツンと流すっていう。
そうね、割とメッセージ性の強い曲が流れるよね。
和製だけの、ハーモニーだけの、
ホーリーな曲。
15:01
賛美歌でもないし、
チャントでもないし、
みたいな感じのやつをかけてたかと思うと、
最後の方はすっげーテクテクした感じのね。
テクテクね。
テクノな感じのね。
ビートが効いたやつをかけてみたり、
そこでぶった切る緊張感みたいな。
そうね、あと今のシーンの意味合いと、
次のシーンをその音楽が繋ぐから、
ホーリーな曲が流れたとき、
最初は割とそんな感じなんだよね。
穏やかっていうかさ。
本当にハーモニーが美しい。
そうそう。
彼女と旦那さんの幸せな日々っていうのを、
これから赤ちゃん二人で作ろうよみたいな。
そろそろ私たちも子供持っていいんじゃない?
っていうところから始まって、
前向きな未来を感じる、
そういうシーンが続くんだけど、
そこでは穏やかな曲が流れてて、
コーラスの曲もどんどんアレンジが加わっていくというか、
最初女性だけの声だったのが、
男性の声が入り出したりとか、
どんどんテンポが速いものに変わっていって、
途中でクラシックの、
それこそ本当に合唱曲みたいな感じのものに、
途中でパンって切り替わって、
もっとこれはまた次の展開に行くなっていうことが
ちゃんと予感させるし。
それがまたね、
全然いい曲やねんけど、
すっごいいい曲流れたら、
逆に不安になるっていう。
めちゃ怖いよね。
この流れでなんでそんないい曲流れるの?ってなったら、
次のシーンでは、私は上手いなと思ったけど、
ずっと不倫悩んでるこの彼女は、
32歳か33歳くらいから、
子供を希望し始めて、
結局この物語の終わりでは、
40歳くらいになったよね。
途中は2年飛んで1年飛んでみたいな感じになったからね。
何歳なのかなって考えたんだけど、
その間に彼女にはお姉さんがいて、
お姉さんは実は旦那さんとの子供なんか欲しくもない、
あんなろくでもな男の子供っていう風に思ってたんだけれども、
もう本当に運命のいたずらか。
彼女には赤ちゃんができるんだよね。
で、赤ちゃんできたってなって、
でもその時はまだ笑って、
私も赤ちゃん頑張ろうみたいな風に言えてるんだけれども、
その話がずっと続いていって、
まだできないってなって、
そっから10ヶ月後っていうテロップが入って、
バンって次のシーンでは、
11ヶ月後やったか。
11ヶ月後か、11ヶ月後。
次のシーンではめっちゃ笑顔で、
赤ちゃんができたってなって、
次のシーンではめっちゃ笑顔で赤ちゃんを抱いてる彼女と、
あと旦那さんのリビングでくつろいでるシーンっていうのが、
もう素敵な音楽とともに流れるんだよね。
18:02
まあ舞台の嘘にしてもちょっと子供大きいなって思ったよね。
でもね本当にこれはこれまたちょっとすごいなと思ったけど、
よくあの月齢の子供連れてきたよね。
どなたかスタッフさんのお子さんだったのかね。
いい子なのよ。
泣かないの。
ニコニコしてたよね。
かわいい。
めっちゃかわいい男の子。
あれ首もすわって3ヶ月、4ヶ月ぐらい。
半年ぐらい経ってたかな。
見えたけど。
とにかく生まれたてじゃないなみたいな声だよね。
でも舞台はさ、舞台の嘘もあるじゃない。
新成人は普段にね。
いや無理やでって思ったし、
え、どっち?ってなって。
あれもうドキッとするよね。
しかもちょっと話しとくけど、舞台のセットをね。
そうなんです。この話し忘れてた。
あのその、さっき言ってるそのアンテンの枝にガラッと全て入れ替えるっていうことを
すごく頻繁にやっていて、
ただそれまで2人の生活で、
まあ妊活頑張ろうみたいなことを言ってる時は、
妊活妊活それが出てこんかった。
そういう話してたの。
何やったっけって思って、子供がなんだっけみたいに思っちゃって。
どちらかというと無機質な、現代的な部屋に住んでいる2人だったのに。
これねごめんまたちょっと詐欺ちゃっていい?
舞台の気候をちょっとお伝えしておくと、
今回なんか話飛び送ってるようちが。
いや大丈夫戻るから戻るから。
私はちょっとどっちか分からなかったんだけど、
しんちゃんの受け取った感じであると、
おそらくはセンターステージ。
客席が対面式に見えたんだけどな私は。
ちょっとそれがねごめんなさい分からないんだけど、
私は分からなかったのね。
その舞台の四方をアクリルの板が囲っていて、
透明の板がその客席と舞台の間に立ってるんですね。
だから箱庭みたいな感じ。
もう箱庭だねあれ。
箱庭だね。劇場に箱庭作っちゃったみたい。
人はその透明の板、アクリルの箱の中に
何もない、全く何もない。
他のカーペットだけしか見てる。
絨毯が引いてあって、
あとはもうお酒の瓶とピザの箱だけ。
っていうのでシンプルな状態。
しかも劇場もそんな大きくないから、
割と小さな本当に一部屋って感じに
二人の奥さんと旦那さんがいてっていう状態のね。
それからこの、これも不思議なんだからね。
暗転中にね、そのしんちゃんさっき言ってくれたけれども、
こういうのだよってのが皆さんのイメージできたかと思いますが、
そっからしんちゃんのお話に戻すと、
転換していくんだよね。
一回だけ舞台の裏で街灯みたいな、
二人とも靴履いていて道ですれ違うみたいなシーンは挟んでたけど、
21:00
あとはもうほぼほぼ部屋の中で話が進んでいく。
二人のお家の一部屋で話が進んでいく。
その中が本当に短い暗転の中でガラッと入れ替えられるのね。
そうなの。
だから最初二人の時に、
どちらかというと無機質な何もない部屋でずっと過ごしていたものが、
赤ちゃんが登場する時になって、すごく乱雑な。
っていうかリビングっていう。
リビングどっかから一部屋持ってきましたっていう。
ソファーがあって雑誌があふれていて、
テーブルの上には食べ物があって、
観葉植物が植えてあって、
クッションがその辺に散らばっててみたいな、
いわゆる子供がいるご家庭の乱れ方っていうのかな。
そうそう。リアルな、本当に。
子供用の椅子があったりとかみたいなのに一瞬で変わってて。
急に生活感がバンってね。
その部屋で見せられるから、
これはどういう意味があるんだって。
さっきまでは抽象的だったものが急に具体的になって、
しかも子供がおる。
2人は喋らず音楽、大音響で流れてる。
しかも感じのクラシカルな、
フォーリーな音楽が流れてる。
しばらくそのシーンをずっと見た後、
またバン!暗転きて、パッてついたら、
さっき私たちが見ていたはずの生活感あふれるリビングが
もうどこにもなくなっていて、
全くまた何にもないガランとした部屋に戻って、
彼女のお姉さんが預かってくれてありがとうって言って、
息子を引き取りに来る。
どんなマジック使ってたんだろう。
わかんない。
舞台班の人たちの技術すげえぞ。
カーテンコールで舞台班出てくるんちゃうかなと思って、
ちょっと期待したけどね。
転換この人たちですって言ってほしかった。
それくらいすごくて。
これ私ね、最初メモにも転換どうやってやったのって書いてんねんね。
床の材質から何からどんどん変わっていくのね。
特に床。これがもう、
じゅうたん、しばふ、じゅうたん、しばふ、じゅうたん、しばふ、
でずっと変わっていって、
しかも間に雨の地面ドロドロってのが入ってからの、
またしばふじゅうたんっていう。
え、これどうやってるのっていう。
本当にわかんない。
植え込みがあったりとかね。
そうなんです。木が植わってるんですよね。
中庭にね、また何かの象徴家のように、
青青と茂っていた葉は枯れて雪みたいなね、
季節ごとに変わるんだよね。
それがもうなんか心象風景と言ってしまうには、
そうなの。
惜しいほどの何かを表現していて、
それがやっぱ素晴らしくて。
ほんまそうなんだよね。
でもその中で、
本当に感情をマックスのところから、
その短い暗点で着替えたりなんかしながら、
また感情をリセットして、
24:01
リセットしながらも、
また70くらいまで上げた状態から、
バンって始まって、
もう本当にその感情ね、
バローメーターにすると20まで下がって、
何ならマイナスまで下がってるけど、
一気に90まで上げたところで、
また暗点みたいなのがね、
もう本当に目まぐるしくって。
いや、ほんまに思いました。
すごいよね。
特にビリー・パイパーさんが、
もうほとんど出ずっぱりで。
よかったね、彼女。
出てないシーン、
今1シーンくらい経ったんじゃないかな。
ほんまそうやね。
いやー、これはほんまにいいお芝居でした。
テーマはね、もう本当に、
どこまでも残酷というか。
どうなるのかな、最後っていうふうに、
ずっと思いながら見ていて、
結局やっぱり、
赤ちゃんが彼女の中に宿ることはなかったんだけど、
そのさ、
ここまで人は、
なんていうのかな、
幸せを追い求めて、
見事な終わり方ではあったけれどね。
あと、対比としてお姉さんが言ってたけど、
望まないのに子供ができてしまって、
どちらかというと、
育児のいろうぜ。
もうあんな子なんかいらないので、
お願い引き取ってって、
とても自分も切実な思いから、
言っちゃいけない。
そういう、
そういう、
そういう、
そういう、
そういう、
そういう、
自分も切実な思いから、
言っちゃうっていうのに対峙するのが、
子供が欲しくて欲しくて、
たまらなくて、
もう生活すべてそれに切り替えているのに、
それでもできない妹っていうのが、
本当に持つものと持たざるものじゃないけど、
そうだね。
対比というか、
残酷だな。
私はね、
幸いにもそういう悩みを持ったことがないから、
本当にわからないんだけど、
子供が欲しくて欲しくてとかってこと?
欲しいとも思ってないし、
欲しくないとも思ってないから、
そこに関しては私フラットなのでまだ、
幸か不幸かね。
なのでそこまで、
わかるわとか、
そういったことは口が裂けても言えないんだけど、
ただ何かを、
しかも旦那さんのね、
意思とかも、
欲しいって言ってるけどどうなんだろう?
信じれないし、
本当は心の底で欲しいと思ってるのかどうなんだろう?
みたいな疑いとかもどんどん絡み合ってきて、
いやもうそりゃ、
でもこれが現代社会なのかなとか。
割となんかその、
今回ね、
すごいなと思ったのはやっぱり、
本案してるわけじゃない。
1930年代にスペインで作られたお話をね、
現代のロンドンに持ってきてるっていうので、
27:02
私すごくこの見終わった後に、
原作めっちゃ読みたくて、
原作の劇曲が岩波文庫で発売されてたのね。
三大悲劇集、血の根で、
他2編の方に入ってて、
なんだけど、
大型の大阪の本屋さん巡ったんだけど、
どこも置いてなくて、
Amazonとかで見てももう、
出品しかなくて、
っていう状態で、
結局読めずに終わってるんだけども、
違っただけ、
Wikipediaであらすじが出ていて、
もちろん有名な劇曲なのでね、
ざらっと、
割と細かくストーリーが載っていて、
第1章、第2章みたいな感じでやってるのを読んだけど、
さらっと読んだけど、
全然違う話だったよ。
そうなの、そうなの。
で、なんかね、
えっと、
大きく変えたんだなって思ったところは、
これもパンフレットの、
村上翔子さんのレビューを読ませていただいて、
わかったんだけれども、
原作の方では、
小さな村社会において、
子供作んなきゃっていう義務感から、
子供授かって当たり前みたいな、
そこで初めてちゃんとした、
奥さんとして認めてもらえるみたいな、
そういう危機感から来る、
なんていうの?
ちょっと、
ひどいかもしれないけど、
昔ながらの、
球体依然とした考え方だよね。
そうなの、そうなの。
それと、
逆に、
今回はもう、
子供欲しいっていう、
女性。
そこが、
大きく違っているっていうのが、
あるなっていう。
うーん、
そうやね。
生きる土地に、
生きる土地によっても、
その考え方っていうのは、
やっぱり変わるんだろうし。
しかも、この彼女がね、
すごくリアルだなと思ったのは、
20代の時には、
実際、
別の恋人との子供を、
一旦お腹に宿しておきながら、
その頃はまだ産む時じゃないから、
っていうので、
中絶してるんだよね。
で、
32歳になって、
別の人とパートナーとなって、
妊活始めようってなってからは、
もう本当に子供ができないっていうので、
自分自身のこれまで取ってきた、
行動だったりとか、
行いだったりとか、
タイミングっていうのも、
間違ってたんじゃないだろうかっていう、
すごいそういう葛藤だったりとか。
そういう時に考えれそうなことが、
全て彼女に降りかかってくるんだよね。
やっぱりその、
お姉さんの妊娠とかが、
プレッシャーになってるんじゃないかとか、
昔の中絶が影響してるんじゃないかとか。
例えば、
もう一人出てくるお母様。
お母さんね。
お母さんが、
あまり子供好きじゃない、
学者派だな、
教授派なのかな。
で、
ハグをしてくれなかった。
自分が愛されてなかったって思って。
一回だけハグしてもらった時に、
30:01
なんて気持ちがいいんだろうって思ったけど、
その一回だけだったじゃない。
みたいな、
会話をしてて。
だからそこの母と子の関係性も、
やっぱりちょっと影響あるんじゃないの?
みたいなのが、
全て結局、
思い過ごしだとは思うんだけど、
彼女の身の上にどんどん降りかかっていって、
彼女が勝手に、
勝手にかな、
なんか、
どんどん不幸スパイラル、
作り上げていくというか、
巻き込まれていくというか、
という気がちょっとした、私は。
そうね、
なんかね、そういうやっぱり、
私はこういう風に思ったよとか、
いやでも彼女はこうすべきだったんじゃない?
的な議論が、
やっぱりすごく、
このお芝居を見た後、
でも、
巻き起こったっていうか、
思った人たちの中でね、
でももう夫婦とかで見に行ったら、
本当に、
これで、
これを見て、
ちゃんと議論ができる夫婦って、
本当に素晴らしい夫婦だろうなって思う。
それだよね。
そうそう、すごい思って。
私は、
この、
村上翔子さんも書かれてるんですけど、
このね、
日本に比べたら、
ロントンとかって、
すっごい、
子供を持つ持たないとか、
パートナーとの生き方とかっていうのに、
選択肢が、
日本よりもめちゃくちゃ多いっていう、
イメージあって、
あったよね。
あるよね。
だって同性婚とかやってさ、
パートナー制度というか、
なんて言うんですかね、
結婚しない生き方もとても広くなって、
この作中の、
彼女と旦那さんも、
旦那さんっていう方してますけど、
途中までは、
パートナーとして、
結婚はしてなかったんだよね。
でも途中で、
結婚するっていう、
それもなんか、
一つの区切りじゃないけど、
それも人活うまくいってなくって、
なんか、
結婚してみようみたいになったのかな、
どうなのかなとか、
すごくなんか、
想像が膨らむところではあったんだけれども、
でも、
その途中で、
旦那さんがね、
養子縁組とか、
みたいなことも、
言ってたじゃない、
それもきっと、
彼女の負担とか心の、
ストレスを軽くしようじゃないけど、
っていう風に言ったんじゃないかなって、
思うんだけど、
でも、
他人の子供なんか抱いたら、
手が凍るみたいな、
腕凍るみたいな、
言ってたりとかして、
だから、
どんどん旦那さんとの気持ちも、
離れていってるなっていうのも、
分かるし、
その、
めっちゃロンドンの話なのに、
ロンドンでもやっぱり、
こういうこと、
こういうことになるんだなって、
日本にいる私は、
思ったりした。
だって12回だよ、
対外受精。
試して、
でも、
やっぱできなくて、
まるでできない人は、
できないんだよね、
本当に、
何年も何年もやってるっていう人、
私も、
知り合いもいるし、
聞くし、
お金もね、
かかるしね。
33:00
そう、
だってね、
保険聞かないでしょ。
保険とか言うすぐ、
そんな話しちゃうけど、
ロンドンの医療費なんかも、
バカ高そう。
っていうのもあるし、
そこでやっぱり、
結婚してるしてないとかも、
関係してくるんだろうなーとか、
勝手に想像はしてしまうけれど。
あと、
ごめんね、
お話バンとちょっと、
違うところに飛ばしちゃうけど、
やっぱり、
センターステージでやってた。
本当?
よかったよかった。
センターでやってました。
で、
割と観客の姿も結構映り込んでたっていう。
それもやっぱり、
意図するものではないのかなーと思うし、
箱庭の中とはいえ、
とても近い距離感で、
あれを見るっていうのがね、
途中で雨も降ってくるし、
出しちゃいけないもの出してるし、
っていうのも、
なんかね、
とてもリアルに感じれるんやなーとは思うけど。
そうだねー。
だと、
面白いなと思ったところは、
途中で出てきた、
彼女がさ、
結構、
わーってなっちゃって、
出ていった先が、
グラストンベリーフェスティバルだったっていうところが、
すぐグラストンベリーフェスティバル出てくるなと思って。
しかもちょっかり雨降ってたからね。
そうそう。
キングスマン、
ゴールデンサークルで、
エグジが、
スパイ活動の傍ら訪れた、
音楽フェスの会場って言ったら、
皆さんお分かりですかね。
もしくは、
ブリジット・ジョーンズの日記の、
3作目か。
かな?
うん。
で、
ブリジットさんが、
マーク・ダーシスさんじゃない、
もう一人の、
人と出会った場所。
フェスって言えば、
世界最大級の音楽隊ですね。
しかも、
ワンナイト的な、
一夏の、
夏なのかなあれ。
出会い的なね。
初夏かな。
6月、7月かな。
6月かな。
的な、
よく行われるとこやけど、
それを知ってる人は、
パッと見た時に、
グラストンベリー来たんやって、
分かるんやけど、
分からん、
知らんかったら、
この人、長靴履いて、
ここで何してんねやろ、
みたいな感じになるやろなと、
ちょっと思いました。
だから知っててよかったなって。
そうやね。
めっちゃロンドンやなって思った、
そういう意味で。
ちょっと、
ロンドンの、
街からは離れて、
程よく離れていて、
日常を忘れて、
音楽に酔いしれ、
羽目を外す、
みたいなね。
そうそう。
ね。
本当に一夏のパーティーだよね。
そうだね。
お酒飲んで、
朝まで騒いで、
みたいな、
そういうね、
フェスのね。
帰りたくても帰れないからね、
夜はね。
これなんか、
現案ではどうなってんのかなって、
思った。
36:00
舞踏会とかなんじゃないの?
教えします。
舞踏会は、
礼拝堂なんだって、
村の。
で、
でも礼拝堂に行くんだけど、
その礼拝堂は、
出会いスポットなんだって。
おー、
なるほどね。
だから、
さらにちょっと地面と、
暗い感じだよね。
そうやね。
だから、
まあ、
行動の目的としては、
同じなんだけど、
神様出会いをください、
みたいになってるね。
そうそうそうそう。
でも、
だから、
なんか、
面白と思って、
これを、
だから礼拝堂に、
その、
行った、
どこに行かそうかなって、
思った時に、
サイモンさんは、
よし、
グラストンベリーやって思った、
っていうような、
そのなんか、
本案が面白いなって、
めっちゃ思いました。
えっと、
ゆるまさん、
ね、
その、
現代でブロガーさんなのよね。
そうなんですよね。
もともとは編集者かな。
編集者。
うん。
で、
ブログを書き始めて、
その、
まあちょっとセキュララな、
人格を、
うん。
書いたら、
大人気、
そうそう。
ちょっと度が過ぎちゃって、
うん。
なんか激怒みたいなね。
うん。
もともと、
社会派ブロガーさんやって、
政治的な、
ことだったかな、
もうちょっと。
そうそう。
で、
割となんか、
社会の闇に切り込むみたいな、
うん。
正直な意見会で、
一応匿名ではあったけど、
うん。
みんな誰かは分かってるみたいな、
うん。
感じのブロガーさんで、
うん。
でも、
人格始めてから、
なんかその毒とか、
なくなってきたんじゃないって、
同僚に指摘されて、
うん。
書いてみようと思って、
うん。
セキュララに書き始めちゃったら、
なんかね、
指摘する同僚が、
若くてピチピチで、
美人で、
めっちゃ可愛かったよね。
しかも、
ちょっと正義奔放みたいなね。
そうそうそうそう。
もうなんか、
ね。
で、
しかもだからその、
強制、
うん。
否認役っていうのかな。
あ、
はいはいはいはい。
あのー、
自己、
うん。
自己ピルの方。
はい。
自己ピルって言い方。
うん。
分かる分かる。
うん。
を、
濫用してるような、
うんうん。
ねるくなったんじゃないとか言われたら、
またね、
うん。
発火しちゃうよね、
うんうんうん。
っていう、
だからそういう要素がもう本当にね、
うん。
絶望的なまでに積み重なっていくのよね、
うん。
イエルマさんに。
うん。
いやもう本当にそうなんだよね。
うん。
なんか、
ま、
あの、
なんていうのかな、
この物語をもう一度味わいたいと思わないんだけれども、
うん。
もう辛すぎて、
うん。
でも、
なんかその、
あの、
体験を、
うん。
するために、
生で見たかったお芝居だなって、
うん。
あの、
生の、
あの場所でないと、
うん。
あの、
味わえない、
きっと、
物語っていうか、
感情っていうのはあるだろうなって思える、
うん。
こう生で見た人本当すごかっただろうなって、
うん。
思った、
そんな、
今回のナショナルシアターライブでございました。
ちゃんちゃん。
うん。
ね、
ちょっと本当に、
うん。
あの、
どうやって音が聞こえたんだろうとか、
いろいろ興味があるので、
そうだよね。
マイクはもちろんつけてらっしゃったけど、
マイクやろうけどね、
うん。
あの、
普通にワイヤレスをつけてたけど、
それがどういう聞こえ方を、
うん。
スピーカーからしてたんだろうとか、
39:00
うん。
アクリル板挟んでるのでね、
うんうんうん。
生声は聞こえにくいので、
そうだね。
とか、
でも雨の音はどうなってたんだろうとか、
うん。
いや、
ほんとそうだね。
ちょっと隅々まで見させてみたいな、
アンシスコートつけてみたいわ。
ちょっと、
なんか馬店、
そうそうそう。
転換を見たいわ。
ガタンって言っても大丈夫な音を、
わざと切れ目のない、
そうそうそう。
曲をずっとかけてたから、
うん。
音は聞こえへんかったんやろうけど、
うん。
せーのとか言ってたんかなとか。
いや、どうやってたんだろうね。
ほんとわかんない。
あの、
だってね、
アクリルで囲まれてて、
床まで変えるってさ、
だから、
アクリルの、
うん。
その四方のやつを、
うん。
全部繋がってるやつをパコって、
上に持ち上げて、
うん。
下をズンって、
あの、
なんていうの?
あー、
ベルトコンベア方式みたいに?
そうそうそう。
で、
次のセット来ました、
ズンって、
カポって重ねるぐらいしないと、
なんか、
コロッコロ変わるしさ、
とりあえず、
あの人たちが、
うん。
あの、
アクリル板を避けて、
履けるまでに時間かかると思うんだけど、
うん。
そんなこと待ってられへんやんっていう、
この、
すごい、
この、
ください、
アンシスコープ。
タイムアタックだったよね、
うん。
全部秒数決まってるのに。
いやー、
すごかった、
すごかった、
うん。
そういう意味でもやっぱ、
うん。
なんか、
それを、
そのトリックを、
うん。
成立させるその技術の高さっていうのも、
好きなんだよね。
好きやね、
こうトリッキーなことね。
うん。
だってさ、
橋からの中身見たときもさ、
うん。
あの排水コーナーに行って、
めっちゃ気になるっていうね、
うん。
うん。
あ、最後に、
あ、こんだけ雨降らすんですね、
みたいなと。
地の雨が降るとか、
うん、
そうそうそう。
多分その、
欲望という名の、
うん。
電車、
うん。
もうなんかずっと、
あ、
盆の上に、
回ってたんだよね。
盆が回ってて、
2階建てのセットが、
うん。
はいはいはいはい。
ことが緻密に計算されてって。
いやーもうほんとね、
ここでしか言われへんけど、
うん。
ほんとに、
あのー、
某、
うん。
あのー、
某所、東京のね、
うん。
某所の360度シアターは、
うん。
ほんとにその精神取り入れてほしい、
って身に入って、
心から思いましたね。
回しとったらええんちゃうぞっていう。
うん。
ほんとに、
あのー、
これできるの日本だと、
あのー、
歌舞伎の方々が、
いやほんとにそうだ。
ドリフトの方々だったら、
いやもうほんとそうだと思います。
うん。
うん。
一気に話がこっち側に寄ってきたけど、
大丈夫かな。
大丈夫です。
うん。
でもね、
あのー、
そういう、
めちゃくちゃいい芝居でした。
水準高い。
高かったわー。
いやー。
でも、
あのー、
ほんとに心の底から、
ヤングウィッグで見たかった、
って思うけど、
見なくてよかったとも思う。
そう。
あれは辛いなー。
多分、
あれ二人で見に行っとったら、
帰りずーっと無言やで。
うん。
しかもさ、
ナショナルシアターさ、
うん。
新しいアイテム、
投入したの、
知ってる?
え?
メガネ。
スカウターみたいな、
あ!
メガネ。
あのー、
なんていうの、
えっと、
テロップが出るやつね。
そうやね、
あのー、
えっと、
もともとは、
耳が不自由な方のための、
42:00
そういう人にも、
舞台を楽しんでもらうために、
って言って、
メガネを装着すると、
そこに、
あのー、
字幕が?
スカウターのように、
字幕が出てくる。
うん。
でもさ、
未来だぜ、
未来だぜ。
うん。
でも私たちもさ、
英語字幕出てくれたら、
めちゃくちゃ、
いや、
何もないより全然、
もう単語1個分かるだけで、
うん。
パッて、
もうそれだけで、
あ、今これについて話してるんだな、
ってことが分かるから、
うん。
あの、
それは字幕あるからって、
全部理解できるわけじゃないけど、
助けにはなるじゃない?
うん。
で、しかも、
もうゆくゆくは、
絶対なんかごくごくが、
選べるようになってる、
あれ。
大変だと思うんですよ。
未来来たわー。
でもね、
こういう技術もあってた。
そうなの。
だから、
聞きやすくなるし、
より一層、
もう、
ズンってなれる。
こんなイエルマンみたいな作品見たら。
うーん。
だから、
ハードル下がるし、
すごいなーって思った。
いやー、
ありがたい。
ありがたいねー。
本当にワールドワイド、
うん。
だから本当に今、
うん。
もう本当に、
もう見たこともないけれど、
ロシアのお芝居とか、
はい。
ブラジルのお芝居とか、
えいえい。
もう見れるようになるんだよ、
きっと。
ブラジルのお芝居ね。
言語が一切理解できない。
英語やから、
まだなんとかって思ってるところもあるけれど、
そうだね。
いや、だってスワヒリ語のお芝居さ、
見れないじゃん。
わかんないね。
でも、見れるようになるんだよ。
じゃあ、
テルグ語とかも。
そう、
そうだね。
そうだね。
バーフバレ的なもんだね。
そうだねー。
あ、でも見れるようになるんだろうね。
いやー、ねー。
だから、
そんな日が来ること、
その日まで私たち生きていられるのかな。
いや、でも、
できるようになったんやったら、
そっからのスピードは多分すごい早いと思うよ。
そっかー。
なんか世界に広がるといいね、
そういうのがね。
だから、
あれみたいなもんだよね。
ミュージアムとかのさ、
解説のイヤホン。
イヤホンガイド。
イヤホンガイドか。
うん。
あれもできたときに画期的だなーって思ったけれど、
それがね、
劇場で、
しかも、
視覚でいけるって思うと。
そうか、
邪魔しないよね。
うん。
歌舞伎のイヤホンガイド使ったことある?
あ、しないねー。
私、あるねんけど、
面白いね。
めっちゃいいけど、
やっぱり、
ちょっと邪魔やねんよね。
どっちか聞きたいよねってなるよね。
そうそうそうそう。
完全にセリフは、
無視するわけにもいかないし。
うん。
そうそうそう。
だからあれはね、
生でしかも喋ってくれてるから、
ちゃんとセリフを邪魔しないようにはしてくれんねんけど、
やっぱりなんかちょっとこう、
テレビ見てるみたいな感覚になっちゃうから、
もう、
これでできてくれたら。
イーサンホークになれる日も近いよ。
イーサンホークほんとやね。
うん。
ほんまやわ。
タカタカタカタカタカタって。
なんの話やねん。
しかもイーサンホークなんや。
イーサンホーク?
あれ?誰?
イーサンハントじゃない?
間違えた。
イーサンホークは俳優さんやった。
俳優さんやったね。
今あれ?と思って、
ランカちゃんのランカちゃん。
ちょっと素直に出てこいへんなと思ってた。
イーサンハントだ。
ハントさんね。
ハントさん。
いいよ、
みなさんミッションインポシブル面白いから見てね。
面白かった。
最新作も。
見た?
見た見た。
フォーラウト?
うっそ、なんで?
珍しいと思った。
それはショーン・ハリスさんが出てるからだよ。
45:01
良かったね、今作のショーン・ハリスさんも。
え、しんちゃんさん全部見てんの?
全部ってどういうこと?
ミッションインポシブルシリーズを。
1から?
見てますよ。
あら、知らなかったです。
ここで初めて知りました。
私はもう、
なんか、
なんの話をしてんねんって感じですけど、
トム・クルーゼさんのこと、
ずっと嫌いだったんです。
アンチだったんですよ。
でも、最近和解して、
2年前くらいからかな。
和解して。
トムすげーなと思って。
今は超リスペクトしてます。
オッケーです。
そうですね。
ありがとうございます。
はい、そんな感じで。
じゃあこの後私はしんちゃんに
トムのおすすめ作品をちょっと。
はい、ゆっくり聞きたいと思います。
はい、聞きたいと思いますので。
ありがとうございます。
ちょっと待って、最後にごめんごめん。
最後に、
次回のナショナルシアターだけ、
えっと、
ね、ナショナルシアターライブ。
フォリーズ。
はい、フォリーズですね。
えっと、
もう今月じゃん。
はい、そうなんです。
10月19日から25日までですね。
あ、そうですそうです。
はい、ドミニク・クックさん演出です。
はい。
皆さん、ドミニク・クックさんご存知ですか?
妄想ロンドナー的にはですね、
はい。
あの、ホロークラウンの演出家さんです。
あ、そうね、そうね。
はい。
そうだわね。
ですです。
なんか華やかな感じね。
ショーガール、元ショーガールのお話だったかな?
あ、そうなんか、えっと、
閉鎖が決まった劇場に、
大年の人気ショーガールたちが、
歴代ショーガールたちがね。
歴代ショーガールたちが集って、みたいな、
そういう、
ね、私もちょっとストーリーは知らないんですけれども、
とことん今地味なとこまで落ちたから派手なとこ行こう。
パッと行くよ、パッと。
そうだね、そうだね。
え、これ10月でしょ?
10月、もうすぐですよ。
これが最後?
もう1回あるの?
何が?
ナショナルシアターライブ2018。
ジュリアス・シーザーと、
あとあれが、
ヤング・マルクスが待ってるよ。
ちょっと待って、あと3つもあんの?
そうだよ。
やばいな。
差し迫ってるような気がする。
そうですね。
そうですね、というわけで、
ますます盛り上がるナショナルシアターライブ2018。
はい。
はい、皆さん楽しみにしていただきたいなと思います。
もちろんレビューります。
はい、レビューりますよ。
はい、というわけで、
妄想ロンドン会議ではお便り募集しております。
ハッシュタグ、
妄想ロンドン会議をつけて、
TwitterやInstagramでコメントをいただくか、
直接私たちにリプライください。
はい。
合ってる?
うん、合ってる。
メールでのお便りも募集しております。
妄想ロンドン、
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MOSO、
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どしどし、
シュシュシュシュシュシュ。
はい、お座りください。
シュシュシュシュシュシュ。
疲れた。
はい、そんなところでございますかね。
ちょっと長くなってすみません。
はい、ではまた次回お会いしましょう。
さよなら。
ありがとうございました。
47:45

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