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2022-06-10 27:41

【番外編/前編 #005】『楽天大学の設立者』仲山進也さんと「アオアシ」について語る(ゲスト回)【みんなの才能研究所|みんラボ】

■仲山進也さん 著書

アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方: カオスな環境に強い「頭のよさ」とは
https://www.amazon.co.jp/dp/4093115168/ref=cm_sw_r_tw_dp_7NW7M1CA35TW0DC3RZWF


■今回の内容【毎週金曜日/朝5時放送】

今回は『楽天大学の設立者』仲山進也さんをゲストにお招きし、これまでの活動や、思考の'癖'についてお話いただきました。
才能を研究し人生を模索する才能博士たかちん、株式会社COTEN深井龍之介、よっしーこと中村義之の3人がお送りします。


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- 株式会社COTEN 深井龍之介(@CotenFukai)

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【番外編 #34】握手しただけで才能と性癖がわかる男・たかちん(前編)【COTEN RADIO】

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00:09
みんなの才能研究所、みんラボ、始まりました。
パーソナリティーのタカチンです。
パーソナリティーの深井龍之介です。
パーソナリティーのヨッシーです。
今日はですね、ゲスト回ということで、仲山さんに来ていただいております。
いやー嬉しいですね。
仲山さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は仲山さんをですね、お呼びしたんですけど、僕、実は初めて今日お会いしまして。
初めまして。
初めましての回がここで話すっていう流れになります。
仲山さんのことを僕らもあんまりまだ知らないし、リスナーの皆さんも知らないと思うので、
よかったら仲山さんなんかも早速ですけど、自己紹介いただいてもよろしいですか。
仲山進也と申します。
自己紹介がちょっと一番苦手でして。
リンクドインの動画でもおっしゃってましたよね。
ありがとうございます。
最近は組織の猫の人っていう、今月末から青足の人っていうのになる予定です。
もうちょっと世の中的に分かりやすい自己紹介としては、楽天が20人ぐらいの時に入りまして、
99年の6月なんですけど、
そこから楽天市場でネットショップをやってる人たち向けの学び合いの場、楽天大学っていうのを立ち上げて講座をやりながら、
横の繋がりを作るっていうのも同時にやってきて、
なので最近で言うと、
え、なんかあなたがやってることって、カスタマーサクセスのためのユーザーコミュニティを作ってきたっていうことですか?みたいなことを言われて、
あ、そういうんだみたいな。
あとはちょっと働き方がどちらかって言って、
自由すぎるサラリーマンと呼んでいただいたり、トラリーマンと呼んでいただいたり、
最近ウロウロありっていうふうに呼ばれたりとかしています。
いろいろ、いろんなことをされていらっしゃるってことなんですね。
でも僕、たかちんさんとこうやってご縁で1週間前ですけど、
その後にミンラボを聞かせていただいて、
たかちんさんと同業なんじゃないかなって思いました。
才能研究家って言ってもいいぐらい喋ってることめっちゃ近いなって思いながら聞いてました。
でも僕も中山さんの本を読ませていただいてて、
めっちゃ近いなって勝手ながら僕も申し訳ない恐縮だなと思いながらすごい思ってました。
もうなんか自分とすごい嗜好性が良いすぎて、
今回中山さんをおつなぎいただいたのが大原さんという方なんですけど、
もう多分僕いなくても勝手に話してくれれば絶対盛り上がるお二人だからって言われたんですよ。
だから多分もうその感覚を感じていただいてたのをご紹介いただいてるんで、
そんなようなシンパシーを勝手に感じたので、そう言っていただいて嬉しいです、僕も。
めちゃくちゃ楽しみにしてきました。
今日は本当によろしくお願いします。
よろしくお願いします。
僕がですね、そもそも中山さんにご紹介いただいたきっかけが結構大きなきっかけがあって、
03:03
これって何かっていうと、僕最近サッカー漫画で青鷲っていうのにハマってるんですね。
青鷲って何かっていうと、中学サッカーやってたある少年がある監督に目をつけられて、
プロ直結のユースというチームで育成のところに来ないかって誘われて、
彼がどんどん成長していくストーリーなの。
その成長していくストーリーの中で、いろんな挫折があって成長があってみたいなところがあるんだけど、
俺はその漫画を読んだ瞬間に震えたのね。
なんでかっていうと、俺が言ってる才能論を一番わかりやすく漫画にしたものだったってなって。
へえ、そうなんだ。
俺ずっと漫画で表現できたら一番簡単なんじゃないかなってずっと思ってたから、
書かれてたことに衝撃を受けて、
よし、俺が絶対青橋の解説本を書いてやるよって思ってたの。
アニメにもなってるんだ。
そう、アニメから実は僕入って、ネットフリックスで見て、
超面白いから漫画買っちゃおうと思ってゴールデンウィークで全巻買って全部読み切ったの。
結構最近の話なんだね。
そうそう、俺最近の話で、ゴールデンウィークで読み切って、
で、小原さんとつい最近ついたスペースで、
この青橋って超面白いんですよって言ったら、
青橋について解説本の本を書いてる人がいるよって言われて、
それ中山さんですって言われて、
え、いるんすか?みたいな感じになって。
もう先書いちゃってる人がいたんだね。
先書いちゃってる人がいたから、もう俺は満足なんだけどね。
青橋の魅力を伝えてくれる人がいたから。
すごいね、そんな偶然が。
本当にPRとかじゃなくて本当に感動したんだよね。
青橋すごい漫画ですよね。
すごいっすね。
濃度が濃くないですか?
めちゃくちゃ濃いっすね。
なんかこれ、今日の回では青橋を読んでない人でも、
青橋のことについて知れたりとか、
ちょっとネタバレになっちゃうかもしれないんで、
ネタバレ聞きたくない人は一回止めて、
青橋をざっくり、
ちょっと後でご紹介しようと思うんですけど、
中山さんの青橋解説本を読んでいただいて、
で、もう一回このラジオに戻ってきたら、
またさらに面白くなっちゃうから、
さらに青橋の漫画をさらに読むと、
3つを循環してたほうが楽しいかになっちゃうと。
だからそういう感じでちょっと聞いてもらいたいと思ってるんですけど。
じゃあこの場はもうネタバレが起きるのね。
もうネタバレ起きちゃうね。絶対。
もう覚悟するわ。
じゃないとね、たぶん伝えられない。
そうだよね。
という形で、
なんで僕が中山さんを読んだのかというと、
青橋に感動しました。
それの解説本、解説本って言っちゃっていいんですかね。
解説本というよりかは、
僕が普段考えていることをフレームワークで青橋を読むと、
こんなふうに当てはまりましたっていう感じですかね。
ああ、すみません。
そうですね、そっちのほうが確かに正しい伝え方ですね。
中山さんが言っていることが青橋を通してすごくわかりやすく伝わる。
僕も僕が言っていることが青橋を通せばうまく伝わるって
確信を得たのと同じ感覚で書かれていて。
そこら辺の中には実はワードとしては、
06:02
コテンが使っているメタ認知だったりとか、
視点とか視座の話が入ってきたりとか、
僕が使っている才能という資質と呼ばれるものが
どう強化される、どう開花されるのかって話が書かれたりとか。
他にもいろんな軸で解説されていらっしゃるんだけど、
そこら辺がすごい面白いなというふうに思ってて、
その辺をちょっと聞いていきたいなっていうか、
なんで中山さんはこういう観点でこういうことを書いたのかなみたいな
そういうところを聞いていきたいなというふうに思っているという感じですね。
ここまでで既に青足に対する期待感相当高がっている。
すごいよね。大丈夫、期待値に超えるほど面白いから大丈夫。
そうなんだ。
前の本とかで書いてらっしゃった、
組織にながら自由に働くとか、
組織の猫という働き方。
組織の犬に違和感がある人のための成果を出し続けるヒントっていう本とかの内容を、
青足でも解釈しているみたいな話なのか、
それともなんかもっと新しいことを青足が言ってるっていう感覚なんですか。
この本が昨日手元に届きまして、
5月30日発売なんですけど、
4章構成になっていて、1章が観察っていう章で、
2章が判断、3章が実行、
4章が才能っていう章になっております。
1章から3章まで合わせて観察、判断、実行を一つのループとして位置づけていって、
4章がそのベースになる才能っていう位置づけです。
なるほど。この観察にメタ認知の要素が、
今まで古典の歴史を通してメタ認知をしてみようみたいな話があったんだけど、
なぜこのメタ認知が大事だったのかが、めちゃくちゃわかりやすく書かれてた。観察に。
知りたい。
知りたい。もう中山さんが、こういう伝え方あるんだなっていうのをすごい学ばせてもらいましたね。
中山さんの文章って、反対の事例を紹介することでわかりやすく紹介していただいてるので、
これを伝えるときに、こうじゃないパターンを一回考えてみましょうみたいな。
めっちゃ読みたい、今もう。
早く読みたい。
なんかさ、俺ね、学びだったのがそこなんですよね。
こうじゃないパターンを知ることでこうだっていうパターンがわかるっていうのは、
それも僕の中ではメタ認知だったなと思ってて。
中山さんにここちょっと、なぜそういう観点で書かれたのか聞いてみたいですね。
中山 そうですね。例えば楽天でお店やってるジュエリー屋さんが言ってたんですけど、
その人ジュエリーのデザイナーなんですよね、経営者。
で、うちの店らしいデザインのジュエリーっていうのを作って売ってるんだけど、
だんだんスタッフが増えてきて、スタッフの人たちにデザインを作ってあげてきてもらったら、
全然うちらしくないって思うようなものが結構上がってきて。
うちのラインナップ見てたらこれはないのわかるでしょって言って却下をするんだけど、
そういううちらしさってどうやって伝えたらいいのかっていう話になりまして、
09:03
チーム作りっていう流れで話してた時なんですけど、その時に話してたのが、
うちらしさっていうのは要は既にあるデザインのものの集合でしかないので、
自分で見た時にこれはこういう理由でうちらしくないっていううちらしくない理由を言語化していけば、
だんだんゴルフのOBラインみたいな感じの線が言語化された線として見えてくるはずなので、
うちらしいものを考える時はうちらしくないものっていうのを考えていくと、
相対的にうちらしさが見えてきやすくなるのではみたいな、そういう考え方ですね。
これが全ての章でちゃんと全部対比で書かれてるから、すごいスッと入ってきてて、
才能の伝え方もそこからもすごいわかったし、あと結構例えがすごいわかりやすくて、
視点とか視座と、視点と視野と視座。
視座、そして最後しさというものがありますよね。
これも地図を持って例えてくれていたんですけれども、すごいメタ認知を一瞬でわかりやすく説明したなっていうのが印象的だったんですよね。
中山さんが青橋のサッカー部に出会った瞬間にどんな興奮を覚えて、
うわ僕の言ってることとここすごい伝えたかったポイントだよって一番最初に思ったポイントってどこだったんですかね。
中山 今回の本作ろうと思った時の企画書が3部構成の予定だったんですけど、
第1部が個の成長。よく個か組織かみたいな話あると思うんですけど、
まず個の成長、自分で考えられる個がどうやって成長するか。
第2部が自分たちで考えられる組織、チームっていうのがどう成長するか。
第3部がそういう自分で考えられる個や組織をどうやったら育成できるかっていう育成側。
青橋で言うと監督が主人公的にというか、主人公じゃないですけど主要人物としているわけですけど、
監督の仕座でどういう視点で何をすると、そういう自立した自立型の個とか組織を育てられるか。
そこが僕毎日考えてるというか、普段活動してるところのど真ん中なので。
第3部が書きたかったんですけど、第1部で予定の256ページに達してしまった。
小対策ですね。
じゃあ一部分が今回書いてあるんですね。
中山 そう、個にフィーチャーして。
ああそうなんだ。第3部めっちゃ聞きたいけど、あらゆる人が聞きたいでしょうね、今の1,2,3の話。
そうでしょうね。
みんなめちゃくちゃ困ってますもんね、会社で。
いかに主体的に自分で考えて動く人を作っていくかみたいなのは。
そうですよね、僕も最後のそれに後書きで書かれてらっしゃいましたもんね、今の話。
だからもう全部公開して全部販売してほしいなってすごい切実に思いましたね。
このラジオを聞いてくださった方が買ってくれて売れたら続編出しましょうって多分出版社さんが。
12:00
マジで出してほしい。マジで出してほしい。
青足をその題材として使われてるのはやっぱりわかりやすかったってことですかね、中山さんから見て。
そうですね、やっぱ事例がわかりやすいかどうかが考え方のフレームワークみたいなのを共有するときって大事だと思うんですけど。
例えば古典ラジオの場合はそれを歴史っていう事例で物の見方とか考え方みたいなのを共有をしていってるっていうことだと思うんですけど。
僕楽天のエピソードがMBAのケーススタディのケースになってるやつを読ませてもらったことがあるんですけど。
その読んだときの感想が社長の周りの人たちにインタビューして書くとこういうふうに見えるんだな。
こういう視点とか視座とか視野なんだなっていうのはわかるんだけど、
僕らがいた思いっきり現場のお客さんとコミュニケーションを取ってた現場のこととかはあまり入ってなかったりするんですよね。
なのであの出来事を捉えるときに間違ってはいないけどすごく部分的なんだなっていうケーススタディのケースってそうなんだなって思ったので。
例えばMBAでそのケースを使ってディスカッションしますって言ったときに、
全員がそのケースしか読んでなければそんなに話持ってる情報は同じなのでいいかもしれないんですけど、
例えば誰かがその中の人から話聞いたことあるんだけどさあとかって言い出すとそのケースがあんまり意味がなくなるなって思って。
なのでそういう意味で言うと漫画って書いてあることしか起こってないんですよね。
なるほどね。
中山 なので共有するためにはものすごく向いてるツールだなって思っていて。
面白い視点ですね。
確かに。
なんか中山さんの本にも書かれてた事実から解釈していくっていう流れあるじゃないですか。
その意味でも漫画ってのは事実がめちゃくちゃシンプルに書かれてるので、とても解釈がしやすい。
なるほどね。
でもそれ歴史と一緒かもしれないですね。歴史もその事実を実際はいろんな人が書けるんですけど、
もうあんまり残ってなくて。
確かに確かに。
だからあんまり疑うことができるんだけど、一旦その定見があるみたいな状態になるじゃないですか。
それに異論を挟む余地がもちろんあるんだけど、多くはないかったりするんですよね。
残ってる事実とものとしては基本的には一緒。それをどう解釈するかでみんながいろんなこと言ってるっていう。
そうですね。だからそういう状況だとみんなで同じファクトを見て前提とすることが容易いので、
その先の理論というか言論が展開しやすいみたいなのがめちゃくちゃあるのかもしれないですね。
そうですね。
前提条件がずれてたらなんかみんなそこで議論しちゃうけど、まあそうだよねって思ってから、じゃあそれが何なのかみたいな話をするみたいなことですもんね。
なるほど。それで漫画アニメとかっていうところからやっぱり解説をしていくことが入る。
だから他にもそうですもんね。ジャイアントキリングとか。
15:02
そうですね。ジャイアントキリングもコラボでさせてもらったんですけど、あれはまさに僕がやっているチームビルディングのプログラムがあって、
そこで使っている考え方通りのストーリー展開になっていて、プログラムに参加してくれた人が自分が読み終わったジャイアントキリングを
ダンボール箱で何も言わずに送ってきてくれて、ちょっとこれ読んでみてって。読んだらびっくりするぐらい、何これって。めっちゃいいケースがここにあるみたいな。
漫画ってすげえんだな。ちなみにジャイアントキリングもサッカー漫画です。
そうなんだ。たまたまですか。
僕がサッカー好きだっていうかやってたっていうこともあるんですけど、一個言えるのは今のビジネスとか、ビジネス以外もそうですけど環境が変化が早くなっていて、
いわゆる最近ブーカってみんな言ってますけど、同じことやっても同じ結果出ないみたいな。先どうなるかもわかんないし、コロナみたいなのに急になったりとかするし、
戦争とか急に起こったりするしみたいな、そういう環境でその都度その都度どうやって判断して行動していけばいいんだろうかっていうのをちゃんと考えられないと、どうにもならなくなってきたっていうのがあって、
そういう意味で言うとサッカーって野球とかに比べるとわかりやすいかもしれないですけど、最初からブーカなんですよね。
22人が入り乱れるカオスみたいな状態なので、ポジションも決まってないし、格子のターンも表と裏があるわけでもないですし、スピード速いし、みたいな感じなので、サッカーと今の世の中が結構近づいているなっていう感じがするんですよね。
その視点で全然なかった。確かにスポーツの中でも予測不可能なタイプのルールかもしれないですね、サッカー。
そうですね。
急に点入ったりしますもんね、あれ。
うん。
なんかビジネスはやっぱりサッカーが一番今の現在は近いかなって僕も思っていて、野球ってポジション明確じゃん。
うん。
フォワードがいてショートがいてセカンドがいてって明確なんだから、守備範囲もある程度決まってるんだけど、サッカーって本当にディフェンスだろうが点を取っていいし、でもある程度常に後ろを見ながらも点を取ることを考えなきゃいけなくて、俯瞰するポジションにいる。
フォワードは常にディフェンスがパスしてくるタイミングに動き続けていなければいけない。
だからあわし見てると面白いんだけど、ゴールキーパーが急に前に動き始めて、もうオフェンスラインまで行くんだよね。ボーって。
で試合の選挙を変えるっていう戦いが止まったりして、要は固定概念を持たないスポーツだなと思ってて、本当にコテンとかでも実践しているように固定概念を持たない組織がどれだけ今後の未来において重要なのかっていうのをサッカーで例えたらもう証明してくれてるじゃんみたいな。
ちょっとそこに補足していいですか。
ああもちろんです。お願いします。
僕がサッカー面白いと思うことの理由の一つは、サッカーってスポーツの中で一番ルールが少ないって言われてるんですよ。
ああそうなんですね。
はい。17条しかなくってルールブックが。
18:02
ああそんだけしかないんですか。
はい。それでサッカーで反則になってることって、殴っちゃいけないとか人蹴っちゃいけないとか、そういういわゆる刑法みたいな、自然法がやっちゃいけないことなんですよ。
あんま行政的なルールがないんですよ。打ったら右走れとか、あんまないんですよ。
なのでそのルールが基本的にはシンプルっていうのって世の中と通じるところがありますよね。
なるほど、たしかに。
あとは、でなぜか人間が一番器用な手を使ってはいけないっていう謎のめちゃくちゃ理不尽なルールがあるっていうのが、そこもなんか人生と通じるところがあるなと思ってた。
なるほど。
その制約条件があることによって、ものすごい失敗が増えるんですよね。手を使えないっていうことは。
だけど手を使えないからといって足とか頭とか一生懸命みんな練習をすることによって、めっちゃクリエイティブなものが生まれてくるとか、その辺が人生と通じるよなって思ったり。
あともうちょっと喋らせてもらっていいですか。
もちろんもちろん。
会社の理念とかってあるじゃないですか。僕は理念はハンドみたいなもんだなって思っていて。どういうことかというと、売り上げを上げなさいっていうゲームだとしたら、自分が器用な一番やりやすいやり方でやると、売り上げ自体は上げることができるんですよね。
でもあんまりクリエイティブじゃない売り上げの上げ方とかになったりする可能性があって、理念っていうのはハンドの反則と一緒で手使っちゃいけませんっていうのが、例えば楽天で言うと楽天市場の理念って日本の中小企業を元気にみたいなところが理念としてあるんですけど、僕が入社した時点なので基本中小企業の人がメインだった時代のやつで言うと。
で、中小企業の人を元気に、エンパワーメントって言ったりとかするんだけど、中小企業を元気にっていうのはどういう位置づけなんだろうって考えたら、売り上げを上げなさい、ただし中小企業を元気にするような売り上げの上げ方でなければ反則としますっていうことだと思っていて。
なので、例えば楽天市場に出店したお店が消耗戦で苦しい商売をするような売り上げの上げ方もできなくはないんですよね、可能性としては。
だけど、それはハンドの反則だからっていう位置づけ。
サッカーやってる時に、いいじゃん、たまには手ぐらい使ってもいいじゃん、負けそうだったんだもんみたいなことを言う人が許されたら、もう台無しじゃないですか。
だから、今月の目標、もうすぐ未達になりそうだったんだから、別にいいじゃん、とか言う人が認められると、もう台無しになっちゃうんですよね。
たしかにね。
めっちゃわかりやすい。
僕も移住支援の会社を立ち上げたので、首都圏から九州に移住転職する方の転職支援をやる会社なんですけど、売り上げ苦しい時に、東京圏内の転職も支援した方がマネタイズは早いですよみたいな話って、もう社内外で結構あったんですよ。
21:10
でも、それやったらもう存在意義ねえじゃんって、それでそこにもうNOを言い続けるっていう仕事だったんですけど、まさにそういうことだなと思いましたね。
そういうことですね。
ほんとハンドみたいだね。
完全ハンドだよね。
ハンドだね。
東京でやったら一番売り上げ上がるの分かりきってんのに使わない。
そうそうね、日も下がらないし。
足しか使っちゃダメですみたいな話だよね、ほんと。
そうそうそう。
たしかにね。なんかサッカーの見方変わったね。全然スポーツ見ないからあれだったけど。
なるほどな。
その漫画家の、著者の方と知り合いではないんですか、中山さんは。
違います。
違います。
そうなんですね。
前に小学館で漫画でわかるECビジネスっていう本を出させてもらった時に、青足って小学館なんですよね。
フィリッツっていうのに連載されていて。で、小学館さんといえば青足めちゃくちゃ面白いですっていうのを編集者さんに話をしてまして。
そしたら別に特に何事も起こらず時が過ぎるんですけど、1年経った時にその編集者さんから、
中山さんこれ内密な話なんですけど、2022年の4月に青足アニメ化されることになったので、
それに絡めてだったらコラボ本とか出せる可能性高そうだから話してみましょうかって言われて、まだ描く気ありますっていう。
いや覚えてらっしゃったんだ、すごい。
中山 はい。やりますって。やりたいですって。で企画書を作ったらやらせてもらえることになり。
へえ。すごい。
中山 そんな成り行きです。
なるほど。
言ってみるもんですね。
中山 言ってみるもんですね。
うん。
中山 言ってるもんだと思います。
いやでも本当に言ってみるもんだなと思ったのも、僕も言ったことによって中山さんに出会えたので、発信ってすっごい大事だなって。
大事ですね。
そうだね。やりたいことを言うっていうの大事だね。
引き寄せるもんね、それでね。
中山さん、もうずーっとECサイトのオーナーの方々とかにわかりやすく伝えるっていうのは多分すごく大変だと思うんですよね、なんていうか。
もちろんいろんな方もいらっしゃるでしょうし、学術的な話して伝わらないときも普通にあると思うから、
いかにわかりやすくするかみたいなとか、誰にでもある意味ヒットするように。
中山 そうですね。
っていうところずーっと不審されてきたんだろうなと思うんですけど、別にこの話に落ちないんですけど。
はい。
僕ね、今までの話の中でも中山さんのわかりやすさ、話のわかりやすさすごい出てたと思うんだけど、
一番最初お会いして一緒にコロナ前に飲み会したときってそんなになんていうかほんと雑談しかしてないから、
その時まだわからなかったんだけど、あの後にツイッターで繋がって、中山さんがツイッターの投稿するんだよね。
あれがすごいんだわ。あれはね、どうやったら伝えられるかわからないんだけど、本当に今までは自分が言語化できなかったりだとか、
24:06
もう中山さんが伝えている10のことの2ぐらいまでは確かに自分もわかってたんだけど、言語化とかしてたんだけど、
あとの8全部言語化されてるとかいうのを、言語化とかじゃなくて図解とかで示されてて。
すごいね。
あれはやっぱり長年の蓄積なんですか。
どうなんでしょうね。それこそ才能ってなんかできるけど、できちゃうけどみたいなことですよね。
元からなんだ。
なので、メタ認知とか抽象思考みたいなものの本を読んだ時に、あれこれいつもやってるやつだって思ったりします。
才能だ。
むしろ中山さんの才能に興味が出てきたなそれ。
ちなみに楽天大学を作れっていうオーダーを2000年に三木谷さんからもらった時なんですけど、楽天その頃3年ぐらいやってきて、
いろんな成功事例とか失敗事例とか溜まってきたので、それを体系化をしたいと。
MBAみたいなものの楽天版を作りたいっていう話で、それでMBAの肝はフレームワークを習得をして自分で考えられるようになることだから、
小手先の売り方のテクニックとかじゃなくて、そういうフレームワークを作ってほしいんだよなって。
例えばって言って三木谷さんが言ったのが、人はなぜ物を買うのかとかっていうめっちゃ抽象度の高い例えばを言ったんですよ。
哲学ですねある意味。
三木 もはやネットとかも関係ないですよね。
で、その時僕まだ26歳とかで入社して半年しか経ってなくて、それこそネットのことも商売のこともよくわかってないみたいな。
そんな状態で。
三木 そっから講座を3週間後に始めるので、よろしくっていうパスを受けまして、そっから考え始めたんですけど。
できるだけ普遍性高く作っておくと、直さなくても良くなるじゃないですか。
あと、商売の経験が浅い僕でもちゃんと正しいかどうかを検証できるためには、自分が詳しいことと掛け合わせるといいなと思って。
だからその時に僕が一番長年やってきたことはサッカーだったので。
サッカーにも当てはまるフレームワークだったらOKっていう採用基準にしたんですよ。
その時からそうだったんですね。
三木 例えばなんですけど、三木谷さんが社内勉強会のときにMBAでこんなことにならうとか言って、
良いサービスとは何かっていう話をしてくれたときに、良いサービスっていうのは品質が良いとか悪いとかではなく、
お客さんの期待値を超えると良い商品、良いサービスで。
期待値を下回ると悪い商品、サービスっていうことですっていう話とかをしてくれて。
それでなるほどなって思って、サッカーに置き換えるとって考えたんですよね。
それでフェイントってそういうことだなって思って。
27:03
相手のディフェンスの人の期待値を逆に裏切ってあげれば良いプレイになりますよね。
なので相手の期待値を把握して、ちゃんとそれを良い意味で超えてあげるとうまくいくっていうのはサッカーでも言えるなって思って。
そのフレームワーク採用って、そういう感じで作っていきました。
そういうふうにもう20代中盤ぐらいから普遍性についてずっと考えてたんですね。
まあ面倒くさがり当たっただけかもしれないですけどね。
27:41

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