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今日は、大腸がん検診に引っかかったら早く必ず大腸カメラ検査を受けてほしいという話です。
大腸がんなんですけれど、治療で一番大切なことって、いかに早く見つけて治療するかなんです。
ちょっとその辺説明していくと、大腸がんって、まず抗がん剤治療とか放射線治療とかあるんですけど、実際そんなに効かないんですよ。
なので、そこの治療が必要ってなったら、結構まずい状態だっていうところはわかってもらいたい。
がんの種類によってその辺の効き具合って結構違うんですけれど、
大腸がんに関しては、今言った抗がん剤も放射線治療もいろいろ発達はしてるけど、実際それで治し切れるものは出てきてないのが実際のところで、
いかに早く見つけて治療するかっていうのがめちゃくちゃ大切だと思います。
で、がんって治療する上で大切なことって再発するかしないかじゃないかなと思うんです。
再発しない状態を根治できたっていう風に言うんですけど、根から治すって言うんですけど、
やっぱり根治できてないと困るんですよね。
再発する状態っていうのは、結局どっかにがん細胞が体のどっかに残っちゃってて、それがどんどん増えてくるっていうのが再発ですけど、
どっかに細胞が残っている状態を現代の検査で見つけられるかって言ったら、ある程度大きくならないと見つけられなくて、本当にわずかな数しかない状態。
だから細かく散っているときとか、あるいは本当にわずかにがん細胞が飛んでいっているときっていうのは見つけられないのが現代の医療です。
検査種類がいろいろあって、増栄CTとかペットCTとかMRIとか超音波の検査とかいろいろあるんですけれど、
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そういう検査いくらやったところで、そのわずかな数飛んでいるやつまで見つける能力はないです、今の医療においては。
なので結局ですね、すごい診断自体曖昧な状態でステージとかってあれ実はつけてるんですよ。
見えるから診断がつくだけであって、見えないものには診断がつけられないから、
だから大腸がん例えばステージ2ですって言ったときに、今検査できるものでやったら2だけど、
でも本当はそのときにもう転移しちゃっててステージ4とかっていうのは全然あり得る話だし、
実際現場で医者として働いている者としては、そういうのってこの人一応表面上はステージ2だけど、
これ多分あってもおかしくないよねみたいな、というかほぼほぼあるよねみたいな感覚でやっているんですよ。
なのでその医者の感覚でこの人もあるよねってなってる人って正直治せないと思ってる。
根治できないと思ってる。
けど一応今できる検査ではステージ2になっちゃうから、
だからガイドライン上は一応まだ治せる希望があるから、
だから一応それにのっとってやろうっていう話なんですけど、
ただそれやってる側はだいたいわかってて、
その人は多分再発するだろうから、それもわかってもらった上で手術するとかいうことになるのがめちゃめちゃよくあります。
なのでまずわかってほしいのが、現代の検査がいかに曖昧かっていうところをわかってほしいのと、
あとはそれに対して医者はだいたいわかってます。
そういう検査が曖昧だっていう事実を。
なのでいくらステージの診断したところである程度進んでる可能性が見えてくると、
結構負け試合を考えながらやってます。
だから根治できなくってやっぱり大腸がんで命を取られてしまう可能性は高いっていう風に考えます。
やっぱりそこが一般の方と医療者とずれるポイントかなと思ってて、
なのでそういうこの検査の結果が全てじゃないんですよ。
前から言ってるけど、検査でわかるのはあくまでそこの検査ではそうなってるだけで、
実際それが万能じゃないので、
いかに現代の検査が曖昧かっていうのはがんの治療においては絶対にわかっておくべきで、
正確な診断ができてません。
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ただ大腸がんに関して言うと早い状態で治すと、
治せる確率が非常に高いので、
大腸がんが大腸の表面、粘膜と粘膜の下の粘膜下層っていうところにわかるんですけど、
その粘膜下層の上の方までだったら、
だからもうちょっとわかりやすく言ったら粘膜だけにとどまっていれば、
がんが粘膜だけにとどまっていれば、
大腸がんってほとんど治さないという風に考えます。
ちょっとわかりやすく言ったら粘膜だけにとどまっていれば、がんが粘膜だけにとどまっていれば、
大腸がんってほぼほぼ治せるということはもうわかっていて、
だからそのほぼほぼ治せる状態で治したいじゃないですか。
じゃあ何が一番大切かって言ったら、
いかに早く見つけて、だから進んでない状態で見つけて、
粘膜にとどまっている状態で見つけて手術するかっていうのがめちゃくちゃ大切なので、
それを成し得るのは結局大腸がん検診で、
引っかかったら早く検査して、それで大腸がんを早く見つけましょうっていうのが、
もう一番確実な戦略、治療戦略になります。
だから大腸がん検診受けて引っかかったら、
時かもしれないと思ってもとりあえず受けてほしい。
全く受けたことない人は一旦受けてほしい。
し、早く受けてほしいです。
早くっていうのが一日でも早くっていう風には言いません。
そうだな、1ヶ月までは許容しますけど、
それが半年ずれたらちょっと状況変わっているかもしれない。
そうだな、3ヶ月ずれても状況は変わっているかもしれない。
それぐらい結果が分かり次第早く受けたほうが絶対いいです。
だってそもそも大腸カメラの検査受けるんだったら、
まずしんどさって変わらないはずなんですよ、ほとんどね。
大腸の差は多少あれども、
絶対しんどいから受けるの嫌だって言っている人も、
どうせ受けるなら、さっき言ったように早いほうが絶対いいんですよ。
だから、もう結果が返ってきて陽性だったらすぐ受けに行ってほしい。
あとは、1回もやったことない人、
例えば、地があるから受けませんっていう人もいるんですけど、
確かにね、地でも引っかかるんですよ。
だけど、地で引っかかった人が偶然がんが見つかるパターンって意外とあるんですよ。
なので、地があるからがんがないとは言えないじゃないですか。
だから、とりあえず受けたことない人は一旦1回受けたほうがいいです、絶対。
あとは、1回大腸を見とくと、その人がポリープができやすいかどうかっていう傾向が分かるので、
1回も受けてない人と1回受けたことある人で、
この人どれくらいやばいかなっていう差が、全然分かり方が違うんですよ。
1回受けてるほうが対策が立てやすい。
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例えば、1回受けててめちゃめちゃ綺麗な腸だったら、
その人が次の年引っかかっても、まさにポリープができやすい。
めちゃめちゃ綺麗な腸だったら、その人が次の年引っかかっても受けなくていいかなっていう話にはなるんですけど、
1回も受けたことない人だったら全然分かんないので、
案外ポリープいっぱいあって、実はもうがんになりそうなやつが結構あるとかいうことも分かるから、
1回も受けたことない人ほど早く受けてほしい。
仕事も関係ないです。あなたが大腸がんで死んじゃったら、仕事は穴できますからね。
だから仕事を言い訳にしないでほしいです。とりあえず1回受けてほしい。
人生何においても命が大切ですんでね。
なので、大腸がんけん死、引っかかったら必ず早く検査受けるようにお願いします。
今日は熱く語りました。ありがとうございました。