おしゃべりの勉強
それではやっていくわよ。
月並今日子の時には昔の話を。
私、月並今日子と申します。
ジャズアーティストを13年間やっているの。
13年間もやっているからさ、歌の方はどうってことないの。
どうってことないんだけれども、おしゃべりが苦手。
というわけで、こうやっておしゃべりの勉強を勉強するためにお話しさせていただいております。
あのさ、13年よ。
ジャズアーティスト13年もやっていると、私も年をとっちゃうの。
女が年をとるって、もう嫌な話よね。
そしてさ、周りのお友達もお子様を持ったり、それこそいろんな殿方とお付き合いする、そういうことがあるのよ。
そして、そういった中、私も含めて、お勉強していく中で学んだことがあるの。
喜び方のテーマ
それがさ、今日のテーマよ。
今日のテーマは、喜び方。
違ったわ、ごめん遊ばせ。
人を喜ばせる褒め方。
喜び方じゃないわよ。
人を喜ばせる褒め方。
これについてお話ししようと思うの。
あのさ、普通に褒められるのも大変嬉しいの。
京子、今日も綺麗だよ。
今日も好き並みな言葉だけれども、愛してるよ。
嫌だ、もうキュンキュンしちゃう。
キュンキュンしちゃうんだけれども、もっと喜ばれる、喜ばせられる褒め方があるの。
感情の振り幅
それがさ、まず一旦けなされる。
けなされてから褒められるということで、一度突き落としてもらうの。
崖から突き落としてもらって、どん底、どん底から褒め言葉をいただく。
そうすることによって、この振り幅よね、感情の振り幅。
感情が一旦どん底に、そしてその後、ぐいぐいぐいぐい引き上げられちゃう。
もうまさに天にも昇る気持ちをね。
キョウコ、お前はさ、ほんとだらしない女だよな。
お前のそのだらしなさ、どうにかならないのか。
でもさ、毎日こうやって、お弁当作ってくれて、ありがとう、愛してるよ。
いやだ、もうそんなこと言われちゃったら私、もうあなたにゾッコンらでゾッコンしちゃうわ。
ということで、ゾッコンするために一度、一度私を崖から突き落として、そんな風にさえ思っちゃう。
というわけでさ、男も女もギャップに弱い。
ギャップ、この振り幅こそが褒めたときに、ものすごく天にも昇る焦点させられる、そういうお話でした。
本日もお聞きいただきありがとう。また聞いてちょうだいね。