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sasakill
じゃあどんな、メディアヌープ聞いている人に説明すると、
そのイベントはどんなイベントで、どんな話のはずだったんですか?
宮本拓海
はいはい、タイトルが、イベントのタイトルが民話と生命というテーマのもので、
富川さんが本当に初めての塔の物語という本を去年の6月に出されていて、
森田さんも計算する生命ですね。
はい、なので民話と生命というテーマでトークイベントをやったんですけど、
お互いがまずはそれぞれがその著書のことについて話したり、
普段されていることについて一度話をした後に、その後トークセッションという形になって、
なので富川さんは民俗学とか文化人類学とか、民話とかその視点で世界を見ていて、
森田さんは数学とかもそうですし、また富川さんとまた違う分野のところで世界を見ているので、
じゃあお互いがでも共通する価値観みたいなものもあるので、
その辺りについてお話ししましょうというので、森田さんが去年たまたま東野にいらっしゃってたんですよね。
森田さんの大学の後輩が釜石、東野の隣の町にいらっしゃって、
その釜石の方に今度東野に行くという話をしたら、
富川さんにぜひ案内してもらった方がいいというので、富川さんを紹介されたそうで、
当時富川さんは森田さんのことをあまり知らなかったというか、
知り合いの方の大学の先輩が来るみたいな形で案内したらしいんですけど、
そこですごく意気投合されたそうで、
それをきっかけに京都の経文社という本屋さんでお話をしました。
本当にすごい全然ついていけなくなっている様子というか、
僕たちも必死に頑張って聞いてたりとか。
sasakill
その場についていけてなかったと思われる宮本さんに、
内容を要約してもらうの難しいと思うんですけど、
どういう感じだったの?
宮本拓海
あれは何の話をしてくださってたんだろうな。
僕が印象的というか、すごい良いなと思ったこと自体は、
本当にキーワードとしてはメモしてるんですけど、
森田さんは富川さんとトークセッションの中でもお話ししてたのは、
花巻にいらっしゃって、
花巻に来た時に、朝起きた時に景色を見たりだとか風景を見たりした時に、
やっぱり思ったのは宮沢賢治ももちろんすごいんだけど、
この景色があってこの自然とかがやっぱり身近にあったら、
100年に1回は宮沢賢治みたいな人が生まれるだろうなと思ったみたいなこともお話しされていて、
その風景が人の営みとかを形作ってるんだろうなとか、
あと同じことを繰り返そうとする方が新しいものが生まれると思うみたいなこともお話しされていて、
赤坂のりお先生も、
富川さんとのトークイベントの時に懐かしさから新しさが生まれるみたいなこともお話しされて、
すごいそういうのもあるんだなとか、
生きてる万物は似ていこうとするみたいな話もされていて、
冷たい飲み物がどんどん常温になっていくとか、
暑い飲み物が常温になっていくとかみたいなものをみんな合わせようとしてるんだけど、
なんというかその中でも、
宮本拓海
全然説明しようと思ってもできないですね。
sasakill
あれも、まさに4歳で何言ってんだろうみたいな。
宮本拓海
いやでもそうですよね。
もっといい話だったんですよ。
受け取る感覚としては。
すごいこう、
sasakill
受け取ってる側としてはもっといろんなことが知りたくなるし、
宮本拓海
お話の内容としてもすごくいいなと思って聞いてたんですけど、
でも本当にこう、
富川さんもう一回いいですかみたいな感じでトークセッションしながらやってて、
それ自体もすごくよかったです。
終わった後に森田さんにあれって何について話してたんですかって、
僕本当にすごいそれが疑問だったので。
sasakill
あれ宮本さんはお客さんとして行ったんですか?
宮本拓海
司会でやってたんですけど、
トークセッションの部分はもう本当にお二人にお任せみたいな形で、
違うところで聞いてたので、
一つ一つ出てくる話とかすごくいいなと思ったし、
すごい感銘を受けたんですけど、
あれって何について話そうと思ってああいう話をしてたんですかって言ったら、
無限に向かってるんですよっていうお話を森田さんがされてて、
それを言われるとすごい、
なるほどなと思ったんですけど、
sasakill
数学っていうか物理的な話に聞こえるね。
エントロピーが増大していくとか、
あるいは収縮していくとか、
並行していくとか、
そういう感覚の話をなんかしてるような感じですね。
宮本拓海
本当すみません、僕が説明できなすぎて、
ちょっとこの感動を伝えられないのがもどかしいんですけど。
sasakill
でも今僕に、逆にっていうか、
聞いてと思いましたけど、
そういうものの方がいいですよね。
何でかっていうと、
こういう話をしてましたっていう、
ようやく可能なものを聞きに行っても、
ようやく可能なものだったら、
聞きに行かなくてよかったなって思うもん。
宮本拓海
そうですね、はいはいはい。
だから本当に、
sasakill
ようやく不可能なもの、
その場に90分とか2時間座ってなかったら、
持ち帰れないものの方がいい。
宮本拓海
そうなんです。
なんかやっぱり言葉として受け取ったものも大きかったんですけど、
すごいその場にいて、
森田さんとみかんさんの話を受け取ってた時の、
感覚みたいなのがすごいよかったので、
はい、そうなんですよね。
それをうまくちょっと表現できなかったんですけど、
すごいよかったですね。
語彙力がどんどんなくなっていくけど。
sasakill
どんどんどんどん、
アホな方にエストロピーが増大して。
宮本拓海
その中に、
本当に一番最後、
片付けとかし終わって、
打ち上げの会場に向かおうとして、
タクシーに乗ろうとしたタイミングで、
参加者の方だった方も帰り際だったんですけど、
メディアヌップいつも聞いてますって最後に言われて、
もうタクシーに乗らないといけないし、
なんで最後にその一言だけっていう。
sasakill
あれじゃないですか、もう立ち話もできないじゃないですか。
宮本拓海
そうなんですよ。
なんで聞いてくださってるんですかとか、
どこにいらっしゃる方なんですかとか、
すごい気になる疑問がいっぱい湧いてきたのに、
それだけ言われてとか言ってくださって。
sasakill
なんか差し違えられてるみたいな。
宮本拓海
そうなんです。
sasakill
草っぽい。
宮本拓海
そうなんです、すれ違いざまに。
すごいめちゃくちゃ嬉しかったんですけど、
メディアヌップってまさか僕、
京都で聞くと思わなかったので。
sasakill
確かに。
宮本拓海
言葉自体そうなんですよ。
だからすごい嬉しいと思ったけど、
もっとお話ししたいなと思って。
なのでちょっとお名前も聞けてないんですけど。
sasakill
でももしかしたら予想としては、
宮本拓海
はい。
sasakill
ポッドキャストウィークエンドにも来てくださった。
宮本拓海
そうそう。
そこで笹桐さんとお会いしましたって。
sasakill
僕あそこでお話しした方、
10人ぐらいだったんですけど、
その中に最近聞き始めて、
民族学関連のやつだけをまずは選んで、
一通り聞いてますとか聞きましたって方がいたんで。
民話と生命っていうテーマでイベントに足運ぶって方、
その方なんじゃないかと思われたらいいかも。
宮本拓海
はいはい。
すごい嬉しいですね。
もしもう1回これも聞いてくださってたら、
ぜひお便り送ってほしいとかお話したいです。
sasakill
いやそうだよね。
でもこないだポッドキャストウィークエンドの時も、
何のポッドキャストなんですかって言われて。
宮本拓海
はいはい。
sasakill
その場ですぐ一言で言わなきゃいけなかったんで、
民族学とかって言ったんですけど。
そういう説明した方がいいのかなって最近思ってきました。
みょんさんもアテルに興味持ってきたってことは、
そうですね。
民族学っていうかそれはもう歴史とかかもしれないけど、
そういう感じしました。
そうですよね。
宮本拓海
メディアヌップってどんなポッドキャストなんですかって言われたら、
確かにどうやって説明してますか。
その民族学とか。
とか。
とかで。
sasakill
とかで済ましたね。
いやでもなんで僕がとかってそうごまかすかって言うと、
僕別に民族学をどっか大学で学んだわけでもなくて、
ただのファンなんだけど、
ファンにしてはずいぶん長いことやってきてしまったなみたいな。
そうですね。
ある特定分野に関しては、
はいはい。
そこそこ詳しい気もしており、
じゃあ民族学って言ってもいいかなみたいな、
まごまごしてて、
で実は去年仕事辞めて独立するときに、
一瞬時間を自由にデザインできる瞬間があって、
はいはい。
で週に一回ぐらい民族学の大学院とかの超高生とかで、
大学行こうかなと思って、
はいはい。
西条大学とか国学院大学とか、
東京からは距離遠いんですけど、
筑波大学とか、
宮本拓海
うんうんうん。
sasakill
いくつか民族学やってる大学調べたりとか、
宮本拓海
はいはい。
sasakill
して資料取り寄せるぐらいには、
一瞬やろうかなと思ったんですけど、
宮本拓海
おー。
sasakill
でも誰に聞いても、
はい。
誰に聞いてもっていうか、
実際勉強した人に聞くと、
他の学位、他のアカデミックな勉強と違って、
民族学に関しては、
そのアマチュア大学出てないっていうか、
特に専門の勉強してない人と、
アマチュア民族学者とか共同資格みたいな人たちの、
宮本拓海
はいはい。
sasakill
あの成果がなんかちゃんと混ざり合ってるとか、
へー。
結局足使って話聞きに行って、
研究したい人っていうことになると、
地域にそういう人がいたりするから、
宮本拓海
そうですね。
sasakill
大輔さんもわざわざ別にやんなくてもいいんじゃないですか。
今やってることがそれですよみたいなことが。
宮本拓海
へー。
sasakill
そう?みたいな。
なんかそれで、
まあそれで行かなくなったわけじゃないんですけど、
結局仕事もいっぱいあるから、
大学行ってる時間ないわと思って辞めたんです。
宮本拓海
はいはいはい。
大学すごいいいですよね。
あとなんかちょっと、
いろんな話したいことがいっぱい出てきちゃったんですけど、
どうぞどうぞ。
せっかくだから京都話で言うと、
なんかすごい、
その息子が菊之助っていう名前なんですけど、
菊之助が京都に着いたタイミングとか、
あとその京都の妻の実家に入ったタイミングとか、
すごい嬉しそうで。
sasakill
菊之助が表情豊かだよね。
宮本拓海
そうなんですよ。
なんか岩手にいる時よりも、
京都にいる時の方がすごい生き生きしてるのを、
sasakill
なんか僕も妻もすごい感じながら一緒に過ごしてて。
実家が好きなの?
京都のお母さんのお家が好きなの?
宮本拓海
そうですね。
っていうのももしかしたらあるのかもしれないし、
もちろん生まれてすぐ京都にほとんど半年間いてとか、
多分今半分以上は京都で過ごしてる時間も長いからかもしれないですけど、
でもなんか多分あの空気感とか、
あとはそのどっちかっていうと車生活よりは歩いて、
いろんなことを過ごすとか、
あと人がいっぱいいてこうすれ違う人たちがいるとか、
なんかすごい多分そういうのも嬉しいのかなって感じです。
なんかわかんないけど、
なんか岩手に帰んないほうがいいんじゃないかって思ってしまうぐらい。
sasakill
それは困ったような意味を。
宮本拓海
そうなんです。
でもなんかそうやって森田さんも京都に住んでらっしゃる方で、
それこそお子さんとかも保育園かな、幼稚園か幼稚園に通われてるんですけど、
その森田さんのお子さん預けてる幼稚園が妻の行ってた幼稚園と一緒だったりもして、
すごい素敵なお山の幼稚園って山登っていく幼稚園らしいんですけど、
すごいいいらしくて、
なんかそういう話も聞いてたらいいなみたいな子どももそこに入った方がいいのかなと、
なんかすっごい京都にいる期間は、なんかもう京都に住むべきなんじゃないかみたいな。
sasakill
幼稚園、もう来年?今年?
宮本拓海
そうですね、4月から入れたらいいなと思ってたんですけど。
だから京都は本当に、なんか僕自身も大学行ったことがないので行ってみたいなとか、
京都すごいやっぱりいい街だなって、今回もやっぱり1週間ぐらい滞在してて思いましたね。
sasakill
俺も京都、あんまり馴染みなかったんですけど、
去年リッスンやってる近藤さんのお宿に行って、
なんかああいうゲストハウスに泊まるとホテルと違って、
なんか自分のお家みたいなホームグラウンドみたいな感じがするから、
宮本拓海
なんかまた行きたいなっていう気持ちがどんどん芽生えてきて、
sasakill
いやでもなんかその民族学的な興味から言うと、
京都って情報量多すぎて眩しいんだよね。
宮本拓海
そうですね。
sasakill
残されてる情報量が多いから、文字も非文字も。
だからなんかもう眩しいね。
もうなんかもう全然こう、ちょっとやそっとのあれで、
自分しか見つけられなかったような星を見てるのが。
宮本拓海
確かに、それすごい難しそうですね。
sasakill
相当遠くまで行かないと自分だけの景色が見えない、
そうな感じがありまして、
宮本拓海
はいはい。
sasakill
なんか手つけらんないなみたいな。
宮本拓海
確かに歴史はやっぱりすごい深いですもんね。
本当にそう思います。
そうだよな。
現人物語でさえ読み切れてない僕はそうですよね。
なんかすごい全然、まだまだ本当に知らないことがいっぱいある。
sasakill
いや、でさえって言うけど、あれ読み切る人なかなかいるしね。
宮本拓海
すごい読み切ってみたいですね。
あれ面白そうだなとは思ってるんですけど。
sasakill
京都でも笹切さんもなんか近々行く予定があるって言ってましたよね。
えっとね、あったんだけどなくなりましたね。
ああ、そっか、そうなんですね。
宮本拓海
そうそう、みんな東京の方が集まりやすいってことになって、
sasakill
東京だったんですけどね。
まあ、場合によっちゃ京都行くつもりしてたんですけどね。
宮本拓海
あのうどん屋さんとかも、僕も行ったんですけど、
あそこもおいしいですね、京都の。
sasakill
あれですか、芋麺の、今麺を食べていますの、
芋麺もりうちさんがおすすめの、あのうどん屋さんなんだっけ、
あの四条河原町、あの橋の橋渡ったすぐところにある、あれだよね。
宮本拓海
そうですね、大きい道路沿いの、そこすごいおいしかったです、行ったけど。
なんかやっぱりメディアンネットのディスコードですかね、
写真が載ってたのが多分それで見て、
なんかそんなにみんなおいしいって言ってるし気になるなと思って。
sasakill
あの柏天うどんですよね。
宮本拓海
あ、そうです、柏天うどん。
すごい薄味。
すごいおいしかったです。
sasakill
やっぱり東京でおいしいうどんを食うのってすごい難しいんですよね。
岩手だとなお難しいね。
宮本拓海
そっか、そうですね、確かに。
sasakill
うどんそのものを食べる文化があんまりないから。
宮本拓海
そうですね、蕎麦とかのほうがあるから。
sasakill
麺としてのおいしいうどんにめぐり合うのも難しいし。
宮本拓海
はいはいはい。
sasakill
こい返しのやつ。
こい返しのやつってお蕎麦には僕とっても合うと思うんですけど。
宮本拓海
はいはい。
sasakill
うどんは俺あれであんまり食べたくないっていうのはある。
そうですね、確かにうどんも蕎麦もたぶん出汁ってかスープが一緒ですもんね、たぶん。
吉祥寺近辺でもね、いいうどん屋さんあんまりなくてね。
宮本拓海
へー、やっぱ西のほうがいいのかな、うどん。
sasakill
福岡とかね、京都、大阪とかいいですよね。
宮本拓海
はいはいはい、確かにイメージありますね、福岡もうどんのイメージすごいある。
sasakill
うん、すごいある。
福岡のほうがより好きですね。
宮本拓海
へー。
sasakill
ふわふわしてるほうが。
宮本拓海
はいはい。
確かにそう考えるとあんまりなんか佐々木いるさんって西のほうのイメージなんか全然ないですね。
sasakill
いやもう全然行ったことないです。
だって九州なんか俺福岡しか行ったことないし。
宮本拓海
はいはい。
sasakill
福岡は足踏み入れたこともないし。
宮本拓海
あー。
sasakill
出雲、鳥取。
宮本拓海
はいはい。
sasakill
出雲はいつか行きたいと思いつつまだ行けてないんですけど。
あ、今年は絶対出雲行こう。
宮本拓海
確かにそうっすよね、西のほうそれこそ小池さんもいますしね、シーバ、宮崎が。
はい。
sasakill
いやシーバ村ね。
シーバ村行くの、何回聞いても行くの大変そうだもんね。
そうですね。
宮本拓海
今年でもなんか多分あれ年末年始、年末ぐらいなのかな、東野のメンバーが行ってましたね、その小池さんのところにシーバ村に。
あれどうやって行ってたの、飛行機とかなのかな。
sasakill
あのカグラの年越しじゃないやん、その一晩中やるカグラのやつ。
宮本拓海
あーはいはいはい、話には聞いたことがあります。
そっかそれか。
sasakill
あとチャンスかなと思ってるのは、NFTプロジェクトで有名な山越村がやってるプロジェクトのネットワークっていうのかな、第2第3の参加都市っていうか参加村として、シーバ村が手を挙げてる。
宮本拓海
へー。
sasakill
山越村とシーバ村って。
宮本拓海
めちゃくちゃ民族学っすね。
sasakill
もうこれね民族学的には宮本恒一の山越村と柳田邦夫のシーバ村、それすごいなと思って。
宮本拓海
はいはいはい、確かに僕もでもちょうど年末本当に宮本恒一さんずっとそのやっぱり単純に苗字が一緒だっていうので気になってたんですけど。
sasakill
そういうこと?
宮本拓海
なんかずっとこう何か目にしたことあるなっていうその本として。
はい。
だからずっと気になってはいたんですけどなかなか触れられていなくて。