1. 小松正史『耳の保養』
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2024-07-21 09:57

まちづくりの鍵は感性磨きにあり!〜福知山駅周辺を音散歩の巻

福知山駅周辺を散策し、新旧の変化を感じる中で、感性を磨くことがまちづくりの鍵となることを考察。まちづくりには感性が重要な役割を果たすことを実感する音散歩の魅力を伝えます。
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皆さん、おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、路上から少し地域の雰囲気をお届けしたいなと思いまして、
街歩きの楽しみみたいな、そんなお話を今日はしてみたいなと思っております。
この放送は音や音楽についての話題を、小松が一日一つずつお届けしている番組でございます。
今どこにいるかと言いますと、福知山です。福知山というのはですね、京都の中ほどですかね、そこに位置しておりまして
人口で言うとね、7、8万人という、この北部では一番最大の大きな場所なんですけども、
ちょうど僕は福知山にですね、ちょうど寄ってと言いますか、駅で少し列車待ちの時間がありまして、
それでちょっとフラットですね、この場所をほっつき歩いているような、そんな感じの雰囲気となっております。
しかもですね、ちょっと雨が降ってきているので、マイクの方に雨が当たっているところがあるかもしれないですけれども、
この街の面白さをお伝えしたいなと思います。
実はですね、僕は福知山とすごく深い縁がありまして、父親が福知山出身なんですね。
それで福知山にですね、実は祖母が、もう亡くなったんですけども、祖母がおりまして、
毎年初月とお盆の時は帰って、親戚の人たちもそこで出会うっていうことをしてたんですけれどもね、
そういう僕にとってはすごく第二のふるさとというか、都会、宮津っていうところに僕住んでいることが18年あったんですけども、
本当にね、宮津よりもめちゃくちゃ都会やなっていう、そういう都会の空気をまず感じたっていうのが、年に2回ぐらい行く福知山なんですね。
そこは城下町なんで、福知山城っていうのが再建はされてるんですけど、
わりとですね、ちょっと京都市に似た感じの街ですね。川がもちろんあって、周りがですね、わりと盆地になってて、ちょっと虫暑いんですよ。
平川が流れてるので、ちょっと虫暑さといいますか、霧がよく出る街なんですね。
さらにですね、五番の目みたいな感じで、街の中が織りなされてるので、人に言われば小京都、福知山は小京都みたいなんだみたいなね、
そういう感じの雰囲気が多分共通点があるのかな、京都に近いところがあるのかなっていう感じなんですね。
でですね、この街、ちょうど市内の中央部にJRがあるんですけども、当時国鉄なんですけどね。
その頃から僕は電車がすごく好きでね、よく行ってたんですけども、もうね、街が表現してるんですよね。
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今から30年とか40年近く前、40年以上前ですよね。小さいとこから来てるので。
その辺りと比べると、本当に今ちょうど福知山駅の近くの、昔ちょっと商店街っぽいところだった場所を歩いてるんですけども、そこは高難になってるし、
ちゃんとね、昔からある店がなくなってしまってですね、すごく近代的な建物になったりしてますしね。
その中でもですね、僕昔から電車の写真撮るのがすごく好きだったので、写真屋さんがあったんですね。
その写真屋さんもですね、見るとなくなっちゃってたんですけどね。
パッと見るとですね、別の場所にツバメフォトっていうのがあって、
これツバメ屋さんだったな、みたいなのがちゃんとですね、新しい建物に変わって、それが残ってるのがちょっと嬉しかったんですけどね。
そんな場所で、昔はね、地上の線路だったのが、今はね、高架橋になって、えらい変わったなっていうふうな、そんなところがあるし。
昔の断片断片っていうのかな、そういう風景はちょっとあるんですけどね。建物とか昔からあるような道はあるわけですけど、やっぱり多くが変わっちゃってしまってるというね。
全く別の場所に来た感じっていうような、そんな印象があるんですよね。
でパッとこう、また福知山駅に帰ってきましたけど、いやー変わったな本当に。
なんか前の雰囲気が全くないなっていうのが、別世界に来たというか、浦島太郎になった感じがしますよね。
なんか昔のそう、ちょっと古めかしい建物がなくても立派な高架橋の建物というかそうなってますし、目の前には市民交流プラザ福知山っていうね、すごく新しい感じの公共施設もありますね。
これって福知山に限らずなんですけどね、他の場所でも多分こういう、昔のところと違って新しくなっちゃってる、近代化になってるっていうのがあって。
まあそれはそれでもそれだけの話なのかもしれないけど、なんかね、どことも同じような風景なんですよね。
同じ建物設計の構図もあるとは思うんですけどね、なんかね、コピペされてるような街の作り方っていう、とても立派になってきれいになって清潔になってるんだけど、なんかね、どこにいてもこんな感じなのかなっていう、そういう没個性みたいなところが感じられますよね。
そういう、どことも日本が変わりつつある中で似てるところがすごく多い。
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地域の違いといえばお城とか観光名所みたいなものがあって、それで唯一そこで地域のアイデンティティみたいなものが残ってるのかなっていう感じなんですよね。
そこで、昔を開古するっていうよりも、過去、そして今ですよね、現在、そして未来に向けてどんな街づくりをしようかっていうような、そういう話にちょっと行き着くところがあると思うんですけども、少なくともですね、少々人口がしっかり保っているところ、過疎化になって限界集落になるところは仕方ないんですけれども、
まだまだ福知山って若い方も結構おられるし、新しい文化もどんどん出てきてるしっていうところの中で、さあどういうふうに作っていくのかなっていう感じなんですよね。
どこを変えていくかっていうね、それはね、たぶんこう、建物とか風景は変わりづらいので、音なんじゃないかなって僕思うんですよ。
音をちょっと見てみるとか聞いてみるとですね、これも他の場所と全く変わってないわけですよね。地域、車の音があって人工的な音があって信号の音サインがあってね。
今夜の10時前なんですけど、鳥がね、よく都会では鳴いてるというか、今ザバザバしてますけれども、そこで光に応じて鳥がまだ活動してるっていうのも京都の市内と変わらないですし、さてそこでどういうふうなものを展開していくのかなっていう感じなんでしょうね。
かといってね、そこで祭りの音を出すとか、地域らしい音をどんどん出すっていうわけじゃないんですけども、やっぱりちょっと今思ったのはですね、喋りながら思ったのは、やっぱり空気なんじゃないかなと思うんですよね。
福知山は福知山そのものの空気感というか湿度感みたいなものがね、浦川が近かったり盆地だったりとかしてあるし、京都と近いところがあるけれども、やっぱり京都と違うんですよ。この空気とか匂いとか目に見えないものの存在ですかね。
今日ちょっと哲学的な話になってしまいましたけれども、そういうこの目に見えないものの在り方っていうのを、ちょっとその新しい風景作りとか街作りの中に何か取り込んでいくことによって、少し見えてくるもの感じてくるもの違ってくるのかなっていう感じなんですね。
なので建物を作ったりするっていうよりもね、むしろそこに住んでる人とか観光客のね、人の感じ方ですよね。感性の開け方、感じ方、意識の仕方、注意の向け方みたいなものがやっぱり次の街作りの何かその根幹を担っていくのかなという感じがね、するので。
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昔懐かしい場所に行って、そこで懐かしいなとか変わったら変わってないなっていうよりも、それこそ感性ですよ。そこでどんな音を聞くか、どんな肌感をね、そこで感じていくかっていうのがやっぱり大きなキーポイントになるのかなというふうに思って、
今日はね、ちょっと福知山駅の待ち時間の中で、もうじき電車が出るので、そろそろにしたいと思うんですけど、そんなふうに次の街作りの感性のあり方っていうのは空気感を感じる、人それぞれの感じ方の開発にかかっているんじゃないかというすごく抽象的な話になってしまいましたけれども、
今日そんな結論にさせていただきます。今日ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。
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