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2024-12-13 05:40

【静音対策】聴覚過敏に朗報!家電量販店がクワイエットアワー導入のニュース

家電量販店の常識を覆す運動が盛んになってきています。明るい光やBGMを抑え、クワイエットアワーといった感覚刺激の少ない時間帯を導入しているお店があります。この活動は他の店舗でも広がってほしいものです。
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みなさん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、感覚過敏の人に有効なクワイエットアワーの話をしたいと思います。
この放送では、人の心を動かす音や音楽の正体を音響心理学の切り口から深掘っていきます。
僕ね、感覚過敏なんですよね。特に音に対してすごく過剰に反応したりとか、
嫌な音が小さな音で聞こえてきても、わりと頭の中で増幅されるという感じがするんですけども、
みなさんはどのような感じの傾向があるでしょうかね。
そんな人たちに有効なお話がありまして、家電量販店で静けさに包まれるという目的で、
クワイエットアワーという導入がどんどん拡大されているという話をしたいと思うんですけれども、
実際に都内であるとか、いくつかの店舗で静かにさせるような、
店内でBGMとか、かなり大きな音で店員さんの声が流れていたりすることがあると思うんですけど、
まず静けさを伝えていくと言いますか、音を減らしていくというような運動というか、やり方が限定的にされているというのがあります。
例えばなんですけれども、山田電機のテックランド向こう側家店というのがあるんですが、
そこでクワイエットアワーが実施されています。
毎月第2・第4火曜日の実施時間は10時から11時という、かなり限定的なんですけれども、
その間は全く音を出さない。そして周囲の光とか匂いなどの刺激に敏感な方も、
そうした刺激をなるべく避けるような店内の運営をしていくというような運動がどんどん盛んになってきます。
山田ホールディングスの話によりますと、間隔下便の来店客が安心して買い物できるように、
店内照明やBGMなどを調整するクワイエットアワーを一部店舗で導入しまして、
2月13日、今年から実施店舗をどんどん拡大していって、
なんと神奈川県内の山田電機18店舗を定例実施するということなんですね。
これって社会貢献とブランドイメージの向上につなげるほか、
店舗のバリアフリー化で来店しやすい売り場づくりをやっていくということなんですね。
これもともとなんですけれども、相模原の青年会議所というのがありまして、
そこからの提案をきっかけに去年です、2023年3月にテックランド相模原店で初めて実施したそうなんですね。
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それから去年の5月から定例実施を開始して、それですごく好評になってきたということなんですね。
これ、店内の照明も部分的に消灯したりとか、展示している家電製品も消音するということなんですね。
これって家電に行くと皆さん疲れるってことありませんかね。
商品をゆったり探したりとか、心の余裕を持って商品を選ぶことがめちゃくちゃ難しいなって思うんですね。
僕もたまに某家電量販店に行くんですけれども、やっぱり3分いると頭がガンガンしてくる。
そして1時間いると地に足がついていないような状態になっているので、
結局は家電店で物を買わずにネットのサイトを使ったりとか、そういうふうな感じで、
あまり実店舗に行くことをちょっと嫌がるという感じがするんですね。
この店内、こちらの山田電機、案内ポスターを掲示して来店客の理解を促していくそうです。
展示品のテレビの音が消えている理由を来店客に問われることもあるそうなんですけれども、
スタッフの方が説明することで納得をされているそうです。
耳が不自由な方もいらっしゃるんですが、そうした方には筆談で対応するなどの配慮をしているそうですね。
このクワイエットアワー、1時間限定で広がってほしいなと思いながら、
実はそういうのをしないというのは、やっぱり刺激をある程度与えて、
それで販売促進をつなげていくというところがあるんですが、
この辺りはどんどん様々な感覚の特徴のある方が増えてきていらっしゃるので、
こういうのを少しでも両方、割と普通の状態で物を売るとき、
そしてクワイエットアワーに変換してやっていく時間もあるというか、
そういう風な感じで、ぜひこういう運動を続けてほしいなと思って、
今日は感覚花瓶の人に有効なクワイエットアワーのお話をしてみました。
ここまで皆さん聞いていただきましてありがとうございました。
今日も良き音の一日をお過ごしください。
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