だからああいうのって、意味性とか文脈が一瞬で立ち上がるので、15秒の中で伝えやすいんですよね。
確かに。やっぱ短いギャグを持っておくのがCMに出るポイントなわけだね。
そうなんですよね。
あのゲッツめっちゃ出てたもんね、マクドナルドのシーンとかもね。
あれもだから強いよね、その。
強いねー、なるほど。
一発でだから昔不調となるコミュニケーションみたいな話をしましたけど、一種の不調ですよね、ギャグっていうのがね、パッと意味が伝わるみたいな感じですよね。
明るい安村で言うとイギリスのなんかあの、なんだっけ番組みたいなのがめちゃくちゃ評価されたんで、
でもあれで本物感があっていいよねみたいな感じがあるんで。
このCMってやっぱ安心感とかなんとかも大事なんだけど、それって言ってその本物感で担保されるので、それも起用されやすい要因だよねっていう感じかな。
うーん、なるほど。
あとは、安子もね、ハイイイとかもそうなってきつつありますよねみたいな感じで、
安子のね好感度は高いよね。
高いね、確かに。
そうだね、ハイイイとかも別に何も言ってないけどね、なんのこっちゃろって。
究極の素人芸なんだけどみたいな。
そうだね。
元々ね、何も返せなかったから言ってたならそれ面白いんだみたいな感じで、ギャグ化したみたいな感じらしいけどね。
へぇー。
でもハイイイって例えばさ、ハイクオリティのハイだったりとかいろんなもじり方ができるので、これもこれで使いやすいんだよね。
なるほど。
CMの企画には落としやすいので、全通波行動とかの企画会議には必ず入ってると思いますよね。
この辺は。
そっかそっか。
無限に作れるんだよね、この辺は。
使いやすいね。
そうそうそうそう。
確かに。
強いよなっていう感じですかね。
持ちがく的なものは、そもそもCMに神話性がいいんですけどみたいな話の中で、
ブランド自身にも持ちがくがありますよね、みたいな。
それをブランドミームと今回は呼んでますという感じですね。
特に名作CMとかを過去に生み出したブランドであれば、それはもう活用しない手はないっていう感じかなと。
で、ちょっと端末にしまいっぱなしにしてればしてるほど良くて、みたいな話で。
特許期になるからね。
あったあったみたいな感じのちょっとした感動を埋めるので、熟成した方がいいよね。
ヴィンテージギャグみたいな感じですね。
的な感じですかねと。
僕らね、たまにね、昔のビデオテープ。
もうそろそろね、デッキがなくなる問題ありますけど。
なくなりもないですね、うちの家には。
うちはカロジティ時代だけあるんだけど。
あーあるんだ。
たまにビデオテープ再生した時に。
びっくりするのはやっぱあれですね。
当時は番組を見るためにやってて番組に集中してたんだけど、今見てめっちゃ脆いのって逆にCMなんだよね。
あーそうか。番組は確かにね、ネットフリックスとかそういうのでも見れるけどCMは見れないもんね。
昔のCM集とかはあるけどね。見に行こうとすれば残ってるものもたくさんあるよねみたいな。
自然に流れてくるあのCMとしてあるのはすごい時代感を感じそうだね。
あとめっちゃあーって思うのはやっぱり当時その番組、ドラマ好きなドラマとかは1回とか2回しか見てないけども、その間にCMって何十回も見てるんだよね。
だから今見た時にうわ懐かしいってものってそのCMの方なんだよね。
なるほど。あるかも。
そういう感じでビデオ見たら気づくことはありますけど、意識はしてないけども僕らの脳みその底、裏にはそういうね、好きな作品の名シーン名セリフはもちろんありますけど、
同じかむしろそれ以上に膨大な今回の話でブランドミームというものが埋め込まれているんだということが言えると思うんですよね。
だからそれを適切に掘り起こすことでコミュニケーションの効果最大化とか効率上げたりとかってできるかなと思うんですよね。
という話を今回はちょっと具体例、最近の具体例を交えてお話ご紹介したいと思ってます。
本編は先に収録してますけども、宮本さん的に今回の内容はどのあたりが明日使える機能になりそうでしょうか。
ちょうど前回リブランディングの話をしたときに、変えてしまうと元々のブランドが持っていた価値をなくしてしまうリスクもあるよねって話したんですけど、
今回の話とかまさにそうだなと思って、実は昔からあるブランドっていうのは昔からあるが故に資産としてなっていることがたくさんあって、
でもいつもいつもそれを使っているわけじゃなく、本当にタンスに眠っている昔の名作CMみたいなブランドミームっていうのが本当はもっとあるんじゃないかなっていう感じがするので、
ちょうど30年前とかに名作CMを作ったことがあるブランドだとすると、たぶん今がチャンスだと思うんですよね。
だいたい子供の時に見ていた人が40歳ぐらいになって、自分の子供が当時テレビを見ていた年齢になった、今こそそのブランドをミームというか昔の名作CMを掘り起こして何かをすると本当にコミュニケーションしやすくなるというか、
ドンタコスとか普通に新しいCMやってもほとんどスルーだと思うので、みんなにドンタコスを普及させるほどのGRPやるだけの予算があるかっていうのはたぶんないって考えると、
もう過去の名作CMをうまく活用してやっていくとかっていうのが戦略としてはすごい良い戦略になりそうなので、
それができるブランドはできるブランドで限られると思うんですけど、そういえばこのCM、このブランドって過去にそういった名作CMとか誰もが知っている何かを持ってたなって人は必ず使った方がお得だなと思いましたね。
内容は事前に打ち合わせしてないけど、ちょうど被りましたね。
被りましたね。リブランディングとブランディングの話がちょうどこの2回は被ってちょうどいい感じに両方聞くとすごい新しいことをやりたいリブランディング派と昔のことを掘り起こす今回のブランディングの話、ブランドビームの話は鏡の表と裏みたいな感じで関連性があっていいなと思いますね。
シンクロニシティってやつですか?
そんな感じを106回107回もやっているとシンクロしていくのかもしれないですね。
NECも最近CM見ないけど、もうバザールでござるやるしかないだろ。
確かに。今のビジネスのメインがB2Bだから硬い。あらゆるビジネスの現場にはITシステムがあるみたいなそういうCMとか作りがちだけど、そうじゃないよね。バザールでござるがいいよね。
やっぱB2Bソリューションのバザールをやってほしいね。日本一的なね。
いいよね。あれでCMとかやってバザールでござるグッズとかをお客さんに配ったらみんな懐かしがって、こんなのやってたよねってなると思うんだよな。
たぶんねB2Bはこれからそっち系に発展していくと思うんだよね。今まで言うと01でどこもかしこもあそこもやるんだからうちもCMみたいな感じで、
B2BCMが滑挙だけど語り口全部一緒で、定員訴求なんだよね。課題が困ってる言語を描いて、これなら大丈夫みたいな感じで、よかったみたいな。
公文がまるで一緒みたいな感じで差別化全然できてないので、じゃあ次どうなるかって言ったらもうちょっと進化していく中で、NECとかやっぱりブランドミームを使ってほしいね。
そうだね。それだけのものがあるわけだからね。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。本編は約30分あります。途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、じんぼさんの今週のピックアップ。テーマはこちら。持ち逆としてのブランドミーム活用。いざという時に使えるコミュニケーション資産の運用法です。さあどんな内容なんでしょう。
オープニングでも話したように、ブランドミームっていうものを名作CMの副産物として割と生まれたブランドは、最近またそれをうまく取り出してきて使ってるなっていうのがいくつかあるので、それをちょっと具体的に紹介したいなっていう感じですかね。
まず一つ目の事例としては旧裁の青汁ですね。青汁って旧裁の青汁が出た時って他に青汁のブランドを想起できる人いなかったと思うんだけど、今でいうといろんな青汁が出てるじゃないですか。青汁王子もいるしさ。
確かに。
青汁市場は通販市場が成熟してるからっていうのもあるんだけど、めちゃくちゃレッドオーシャン化してるわけなんですよね。
なるほどね。
その中で老舗の旧裁はどうやって戦うの?みたいな感じですよね。ちょっともう古臭いブランドだよって思われないためにいろいろ対抗、抵抗していくわけなんですけど、その時に最近使ってるのは旧裁はね、僕らが旧裁の青汁を知ってるきっかけでもありますけど、やっぱりまず上もう一杯っていうCMが。
あれはね。
インパクトでかかったね。
まずいって何?みたいな。
CMで言うてええのそれ?みたいなね。
俳優さんのアドリブだったっていう説がありますよね。
そうなんだ。へー。すごいアドリブ。
素直に飲んだらまずいって言っちゃったから、あ、やばい、まずいって言っちゃダメよみたいな。もう一杯って言うみたいな。マッキーはもう恋なんてしない、なんて言わないよ絶対みたいな感じの、という説もあるんですよね。
なるほどね。でもね、青汁って当時確かあの、笑っていいと思うとかの罰ゲームで飲むものってイメージだから、なんかやっぱ美味しくないんだろうなっていうイメージはすごい強い。
そうねー。
飲んだことないんかな俺まだ人生で青汁。
そう、僕も何回かぐらいしかないかなー。
どうなの?美味しい?
青臭かったね、やっぱね。救済のまずいもう一杯時代飲んだので、さすがに青臭かったなっていう感じはする。でもそんな論説を打つようなぐらいはではなかったかな。
いやでもすごいインパクトだよねー。
今まで言うと若干救済も埋もれてるかもしれないんですけど、じゃあ再ブーストかけるときにやっぱこれを使わない手はないよねーみたいな感じで、まずいもう一杯をリバイバルしてるんだけど、やっぱ老舗ならではの強みってやっぱ長年の歴史があるからユーザーもいるわけで、
20年30年って中では飲み続けてきていて、割と健康のシンボルみたいな育ってきてる人もいるというところですよね。それで起用したのが中山錦二くんなんですよね。
今はめっちゃイメージいいし、ボディビルの受賞とかもしたりして、割と健康的な本物感がある。
風邪引いてるイメージはないもんね。
中山錦二くんが改めてまずいもう一杯を言うことでグラウンドリフレッシュさせつつ、伝説のCMのリバイバルっていうことでなんとなく王道家みたいなところも訴求するみたいな、そういう効果も狙ってるんだろうなっていう感じがしますね。
なるほどね。これターゲットどこなんだろうね。50代60代だね。
基本はリブーストっていう意味で言ったらそうなんだろうね。昔の記憶に対してちょっとリフレッシュをかけながら再ブーストをかけるみたいなところが一つと、あとはたぶん新奇想も狙うんだろうね。そこを両睨みできるのが中山錦二くんってことなんでしょう。
まずいもう一杯はね、初見でもインパクトありますからね。
前のCM知らない若い、たぶん2,30代の人は知らないかもしれないけど、知らなくても中山錦二くんがこれを言ってることによって、これ面白いなって思う。
何じゃこりゃみたいな。
確かに確かに。
思うな。なるほどね。
錦二くん版は本物はまずいっていうキーワードも出してるみたいね。
なるほど。それは良いんだよね。美味しくないけど体に良いんだったら我慢して飲んでみようかなと思わせるんだろうね。
でもどうなんだろうね。昔は健康に良いドリンクってあんまり想起されなかったけど、今はもうサプリも含めていろんなものがある中で、青汁って何の健康に良いのかなっていうことをちゃんと訴求してもいいんじゃないかって気もするけどな。
実際何聞くんだろうね。
なんか良さそうではあるけど。
自分的なビタミンABCみたいな数値的なところじゃないと思うんだよね。それだったら多分化学的に生成したものの方が効率が良いので、そうじゃないか。
例えば葉緑素とか酵素とかさ、なんか良さそうだけど何が良いのかちょっと曖昧みたいなところをグロスで飲んでもらうみたいなところはあって。
そうかそうか。確かに自然由来のものだからね。
そういうのあるかもな。なるほど。
クロレラ系もそうだけど、やっぱりビタミンが何があるとかミネラルが何があるっていう話じゃないからさ。
そうね。その線上に行くとサプリに勝てないもんね。
だけどたぶんサプリとは明確に違う何かはあって、天然由来の何かで、それがモなのか、青汁的なものなのか、みたいなスーパーシード的なパワフルド的なものなのか、それぞれだけども。
何かしらあるし、それは成分的なものとイメージ、プラシーボ的なもの。プラシーボ効果が半分ぐらいはあると思うから、本物のお医者さんの薬も一定半分はプラシーボだって言われてるので、
健康食品もそうだとすれば、CMとかもそうだと思うんだよね。
半分は飲んだ時の、これ飲んだからこうなってこうなってってイメージを広げるためにCMを売ってるっていうこともあると思うので、そこの情報サービス的なものもあると思いますよね。
実際、電車とか乗ってて黒ウロン茶飲んだらこれぐらい下がりましたみたいなグラフをよく見ると、大体実際黒ウロン茶と比較対象となるプラシーボ何もないお茶とかと比較してるんですけど、何もないお茶とかも結構数値下がってるんですよね。
そうそうそうそう。やっぱ気分だけで結構変わるんだなみたいな。
プラシーボ効果言ってあるけど、それ以上に下がった時に有意な差ができましたねみたいな。
ってことだね。
だから旧裁の青汁的なもので言うと、やっぱりちょっと本物感とか本質感とかそっちを言いたいならね。
なるほど。
だから昔から飲み続けられてますよみたいなところだけど、それだけだとちょっと古臭い感じになっちゃうので、じゃあ改めてその文脈の上で今一番フレッシュなタレントでパワー注入をやってもらってね。筋肉にね。
一気にブランドリフレッシュを図りましょうみたいな。そんな戦略なのかなと思います。
なるほど。絶妙だね。他に思いつかないね。中山筋肉いいね。
まあ候補案に多分松岡修造とかさ、あったけどまあ筋肉しかないよねみたいな話になったんでしょうね。
そうね。
あとは僕らのあれだな、青春ど真ん中の事例2つ。ドンタコスとじゃがりこ。どっちも90年代のもう一世を風靡したテレビCMだね。
ドンタコスはもうドンタコスったらドンタコスっていう。
そうだね。やっぱり当時CMスキップできなかったからね。CMよく見てたよなと思うの。
当時は佐藤雅彦さん的なバザールでゴザール的なドンタコス的なポリンキー的な感じのリズム繰り返し系のCMがめちゃくちゃ入りましたよね。
その中の一つとしてめちゃくちゃ覚えててみたいな感じですよね。だから僕ら世代はめっちゃ刺さるし、多分若い人も見たら見たら一定新鮮だし、人間の本質は変わらないと思うからね。
やっぱ気になるリズム繰り返しだけをCMによって繰り返し刷り込まれるとやっぱり来るものはあるって感じはありますよね。
なるほど。でも今こそTikTokとかでドンタコス流行ったりするかもしれないし、ありかもしれないよね、そういう音楽と合わせてとかね。
この辺の伝説のリバイバル系で言うとそっち系だよね。当時はSNSとかなかったんで、改めてユーザー巻き込み型でネタ募るとかさ、そんな感じの立て付けが多いですよね。
ドンタコスで行くとスイダウ的な感じで、ドンタコスの音楽、何の動画にも合う説っていうのを出して、音源は多分一定開放して、そこに好きな動画をつけて投稿してみたいな感じのUGC作ってるんですね。
で、一応CMも出してて、いくつかね、カラムチョのおばあちゃんとかともカラオしたりしてるCMだかね。
そうなんだ。懐かしいね、カラムチョのおばあちゃんも。今はやってるの、カラーってやる皮膚服みたいなやつでしょ。
あの辺の時代感の何かとコラボしたりとかよくやってて、好きだなと思ったのは、ビリーズブードキャンプのビリー隊長とコラボしてて、
そのビリーのダンスもドンタコスったらドンタコスのリズムにめっちゃ合うんだよねみたいな。
あ、そうなんだ。
めっちゃ笑えちゃう。
すべてがノスタルジーを感じるというか、ビリーズブードキャンプもだいぶ前でしょ?
これいいんだよね、3階建てくらいになってて、もともとは90年代のドンタコスと、ビリーズブードキャンプは多分2007年とか6年とかそれくらいなんだけど、ゼロ年代と今と、3階建てくらいになってるから、
こういう感じのノスタルジアが、サシャのように、ミルフィーユのように、こういう感じでくるんですよね。
まあでも確かにね、40くらいになってくると全部わかる。90年代のこともわかるし、ゼロ年代のこともわかるし、全部重なってると、なんかこうね、おおおおとはなるね。
この辺のくすぐり感的なものが上手いな、絶妙だなって感じがしますよね。
ビリーさんももう夏メロなんだみたいな感じもちょっとね、感慨深いところはありますけどね。
夏メロですね、もうね。
俺らの中で忘れている夏メロがきっとたくさんあるよね。
久しぶりに出してくれると、女性想起はできるので、出してくれると、ああああの時のビリーさんがあったとはなって。
いいとこで持ってきたなーみたいな感じをいかに出すかみたいなところが大事で、それにはやっぱこう、なんかサブカルチャー的素揚みたいなところ。
いかに普段から思い出しておくかみたいな感じのマーケター的な必要かもわからないね。
じゃがりこでいうと、同じような展開かな。じゃがりこね、今年発売30周年らしいんですよね。
そんなもん、もっと昔からあったと思ってたけど、そうなんだ、俺じゃがりこより年齢いってんだよ。
じゃがりこまだ30歳だよ、だから1995年か。
そうなんだ。
じゃがりこといえばやっぱり、じゃがりこじゃがりこじゃがりこじゃがりこじゃがりこ。
商品名だけで食感シズルを表現し、しかもそれが全て意味もあるじゃんね。
人はパッパッパッ食べて楽しみながら噛むみたいな、それをじゃがりこだけで表現するっていう、天才的なCMなんだけど。
確かに。
これもじゃがりこじゃがりこじゃがりこと、あと2000年代にちょっとオシャレ系のじゃがりこのリズムのCMもあって、
でも、例えば新しいことをする時に、新しいキャンペーンを打つのもいいけども、
こういうおなじみのブランドMemeに新しい取り組みを上手く載せることで、
新しいんだけども、これまでの精神とか姿勢とかスタンスの延長線上に新しいことをやるんだよっていう意味を伝えられるわけですよね。
そこが上手いなと思ったんですよね。
これ普通だったら何も伝わらないじゃないですか。
カーボンニュートラル配送の黒猫ヤマトの宅急便って、コピーにも何にもなってない言葉だけれども、
音程を黒猫ヤマトの宅急便にするだけで頭には残るもんね。
あとカーボンニュートラル配送を始めたのは誰かどこかっていうのはわかるわなみたいな。
残るよねみたいな感じですね。
なのでこの機もおなじみのサウンドロゴに新しいカーボンニュートラル配送のっていう意味を付け加えること自体なので、
だからCM表現もこれを吹き込むっていうかスタジオで吹き込むシーン自体がCMになってるんですよね。
他のことを言わないみたいな。
ある意味コスト削減っていうか低コストだね。
須田まさきってこういうメタクレーション的なCM多いよね。
他なんかあるっけな。
炭酸水のウィルキンソンのCMで、刑事役の待ち時間の須田まさきがウィルキンソンをビヤッと飲んで、
演技に向かうみたいなCMとかもあってみたいな。
あれもメタクレーション系だよね。
なんかちょっと素な感じがいいんだろうね。たぶん須田まさきさん。
ってことだね。
なんですかカーボンニュートラル配送って。
よくわからん。
これは何。電車とか船とかで運んでるのかな。
もうそうなんだろうね。
たぶんそうだよね。CO2をあんまり出さない配送をしてますよ。
でもニュートラルってことは出さない。
ゼロには絶対ならないかな。
どうしてるんだろうな。
でもなんか最近あるじゃないですか。
例えばデータセンターとかでも、データセンターで電力は使うけれども、その分だけ風力発電とかを設置したりとかして、
プラマイゼロにするみたいなことは聞くからやってるのかな。
黒猫大和でゼロにしようとしたら結構大変だな。
詳しくはわからない。結構大変だと思うよね。
どうしてもトラックで運ぶ部分が残るからね。
どこまでなのかは、詳しくは15秒では説明しきれませんな。
できないね。
でもこれだけ僕らがラジオで喋って話題にして、何だろうっていうぐらいの興味までは作れてるわけですからね。
SDGs系のやつだとやりがちなのは取り組み自体を風力発電の絵とかを見せて、これまでもこれからもみたいな、
なんかっぽいことにするじゃないですか。
ありますね。
それは見たくないよね。何も残らないよね。
確かに。何がしかやってた、なんか見たことあると思うけど、どこの会社か全く覚えてないね。
っていう感じには、これはなってないよね。
なってないね。
ここしかできないしね、この黒猫ヤマトのたっきりの。
これこそブランディングだよねって感じはするよね。
なるほどね、確かに。
だからいずれの例もそうですけど、やっぱりブランドミーム、いいCMを作ろうとした中のたまに生まれるヒットの延長がホームランじゃないけど、
名作でバズったりヒットしたりすると、その時のスパイク以外にも残るものはあるので、それって資産だよなって感じはしますよね。
確かにね。
しかもこんなに何十年も持ち続けている資産って考えるとすごいね。
だから大きな文脈だよね。
文脈は多くの場合、今回の例で言うと大体30年とか40年ぐらいの時間を熟成期間を得ているので、
時間のレバレッジが低いからパッと0秒で意味が伝わったりするし、
0秒で好きだなとか特定の感情が立ち上がったりとか、そういう大きな意味が埋蔵されているものだと思うんですよね。
確かに。これはそういう資産を持っている、昔からCMとかやってるところは使わないと損ですよね。
あとはずっとは使い続けられないじゃないですか、こういうのって。
たまにやるのが多分面白くて。
毎回毎回擦ってたら、またかよって多分なるから。
改めて昔からあるブランド担当になった人は一度そういう機会がないかを振り返ってみればいいかもしれないですね。
そうしたら他の担当者にはないスパイクを作れる可能性がある。
スパイクってだからか作れないけど。
作れない作れない。
過去のブランドMemeがあれば割と簡単に再生産できるんだよねみたいな。
そうだね。結構その予算、認知予算とかはかけなくても、例えばPRで載ったりとか、一回見たことがあればそれの記憶に残る度合いとかは高いと思うから。
だから全くゼロから作るよりもこういうのをうまく利用した方が良さそうな気がするね。
あと多分あれかな、今の社会でいくとフリーデンとか、僕の最近ハマってるからかい上手の高木さんとかもそうですけど、
やっぱこう大きな何かにも日常の会話、コミュニケーション自体に本質が宿ってますよねみたいな視点のものが多いと思って。
だからこういう親子の中で、家族の中での会話とかコミュニケーションの中に入っていくようなブランドMemeをいかに作れるかとか、
昔あったものをいかにお茶の間に提示するか、発掘して掘り出して提示するかみたいな、
そういう中でLINEのスタンプもそうだと思うんだけども、やっぱり人と人とのコミュニケーションの中にブランドをいかに溶け込ませるかみたいなのがすごい大事になると思うので、
それでいくと一番使えるよねみたいな感じはありますよね。
TikTokとかInstagramがあるんで、それがその人たちだけではなくて他にも広まるという意味も含めて。
そうですね。しかもたぶん、じゃがりこのCMとかを見て懐かしいとか、
これ子供にじゃがりこリズムやらせようと思う、親はちょうど子供の頃じゃがりこのCMも見ていた、今は30、40歳の人だと思うので、
その人たちにとっては懐かしいし関与はあるし、だからちょうど世代を越えてやるにはいい文脈なんでしょうね。
これがあまりにも60年前のものになるとちょっとね、もうそれを覚えてる人の年齢が70歳、80歳になるからちょっと無理やけど。
絶妙な。
もう覚えてないかもね。
子育て世代の人たちが青春を思い出すぐらいの距離感がいいんだろうね。
そうね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
X、Q、Twitterのハッシュタグ、マーケターの真夜中ラジオかLINEコミュニティで教えてください。
LINEコミュニティのURLは概要欄からご覧ください。
誰でも側名で気軽に参加できます。
さて、今週の明日使える聞くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
僕がね、割と映画好きでよく見るんですけど、この監督の作品はどれも全部いいなみたいな。
全カット、全秒スキーだなみたいな監督がいて、
今泉力也監督っていう、ほんと同年代、歳もほぼ一緒でみたいな人なんだけど、
この人の作品、僕全部見てるわけじゃないけど、どれ見てもすごい好きなのね。
たるいシーンとか一切なくて、ストーリーでもっていくわけじゃなくて、空気感でもっていく感じなんですよね。
僕が最初になんじゃこりゃと思ったのは、下北沢の若者の日常を描くみたいな感じで、
下北沢映画っていっぱいあるんだけど、初めていい作品ができたなみたいな感じの。
僕も14年間住んでたから、下北って町にはすごい思い入れがあるし、
その中のリアルな若い人のコミュニケーションみたいなのを描いてる作品が、
街の上っていう作品だったんですけど、すごかったね。何もないんだよ。
ストーリーは特になくて、イケてない青くんっていう、今泉監督は若葉龍也さんという俳優さんを使うのがめちゃくちゃ上手いんだけど、
なんかぼーっとしてるんだけど、逃げ切らないみたいな若者の男の子を描くのがすごい上手い人だね。
強い女の人に好きかって言われて、振り回される、オロオロするみたいなのが街の上で。
今回、からかい上手の高木さんっていうのも最新の映画であったんだけど、
それももう同じような話で、素晴らしかったんですよね。
そうなんだ。僕、出馬泉力也さんのwikipedia見たけど、作った作品どれも1個も見たことなかったな。
そうだよね。
これ見たことあるってならんかったな。
めっちゃ話題作とかじゃない、そこ俳優さんとかとも近いというか、
成田涼さんとか、ほぼノゲラだと思うけど友情末縁とかでめっちゃ使い回してるとか、使い倒してるとか。
そうなんだ。
そのまんまやな。
そうそうそう。アニメからもそうなんだけど、いまいちいけてない西方っていう男の子がいて、
それを超越的な良気的彼女ってありますかね。
良気的彼女。
良気的な彼女っていう、2005年ぐらいに韓国の映画で超越したやつで、僕はめちゃくちゃ好きな作品なんですけど、
あれ系ですね、ちょっと超越的な感じのめちゃくちゃ可愛い女の子が自由勝手にこうやる、小悪魔のポッキーバンみたいな感じの。
なるほどね。男性は振り回されるわけだと。
そうそうそう。それを長野芽衣がやるんですよ、だから無敵ですよね。みたいな感じ。
長野芽衣にでもそういう小悪魔的な印象はなかったけどな。
そうなんだよね。だからちょっと甘いよね。甘めの感じもあるので、どうなんだろうね。
でもこれを見たら他のキャストでどうかなとかって俺も考えたんだけども、長野芽衣かなみたいな感じ。
あれの甘さを抜いたキャスティングとかもしかしたらあるかもわからないし、原作ファンだとどうかなっていう人もいるかもしれないけど、
僕はあんまりそういうコメントとか見てないからあんまりわかってないって感じかな。
最初それから入ったのもあるけど、素晴らしかったですねって感じと、振り回される西方くんを高橋文也さんっていう俳優さん、
ただ他の有名な作品とか出まくってるわけではないんだけども、そのキャスティングも上手いなと思って。
彼の喋り方、ルックスとか演技も上手いけども、絶妙に弱気な喋り方みたいなのが上手くて、よく見つけるなっていう感じがしましたね。
ひたすら高木さんっていう仲の芽を演じる女性が西方っていう男の子を大人になってもからかい続けてるっていう話なんだけど、映画版はね。
最近の作品、フリーレンとかもそうだけどいいなと思うのは、やっぱり大きな物語を失われてみたいな話で、
個人の関係性とかコミュニケーションとか、そういうのに本質があるよねみたいな話の筋が多いかなと思うんですよね。
だからそこの人と人との関係性をつなぐコミュニケーションって、一律ではなくて人それぞれだよねっていう話だと思うんだよね。
それは恋愛ドラマで行くと、すれ違いがあったりなんかして気を引いたり引かれたりして、告白してみたいな。
そういうコミュニケーションは一つありますけど、それだけじゃないよねみたいな感じで、この二人の間は常にからかいからかわれるみたいな関係性のコミュニケーションが100%なんですよね。
基本的にはずっとタームレ続けてるわけです。中学1年生からずっとタームレ続けてるわけですよね。
そのタームレこそが人生なんじゃないの?みたいな感じでもあるかなと思うんですよね。
なるほどね。これはフリーレみたいにたまに名言的なことを言ったりするのかな?そういうことはないの?
名言ではなくて、高木さんの優しさというか本心が名言に変わるかもわからないね。
なるほどね。いつもは振り回してるけど、ちょっと優しさがあるんだ。
その優しさは聞き様によっちゃすごく優しいし、聞き様によっちゃからかってるだけみたいな感じになったけど、
この視点の二重性みたいなのがすごく面白くて、基本的には西方くん目線でずっと描かれてるのね。
アニメとか特にそうだけど、絵もそうなんだよね。西方くんはあんまりイケてなくてすごく幼い感じで、ヘナチョコで、
高木さんはめっちゃ超越的で、すごい何でもできるスーパーガールみたいな感じなんだよね。
その目線で見る高木さんはやっぱり完全におちょくりに来てるみたいな感じなんだけど、
映画版ではからかうって何なの?みたいな話とかがいろいろ深掘りされて、
それってこの二人なりのコミュニケーションなんだよみたいな話?愛情表現なんだよみたいなところが描かれるわけね。
この二人は付き合ってはいないんでしょ?
付き合ってはいないね。でも中学の同級生はみんな二人は付き合ったでしょって思ってるぐらいの感じ。
それぐらい仲がいいわけだ。
だから仲はいいんだけど、西方くんはすごい西方目線で見ると単にからかわれてるだけで、
普通にからかい返そうってことしか考えてないっていう中学3年間を過ごして、
1日30回ぐらいからかわれてるのね。
高木さんねーっていうのが決め台詞というかいつものセリフなんだけど、
それ自身がもう実は生き甲斐になっててみたいな話がアニメだね。
なるほど。なんかいいね。素敵な日常というか。
別に特別なことがあるわけじゃないけれども、それはとてもいい日常だね。
くすぐられ続ける感じがアニメも全部そうだね。
西方くん目線で外してみたらすごい愛のコミュニケーションになっていくわけ。
高木さん実は西方くんに何回も告ってんじゃんみたいな感じの見え方になっていくよね。
アニメ版で言うとシーズンが3つ。3まであって劇場版もあって全部で30何話?6話ぐらいまであるんだけども、
最後一瞬だけアバンタイトルだけ高木さん目線になる回があるのよ。なぜか。説明も早く。
アバンだから1分ちょっとぐらいなんだけど、それは西方かっこいいんだよね。
普段の髪型と違って割とツンツンヘアで二重まぶたで、背も高くてみたいな感じ。
だから面白いんだよね。
高木さんにはそう見えてるってことだよね。西方くんのことが。
そうなんだ。
そういうことだよね。同じ二人のコミュニケーションだったとしても、同じコミュニケーションでも相手と自分では全く違うものを見てる可能性はあるし。
からかうっていうのも関係性を続けようとする高木さんの努力だったりするわけね。からかうって何なのかっていうとね。
遊んでるだけじゃないわけだ。
西方っていうのはめちゃくちゃ純粋でまっすぐな子で、それ自身が魅力で高木さんはそれを評価してるというか好きなわけなので、からかうことでリアクションすることはその西方らしさを引き出すというか確認する作業なわけなんですよ。
じゃあ魅力を引き出し続けてるわけである意味でしょ。
だからあれを西方を愛し続ける行為なわけなんですよね。
深いね。
それを西方は子供だから高木さんねーつって既に反撃の方法を考えて、高木さんつっていろいろ消しかけるんだけど全部失敗するっていう。
36話全部失敗するから可愛いんだよねみたいな。
へー。
面白いね。だからある意味結論がわかっているドラマなんだけれども、どれも面白いってことだもんね。
だから主眼はそこのやりとりでしかなくてみたいな感じだよね。
日常のなんでもないやりとりからかいされるとか、なんでもそうだよね。冗談言って笑うとかなんでもそうだけども、それ自体が多分人生なんじゃねーのみたいな話かなと思うんですよね。
フリーレンとかも含めてそんな感じかなーっていう気はするよね。
そうか。こういうカテゴリーはこういうカテゴリーで面白いね。だからレディメーカーとは全然真逆というか感じではあるけれども、こういう系はこういう系であるよなー。
特に何も起こらない、ただ学園の行事が淡々と行われていくみたいな。
アニメでいうとシーズン1が1年生、シーズン2が2年生とかっていう感じで、1年が順々に描かれていくだけでみたいな。
そうなんだ。面白そう。
じんぼうさんはこういうジャンルのものが好きなんだっていうのは初めて知ったんでちょっと見てみようかな。
そうですね。僕は割とそうだな。だから大きな何か目標があってそれを達成するぜみたいなストーリーは昔からあんまり興味がなくて。
邦画の疲れてたのかな、当時は。画面からマイナスイオンが出るような映画とか好きでね。
邦画の田舎のドーンっていうなんか田園風景が映るようなジャージの二人とかっていう映画とか好きなんだけどみたいな。
空気感描くとか、ぼーっと癒されるとか割と好きですね、昔から。
そう、あんまりそういうの見ない。俺はもうわかりやすいスターウォーズみたいなさ、敵と味方がいて戦って勝ったほうが比較的好きなことが多いから。
なんかどうでもよくない?X-Menなんとかで最初からわけのわからん怪物がバンバン殴り合ってんだけど完全に乗り遅れた感があって、どうでもいいんですけどこの喧嘩みたいな。なんで喧嘩してんだっけみたいな。
まあでもなんかわかりやすいじゃないですか。映画終わった後のすっきり感っていうか。
ほんとスポーツを見て終わるぐらいの感じ。味わうというよりも日本が勝てば嬉しいみたいな。
そういうライトな感じで映画を見てることのほうが多いかな。
でもたまになんかそういうフリーレイみたいに全然そうじゃない。一言も大声を出さず静かに生活しているというか、冒険しているのが面白いと思うのもあるから、ちょっと見てみようかなと思った。
あとまあいいよね、大きな魔王を倒すんだったら僕らの生活には関係ないけど、日常会話をちょっと充実させてみるとかってできるじゃないですか。
そこの気づきというか、そういうきっかけにもなるので、わりと明日役に立つアニメかもね。
それ面白いね。なるほどね。こういう風にからかったらいいのとか。
からかいのパターンは多分1000パターンぐらい知れますよ。
そういう目線で見るのも面白いね。しかも永野芽郁がやってくれるんだったら可愛いもんね。
すごかった。映画は本当にすごかったし、その後見たアニメもさらに3シーズンあるからめちゃくちゃ良かったけどね。
じゃあ僕はその順番がいいですか?映画見てアニメ見る順番がいい?
そっちの方がいいんじゃない?映画はね、ルトーコの町田君っていう絵が上手な男の子がいるんだけど、それと高木さんの会話のシーンが俺もめちゃくちゃ好きで、
高木さんは永野芽郁は顔の演技が上手いね。西方が好きなことがバレちゃうんだよね。不登校の男の子に教育実習できてるんだけど、
中学生に逆にバカにされるんだよね。いいっすね、青春ですねとか言われてうるさいとかって怒るシーンがあるんだけど、その辺のやりとりとかが絶妙なんですよね。
映画版の完璧。会話が完璧ですね。さすが今井住監督って感じです。
あ、そう。
ぜひぜひ。
これはちょっと見てみよう。
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ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。