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みなさん、こんばんは。あした使える、聴くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケ観で掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち点を模索する、みなさんのヒントになる視点をお届けしていきます。
スタートアップの思いが伝わるマーケティングを実現する、株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
淡路島でコピライターをやってます。じんぼうです。よろしくお願いします。
コミュニケーションスピードの重要性
お願いします。さて、今日のテーマは、考える前に意味がほどけるようにわかる表現設計、コミュニケーションスピードを上げる広告の仕掛け、です。
さあ、このテーマを取り上げた理由は何なんでしょう。
映画とかドラマとか違って、広告って割と一瞬でメッセージを伝えないといけないので、
この瞬時の接触でメッセージを伝えなければいけないという運命にある広告において、
すごい大事になってくる一大テーマが、コミュニケーションスピードっていうことなんですね。
で、それを実現するために必要なのが、メッセージを見たときに、なんだろうなーって深く考えさせたらダメなんですね。
それってアートなんですよね。
それはアートなんだね。
それはアートなんで。
CMとか広告を見て考えてもらうことなんてできないもんね。
できないね。
低関与だから。
すごい文化的な気持ちになって、博物館にわざわざ足を運んで、やっとわかったかわからないような感じになるのがアートで。
広告は逆なんですよね。
考える前に意味が自然にほどけるようにわかる設計にする必要があるんですね。
これがコミュニケーションスピードの速いメッセージっていうふうに言えると思います。
ここが大事なんですけど、とはいえなんですが、最初から意味がほどけてたらダメなんですね。
剥き出しになってたらダメなんですよね。
引っかからないってことか。
引っかからない。
そのままハーンで終わっちゃうから、一瞬引っ掛けてなんだろうと思ってもらわないといけないし、でも意味がほどけるようにわからないといけないし、絶妙な幸加減がね。
絶妙な幸加減が必要ですね。
0.5秒くらい考えたらわかるんだけどみたいな。
でもそのまま剥き出しにはなってないくらいの感じがこの幸加減ですよね。
なので、ほどけるからこそ認識的な関与が生まれるんですよね。
頭の中でその意味をほどいていって、自分で解き明かした、自分が理解したっていうプチ感動ですよね。
このプロセスが認識的な体験記憶になって残っていくっていうことなんですね。
広告のコミュニケーションスピードの上げ方
ここのプロセスにどう一瞬で思わず巻き込むかっていうのがコミュニケーションのポイントだと思いますね。
確かに。
前回不調みたいな話しましたけど、不調がうまくいったときにどうなるかというのが今回の話かな。
コミュニケーションスピードが上がってちゃんと記憶に残って、
15秒で15分分の情報量とかがしっかりと伝わるんだよみたいなところになっていくというところですね。
それやるにはどうするのって言ったら、いろんなものを総動員して15秒とかに詰め込むんですけど、
基本はコピーとデザインになってくるかなと思いますが、
あとはですね、タレントさんのキャスティングとかめっちゃ大事だし、
あとは音楽とか演出とかですね。
いろんな要素を使って一瞬で誤解のないようにコミュニケーションスピードを上げるみたいなことをやっていかないといけませんというところですね。
なのでそのいろんな各パートの所要所でこんなことやってるよねとか、
そういうことをちょっと例を挙げながらご紹介していくっていうのが今回のお話になります。
本編別撮りしてますので山本さんには収録で聞いていただいてますが、
どういう点で明日使えるネタになりそうですか?
そうですね。本編の中でコンテキスト、短く伝えるためにコンテキストを活用するっていうところであったと思うんですけど、
いろんなところで広告を見たりして、タレントさんが使われてる時に、
なぜこのタレントを使ったんだろうかなって考えると面白いのかなと。
それを考える機会になりそうだなと思いました。
そうですね。
短くコミュニケーションスピードを上げるためにタレントを使っていると考えるならば、
このCMでなぜこのタレントを使っているんだろうとか、この広告でなぜこのタレントを使っているんだろう、
どこのコミュニケーションスピードを上げようとしているのかなって考えると、
広告を見る目線がちょっと変わるだろうなと。
僕も広告代理店にいた時に企画をやる時に、どのタレントさんを使うかとか、
代理店がリストを作ってきて、それぞれ値段とか書いてあって、
クライアントと一緒にこの人がブランドイメージとか含めて一番いいですかねとかってね、
実はすごい時間とかをかけて選んでるわけじゃないですか。
この人流行ってるからとかね、そういうのではなく、
いろんな文脈を経てその人に決まっているので、
そういう観点で広告を見ると発見が多くなるんじゃないかなと思いましたね。
そうですね。
だからディーバースエンジニアリング的な発想ですね。
逆算してやっていくと、どのタレントさんはどういう文脈を持っているのかとか、
そういうのも割とセンスが上がるかもわからないですよね。
そうですね。
共通の文脈として、日本に住んでいると、
この人だったらこういうイメージを持っているだろうっていうのを前提にして広告が作られている
はずなので、そこを見る上での観点として面白いんじゃないかなと思いましたね。
そうですね。
あとは日頃ドラマ見るとか映画見るとか何してもそうですけど、
そこのちょっと肯定感が上がるよね。
これは楽しいこともあるけど、マーケティングのためだよね。
そうだね、確かに。
テレビCM見なさいって言われたもんな。
見なさいって言われるよね。
僕も未だに頑張って見るようにするけど、ついつい自動的にリモコンに手が伸びる時がありますね。
そうよね、スキップしちゃうよね。
あれさ、一番罪だなと思うのが、2年も3年も素材を差し替えないCMがあるじゃないですか。
もう一瞬でそのCMが出た瞬間に我慢しきれなくなっちゃってスキップしたんだけど、後続のCMにすごい迷惑かけてるよね。
確かにね。
CMの面白さは昔より減った気がするけどな。
そうかもね。
制作費が減ったからかな。
昔はCMスキップとかもみんなテレビを見て、CMスキップとかもできなかったから、
結構CMも面白いの多かったけど、どんどん面白くなくなり、さらにスキップしっていう悪循環で本当に今見なくなったけど、
本当は見た方がいいんだろうなって思いながらスキップしちゃう。
僕はテレ時計をよりと見るから、
WBSなんて週5やってるんで月金補備で同じスポンサーが流れるんだけど、
それを3年も素材差し替えないとかどういう神経質になるんだろうなって思うんですよね。
だって週5見せておいて3年でしょ?600回とか見ないといけないじゃん。
そうだね。
嫌になる。さすがに嫌になるよね。
まだ擦り込み効果とか持ってんのかな。
擦り込みすぎだろ。擦り切れるわみたいな。
どういう前提なのかな。毎日は見ないだろうみたいなことなのかな。
昔の竹本ピアノのCM、ずっと同じやつやってたやん。
はいはい。
1デジになってもずっと両側切れてる。
やってたCMずっとやってたやんか。
やっぱり繰り返しは繰り返して効果があるから、あれ多分変えたら効果落ちるんやと思うよ明確に。
竹本ピアノの売り上げがCMの素材を変えたら落ちるから変えれないんやと思う。
で担当者変わる度に変えてみてもいいかなと思うけど怖くて変えれない。
実際変えても効果が落ちるっていう。
あるかも。
でもあれさCM効果も一つあって、泣いてる子供が泣き止むっていう効果があるじゃないですか。
それの苦情を殺到するっていうリスクも考えたんじゃない。
子供が泣きっぱなしじゃないかみたいな。
そういう社会的意義も考えると変えれない。
クレーマーの多い社会ですからね。
そういう理由なんかな。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。
本編は約39分あります。
途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
リンモさんの今週のピックアップ。テーマはこちら。
考える前に意味がほどけるようにわかる表現設計。
コミュニケーションスピードを上げる広告の仕掛けです。
さあお話を聞いていきましょう。
冒頭でお話ししたように
広告メッセージでめっちゃ大事なのがコミュニケーションスピードなんですけど
それにはいろんなものを相動員してやりますよということで
コミュニケーションスピードを上げるためのあの手この手って何なのっていうのを
少し一つずつ紐解いて
具体例を挙げながらご紹介をしていきたいなと思います。
中田さんのコピーの例
まず軸となるのはやっぱりコピーだと思うんですよね。
なので最初はコピーの例を出したいですが
僕がコミュニケーションスピードっていう言葉を覚えたのは
この人ですっていうのが
糸井重里さんは昔もお話ししたと思うんですけど
皆さん知ってますよね。有名な方で。
コピーの御所って糸井さんともう一人中畑隆さんっていう方がいて
その二人が両挙と帯びた感じで扱われてるんですね。
糸井さんは最近あんまりコピーやってないけど
中田さんはまだまだバリバリ現役で
今もコピー書かれてるのね。
今もバリバリ書かれてますね。
アディランスは誰でしょうっていうTCCグランプリを
中田さん自身が取るっていう会長を10年くらい前にやってたりもするので
まだまだ現役ですね。
すごいね。審査員になるような人だよね。
審査委員長だね。
まだまだ負けてられんよみたいな。
かっこいいね。審査委員長が自分のやつでグランプリ取るってかっこいいな。
今年は俺やなみたいな感じ。
みんなもですねってなるってわけよね。かっこいい。
中田さんといえば心も満タンにコスモ石油ですよ。
その人ですね。
この人がコミュニケーションスピードってよく言ってるんですね。
その人自身も講演会とか行くとやっぱりそういう感じの人なんですよ。
コミュニケーションスピードの鬼みたいな。
化身みたいな感じの。
もうすごいズバズバセリフがキレキレなんですよね。
なんでそういう人なんだろうな。
だからそもそもの脳みその使い方がすごいんだろうなと思った。
たぶん癖づけが人とは違うんだろうと思って。
この人の本読んでるとよく書いてあるのがコピーの基本かな。
いろんなことをブレイストするときにまず頭に早い話がっていうのを書けってよく言ってるんですよ。
早い話が踏んだか踏んだかって書くとすごい端的に目の前の人に分かりやすく伝わるような言葉で切り口で言葉が出てくるんだと。
早い話が何とか早い話が何とか。
話を連ねてもいいよね。
早い話が何とかだから早い話が何とか。
どんどんどんどん繊維化させていくとか。
一旦書けたらその早い話がの部分を切って捨てれば残ったのが端的なコピーの原型なんだっていうことなんですよね。
なるほど。だから本当は長い話になるところを長い話をするんじゃなくて早いし話がということで一瞬で伝えるっていうことをこだわってるわけだ。
そうそうそう。
要するにっていうことなんだけど、要するにって言って要するにじゃない人いっぱいいるじゃん。
多いね。
要するにはもうダメなんですよ。あまり気のしないから。
コピーの魅力
早い話がって中畑さんっぽい中畑区長でやるとバッと出そうな感じがあるんですよね。
だからいい呪文みたいなもんですね。
油肩ぶら的なもんだと思いますけど。
でも要するにと早い話がちょっとニュアンスが違ってて。
例えばコピーだと何かに例え話にしてうまく伝わりやすくするとかすると思うんだけど、そういうのって要しているわけではないもんね。
要約をしているわけじゃないからさ。
そうだね。
要するにではなくやっぱり早い話がって言って僕が思ってることを全く同じように相手にコピーとして伝えるためにこの言葉っていうのが一番いい言葉なんだろうね。
そうだね。
要するにと早い話がの違いって何なのかっていうのを言語化すると、多分早い話がは相手のベネフィットに対して指すよね。変換してるよね。
だからこういうことができるようになるんだよとか、こういうことせずにこういうことができるようになるんだよ、それいいじゃんみたいなことになると思うのでそこなんでしょうな。
そうかそうか。
確かに。
いい枕言葉を発見してるよなって感じするよね。
なるほど。
だからこの早い話がが大事なんですっていうこの言葉時点でさすがコピーライターというか、言葉一つ一つにこだわっている人らしさが出るよね。
めっちゃ目の付けどころがシャープやんって感じよね。
これは中畑さんのコピーなの?
もちろんもちろん。
なるほど。
シャープでしょっていうのは中畑さんの作った有名なやつだね。
これは最近の人知ってんのかな?昔のCMは必ずね、目の付けどころがシャープでしょって言って目から矢印が出てるね。
出てたやつ絶対見てたよね。
10年前くらいには変えちゃったんだよな。目指してる未来が違うに変えちゃってからシャープがちょっと史上とは目指してる未来が違ったみたいで、ちょっとああなっちゃいましたけどみたいな感じ。
そっか。
シャープに戻していいと思うんだけどな。
確かにね。でもあれだね、そのコピーがなくなったからかもしれないけど、今のシャープに目の付けどころがシャープ感感じない?
ないね。もう液晶やめるって言ってるもんね。テレビやめるってね。
何作るんやろうって。でも昔、自分が子供の頃のシャープって、ほんと目の付けどころがシャープというか、これまでにない商品を作るなっていうイメージあったけどな。
うん、なんかあったよね。それなりの存在感がありましたよね。NECともフジツーとも違う何か存在感あったよね、シャープの。
あったあった。
具体的に何かは言えないがあったよね。
確かに。シャメール作ったのがシャープじゃなかったかな?
あ、SH何々みたいな?
そうそうそうそう。
そうだな、確かな。
新しいプロジェクトXでやってたね。
やってたよね。あれだからスマホの原型だもんね。
そうね、今思うとね。あの小さな携帯電話という筐体の中にカメラを埋め込むというイノベーションをしたのがシャープ。
こういうのを出してくると目の付けどころがシャープだなって思ってたな。
そうね。そういうカルチャーでもあったんだろうな、当時は。
そうだね。
そんな中田さんの早い話の実例コピーですね。
いくつかこんなコピーがバッと来るよねみたいな感じで言うと、中田さんオッチャンだけどさ、化粧品もやってるみたいで、
アンテリージェっていう美容液で、この当時はちょっとわからないけど、今のアンテリージェはオールインワンみたいな滝の美容液なんですよね。
なので割とスキンケアをちゃんとやらなきゃなみたいな感じの30代くらいの女性に対しての商品だと思いますが、
このコピーが、「顔は裸」っていうコピーなんですよね。
これはドキッとするよね。
確かにね。裸もカタカナで書かれるとインパクトあるね。
インパクトあるね。
まあそうなんですよみたいな話。事実なんだけど。
でもびっくりするよね。改めて言われると、ああそうだなみたいな。
そこに対して紫外線のケアも何もせずに出すっていうのは怖いなっていうのと、
それで荒れた肌を人に出すのも怖いなって思って、二重の恐怖訴求だと思うんだけど、
それをやっとるこのわずか6文字でドキッとさせる一言。
すごいね。
鮮烈なイメージ
自律に基づいてるから、疑いようも何もなくて、ああそうだなって思わざるを得ないっていう。
でも気づきを与えるというね。
そう、気づきを与える。
たぶん一生の認識を変えるぐらいの割とデッカな気づきを与えますよね。
これ企画会議で出てきた時の担当者びっくりしたやろな。
そうだね。
おお、すごいの来たみたいな。
他の案出ないよね、これも。
出ないね。
絶対これってなるよね、これはね。
いや、参りましたって感じなのね。
そうよね。議論の余地ございません。こちらでいきましょうってなる。
これめちゃくちゃだからコミュニケーションスピードのといえば何ですかって言ったらこれだよって感じするよね。
そうね、短い。
すごい短い。
鮮やかみたいな感じかな。
あとはね、僕が個人的にめっちゃ好きなのが、ファルコの目的があるから弾丸を早く飛ぶっていうコピーですね。
これもめっちゃ鮮烈なイメージが一瞬で走るよね。
武装だけどね、弾丸って武装だからこそファルコみたいな文化的なファッション的なところに適応するとすごくイメージが広がりますよね。
なるほどね。絵はすごいわかるね。
ビジュアルがなくてもすごい絵が勝手にそれぞれに鮮烈に浮かぶようなコピーですよね。
確かに。あとはあれね、顔は裸は当たり前のこと言ってるけど、目的があるから弾丸を早く飛ぶはそんなことないからね。
理系的に言わせていただくと、別に弾丸は早く打ち出しゃ早く飛ぶから目的関係ないけど、でもこう書かれると、ああそうかって思うところが言葉の凄さというか感じがするな。
そうね。だからみんなが知っている現象に意味を取り付けるってことだね。新しい解釈を取り付けることによって、ああそうだなみたいな感じだよね。
そうだね。
こういう表現も割とすごいなというところ。
あとは以前一回紹介したベンザエースを買ってくださいっていうコピーなんだけど、これはそのまんまやんけって感じするんだけど、これ1980年代後半に出されたコピーで、
この頃って80年代後半は割ともうコピーの表現合戦みたいな感じで、うまく言い合い合戦みたいになってたわけですよ。
恋が来て愛が脱がせるとかさ、口笛でタクシーを止める服とか、百貨店がすげえかっこいいコピーバンバン出してる時代ですよ。
だから逆に変化球変化球じゃなくて、ドストレートで行くみたいな感じ。もう広告なんだから買ってもらうんだから買ってくださいでいいじゃないかみたいな、そういう敵や根性丸出しのコピー。
すごいね。
そう、99人が逆行ってるところで一人だけ真っ直ぐ歩いたらめちゃくちゃ目指すじゃんみたいな感じでね。
すごい。だからそういう時代背景があるんだね。
そう。
これはすごい。これはね、そういう時代背景なかったら何も考えてないように見えるけども、逆になんだな。
中田さん的に言わせると、お上手なコピーは言葉刺さりませんって言いましたね。かっこいいって思って。
なるほどかっこいいね。
そんな感じね。ミスチュールがドロップキックをすればね、中田さんはストレートパンチを社会に放すという。
なるほど。
めちゃくちゃかっこいい。かっこいいですみたいな。
なるほど。そういう時代のコピーなわけだ。
そうそうそう。
なるほど。
コンテクストと意外性
こんな感じで、切れ味くっそ鋭い人で、この人もう名作コピーだけで本が一冊埋まるぐらいのすごい人なんで、皆さん。
へー。
コピーライターとか興味が無かったらまずこの人を押さえるべきみたいな感じですね。
なるほど。
これがまず第一、コミュニケーションスピード上げる時の、基本はやっぱりコピーでしょっていう時の例です。
あとは他にもいろんなやり方がありますので、一言で言うと既存の前提知識を上手く使う、社会的なコンテクストみたいなものを活用することで、
それを足し合わせていくと勝手に誤解なく、解釈の底がなく、スッと伝わるっていうところがあります。
うん。
コンテクストっていうのは、受け手の理解が既に完了している認識の束みたいなものなんで、それを上手く使いましょう。
なので、広告クリエイティブとかやるんだったら、そこのコンテクストをしっかり理解していく、その理解度が重要になってきますっていうことでもありますということですね。
一方で大事なのは、コンテクストはあります、このコンテクスト通りに全てを設計すると、うん、それ知ってるよみたいな話になるんですよね。
だから既存の文脈を使いながら、そこの最後は文脈の裏切りを言ってかまさないと何も残らないみたいな話になってしまう。
当たり前のことを大きな声で言ったらすげえバカ、バカじゃんみたいな話になっちゃうので、
例えばタレントさんを起用するにしても、普段知ってるタレントさんのイメージから入ってそのイメージを裏切るような展開にするとか、そういうことをやったほうが記憶には残りますよねっていうところ。
そうか、なるほどね、確かに。
僕の好きな野球の例えで言うと、カーブとか、ちょっともう時代遅れなんでね、思いっきり変化球やんみたいな感じ。
投げた瞬間変化球やんっていう感じだからダメなんですよね。
カーブとか。
なんかカットボールってメジャーで今流行ってるんだけど、カットボールはストレートをちょっと雑に握ってストレートバーっと投げるんですよ。
そうすると途中までストレートにしか見えないんだけど、なんか手元でフッと動くんだよね。
あーなるほど。
それ打てないですよ。
確かに。
それはびっくりするね。
びっくりするね。
手元でクッと動いたら引っ掛けちゃうんでみたいな。
こういう感じの変化の掛け方をすると裏切られたというかびっくりするというか、というところで割と記憶に残りやすいかなというところですね。
なるほどね。
そうか、だからちょっと意外な。
だから僕コンテキスト揺らぎってると思い浮かんだのは、緊張のCMに出てる長澤正美さんとかって、長澤正美ってこう、結構正当派というかもう女優として綺麗な完璧な感じだけど緊張のCMって緊張だからこそちょっとなんか長澤正美さんが変なことをしてるじゃないけど緊張っぽい感じの文脈の中にいて、
そこはちょっと長澤正美さんなのにこんなみたいな?関西弁使ってたり変顔したりとか。
いいね、虫子の味のやつがね。
そうそうそう、なんか意外性を感じるから。ちょっとね、そういうこの人かとかそういうのが必要なんだろうね。
そうね。中島真也さんっていうTMディレクターはいいこと言うなと思ったんだけど、タレントさんのそういうイメージを借りるだけだと申し訳ないと。だから新しいイメージをお返ししないとやっぱりダメだって言ってて。
へー。
可愛い可愛いだけの長澤正美だと出てお金もらって終わりみたいな話だから、そこでね、ちょっとでも新しい彼女を出せれば彼女にもメリットだしみたいなところ。まあそういうプロだなと思いましたね。
へー。でも15秒のCMでそこまで考えるんだね。
でも結果的にそれがCMとしても上手くいくからっていうのもあるんだろうね。
確かにね。あとは15秒とはいえ何度も何度も流されるもんね。CMって。
そうそうそう。
そんなもんないよね。ドラマとかね。
そんなもんないですよね。
1回しか流れないもんね、普通。
ドラマでもすごい会心のその人がめちゃくちゃ魅力的に見えるシーンって一瞬だと思うんだけど、CMだと割とね、そのシーンだけを繋いで15秒にしてるからすごく魅力的に見えるんですよね。
CMタレントの効果
本来は番組とか作品編集コンテンツで知名度を上げて人気を借りてCMを使って回収するみたいなビジネスモデルだと思うんだけど、でもね、割とCMだけで認知を上げるタレントさんも多いもんね、最近はね。
たしかにね。昔のね、荒垣ゆいさんとかね、ポッキーのCMで有名になりましたよね。
そうだねー。
あの美女は誰だみたいなね。
衝撃的でしたね。
だしたよねー。
ドラゴン桜の時はめっちゃ不良っぽかったのに、めっちゃ可愛いやんみたいなね。
あとあの頃で言ったら南亜紀菜さんとか、割とそっち系だよね。CM割と休めでいっぱい出て、CMタレントとしてブレイクさせてみたいな感じとか。
郷力彩美さんとかもそうかな。
たしかにそうだね。そういう時期あったね。CMで郷力彩美さんめっちゃ出てた時期。
そうそう、ゴリ押しとか言われてた時期に。
言われてたけどね。
そうそう、それはだからそういう戦略なんですって話。
だからめっちゃ演技できる人だったらいいんだけど、演技できる人って少ないじゃないですか。
でもCMだとごまかせんだよね。めちゃくちゃカット割るから。
0点何秒の組み合わせでやるから、どんな人でもめちゃくちゃ魅力的に撮れちゃうわけだよ。
撮る方もプロだし、金かけてるし。
ドラマだと割とお芝居だから、ちょっとごまかせないところはあったりするけどね。
なるほど。
まずはタレントを使うのが大事なんだけど、ある程度作品とかに出てれば、タレントさん自体に文脈が紡がれていくので、
この人が出たらだいたいこういう話だよね、この人はこういうキャラだよねっていうのが、
まず事前の説明なしに認識が整うので、そこから話が始められるみたいなのがありますね。
だから15秒で伝えなきゃいけないCMでは、なぜタレントが使われるのかというと、そういう意味がありますと。
このキャラのタレント×このキャラのタレントだったら、こういう話が展開しそうだなとかっていうのがなんとなく伝わるので、
コミュニケーションスピードが上がるということですね。
アホダンス効果ってあるじゃないですか、形状を見たら直感的に何だろうって考えなくても、こうだよねってやって動かせちゃうみたいな、ドアノブ理論みたいな感じなんですけど。
条件反射で思い浮かんじゃうみたいな。
タレントの選定とイメージ最適化
そうそうそう。
あれもだから脳みそって割と省エネなんで、なるべく分かるものは全部省きたいっていうのがあるから、その作用だと思うんだけど、
タレントさんもだから、タレント性とか、よく有名な楽曲とかもそうだけど、これもアホダンス効果で言うドアノブなんですよね。
はいはいはい。
これとこれとこれって言ったら、こういうことねっていうのが考えずとも分かる。
なるほど。
そこから用意した後で15秒で新しいビッグシュートされていくみたいなことになっていくということですね。
最近あれですもんね、デジタル広告用でも有名タレントの写真を宣伝素材に安く使えるようなサービスとか出てきてますよね。
あれ出てきてますよね。どういうことなんだろう。本当かよって思ってますけど。
昔は普通に写真とかを撮ろうと思ったらその人をアサインして、ちゃんとその人の写真をその広告用に撮ってっていう風にやってたけど、
最近はそうじゃなくて、その人の白バックの背景で笑顔な写真とか何か指差してる写真とかそういうのを買って、月額いくらとかであたかもその商品を紹介しているような広告を使えるとかっていうのが出てますね。
出てるよね。
ちょっとだけでもテストでやったことあるんですけど、本バージョンレート上がるかなと思って、こういうの有名人が紹介してたら、ちょっとお墨付き感出るじゃないですか。
知ってる人がこれいいよって言ってたら、本バージョンレート上がるんじゃないかってやったことあるんですけど、僕がテストしたときにあんまり変わらなかったですね。
ただね、そこで出てた女性のタレントの方を使ってたんですけど、その女性がね、そんなに有名じゃない方だったんだよ。
俺が選んだわけじゃないんだけど、なんでその人選んだんだろう、全然こう、あ、この有名な人がやって、きれいな人ではあるけど、この人が使ってるならいいサービスっていう感じの人ではなかったから、
なぜその人選んだのかは謎だったが、あんまりその時は効果はなかったね。
まあね、タレントを使えばいいっていうもんでもないもんね。
やっぱね、そのタレントのイメージ、条件反射にうまく合うかどうか、まだどれだけ消費者が今賢くなってるかよね。
写真って出てるだけでしょって思われたら絶対コンバージョンレート上がらないだろうし、そうじゃなくて、本当に勧めてるんだろうと思ってくれたら違うだろうし。
本当に勧めてることはないよね、ほとんどね。
まあね、確かにね。実際広告、テレビCMに出てたとしてもまあね、本当に勧めてるのではなく、お金を払っているから出演しているわけではあるもんね。
ウェブで検索したり。
ウェブ上の広告でいうと、なんかフェイクがめっちゃ問題になってるじゃん。
あれあんまり信用してないのがあるよね。
そうだね、最近はね。
タレントさんって言ってもね、ちゃんとCMとかで見ればまあ信用するけど、バナーとかちょっと怪しいもんね、今。
確かに。そんなことじゃ騙されないぞって消費者も思うよね。
そのタレント連邦児みたいなサービスはどこまでなのかな。この商品のOKをそのタレント本人にとってんのかね、本当に。
いやー。
だって強豪排除とかあるじゃないですか。
ああ。
まあそういうのがないタレントなんじゃない?
CMゼロ。
トップタレントはいない。トップタレントはいないからね、そういうのに出てくる人って。
でも割と有名な人が出てんじゃん。
まあね、でもなんていうかな、一番じゃないというかさ、なんかタレントランキング30位以内には入らないような。
うーん、そうか。
でもなんかこう、なんていうのかな、見たことはあるっていう人が多い気がするけどね。
まあそういう人ってあれか、実際はそんなにCM契約0とか1とかだったりするんだろうな。
うーん。
なるほど。
強豪を考えなくていいんだね。
いいんじゃないかなー。
まあね、チェック最終あるのかもしれないけどね。
まあ別にできなくはないか。
まあするだろうね、一応タレントだもんな。
まあそうだね。
うーん。
まあでもそんなんやりとりね、OK、NGって言うだけだから。
うーん。
まあ全然できるし。
そうだね。
ね、別にタレント側も拘束時間はないからね。
うーん。
写真使ってもらうだけだから。
うーん。
まあいいかもしれんけどね。
そうだね。
だからそういうタレント使うのであればっていうことですけど、
まあタレントさんにはそれぞれそのコンテクストがあるので、
この人ってこういうキャラだよねとかこういう人だよねっていうのがあるから、
だから例えばね、伝えたい商品の物性を伝えるときに、
やっぱりタレントに込めるっていうのは基本ですよね。
うーん。
だからそれできてなかったらまあ跳ねないわなっていうのはあるんじゃないですか。
確かに。
そうね。
最近のCMのキャスティング例で言うと、
恋キャストロングっていう商品がリリアされたらしいんですけど、
うーん。
なんかそれは三好綾香さん寄与してて、
まあ寄与の理由とか一個一個見ていくと面白いんだけど、
まあ三好綾香さんは商品のクールかつストロングな、
あのイメージをまとっているという評価だったらしく。
へー。
で、一口目の衝撃と一袋全部食ったときのトータルの満足感、快感の両方を
この人で表現できるっていう判断だったらしいんだよね。
へー。
うーん。
そうなー。この人三好綾香さんだったんだねー。
うーん。
なんかこの画像自体は見たことあったけど、
うーん。
三好綾香さんだって認識をしてなかったな。
でも、ネットフリックスの今はの際のアリスに出てた三好綾香さんのキャラはそういうキャラだったから、
あーそうなんだねー。
あー確かにクールかつストロングってわかるなって思った。
だからそういう意味ではちゃんとネットフリックスとか見とかないといけないね。
そうだね。どこいうところでどういう活躍をその女優さんがされてるかを見とかないとね。
そうだねー。
うーん。
だからそういう意味で僕アサドラとか見るのって大事だと思ってるのは、
その女優さんが国民にどうデビューしたかっていうのは割とアサドラのそのドラマのヒロインの設定によることが多いんですよね。
あーなるほどね。
たとえばのんさんを語るときにアマチュアを見てないとやっぱりのんさんはわからないと思うんですよ。
のんちゃんは特にそうだね。
のんちゃんじゃなくてのんさんね。
のんさん。
のんちゃんってサンジャポルジャーナリストになっちゃうからさ。
あーそうなんだね。
あとはサントリージャスミン缶かなっていうのは、ジャスミンの焼酎割り、JJっていう言い方?
焼酎のジャスミン、ジャスミン焼酎のジャスミン茶割りの新しいスタイル提案をしている商品なんだけど、
こういう新しさみたいなところとちょっとイケてるぜみたいなところを体現するキャラクターとして、我らが川口春奈さんを起用しているわけですね。
何の我らのものでもないけど。
みんな大好き川口春奈を起用している。
利用じゃないよね、起用です。
はい、起用させていただいているわけですね。
しているということですね。
なるほど。
川口春奈が言うならちょっと一回飲んでみるかみたいなそういう感じですかね。
確かにビールのCMとかこういう飲み物のCMは誰を出すかでだいぶイメージが変わる気がするね。
そうっすよね。
ビール、スーパートライとかもうキャスティング変えてるだけでメッセージ一緒だからね。
そこでもうね、これがあって出てこないけど絵は浮かぶもんね。
このビールはこの人がやってるみたいな。
そうだね。
サントリー最近いろいろ仕掛けてるよね。
タコハイもまたやってるじゃないですか。
田中みな美希をして。
やってるね、確かに。
あれも割と頑張ってやってるし。
JJも面白いと思うし。
この辺はあれだね、かくハイボール15年くらい前にヒットさせたじゃないですか。
要は一回されてた商品をブーストさせるみたいな。
捉え直しによってブーストさせるみたいなことですよね、あれは。
なるほどね。
あれをまた仕掛けようとしてる感があるよね。
音楽の活用と替え歌
あとタレントさんだけじゃなくて音楽も割とそうですよね。
既存の、要は夏メロをもう一回新しい解釈で使うとかリミックスで使うとかって最近よく流行ってて。
最近は替え歌映えらしいんですよね。
最近の好感度1のCMってマクドナルドらしいんだけど、
リップスライムの太陽とビキニの替え歌だったりとか、
我らが伊藤祭里さんが出てるんですけど。
そうなんですね、アサトラ女優。
アサトラ女優伊藤祭里さんが出てるチャーミングなCM。
2位のカップヌードルも、これね僕わからなかったけど、
ユコピっていうのの恐怖オールバックの替え歌らしいんですね。
わからん。
なんかネットギークみたいな感じだったけど、
若者には刺さるんでしょうなっていう感じの。
最近、CMでよく見たなって思ったのは水川アサミさんを起用している、
デリカミニのCMで年下の女の子っていうキャンディーズのやつの替え歌をやってるCMがあって、
CMや映画の音楽の効果
なんか水川アサミがウェイとかって言ってるCMなんですけど、
あれはあれでよく見たなっていう感じがあったんで、
記憶に残ったんでしょうなっていう感じですね。
なるほどね。
なので、昔の曲っていうのは、
この曲ってこういう感じだよねっていうイメージがすでにあるので、
それを替え歌で商品に引き付けることで、
パッとわかりやすくなるみたいなことはありますよねっていうことですね。
なるほど。
だから曲聴くだけでCM浮かんだりもするもんね。
そうっすよね。
ボスのね、宇宙人ジョーンズのCMといえばやっぱり中島優希の歌が流れるもんね。
地上の星が流れますね。
地上の星が流れるもんね。
ヤシロアキも好きだもんね、あの人ね、宇宙人の星にね。
だからそういう、映画もそうなんだけどね、
例えばニューシネマパラダイスがあんだけ伝説的なヒット映画になったのは音楽だよね。
音楽、冒頭からテーマ曲流れてるんだけど、
冒頭が全く違う音楽だったらずいぶん違う映画になってると思うんですよね。
そうね、ニューシネマパラダイスの映画は見たことないけど曲は聞いたことあるもんな。
すごい長いっすよ、映画は。2時間50分くらいありますから。
僕のおすすめは前半1時間で初日見て、2日目に残り2時間見るっていうのがいいと思います。
一気に見きれないの?
3時間一気に見たら何の話だっけってなりますよ。
あ、そうなんだ。
なるね。
途中で間開けたらより記憶がわからなくなって忘れそうだけど。
だから翌日に見ればいいっすね。
翌日ならいいんすね。
何の話じゃっていう。
あとは、最近うまいなと思ったのは、
味の素のフードロスラっていうCMがあって、話題に乗っかってるなと思ったのが、
ゴジラの監督をした白組の山崎隆監督を起用してるんですよね。
アカデミー資格の教科書を取ってる。
すごいね。
怪獣を作って、日本の残版の半分が家庭から出てるもので244万トンあるんだって。
それを怪獣として見える化してるみたいな感じの。
なるほど。
わかりやすいですよねっていうのと、話題性にも乗ってるよねっていうのが、
ゴジラの人が作ったんだみたいな感じでわかりやすいですよねみたいな感じですね。
確かに。
絶景スポットのドライブ
こういう話題性に乗るとか有名な作品のキャラクターに乗るとか、
そういうことのコンテクスをうまく使うことでっていうのもあるかなと思いますね。
なるほど。
すごいね。このフードロスラーのサイトのトップにフードロスラーのビジュアルとヒーローみたいな人が並んでて、
真ん中のヒーローがアジノモトをめっちゃバーンって掲げてる絵なんやけど、
アジノモトのCMやからそりゃそうやけど、すごい一瞬違和感を感じるね。
アホっぽいけどね。
アジノモトで怪獣を倒すんかみたいな感じに今見えてるけどね。
喜びそうやけどね。
おいしいおいしいっつって。
なるほど。
映画も割とやってるよね。
一時期ダイハウスからからの斎藤拓実と山本浩二が出てて、
なんとかなんとかだ斎藤拓実、なんとかなんとかだ山本浩二とかって言うのって、
あれ新ウルトラマンのパロディだね。
あれはこんなのCMでやっていいんやっていうくらいパロディだったね。
俺はもうあの新ウルトラマンの映画も見に行ってたから、
結構あのCM好きだったな。すごい印象に残ってる。
長澤正美好きやな。
確かに長澤正美も出てた。
コミュニケーションスピードを上げるためには既存文脈を使わないといけないから、
今この国にはどんな文脈が流れとるのだっていうのは
敏感になっておいた方がいいですよねっていうことですね。
共通の文脈を活用するとそこの部分の説明が省けるから、
コミュニケーションのスピードが短くなると。
そういうことですね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
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さて、今週のハッシュタグ変える聞くネタ帳、
マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
中島さん、最近新しい趣味がハマってるらしいですね。
そうなんですよ。
何にハマってるんですか?
ベタなんですけども、ドライブですね。
ベタっすね。
しかも今更感。
青島生活も長いじゃないですか。
長いね。3年ぐらいね。
あんまドライブつっても買い物ついでにちょいちょいクルッとしまい一週ぐらいしかやってなかったんだけど、
最近めっちゃヤバいね。
遠出するようになったから、あれが心配だな。
保険料が上がりそうで怖いね。
なんで?走行距離が伸びるから?
そうそうそうそう。
保険料ってそれに変わるんだ。
だから1万キロでやってたんだけど、多分このペースで行くと2万キロぐらい走るかもね。
画期的変化が。
すごいね。
ありましたよ。
東京で行った時は当然ドライブなんてほとんどしなくて、
青島に行って生活に必要だから車を買うはわかる。
そこからドライブにハマるっていうのは何が…別に車も買えてないし。
そうだね。
佐野球堂めぐるも別に前からやってたってことじゃないですか。
やってたね。
何なんだろうね。
季節?
季節はこれまで同じ季節が3回目で撮るわけだからな。
そうだね。
きっかけはあれかな?道を見つけたんですよね。
なんかポエムみたいな詩的な表現だね。道を見つけたんですか。
いろんな意味に取れますね。深い表現だなーみたいな。
本当に直接的な意味で道を見つけたんですけど、
うちは淡路島と言って割と南の方なので、
ドライブ行くべーっつったら大体四国に行くんですよ。
なんで徳島県に入るんですね。
これまでは徳島に行って、徳島ラーメン食って買い物して帰るみたいな感じだったんですけど、
ちょっと山にちょいと入ってみたんですよ。山の方に。
すると山合いの村があって、
すごい良いワインディングロードが広がってるんですよ。伸びてるんですよ。
景色が良いってこと?
景色が良くて、ランドスケープ感があって、
適度に転在する村がありみたいな、小川がありみたいな、
山デカいみたいなところが、
割とね、徳島の町ばっか走ってたんで、
あんまりよく分かってなかったんだけど、ひょんなことでその山道に入ってしまいまして、
へー。
心ハマってますねー。
なるほど。
まだ一日はしてるよ。
行く時は新しい山道に攻めに行ったりするのか、
絶景の行ったことあるところに行くのか、どういう感じなの?
今はちょっとまだ開拓フェーズだから、新しいところばっかり行ってますね。
でもなんか徐々にいくつかのコースには収まりんだろうなと。
そんなに無限にあるわけでもないからね。
まあそうだね。
それは楽しそう。
エニカの時も思ったけど、ドライブって言葉ってめっちゃ広いよね。
広いっすねー。
車乗ってることすべてをドライブって言うけど、
でも街乗りをしたりするのと、
あとは郊外に行くのでも、
ショッピングモールに行くのと、
田舎道を走るのと山道を走るのと海際を走るのと、
全然体験価値は違うので。
そうだねー。
山道を走る楽しさ。
でも今の聞いてそれはちょっといいなと思ったよ、絶景スポットに。
車じゃないと絶対行けないじゃないですか、そういうのって。
そうなんすよねー。
ここがいいよねー。
ちょっといいなと思ったらゆっくり走るとかね、止めるとかもできるし、
戻るとかね、バックもできちゃうからね。
電車じゃバックできないよみたいな。
おー、できないできない。
いいしねー。
まあね、道があればどこまででも行けるし。
そうなんすよねー。
そこがいいっすよね。
だから何にワクワクしてるかというと、
たぶんそこのすごい身近だったけど、
今までよく分かってなかった場所の開拓をしてるみたいな、
発見をしてるみたいな、
発見の連続でめちゃくちゃ今ドーパミン出てる感じだと思うんすよね。
海岸線の道のデメリット
あー、なるほど、いいねー。
それだから都内で車好きでもそれ味わうの結構大変だと思うよね。
あー、そうだねー。
遠いからさ、そういう山道に、
都内から行こうとするとすごく遠くて、
だからそういう意味でやっぱね、淡路島とかだと、
徳島とかね、高知とかそういう山道とか、
それこそ林道みたいなところもたくさんあるだろうから、
そうそう。
全然楽しめると思う。
だから、こうなんかふとひらめくんだよね。
そうか、このパターン面白そうやなみたいな。
これまでは朝はWBSを見て、
昼ご飯ぐらいで徳島に着くような感じにしてたんですけど、
徳島ってだいたいだから東香川とかがちょっと北にあるから、
そうかと東香川で朝はちょっとうどんを軽く食べて、
山越えて昼ぐらいまで走って、
これ徳島ラーメンみたいなパターンにしたら、
外食が2回楽しめるんじゃないかみたいな。
はいはいはいはい。
とか、いろいろもう俺天才かよと思いながら、
いろいろ走り方の工夫をしてますね。
でもそれやったら、それこそもうそのまま高知まで行って、
カツを食べて帰ってきてほしいなあ。
高知ね、僕は高速道路を走りたくないから、
つまんないじゃん。
まあまあ走ってるときはつまらないね。
で、言うと下道で行くと丸1日かかるんだよね、高知。
徳島でかいんだよ。
そうか、なるほど。
まあ高知も大きいからなあ。
うん、そうなんすよ。
なるほどね。
だからまあ1回行ったことあるけどね。
あと昼うどん券、香川行ってうどん食べて、
香川から高知までバーッと南下して、
下道で4,5時間だから夜には高知に入り、
広明市場に車止めて、
いいじゃん。
やりましたけどね。
1回やってないけどね、もう。
それは羨ましいけどね、東京からだと基本飛行機じゃないと行けないところに車で行けて。
うん、そうね。
1日じゃもったいないよね。
もうそれこそそのまま2,3日かけて海岸沿いを車で行きながら、
ちょっと泊まったりしながらとか楽しそう。
ワーケーションしながら。
そうだね。
なんでそれを二度とやってないかというと、
2日目旅行地からバーッと徳島を東に走って、
海岸線を走って室戸岬とかね、そういうのがあるから楽しいんですけども、
淡路島に帰ったんですよ。
ずっと顔の右側、顔面の右側にずっと太陽の光を直射で浴びて死にそうになったんですよね。
右側だけね。
そう。
なるね。
日中ずっと東、南に向いて走るとそうなるわな。
なるわな。
そこはそういうもう海際の道でね。
海際の道で。
遮るもん何もないもんね、あそこね。
海が見晴らしいってことはってことまで考えてなかった。
そうか。
そう。
なるほど。
まあ難しいね。
なるほどね、確かに。
淡路島、四国のね、意外なデメリットは割とね海岸線の道が少ないところで、
淡路島と四国の道路
そこはね淡路島はいいんですよ。海岸線沿いに道がめっちゃあるんですけど、
逆に四国は大陸がでかいので山がでかいのと道が複雑にいろいろ無限にあるみたいな、
道の発見が楽しいっていうのがありますね。
そうね、確かにね。淡路島と比べるとね、大きいからね四国はね。
そうなんすよ。淡路島なんて本当道一本しかないからサーキットみたいなもんですからね。
確かにね。信号機もほんと少ないもんね。
信号機少ない。
信号の存在を忘れることあるもんね。概念、概念ごと忘れることあるもんね。
そんなものはないみたいな。
危ないですよあれは。
なるほど、まあね。まさにでもそういうのは都会では楽しめない楽しみ方よね。
そうですね。
羨ましい。
私のセカンドライフも何段階か変わっていくことがあると思うんですけど、
今は割と新しい段階、フェーズに入っているような感じはありますね。
四国88カ所巡り
なるほど。次また10年ぐらいしたら今度はあれですよ、四国88カ所回り始めるんじゃないですか。
絶対しないと思うんだよな、今世においては。
あれ88カ所回って1個1個サインもらって、自分が納管される時に一緒にそれを入れると天国に行きやすくなるらしいですよ。
そうなんだ。そのエビデンスは?
エビデンス?空海が言ってるから。
昔、年齢を行かれた方はそういうことで88カ所行かれてたりしますけどね。
車があるのにね。大変そうだなって思います。四国にいるとよく見ますからね。
そうだよね。歩いて回ってる人見るってこと?
見ますよ。
まあ大変やけどそれはそれで達成感っていうかあると思うけどね。
あるんだろうね。僕はちょっとその手の達成は根性ではないかなと思ってますけどね。
いやいや。人の感覚は変わりますから。
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さよなら。