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皆さま、こんにちは。Maple in メルボルンの部屋でございます。このMaple in メルボルンの部屋は、ゲストをお招きしてお話をするお部屋となっております。
本日のお客様は、ポッドキャスト番組【ポッドサイエンティスト】のサトシさんです。どうぞよろしくお願いします。
こんにちは、Maple in メルボルンさん。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。ポッドサイエンティストという番組ですけれども、ポッドキャストとサイエンティストということで、科学系ポッドキャストという枠組みになっていると思うのですが、
よろしければ、サトシさんから番組説明をいただいてもよろしいでしょうか。
わかりました。私、大学の教員をやってるんですね。だから研究とかしてて、そういうのをしてると、論文とか結構読むんですけど、これは面白いなと思うようなことがあって、
そういうのを見ると、人に話したくなるんですよね。それで、それをポッドキャストという形で配信してるっていうことになりますね。
研究者向けの番組ではなくて、専門知識がなくてもわかるような形で、1話完結という形でまとめているということになります。
はい。今配信されているものとしては、2022年の12月、そして今年の2024年4月までがシーズン1、そして5月からシーズン2をスタートされたというような表記になっているんですけれども、
私の中でこのポッドサイエンティストの大きな変化っていうのは、名前が変わったことなんですよね。私が最初にポッドキャストを聞いてて、このポッドサイエンティストに出会ったときは、
小名谷さんって名乗られていたので、私は小名谷さんって思っていて、でもね、そのときこの概要欄だったかXだったかに、小名谷さとしって書いてあったんですよ。なので、小名谷っていうのが身内でさとしっていうのが名前かなってずっと思ってたんですけど、
シーズン2になってから、さとしですっていうふうに名乗られていたので、私にとっては急にお名前になったから、聞くと距離が縮まった感じがします。
なるほど。
ちょっとね、小名谷さんって私ずっと呼んでいたので、急にさとしさん、ちょっと時々小名谷さんって言っちゃうかもしれないですけど、さとしさんがですね、ポッドキャスト番組を始めたきっかけっていうのを聞いてみたいなと思うんですけど。
僕もともとすごいポッドキャストは好きで、もう10年以上前から聞いてるんですよ。
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前、カナダに住んでたんですけど、その頃から元は野球のポッドキャストとかを聞いてて、それでその後、科学の話とかも聞くようになって。
そうですね。だからポッドキャスト自体はずっと好きだったんですね。それでコロナになって、なんか暇だったので、ちょっと始めたっていう感じですね。
じゃあ最初に聞いた番組は英語の番組でした?
そうですね。なんだったかな。一番最初は、どっかのラジオ局が普通にラジオとして流してたのを、ポッドキャストっていう形で流したのを聞くようになったのが最初ですかね。
そうなんですね。その時最初、どういうデバイス?iPhoneかなんかに。
iPodってやつですよ。iPod nanoっていうのがまだあった時代ですね。
そうなんですね。なるほど。じゃあそこでずっと聞いていって、コロナになって、では自分で発信しようと思った。
それって結構大きなステップだと思うんですけど、その辺は何かきっかけだったりとか何かあったんですか?
あれ何だったかな。ちょっとよく覚えてないんですよね。今もう本当にカチッと研究を紹介するような番組をやってるんですけど、その前はなんかちょっともう少しダラダラと思ったことを喋るようなことをやっていて、でもなんでそれと喋ってみようと思ったか忘れちゃいましたね。
じゃあ今のやっているこのポストサイエンティストの前に別のものをやっていた。
その時はどんな内容?
いやもう本当になんか予想のポッドキャストで聞いた話で感心したのを感心したっていう風に言うっていう番組で、それで途中で思ったんですよ。
これやってても何か意味がないなと思いまして、っていうのはその中感心したことがあって、僕そのあんまり意見がないということに気づいたんですよね。
なんかそういう何か面白いことを見つけた時に何か意見を言うっていうのを付け加えなければあんまり喋っててもしょうがないなというような気持ちになったんですよね。
でもそのあんまりただ面白いなっていうこと以外はあんまり思うことがなくて、だったら本当にただ面白いと思ったことをちゃんとまとめて喋るようにしようと思って今の形になったっていう感じです。
なるほど。じゃあ配信はしようとは思ったけれども、その内容アプローチの方法が変わったっていう感じ。
そうですね。
なるほど。そうなんですね。じゃあ今もたくさんポッドキャストは聞かれてますか?時間とか番組数とかどのぐらい聞いているとかってありますか?
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えっとね、ぐらいかな。多分20個ぐらいは聞いてると思うんですよね。ただ本当に全部聞いてるのは10個ぐらいですかね。多分ね。どういう時に聞くかっていうと、実験系の研究をしてまして、だから実験してる時間すごい長いんですよ。
で、その間にずっと聞いてたっていうのがあるんですね。ちょっとこれも賛否がありまして、実験中に音楽を聞くというのはけしからんというか危険だっていう考えもあって、あんまりオピラに言うのもどうかと思うんですけども、僕はそれが許容されてた環境でずっとやってて、なんですけど最近ちょっと実験をやってる時間が徐々に減ってきてて、聞く時間がやっぱりちょっとずつ減ってるところですね。
だから通勤時間とかがメインですかね。それでも1日に2時間ぐらいは聞いてるのかもしれないですね。
そうなんですね。じゃあ割とコンスタントに聞いてるっていうことはヘビーな感じですね。
そうですね。かなり聞く方だと思います。本当に以前はね、朝から晩まで実験してて、その間ずっと聞いてたからかなり聞いてましたけどね。
そういう時ってランダムにどんどんどんどん聞いてたりするんですかね。そしてこれ気になるなと思ったらその番組をずっと聞く。もしくは好きな番組をこれまでのを全部聞く。
そうですね。少しずつ新しいのも聞くんですけど、そうやって定着するものは限られていて、ほとんどのやつは新しく聞いてもほとんどその後聞かないとかそんな感じで、だから少しずつ増やしていく感じですね。
今はスポティファイとかってどんどん新しい番組が画面に出てくるじゃないですか。それで聞けるわけなんですけど、スポティファイとかがポッドキャストに力を入れる前の時代から聞いてて、今もそれ使ってるんですけど、
ポッドキャストアプリとかだと、自分で番組を選んでそれを登録して初めて聞けるっていう形なんで、これを特に聞いてみようっていうのがあった時に候補になるみたいな感じですかね。
なるほど。じゃあ割といろんな種類をたくさん聞いているっていう感じで、その中からコンスタントに聞くようなものもリストになっているって感じですね。
ご自身の配信内容についてっていうことになると、科学のお話っていうとすごい難しい感じがして、ちょっとどうかなって思ったりすると思うんですけど、
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佐藤さんの番組ポットサイエンティストって、本当にわからない、何も知らない私みたいな人も、この番組の一つの中で最初から最後まで聞くとその内容がわかって、すごくわかりやすいって最初に思ったんですよね。
で、その内容も自分が普段生活している中では巡り合わない内容とか、そういうことがあったので、すごく新鮮だったし、興味深かったし、しかもそれをいろいろと前情報がいらない状態で説明してくださるから、しかもそれが15分とか結構短いじゃないですか。
そこがすごくいいなって楽しいなって思ったのが最初だったんですけど、その辺はかなり苦労されてると思うんですけど、一話分例えば話そうっていうのを考えたときに、まずそのトピックを選ぶのはどんな感じで選んでるんですか。
毎日いろいろな文献とかいろいろなものを見ている中で見つけたものをやっぱり選んでるんですかね。
そうですね。論文とか、いろいろメニュー。こんな論文が出たよっていうのがメール、マガジン的にいっぱい送られてくるんですね。各雑誌から。そういうのを明瞭してて、面白いなと思うのがあればピックアップするし、
あとはラジオとかポッドキャストとか聞いてて、一般普通のニュースでもたまに研究な。日本のニュース結構少ないですけど、イギリスとかアメリカとかのニュースだと結構そういうの多いから、そういうの聞いてて、面白いなと思ったのを選ぶっていう感じですね。
もちろん自分の、僕生物学で神経科学みたいなのが専門なんですけど、もちろん自分の専門のやつで面白いって思うのもありますけれども、それ以外の領域だと聞いて面白いと自分が思えば科学者じゃない人でも面白いと思うんだと思うんですよね。
僕が専門じゃないけど面白いと思うっていうことだから。だからそういうところでトピックを選んでくるっていう形になりますね。
例えば一週間でどのくらいの論文みたいのは見るんですか?上下はあるかもしれないですけど、平均的に自分のご自身の一週間の生活の中で論文を読む数、どのくらいの論文とか。
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なるほど。恥ずかしながら、論文の最初から最後までをがっちり読むっていうのは、目的があるとき以外はほとんどなくて、ちょっと不勉強な部類に多分なると思うんですよね。
今話してたメールマガジンとかで送られてくるっていうのはタイトルだけとか、あとは数行ぐらいで内容を簡単に書いたものだけが送られてきて、そういうんだと数十個ぐらいは目に入るわけです。
じゃあそのぐらいの中からちょっと目を引いたものとか、これなんだろうって思ったものを読んでて、でもその中からでもポッドキャストにしようって思うものはまた選ばれますよね。
そうですね。話しやすさとかもありますし、もう少し深く読んでみたら、なんか思ってたのと違うみたいなのもいっぱいありますし、っていうとこですね。
あと実際論文読んでみたら、論文の内容が理解できないからちょっとこれは無理だとかもありますね。
じゃあ今まですごく面白いけれども、ポッドキャストには向かないなって思ったものもあったっていう。
ありますね。よくあるのはその理解するための前提の知識が必要になりすぎるやつだとすっごい長くなるし、その前提の知識をいっぱい調べないといけなくなってちょっと大変なんで諦めるとかは結構ありますね。
じゃあその辺の塩梅でピタッとくる内容のものっていうのは、配信は1週間2回だと思うんですけど、コンスタントにそういう話題というか内容のものは見つかりますか?それとも見つけなきゃって頑張らないといけないぐらいですか?
そうですね。そこ重要なとこだと思うんですよね。やっぱり自分が面白いなと思ったのじゃないといけないと思ってて、きっとこれは人が楽しいと思うなとか思ってやってもうまくいかない気がするんですよね。
面白いなと思うのは結構あって、形にできるかどうかの方が時間が足りないとかそういうのの方が問題で、ネタが見つからないとかはないですね。そういう面ではネタ切れってよくありますからね、そういうのは今のところはあんまりないですかね。
そうなんですね。
その15分とか20分でまとめるのはどうなんかっていう話でしたけど、そういう番組って結構あるんですよ。日本は少ないですけど、論文があってそれを一つの番組にするっていう形の番組っていうのが欧米には結構あって、15分ぐらいのものから1時間ぐらいまでのものかなりいろいろある。
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で、それを参考にしてるっていうか、そういうのすごい面白いと思ってて、そういうものを作りつくって遊んでるっていう感じですね。
じゃあこう、いいなと思う組み立てとか、なんかそういうものがあって、ちょっとそれに近くなるような感じのプロットというかそういうのをやっているっていう感じ。
なるほど。そういうタイプで日本語でやっているのはお年さんの番組だけですかね。
だけってことはないです。他にもやってる方いますね。
そうなんですね。私が実はあまり他の科学系ポッドキャストを全然聞いていないから、だから全然他の番組はちょっとわからないんだけれども。
そういう感じでやられている方もいらっしゃるんですね。
いろいろ、もっとすごい日常のことに関わるような話ですごくわかりやすく噛み砕いたようなものもあれば、ちょっと専門的な知識がないとわかんないなっていうような扱いの形をしている人もいて、いろいろあるのはあります。
そうか。じゃあオーディエンスを選ぶものもあるんだね。ある程度の知識がある人向けっていう対象が違ったりするんですね。
そうですね。
なるほど。このポッドサイエンティストのお話は一話完結っていうのと、あと長ら劇は私できないんですよ。
やっぱり普通の会話とか雑談だと長ら劇で聞いてるんですけど、でもポッドサイエンティストは長ら劇をしていると、最後全然意味がなくなっちゃうから、だからちゃんと聞いてなきゃいけないんだけど。
ちゃんと聞くっていうのは、ただ聞いてじーっと座ってるっていうことですか?
そうですね。割と他のことをしないというか、集中してます。大概のことは何かしながら、例えばお料理しながらとかお掃除しながらとか聞くんですけど、だけどポッドサイエンティストは割と集中して、耳を傾かないよう。
そうですね。それがもっとシンプルにできるといいなと思いつつ、でもあんま簡単になってしまったら何かやっててもっていうのもあって、ちょっとその辺の塩梅がね。
でもね、その集中の仕方が人によって違うと思うので、何かやりながらでも様子様子のことをちゃんと聞ける人もいると思うから、ただポッドサイエンティストの番組の中で最初にタイトルがあって、すごくタイトルもなんだろうと思うようなタイトルだし、
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そして聞き始めると、ちゃんとこう説明、こういうことでこんな話をしますっていうような、このレイヤーの説明が積み重なっていく感じがして、ずっとずっと聞いていくうちに最後分かる、もしくはその結論。
その結論があるっていう感じで、すごく聞いた後に満足感がある内容なんですよ。すごい中はこんなことが知れちゃってちょっと嬉しいっていう感覚があるんですよね。
これを私の頭の中に知識として蓄積していけばいいのに、私すぐ忘れちゃうから。
いや、それはいいんですよ。新しい論文が出て、それを一つの物語として紹介したいっていうところがあって、なんか1個知識ではあるんですけど、例えば15回の講義があって、それを聞いて全部聞き終わるとこれだけの知識が身につくとか、そういうタイプのものは目指してなくって、これ聞いても何の役にも立たないんですよ。
最新の研究で実際の生活に近いようなことを扱ってるわけじゃないんで、でもこれを聞いて、面白かったらいいなと思ってやってて、僕は論文とか読んでて、ちゃんとストーリーだった論文っていうのがあるんですけど、そういうのを見てると最初から最後まで読み終わった時に、なんか映画を1本見たような満足感があるんですね。
僕は本当に映画とかテレビとか見るよりも、俺の方が楽しいって感じることが結構あって、だからそれを再現したいっていうのが目標なんで、ただ聞いてその時楽しかったらいいなっていう、そういう気持ちですね。
でもそしたらそういう感覚がありますよ、私は。
そう言ってもらえるとすごい嬉しいです。なんか役に立つと思って聞いてる人がいたらちょっと申し訳ないんだけど、それは役にも立たないと思うんですよね。
映画1本見た満足感っていう話をされたけれども、そういう感覚があります。
それを15分で全て知っているっていう、しかもリスナーには何も科学の基礎知識がなくてもいいっていう、それはかなりハードルが高いというか、
どれだけの1本作るのに労力とかをかけているかっていうのを想像するとすごいなっていうふうに感じてるんですけど。
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逆に15分だからやれるっていうところがあって、あんまり長いと、そりゃそれでそれだけ喋る量を準備するの大変なんで、ちょっとこれぐらいにしとく。
あと聞く方もあんまり長いと大変じゃないかと思って、これぐらいにしといてるんですね。
あとは一応授業とかもしてて、大学入りたての人とかにも教えますから、どれぐらいの知識のある人がっていう相手を意識して授業とかを組み立てないといけないんですけど、
なんでこれはきっと知らないだろうなとか言って、そういうのを分けて準備するっていうことは日常的にしてるから、その延長で準備してるっていう、きっとこれは通じないだろうなっていうのを意識しながらやってますね。
ただやっぱ専門バカみたいなところもありますから、あまりにも自分にとって常識すぎるものを時々見落としたりしてるんですけど、そういう感じですね。
ちょっと話戻りますけど、僕結構逆で、聞くだけに集中ってできないんですよね。
理解ギリギリできるかどうかぐらいのポッドキャストも結構聞くんですけど、そういうのを聞くときに、例えば電車の中でそれを聞いてただ座ってるって結構苦手で、
ついついスマホに手が伸びたりですね、周りの人とかをじっと見たりして、聞くのに集中できなくなっちゃって、むしろさっきの実験とかルーチンの初期洗うとかね、そういうのとか、あとは運転中が一番集中ができますね、聞くほうに。
目で物を見るとかは運転に集中しないといけないって法則されてるほうが耳は集中できるみたいな、そんなんが結構あって。
そうなんですね。2つ一緒にできちゃうのはお得。
お得ね、そうかもしれないですね。
お得だと思います。
私聞いていて、頭で想像するのかな、話をされていること。だから他のことをするとそれが頭に浮かばないからできないのかなと思います。
例えばマウスの話で、マウスのこういう遺伝子にこれを汲み取ってとか、ここを入れてとか、それをなんとなくイメージしてるんですよ、聞いて。そうしないと理解ができてないんですよね。
お皿とか洗っちゃうとそっちに目が行っちゃうから、そのマウスがどっか行っちゃう。
やっぱりちょっと聞き方ってやっぱり違いますね、それよって。
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その一つのエピソードを作るのに平均、じゃあこんなトピックにしようという決めた時から出来上がりまではどのくらい時間かけたりします?
内容によっても違うと思うんですけど平均。
そうですね。
なんかこう、ちょっとこのタイトルを見て気持ちに止めといて、論文読んで気持ちに止めといてって、間間開けてますけど、全部もしいっぺんに続けてやったとしたら、
いやーなんか最近どんどん長くなってきてるんですよね。わかんないけど、5、6時間は最低でもやってると思いますね。
そうなんですね。
なんかね、前は大体メモ書きぐらいで喋ってたんですけど、そうするとなんかうまく喋れなくて取り直し何回もやってたんですよ。
最近はもう完全に文字に書いてしまって、それを読むだけみたいにしてるんで取り直しは減ったんですけどね。
でもそれで書く分だけ時間がかかってきてますね。
そうですね。
いやーちょっとお聞きの皆さん、5時間のものを15分で聞けるんですよ。これは本当に素晴らしい。
凝縮したエッセンスだけを聞けるなんて、こんなすごいことはないですよ。
なんかね、おかげさんでね、結構多くの人に聞いてもらえるようになってきたんですけど、そうすると逆にプレッシャーがあって、
なんかあんまりプレッシャーというか、あんまり手抜いたら失礼だろうみたいのが、
いや、そのまあ数人に対してでもそれは失礼なんですけど、
でもやっぱりちょっとなんかね、こだわりが強くなってきまして、始めた当初よりも準備にかかる時間がどんどん増えていってますね。
そうですか。それはどうですか?ちょっと私生活に支障を起こすよくないし、
そうですね。
プレッシャーになるとも良くないでしょうけれど。
ただ一つ良かったのは、だから専門とは直接関係ないような論文を読む習慣ができたんで、それは良かったなと思ってて、
当然こう自分の専門の論文っていうのは、今までもずっと読んできたんですけど忙しくなってくると、
一般的に重要な話とかをおろそかにしてしまうんですよね。
アイデアっていうか本当に重要なことっていうのはそういうところに隠れてて、
そういうのも日常的に知識として取り入れるって大事なことなんで、
普通に仕事して家帰ってきてさらに論文を読むっていうのが日常的にやるようになったんで、
それは本業にもまあ帰ってくると思うんで。
ただね、これ以上あんま長く時間をかけていると週一ができなくなるような気が最近はしてきてるので、
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ちょっとね、どうしようかって考え中ですね。
そうなんですね。やっぱりね、皆さん本業の中でね、時間、自分のプライベートの時間をね、使ってやっているわけですからね。
その辺のね、販売が。
でもメープルさんもなんか原稿書いてるっておっしゃってましたよね。
はい。
もうそのまま読むぐらい完全に文章になって書いてるんですか?
割と私はそんな感じでしたので。
はい、私も本当は話す練習になるかと思い始めましたけど、
結局やっぱり編集ね、何回もしたりとか、
えーと、えーと、あとえーとって言ってて、
もう時間がかかってしまうので。
雑談で大したことを言っていないのに、スクリプトを書いています。
いや、僕はすごいメープルさんの番組好きなんですけれども、
ちゃんとね、あの話がなんていうか、論理だって言い過ぎ、大げさかもしれないですけれども、
大げさすぎる。
ちゃんと話がつながってるんですよね。
だから人ってこうちゃんと準備して喋んないと、話があっち行ったりこっち行ったりするじゃないですか。
あとなんか大事な情報を言い忘れるとかもありますからね。
効率よく物を喋るのにやっぱ書いてある方がいいんですよね。
そうなんですよね、本当に。
いや本当はね、準備なくてそれができればいいんですけど、できないんですよね。
難しい。
なんかこの原稿というか、まあ一つのエピソードで、
あのタイトルをつけなきゃいけないじゃないですか。
よくタイトル、ポッドキャストタイトルすごく重要だとかって聞くんですけど、
私あんまりそういうの苦手で、よく考えてもつけないんですけど、
ポッドサイエンティストの番組のタイトルはかなり時間かけて考えてますか?
いくつも考えた中の寄りすぐりとか。
そうですね、最近結構そうですね、研究の世界だと何かにタイトルをつけるときには、
もうとにかく内容をそのまま示すものをつけるっていうのが王道なんですね。
ちょっと気を照らす人もいますけど、基本はそうで、
一文でなるべくその論文の内容を示すような論文のタイトルをつけるっていうのが一番いいとされるんですけど、
ポッドキャストも最初の頃はそういうふうにしようと思ってて、
結論がわかるタイトルをつけようと思ってだいたいつけようとしてた傾向があるんですが、
でも途中で気づいたんですけど、最初に気づくべきなんですけど、
それだともう落ちがわかっちゃってるっていうことになっちゃうわけですよね。
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だから推理小説だったら誰が死ぬかって書いてあるっていうこと、
誰が犯人かって書いてあるってことですから、ちょっとそれは違うというふうに思うようになってきて、
もう少し興味を引くものをつけなければいけないというふうに思ってきて、
たぶん一番いいつけ方はネット記事の見出しとかYouTubeの見出しみたいなのが一番成功するとは思うんですよ。
なんとかするための3つのなんとかとかあるじゃないですか。
その王道、その分野ではパターン化されたやり方がありますよね。
ああいうのをつけるのが一番目を引くとは思いますね。
今うちの番組もYouTubeの方にも上がるようになってるんですけど、
たぶんYouTubeの世界とかだと特にタイトルのつけ方がどれだけ人の目に触れるかを決めてるんじゃないかなって感じがしますね。
インプレッションってどれだけ人の画面に出てくるかが、
あんま詳しくないですけど、
サーチされた時に引っかかりやすさとかそういうのがタイトルで変わってくるということみたいです。
それを最適化するのが大事だっていうようなことをよく人は言いますね。
なんですけど、もうちょっとそういうのではないタイトルをつけたいなとは思ってて、
なんかもうちょっと深みのある興味を引くようなものをつけたいなっていうそういう努力はしてますね。
でも難しいですけどね。
そうですね、難しいです。
エピソードが出来上がってからタイトルを決めてますか?
そうですね。
大体僕はつけてますけど、時々困ると、
あおいさんこれどう思うって言って、
相談して聞いて。
協力をお願いしてますね。
いいですよね。一緒にそうやって協力できる人がいるとね。
そうですね、相談相手がいるのはいいですね。
いいですよね。
私ね、すべて聞いてるんですけど、
ちょっと前のエピソードですけど、
例えばスポーツでの応援に意味はあるのかっていうのとか、
私自分でスポーツ学生の時にやっていたから、
そして、やっていたけれども上手くなくて、
レギュラーではなかったから、
すっごい応援してたんですよ。
あの応援は意味はなかったのかしらってちょっと思って、
そしたらまさかの審判員の同調発録みたいな話だったとか、
すごく面白く聞いたんですよね。
あとはドキドキすると不安になる。
感情は体でも作られるっていうのも、
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すごく感情はどこから来るのかっていうことも考えたことなかったから、
そういうのでもタイトルにすごく興味があった。
なるほど、そうですよね。
はい、なのでいつもね、すごく興味深いタイトルをつけられてるなって思ってたんですけど、
やっぱり努力というか考えで。
そうですね。
あとは僕が好きな番組がいくつかありまして、
それらはこういう感じ、パクってるんですよね。
こういう感じのタイトルをつけることが多い。
参考。
参考にパクるっていうか経緯を表して、
私はそれを再現していきたいと思ってますので、
何でもとりあえずマネから入るっていう感じですかね。
そうですね。大事ですよね。
あおいさんと2人でやってるエピソードがあるということと、
あとはお便りを紹介する日々のいとものなあちゃんとお二人でされてますよね。
私お便り会大好きなんですけど。
そうですか。なるほど。
これはどうですか?
お便り会というのはまたほらちょっと違ったテイストになるじゃないですか。
ポッドサイエンスの中でも。
そうですね。なかなかお便り紹介って難しいというか、
どうしていいかわからないところがありまして。
どうしていいか。
いやー難しいですよね。
なんか褒められると照れるっていう致命的な性質があるんですけれども。
向かないんですけど、それに加えて、
それを面白くするって難しいですよね。
ものすごいたくさんお便りが来る番組で、
その中からは面白い答えができるやつを選んでやってるのであれば、
面白くできるかと思うんですけれども。
もうちょっとお便りいただいて嬉しいですから、
それは全部紹介したいと思ってまして。
でもそうやって紹介すると、
僕がそれに対して返答をしても、
みんなに面白い話にはならないというのがあるんですよ。
お便り紹介でやっぱり面白さが必要かな。
面白おかしいである必要はないんですけど、
それなりに聞く価値があるものにしたいなと。
いつも同じような答えをしてるだけだと、
聞いてる人は飽きるんじゃないかと。
もちろんお便りを送った人はそれに対する返答だから、
聞く価値があると思うんですけど。
嬉しいですよね、紹介されたらね。
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でもそうじゃない人も聞いてるわけだから、
個人宛だけじゃないってことを考えると、
それだけでも何かしらの付加価値がないと思ってて。
科学番組ですから、やるとすれば何かしらの科学的な知識を、
それに付随する、それにちょっと関係あることで、
なんか話していけばいいと思うんですけど、
ちょっとそういうのをするのすごい準備が大変で、
ちょっとそれ手が回んないなって思って。
それなりの形になっちゃうのはしてくれるんで、
単純に一人よりは人がいた方が時間が埋まるというか、
しゃべりやすい。
会話の方がいいですよね。
番組宛のすごく大好きな番組ですから、
とてもいつも聞いてますっていうお便りを読むのが、
ちょっと恥ずかしいっていうのがあったんですか。
恥ずかしいですね。
ないですか。
よく皆さん真顔で読めるなって思いますけどね。
恥ずかしいというか嬉しいと思う。
なるほど、なるほど。嬉しいですか。
番組で自己紹介のところに、
心優しいひねくれ者とか、
私ない科学者っていう風に書いてあるんだけども、
そういうところが会話見られるような感じをします。
ひねくれ者とかってあんまり聞かないなと思ったけど。
なるほど。
だいぶひねくれてますんで。
そうなんですか。そんな風には思えませんけど。
私も大好きなフォトサイエンティスト、
今日はさとしさんに来ていただいたんですけども、
フォトサイエンティストの番組は毎週木曜日開催ですよね。
これからも楽しみにしていますので。
どうもありがとうございます。
さとしさん、今日はどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ここからはアフタートークになります。
今日は、このメープルの部屋やってるじゃないですか。
私はすごいこのメープルインベルボルンが好きなんですよ。
嬉しい。ありがとうございます。
今日は人に嫌われてもいい覚悟でやってきたんですね。
なんで?
っていうのは、物を褒めるときに何か別の物を下げながら好きな物を褒めるのはひんがないと良くないっていうことで言われますけど、
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でも僕はそれは違うと思う。
違わないかもしれないけど、必ずしもそうではないと思っていて、
本当に人を褒めるときって、これ好きなんですよって誰にでも言えるじゃないですか。
でも、これよりもこっちの方が好きなんですよっていうのは本当にそうじゃない。
嘘つくっていうのはいつでもできますけど、そうじゃないとすれば、
比較の対象があって初めて褒めてることが本当だと感じられるっていうところがあると思いますんで。
メープルインベルボルンはね、具体的な名前を出してこれよりもいいとかは言わないですけど、
いやもう本当ね、日本の番組の中でね、僕が好きな番組トップ3に入ってる。
え?
いやトップ3、トップ2でも十分いいと思います。そんな番組です。
本当ですか?3つしか聞いてないんじゃない?日本の番組。
いやいやいや、その何か数回聞いてもう聞かなくなったやつとかも含めて、何十何百の中で本当にそうです。
本当ですか?嬉しい。
本当ね、どうですかね、皆さん。
いやだから今聞いてる人はメープルインベルボルン好きな人ばかりだと思うんで、
それを皆さんと共有したかったんですよ。
え?本当ですか?
本当ね、かぐい稀な番組だと思っていて、
っていうのは大体どんな番組聞いてても、しばらく聞いてると嫌な気持ちにさせられることがあるんですよ。
どんな番組でも?
そうですね、半年聞いてれば大体ありますよ。
やっぱり考え合わないところとかありますし、
あとやっぱり何と言ってもですね、
愚痴とか自慢話をみんなするんですよね。
当たり前だと思うんですけど、何か喋りたいことがある時っていうのは、
大体それが喋りたいわけで、
ポッドキャストなんかね、わざわざ配信するっていうことは聞いてもらいたいという気持ちはあると思うんですね。
僕もちょびちょび話してはカットしたりしてるわけなんですよ。
どうしても滲み出てしまうやつとか残ってるやつとかもありますしね。
なんだけど、そういうのがMapleさんの番組には全然なくって本当に心地いいんですよね。
それがすごいなと思ってて。
さっきも話したんですけど、話がスムーズにちゃんと練られた話になってて、
それで聞き心地がいいっていうのもあるんですけど、
本当に嫌な気持ちになることが全然ないのが素晴らしいと思ってるんです。
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ありがとうございます。
ゲストに来ていただいてるのに私が褒められてちょっとどうしたらいいかな。
リスナーの皆さんもそう思ってますよね。
これすごい同意してくれるとこだと思うんですよね。
まずね、愚痴がないんですよね。
みんなね、いろんな形で愚痴を言うんですよ。
もちろん露骨にこんなことがあってすごい最悪だったみたいな愚痴を聞くことはありますけど、
世の中に対して、
行き通りみたいな。
行き通りを理屈を立てて自分は正当だっていうのに隠しながらただ愚痴が言いたいとかいうパターンとかいろいろあるんですけど、
そういうのが全然ないんですよね。
ごく稀にこれは愚痴かもっていうことを言ってるんですけど、
でもそれもすごい品がいいんですよね、愚痴の言い方がね。
ちょっと記憶に残ってるやつが、
大井だったか名医の誕生会をチャイニーズレストランでやったっていう話で、
たぶんね、そこで一つ話があったのが、
上層レスの人がおしぼりを配ってたんだけど、
自分のところには来なかったみたいなことで。
そうです、そうです。
でもね、すごいやんわり言ってるから、
これは愚痴が言いたいのか、ただそういうことが起きたっていうことをただ述べてることだけなのかが、
よくわかんないぐらいの柔らかい愚痴なんですよ。
でも最終的にちょっと不満そうにしてたから、
これは愚痴だったんだなってわかったんです。
やっぱりメイプルさんもたまには愚痴言うよねと思ってたんだけど、
その直後に人がバースデーソングを歌いだしたっていう話で、
本格的な合唱の人か、なんかちょっと忘れましたけど、
なんかオペラの人かな?
うん、すごい声が大きいっていう話をしてて、
これはあれか、声が大きすぎるっていう愚痴を言うのかなとか思いながら聞いてたんですけど、
でも違うんですよね。
そこからなんか声が大きくて素晴らしかったっていう話になって、
これは愚痴ではないんだ、ごめんなさい。
なんかちょっと勘ぐってごめんなさいってそういう気持ちになったんですよ。
なかなかそういう愚痴かどうかもいまいちわかんないぐらい柔らかく愚痴を言うっていう、
そういう手首のことをメイプルさんされててね、すごいなって思うんですよね。
私は全然何も考えていないのに、それなのにそれを聞いてもらってる。
佐藤さんは気持ちを翻弄させてるみたいになってて、それがなんかおかしかった。
それともう一つね、リスナーの皆さんと共有したいことがあって、
これは本当にわかってくれる人が一部いると思うんですよ。
えーなんだろう。
メイプル公文と言っていいのかな?でも文法じゃないから公文じゃないんですけど。
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なんだっけ、しんじろう公文みたいなやつ、小泉公文みたいな。
そう、でもメイプル的言い回しっていうのがありまして。
えーなんだろう。
ほんとしょっちゅうやってるんですけど、
僕は明確に覚えてるのが、例えば山の日のエピソードっていうのをかなり前ですけどやってたんですけど、
皆さん、山の日ですよねっていうところから番組が始まりますよね。
皆さん、どうですか?山は好きですか?山に登ったりしますか?って言って、
その後に、でも私は山には登らないんですけどねって言うんですね。
これいつもこうなんですよ、メイプルさんが。
何々はどうですか?って話をいっぱい振るんだけど、
その後に、でも私はあんまり好きではないんですとか、私はやったことないんですって言うんです。
これがね、いいんですよね。
僕はいつも最初から身構えてるわけですよ。
皆さん山好きですか?って言ってる時点から僕は結構身構えていて、これ来るぞ来るぞって思ってて、
その後に、私は山登らないんですよねって言うと、来たーって思うんです。
こういう喋り方する人、実はすごい珍しいんですよ。
少なくともポッドキャストやるような人ではね、こんなこと言う人いないんですよ。
どうかな?伝わってるかな?
だってさ、みんな何か喋りたくてポッドキャストしてるから、
山に登るか聞くっていうのは、別に皆さんが山に登るかなんて、
ポッドキャストの人はね、興味なくって言ってるだけで、
私は山が好きなんです。
私は山に登ってこんなことがありました、このエピソード面白いでしょっていう、
そういうふうに伝えたいか、あるいは山について何か詳しくて、
山っていうのはこうでこうで、こういう山登りにこういうギアがあってとか、
そういう話をして、私はこんなにたくさん知ってるんですって言います。
ちょっとそういう知識をひけらかしたいとかね、
そういうモチベーションがあって人は喋るんですよ。
だから、こんな私は興味ないんですっていう人本当にいますけど、
そういうパターンの人もいるんですけど、
そういうパターンの人はだいたい愚痴の方向で、
山に登る人は頭おかしいみたいなことを主張したりするわけですよ。
ただね、めぐるさんそんなこともしなくて、
ただ私はあまり山が好きではないんですって言って、
それで終わりなんですよね。
それがね、なかなか心地いいんですよ。
48:03
どうですか?皆さんわかります?この気持ち。
どうなの?どうなの?
私それ言われるまで全然意識してないし、気がつかなかったから。
そうですか。
トピックとしてこの話をしようっていう感じで、
やっぱり山の話だから山は好きですかって問いかけて、
だけど私はどうかって言ったら、そうじゃないんですって言っただけだから、
そこにすごくそんなに反応されるとは思わなかったし、
自分でもそういうちょっと矛盾したようなことを思うかないけど言ってるとは思わなかったから、
すごくそれを指摘されて、すごくびっくりして。
ごめんなさいね。野生で矛盾とかじゃないですよね。
ちゃんと話の筋は通ってますし、
ただ事実なんだと思うんですけど、
だから要は何かこう知識をね、みんなね、ひけらかしたいんですよ。
基本的には私もそうですよ。
でもそれをしないから、聞いててね、嫌な気持ちにならないっていうところがいいなっていうところですね。
私はね、本当に自分の意見というか、そういうのはあんまりない方なので、
なのでそういうどうでもいいようなことを言っているだけなんですけど、
そこが良いと言われてくれる人がいるというのはちょっと驚きとともにホッとしています。
いやどうですかね、私はひねくれも変わり者だとよく言われますけれども、
でもリスナーの方でもそれ良いと思っている人いると思うんですよね。
どうでしょうかね、どうなんだろう、聞いてみたい気もしますけど、
いやでもちょっとね、自分が発信しているので思いがけないところで聞かれていて。
きっとね、リスナーさんの中にも数十人、数人はね、私は興味ないんですって言った時に来たって思っている人がいるんじゃないかなと思いまして。
これを聞いて、そこで何かアホ返し混合されたら。
でもね、私自分でそういうのをね、スクリプトを書いていると言いましたけど、
気がついてないんですよね、その辺のこと。
だからちょっと良いんだか悪いんだかなんですけど。
いいんです、このままでいていただければと思います。
いや本当に変えないでくださいね、これが良いところだから。
分かりました。
ありがとうございます。
ちょっと今日小田井さんゲストで来ていただいているのに、私の番組の話をしていただいちゃったけれども。
前半にね、フォトサイエンティストの番組のお話を聞いたんですけど、
51:03
小田井さん、ちょっとお話しされてましたけど、海外ね、カナダに住まれてたことがあるっていうお話だったんですけど、
カナダのどこだったんですか?
トロントです。
中西部かな、ゴダイコのおとりみたいなところですね。
オンタリオコのところですね。
なんかトロントって英語の発音もトロントですよね。
そうですね。
なんか英語っぽく発音しようと思って、例えばトロントみたいなこと言っても本当はそれは違うんですよね。
なんかそれを、トロントってちゃんと言います?
そう、トロントっていう人が多いですね。
そうですよね。
トローノっていう人もいますけど、トローノっていう人もたまにいます。
そうなんですね。
カナダで私行ったことがないので、全然わからないですけど、トロントって気候はどんな感じなんですか?
結構寒いですね。
湖がある分だけマシなんですけど、海陸の内陸部ですから、緯度もそんなには高くないですけど、そこそこ高いんで、マイナス20度ぐらいには。
でもごめんなさい、僕がいたのも15年ぐらい前ですから、もうだいぶ温暖化してちょっと変わってきてるかとは思うんですけど、
僕がいた当初は最高気温がマイナス5度から上がらないようなのが一月続くとかもありましたから。
じゃあ雪がすごい積もる感じですか?
雪、降雪はそんなに多くないんですけど、一度降ったらもう溶けないんですね。
だから道の横には渦高く、渦高くって言っても身長を超えるとかじゃないですけど、雪が除雪されて雪が残っていて、それがいつまでもなくならないみたいな感じで寒かったですね。
そうですね。トロントは学生としてというか仕事としてですか?
日本で博士を取ったんですけど、その後博士研究員っていう、ちゃんとした教員になる前の修行期間みたいのがあって、それで出ましたね。
じゃあ自分では選べなかったんですか?そこのトロントに、そこの大学に行きたいと言って行かれたんですか?
そうですそうです。だいたいこうどういう研究がやりたいっていう基準で行き先をみんな選ぶんですね。
僕は特にこれがやりたいっていう、そういうことをやってる先生がいて、そこの研究室に配属されたっていう形ですね。
それが初めての海外生活ですか?それを前に学生の時。
54:02
もうだいぶ小学校の時ですけど、アメリカに少し2年ぐらい住んでたことがあります。それは父親の仕事の都合で。
その時のこととか覚えてますか?
懐かしい空港、断片的に覚えてます。小学校5、6年ぐらいだったんで、もう十分その物心ついた後だったんで、適度にいろいろ覚えてますね。楽しかったですね。
ちょうど17年蝉って知ってます?
わからないです。
17年に1回だけ出てくる蝉がいるんですよ。だからずっと地中にいて、成虫になって出てくるのがすべての蝉で一致してて、
17年に1回だけ蝉がワーッと出てきて、その間の16年は蝉が出てこないっていう、そういう蝉がいるんですね。
ちょうどそれの年で、ものすごい数の蝉がいたんですよ。本当に木とかにびっしり蝉がいて、
1週間、2週間で死にますから、その蝉が本当に道路の排水のところを埋め尽くすぐらいいるみたいな感じで、なんかすごかったですね。
17年蝉?日本にはいないんですか?
日本にはいないんです。で、なんか17年蝉ってやつと13年蝉ってやつがいるらしくて、
で、たまたま今年だったら去年じゃない?多分今年だと思うんですけど、その2つが重なってる年らしいんですよ。
なんかニュースで見たんだけど。
アメリカはとんでもない蝉になるみたいですよ、今年。もう出てんのかな?わかんないですけど。
あ、今年がそれ?
確かそうだったみたいです。
なんか違うのかな?見た目。
どうなんだろう?わかんないですけどね。
へー、そうなんですね。それが子供の時にちょうどその年の思い出が。
ずっと日本にいたのに急に英語の環境になって戸惑いとかなかったですか?
子供の時ですか?
まあ、ありましたね。
そうですね、日本人の子もいたんですよね。
クラスに2人くらいいたのかな?結構日本人が多いところで。
あとあるじゃないですか、ESL、ESOLって呼んでたんですけど、
国語の時間、つまり英語の時間が小学校だからあるんだけど、
それが英語喋れない子は英会話の練習をするみたいな形になってて、
そういうのに通って、そこそこ喋れるようになって帰ってきたような記憶がありますね。
そうなんですね。じゃあそういうバックグラウンドがあって、
だから英語にもその後ずっと触れてましたか?
そうですね、海外ドラマとか好きでしたね。
57:02
あー、そうなんですね。
フルハウスとかですね。
なるほど、じゃあやっぱりそれで得意、英語が得意で。
そうですね、英語ぐらいしか得意なことがないんで。
トロントはどうですか?行ったことない人にお勧めする場所ですか?
多分メルボルンも一緒だと思うんですけど、非常に移民が多くて、
だから全く違和感がないんですよね、日本人が住んでても。
だからもう普通に来て1週間ぐらいで道を聞かれるんですよ。
だからこういう人が地元に住んでても違和感ないって感じなんで。
確かトロントの人口の半分ぐらいはカナダの外で生まれた人が住んでるんですね。
だからそういうところだから、外国人として住むには住みやすいところですね。
メルボルンもそうですよね、きっとね。
そうですね。
例えばね、言葉がちょっとあれであっても、相手の人が聞いてくれようとする意思があるというか。
喋れない人に慣れてますからね。
日本に帰ってきてからその後はまた行ったことはあります?行ってないですか?
1回だけ行きましたね。
でも日本のこの夏を1回経験すると、もうあの寒さが耐えられなくなってましたね。
冬に行ったんですよ、向こうに。
でもその何年もこう、7年いたかな?7年ごっかんを耐えてたんだけど、
でも1年こっちにいた後に、1年か2年後に行ったんですけど、それぐらいのタイミングで向こうに行くともう、
なんだこの寒さはっていうふうにしましたね。
とてもじゃないけど、今もうちょっと冬は無理なんじゃないかな。
だからカナダに行って1年目はもうなんかつらかったですね。
寒いってつらいですね。
そうですね。
いやなんかこんな話をですね、もう15年前だからだいぶ忘れてるんですよ、どんな生活だったか。
だからその向こうに行って、1年目とか2年目ぐらいがこういう話をするのがすごい楽しかった。
日本とどう違うかみたいな、歩道が広いとかそういう話を、カナダ人はどうだとかそういう話をするのが楽しかった記憶がすごいあって、
僕なんかあんま研究者の友達がいなくて、建物に日本人1人しかいないみたいなところに勤めてたんで、
日本人の友達がいなかった、研究者の友達いなかったんですけど、
学生とか、ワーキングホリデーってご存知ですか?
ありますよね。ほぼ無条件で就労ビザが1年間取れるってやつがあって、
それで来てる人とかとそこそこ付き合いがあったんで、だからそういう話で盛り上がったのがすごい記憶に残ってて、
でもなんかある時から、それがなんかね、同じこと話してるから飽きてくるんですよ。
1:00:05
でもそのワーキングホリデーとかで来てる人って1年か2年いて帰っちゃうんで、それが常にフレッシュなんですよね。
なんか寂しいんですよ。長くいるとみんな帰っちゃうから、これがすごい印象に残ってますね。
4年、5年ぐらいすると結構そっちに住んでる移民の日本人とかと付き合うことが多くなっていって、
そういう人たちとはなんかそういうやるせなさが共有できるんで。
ちょっとメープルさんにお聞きしたかったんですけど、そういうのないですか?
つまり日本人の方とのお付き合いはあるんですか?多いんですか?
私はあんまり友達がいないというか知り合いもいないというか、
こちらに住んでいても、例えば子どもがいたら子ども同士の母さんと付き合いとか、
あとは日本人学校に子ども行かせてたらそっちで日本人のお母さんたちと会ったりとか、
あとは日本人会みたいなのがあったりして、それに入っていればそういうところで出会ったりとか、
そういうことはあると思うんですけど、まずそういうことをしていないというのと、
あとはもう今こちらの会社とかフルタイムとかでは働いているわけではないので、
そこでのやりとりっていうのもないので、ほとんど喋らない人が結構ありますよ。
なのであんまりいないです。
ただその中でも知り合って気が合うお友達、日本人のお友達とかはいますけど、
でもその人たちも自分たちの生活があって日本に帰るという選択した人もいますからお別れすることもありますけど、
でも基本的にあまり知り合いはいないです。
佐藤さん15年前ぐらいっていうことは、でもその時も全部スマホとかそういうのもありましたよね?
無かったですか?
向こうに行ったのは20年以上前なんですね。
そっか、残念じゃない。
でもその時ね、ギリギリスマホはないです。
ガラ系みたいなやつで、その後ブラックベリーというやつが流行ってみたいな。
SNSってものが無かったんですよね。
LINEとかそういうのの前。
本当なんか掲示板っていうのがネット上にあって、
トロント在住者の掲示板みたいのがあって、
そういうところで知り合うっていうのもなんかありましたね。
あとはそういうところでメルカリじゃないですけど、中古のものをお互いに売ったりとか、
1:03:00
そういうね、今となってはなんか。
あと紙ベースとかね、そういうのの何か冊子みたいのがどっかに行くとあるよみたいな。
確かに確かに。
グリーンペーパーっぽい。
スーパーにありましたね、そういうのね。
私もそういう、例えば今はもうLINEとかですぐやり取りができて、
顔見ながら話とかもできるから、
今ワーフリーだとか留学とかする人たちってすごく日本との距離も感じないから、
ホームシークとかそういうのもあんまりないんじゃないかなってすごい思っていて。
そうですね。
そういうのがなかった時は、電話をするにも国際電話じゃないですか。
そう、懐かしいな。
どこのカードが安いかとかそういうのをやって、
でも声は聞こえるけど顔が見えないわけだから、
その時期を経ているとLINEとかで顔を見て話ができるっていうのは全然違うなってすごく。
そう思いますね。
結構早い段階でスカイプはあったんですよね。
でもスカイプで人と話したのとかほとんどやってなかったんですよね。
なんでだろう、時差があるからかな。
そっか、どのくらいだね本当。
ちょうど反対から2時間ずれてるぐらいですかね。
だから結構ね、喋りにくいんですよね。
そうですね、時差はね。
あと喋っても自分はまだ朝起きたばっかなのに、
向こうはこれから寝るところだから全て終わって解放的な気分みたいな、
そんなんだから会話にならないというか。
テンションが違うって感じで。
そうだ、時差はあるね。
そういうのはすごく感じるんですよね。
だから今はどこへ行くにもすぐつながれる、
そして距離感があまり感じないっていうのは、
親御さんからしてもお子さんを送り出すのも安心というか、
じゃないかなってすごい思うんですよね。
だから海外といってもすごく近い。
今私もこうやってズームで話してますけど、
だからすごくそんなに遠く感じない、すごい時代だなって思います。
いやいやもう20年前ですからね。
でもまた行ってみたいと思いますか?自分が住んでいた地域とか、
また歩いてみたいなとか、
もしくは今これから行くとなったら全然違うところに行ってみたいですか?
ありますね。
特に両方かな、
1:06:01
アメリカの小学校の時にいたところを行ってみたい気持ちはありますね。
Googleマップとかで見てみたことあるんですよ。
子供の時に弟とすごい小さな川がマンションの近くにあって、
林の中にズンズン入って行って、川のところで、
本当にドブ川じゃないんだけど、きれいではあるんですけど、
そういうところで遊んでたのがあって、その川がまだ残ってるみたいで、
住んでたビルもまだそのままであってて、
いやもう40年前ですよ。
だからそんなんがあって、
それ見てるとすごい不思議な気持ちになって、
実際行けたらとってもいいんじゃないかなっていう気持ちはありましたね。
日本よりも海外の方が古い建物とかってなかなか壊したりしないから、
残っているっていうのがあるから、行ったら結構何か思い出すことあるかもしれないですね。
そうなんですよ。
これ全然違うポッドキャスト番組で日本の番組で聞いた話なんですけど、
30代くらいの方かな、その人が小学校の時にちょうど僕が住んでたような地域でアメリカに住んでて、
母親、家族で大人になってからもう一度行ってみたそうなんですよ。
一個立てに当時住んでたみたいで、
その家の前でこの家だってフラフラしてたら、
お家の人が声をかけて中に入れてくれたみたいな話で、
なんかそれいいなと思ったんですよ。
そんな映画ありますよ。
私も昔の映画だけど見た気がします。
何だったかな、何だったか忘れたけど、ドラマだったかな。
なんとなく覚えてる。でも同じものかどうかわからないです。
やっぱり昔行ったところにもう一度行ってみたいっていうのはありますね。
それだけ年を取ったってことですね。
嫌だわ。
嫌ですね。振り返るところがどんどん長くなってっちゃう。
じゃあ、さとしさん今日は本当にどうもありがとうございました。
こちらこそメイプルさんどうもありがとうございました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
メイプルの部屋第6回目はポートサイエンティストのさとしさんにお越しいただきました。
ポートサイエンティストは毎週木曜日の配信です。
シーズン1の後半からあおいさんが加わり、さとしさんとの会話形式のエピソードもあります。
会話だとお一人での配信とはまた違ったわかりやすさがあります。
そしてなあちゃんとのお便り会も通常配信では聞けないさとしさんの一面が聞けてとても楽しいです。
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番組の内容が興味深いものであることはもちろん、生物学者であるさとしさんがどんなことが面白いと感じるのかなんていうところも私は気になるところです。
今回はそんなさとしさんと楽しいお話をさせていただきました。
配信を始めたからこそ出会えたご縁でこのように一緒にお話ができる機会をいただけてとても嬉しく思っています。
このメイプルの部屋はこの部屋に来てもいいよという方がいらっしゃった時点での配信となります。
こちらからお声掛けさせていただこうかなと思っておりますが、
お聞きいただいている方でメイプルの部屋に遊びに来てもいいよという方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。
メイプルEメールボロンでは番組宛てのお便りをお待ちしております。
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本日は最後までお聞きいただきありがとうございました。
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それでは今日はこの辺でメイプルでした。