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今回は、聴く人が主役ということについてお話ししてみたいと思います。
学び合いでは、豊かさとは、与える力と受け取る力の関係性の中に存在すると考えています。
聴くや読むという受け取る行為や力を大切に考えています。
皆さんは普段、自分が受け取る行為やその力について、どのくらい思いを巡らしているでしょうか?
どう話そうかな?とか、どんな価値が提供できるだろうか?という、与える力とかですね、
アウトプットばかりに意識を向け悩んでいる、そんなことはないでしょうか?
人は話したい生き物です。
誰しも自分の話を聞いてほしいと思う気持ちがどこかにあります。
しかし、話すということは、聴く人がいないと成立しません。
与えることも、教えることも、同様に受け取る人や教わる人がいることで存在することができるのです。
資本主義という便利な社会である一方で、私たちの意識は、いかに価値を発揮するかということばかりに目が向いてしまっているのかもしれません。
日常の中で、心から自分の話を聞いてもらえたなと思えることってどのくらいありますでしょうか?
学び合いでは、この受け取る行為を大切にして、聴く人が主役になるコミュニティづくりを行っていきたいと思っています。
豊かさとは、与える力と受け取る力の関係性の中に存在する、このように私たちは考えています。
ぜひ、与える力だけでなく、受け取る力というものを見つめ直してみたいなと思っています。
今回は、聴く人が主役ということについてお話をさせていただきました。