00:01
3時間の長丁場の映画でさ、一番面白いのがマーゴッド・ロビー対ガラガラヘビダッツだと思うんだよね。
一番面白い、面白かったけどさ。
あの時のブラピの微妙な顔ずっとアップで撮り続けて長く回してるところとかさ、最高だったね。
あそこのブラピがさ、目に涙をうすらと浮かべながら、この時間、何?みたいなさ、ブラピのアップがずっと長尺で映るじゃん。
俺らもなんだこれ?ってなるもんね。
何?これ?ってなるじゃん。
あれダメだこりゃって言ってドリフの音が出てきて終わるやつだよね。
その後ハッとなって俺が止めに行くって言ったら横から車がドーンってなる。
あんなの笑うじゃん。
あのさ、セッションもさ、車でドーンってなるシーンがあったじゃん。
そうだっけ?
うん。
デイビアンチャゼルの映画って言ったら車でドーンってするの?
知らない。セッションしか見てないから。
他に何があるんだっけ?
ラララランド。
ララララランドも見てないんだよね。
そうか、見なきゃダメか。
まあ率直に言ってセッション見てさ、
あれ結構絶賛されてるから見てみて、
感想はこいつら嫌いだなって思ったんだよね。セッション見た時には。
私あの映画なんか胸クソだった気がする。
そうそうそう。
そう、同じ同じ。
だから最後のさ、クソ熱いセッション。
分かり合う男たちみたいなさ、シーンを見て、
あーこいつら嫌いだなって思ったの。
だからラララランドも見てないんだけど、
まあ今回のバビロンも、
登場人物をおおむねほんのり嫌いだったね。
見てて。
うん。
ずっと見ててほんのり不愉快。
そうかな。
どういうところが嫌だった?
まあどこもかしこもだな。
まあとにかくマゴットロビーは普通にドラッグで身を持ち崩してたりとかさ、
マニー君にクソ迷惑かけてあなたしかいないのとかさ、
まあそういう定番のトラブルメーカーだしさ、
マニー君もなんかいきなりネリーをパーティーに引き入れてさ、
その翌朝にはさ、君が好きなんだとか言っててさ、
え、何言ったしさ、
そのくせずるずるとさ、
喚起を続けているというか、
泣き疲れたら助けちゃうし、
ブラッドピットもなんか、
映画に対する妙な脳がきとか垂れてるシーンとかさ、
03:01
あとベロベロに酔っぱらって本番に挑むところとかさ、
なんか全員がほんのり嫌でした。
歌詞で好きになれる人はこの映画の中には誰もいないね。
しどにーさんぐらいかな。
トランペットの人がさ、かわいそうだなって思ったね。
だから結局会話行くから辞めて、
バンドに入り直したっていうか。
というわけで、あんまり好感の持てる登場人物はいなかったなというのが、
第一印象です。
100年前のハリウッドのさ、
倫理的なモンとコラボは置いといて、
その当時の喧騒だとか、熱狂だとか、混沌だとか、
そういうことを表現したかった映画だっていうのはよくわかるし、
そこに関してはよく描けてたと思う。
ただまぁ、実際そうだったんだろうけど汚いよね。
おぼろしゃーってなってたもんね。
ぼろしゃーだし、ゾウの糞だし、おしっこだし、
ラグに土砂物からフクにドバーって吹きかけるコンボだとか、
まぁそうだったんでしょうよ。
昔のハリウッドっていうのはそうだったのかもしれないけども、
結局撮ってる人ってさ、その当時に生まれてた人なんて一人もいないわけじゃん。
なんか嘘くせえなって。
その点で、Once upon a time in Hollywoodは、
まだ時代があったらしいから、
なんとなく理解はできるというか、こんな感じかなって思った。
なのでよくできてた映画だと思うけども、
やっぱデピアンチャゼルの映画自体が肌に合わないのかなって思った。
相性的な問題か。
君とこのチャゼルさんの作品の相性あんまり良くなかったと。
最初の業界の大物が主催してるパーティーのシーンから始まるじゃないですか。
最初はそこに像を届けるところからだけども、
その後パーティーやるじゃん。
それこそカオスで、その頃の熱狂を濃縮したようなパーティーの図なんだろうけども、
あれ見てちょっとすっと冷めちゃったのよね、俺。
なんかわざとらしいなって感じちゃった。
いや、よくできてる映画だとは思いますけど。
君はパンフ買ってたくらいだし結構気に入ってるんだよね。
率直に言って良かった。
私は結構良かったなって思った。
結構乗っけたら合成だなってなって、
すごくよくできたなって思って感心したのとか、
あと全体的にやっぱりこの映画も映画参加っていうか、
これまでの映画っていうものに対するリスペクトとか、
06:00
作者、作ってくれた人の思いとかを煮詰めたというか、
描いた作品で、この間エンドロールの続きを見ていたので、
それも相まって、これセットで見るとすごい良い気持ちになったのね、私。
それぞれの人が映画っていうものに対する思いを映像化したらこんな風になるんだなーってなったのとか、
やっぱAシャッキーのフィルムをこんな風に何度も何度もさ、
トーキーから今音付きのやつが流行りよって言って、
マイクをさ、音声の人と撮る人とその場の静かにしなきゃいけないのとかで、
何度も何度も天丼でさ、失敗して最後ネリさんが切れるっていうやつあったじゃん。
あと小部屋に入ってた人が熱すぎて死んじゃう。
死ぬんだろうなと思ってたけど本当に死んだなーとか。
最初の合戦のシーンとかでもさ、旗が刺さって死んじゃった人とかいてさ、
割と昔はそういう事故とかもしょっちゅう起きてたんだろうねと。
スタントのシーンで本当に怪我したり亡くなったりとか、
そういうところを誇張して表現してるのかなとは思った。
その戦いのシーンで救護班もいたもんね普通にね。
だちこちで治療してたもんね。
本当の戦場さながらになっててさ、
映画を作り始めた当時みたいなのは怪我とか事故とかストライキとかも頻繁に起こってたんだろうし、
それは本当なんだろうよっていうね。
その辺はさ、誇張してね鮮やかに描いてるんだと思うんだ。
だから本当のところもちょっとグレーな、もっとグレーな感じで嫌な感じだったんだろうよ。
鮮やかなグレーで描いてくれちゃったもんだから、
なんかおおって思っちゃったけどね。
嫌な感じっていうとね、
撮影の現場でさ、どいつもこいつも怒鳴り散らしてるんだよね。
なんかみんなストレスフルなんだよねとにかく。
そう、そうなの。
それね、トーキーに映る時の静かにしなきゃいけないっていうシーンとの対比っていうところもあって、
わざとね、やってるっていうのはあるんだろうけども、
ちょっとイラついちゃうんだよね。
神様がこんな素晴らしい光を用意してくれたのに、
カメラがなくて撮れないとか言ってた監督さんとかさ。
あー、はいはいはい。
いたね。
ずっと怒鳴り散らしてるしさ。
で、あそこでベロンベロンに酔っぱらって出てきたブラッピがさ、
いざスタートした途端にシャキッとしてさ、
完璧な演技をこなすってさ、
ちょっと、らえるなーって思いました。
ポロ意識のかけらもねーよねっていう話。
09:01
ところもあるし、やっぱりワンスアポアタイム・イン・ハリウッドを思わせるシーンだと思うんだよね。
あれだとさ、ディカプリオがベロベロに酔っぱらったせいでさ、失敗すんだよね。
ベロベロに酔っぱらった、前日の深酒のせいで失敗か。
とかいうのもあったりとかさ。
あって、まあすごい役者だっていう表現としてはちょっと安易かなと思ったかな。
当時はそういう撮影に際してそんなコンディションを整えるとか、
そういう意識とかがどんなかなかったんだか。
そうね。もう100年近く前だからもう全然なかったんだと思うのよ。
ある中、役中だらけでさ。
だけども、それをもってこれが映画史だ、これが映画産家だみたいな風に書かれると、
ああまあそうなんでしょうけどね。って思う。
途中でさ、ブラピがさ、舞台畑の嫁さんに対してさ、
お前らみたいな高尚なもんじゃないけれども映画の方がすげえんだみたいな切れ方するじゃないですか。
まあそういうところも実際言いたかったところだと思うんだけど。
だから基本的にこれは映画産家として撮られてるんだと思うんだよ。
俺の愛する映画。
俺の映画愛を見てくれって映画だと思うんだけど。
まあ鼻につく。
この人の、チャゼルさんの伝え方ってさ、結構独特っていうか、
結構おこりんぼな感じじゃない?
基本ストレスを見てる方にかけてくるし、
怒鳴り散らすよね、基本的に。
怒鳴り散らし合う?怒鳴り合うことで、
なんか言葉でガチンコの殴り喧嘩みたいなのをしてるような、
背骨みたいな感じがあるなって。
今回と前のセッションしか見てないんで何度も言えないんだが。
この人の現場ってそうなのかなってちょっと思っちゃうぜ。
スーパーパワーハラマンみたいな感じだもん。
本当にあそこの神様、光を台無しにしそう、ごめんなさいとか言ってた人ってさ、
神には感謝するけど、場の人間には当たりきつそうじゃん。
そんな感じの人だったらどうしようって思っちゃうよね。
繰り返すけど、よくできてる映画だとは思いますけど。
でも3時間もいんないんじゃね?とも思ったね。
私としては今回別に最初から最後まで気を保って見れて、
普通に満足していいもの見せてくれたなって感じでよかったんだが、
帰りに例のお手洗いトークなんだけど、
男の人と女の人が向かうときに、長かったねって言って、
こんなに長いの映画館で見るのって初めてかもしれないとか言ってて、
12:05
最近3時間の映画が多いなって思いながらね、今日は行ったけどね。
これって3時間きっかり?
ぐらいだと思う。
デューンとかだとすげー眠くて疲れたんだけど、
今回とかは全然。
全然眠くはならなかったよ。
フリークスパーティーみたいなのを描こうとして、
露骨にフリークスを前に押し出してるな感は確かにあったかなという感じはする。
トビー・マグワーヤが連れて行ったとこでしょ?
それって最後のところの地下格闘技場みたいなところに行ってさ、
最初のパーティーでもいたよね、コビドの人とか。
フリークショーでいうとナイトメア・アリーを思い出すんだけど。
あれすごい思い出した。
私はナイトメア・アリーを見た時に、
ナイトメア・アリーを見て得たかった映像としては今回のバビロンみたいなのが見たかったなって思った。
あと割と結構ナイトメア・アリーっぽかったよね。
豪華な世界に夢を見て飛び込んでいった人が、
一時的には登り詰めることもあるんだけど、
身を持ち崩して哀れな最後に溶けてしまうっていう。
そういうのをさすがにお腹いっぱいです。
そういうストーリーがちょっとお腹いっぱい気味ということも合わないなって思った理由の一つかな。
みんなおおむね不幸になってるのかな。
わかんないんだよ、それが。
最後さ、マニーはもう死ぬと思ってたんですけど、
結局映画業界とは全然別のところで、
ネリーが口に出してたような平凡な人生的なものを送っている状態で元の職場に現れたんだよね。
結局見届け役みたいな感じでこの物語のマニーがいたってことなんでしょうけど、
私は主人公の最後は死ぬんじゃないかなって思ってたんだけど、
ブラピは死ぬだろうなと思ってて見たら、
バスルームの入り口からちょっと中が見えてるところに入ってて、
これは死ぬって思ったら死んだね。
あれは死ぬ構図なのかな。
あの構図見た瞬間に死ぬ気しかしなかったもんね。
フェイさんと会って、久しぶりだねって。
新しい奥さんって言ったそうだよって。
でも彼女はこの物語が終わることを知らないんだとか言ってさ、
その時からもう死のうと思ってたみたいで。
チップも山ほど渡して。
15:02
マゴトロビが嫌だなって思ったら、
最初にラッキーで役もらった時にさ、
ザマー見ろって地元に対して呪詛吐くじゃん。
ああいうのもわざわざ言葉にして叫ぶとかそういうシーンも、
なんか嫌だなって思いました。
だからこれは感覚の問題でしかないんだけど、なんかや。
嫌だったんだね。
ザマーって思ってテンション上がるのは別に言ったけど、
あれを大平原に向かって叫ぶシーンがなんか嫌。
でも広い見通しのシーンといえば、
マニー君がエキストラに追っかけ回されるシーンはとても良かったです。
それをバックに普通に話しているグラビとかも良かったです。
なんじゃろこれっていう絵が結構見られて、
面白いなって思ったよ。
絵的には面白いところって結構多かったよね。
最後に孫トロビー・ネリーが人生は最高って言いながら、
車を離れて闇の方へ歩いて行く。
最後は新聞にも出ているように、どこかで見つかって殺されちゃうわけなんだけども、
殺されるのかな?遺体が発見ってだけ?
自殺なりオーバードーズなりの可能性もあるけども、死んじゃうわけなんですけど、
あの歩いて行くシーンでさ、足元にマンホールがあってさ、
昨日ね、見てたからね、マンホールをさ、
だからここからオーってなるじゃん。
さすがに落ちないけどさ、フフってなっちゃったよね。
マンホールだ!マンホール!
気をつけてってシチュエーション的に、
昨日のマンホールと一緒だったから。
でさ、トビー・マグアヤをめちゃめちゃ怒らせてて、
逃亡するわけじゃん?
ガソリンを入れてくるから煮作りしてくれって言って、
10分で戻るって言って、別行動を取るわけじゃないですか。
その時にオッド・ロビーがさ、あなたを巻き込めないからって言って、
わざと邪魔するような行動を取るとか、
その後、結婚しようって言って、
お互い抱きしめ合ってキスをする。
そんなことやってる間に早く戻ってやれよと、
煮作りしてる彼のところにって思ったね。
そこでもたもたしてたから、追手が追いついちゃってさ、
煮作りしてる彼とルームメイトがとばっちりで殺されてるわけじゃん。
イライラしました。
そこは昔のトーキーの映画を見て、
愛してる、愛してる、愛してる、だってウケるっていうシーンがあったように、
笑うところだったのでは。何しとんねんこいつらって。
18:03
雨に歌えばを見て、マニーが泣くじゃん。
だから雨に歌えばオマージュの作品だったのかってなって、
私見たことないから、そこらへんのオマージュ具合がわかんなくて、
有名な作品なのに見てないとちょっとちょっぴり損した気持ちというか、
残念になっちゃったんだよね。
雨に歌えばをね。
最後はイメージ映像じゃないけれども、
なんとなくビデオトラック的な映像と、
名作と呼ばれる映画のカットインが入るじゃん。
あれもうわからん。
あれは露骨にカオスっていうものを表現しようと、
試みた結果があれなんじゃないかと私は捉えたよ。
何にせよ本編と別につながってなくない?
最後にこの映画のテーマは、
映画というもののカオス性みたいなのを伝えたかったんだよっていうのを、
モロに視覚的に出したのかなと私は思いました。
だから映画愛的なものの発露が突然出てきたなっていう感じで、
そこまではどっちかっていうと、
僕的には歴史映画だったのね。
100年前の映画界っていう、
タイガードラマじゃないけれども、
そういうような類のものと見てたら、
何だろうこの繋ぎ方はって思った。
自分が死んでも残るものを何か作りたかったんだよ。
映画っていうカオスのジャンルの中に、
フィルムの中に何か刻み込みたかったんだよ。作者の人が。
でもアバター入れる?って思った。
アメリカ人にとってはそうなんじゃないんですか?
歴史に残る映像なんだけどさ、
時代とかも全然合ってないしさ、
それ言ったら2001年宇宙の旅とかも入ってたか。
全部よくわかんないんだけどさ、
見たことあるのもあるしって感じでさ、
いろいろだったよね。アニメとか、
ジャンルとか、いろいろごたまぜで。
だから映画館のシーンから、
例えば近代に至るまで映画がズババババって出てくるまではいいんだけども、
そこで最後にまたマニー君に戻るじゃん。
何?彼は未来でも見たの?一瞬。
ソーマトーみたいなのを見たんじゃないですか?
自分が映画のセットのところに飛び込みたいって思ったのは、
年日がどんなにしょぼくっても、
映画館に行って映画を見れば、
いろんな冒険ができて夢を見られるからって言っててさ、
それを夢へあぶれてサンガリアのところでようやく見たのよ。
21:02
で、雨に歌えば見て、
自分がネリーにどんなひどいことをしてしまっていたんだって言って、
良かれと思ってやったことがネリーにとっては、
かわいそうな結果になっちゃったんだって思って、
一つ一つ泣くのかなって思ってたんだけど。
あの涙はそういう意味なの?
俺はなんでこの人泣いてんだろうなって思いながら見てたな。
自由奔放で気まぐれだけど魅力的だった女の子を、
無理やりその子の未来を思って社交会とかに入れてみたりとか、
やったのが悪い結果に転んでいくっていうのが、
ネリーの運命と一緒だった映画の中で見るわけじゃん、この人は。
自分がネリーのためと思ってやってきたことってこんなことだったんだって、
まるで俺とネリーの送ってきた人生が映画化されてないみたいな感じで、
雨に歌えばがね、
雨に歌えばはそういう映画なの?
あれ最後見てた映画って、あれ全部雨に歌えばのシーンなの?
違うかな?だから最後、何本立てかでやってるのかな?
なんか知らないんだよ。
なんか変な社交会みたいなシーンあったよね。
ピンクの変な服着て女の子たちが笑いながら歌って、
そこにジャズバンドもあってっていうのは、
昔マニーが現場にいた時に、
これ変だよね、ジャズバンドの方を映した方が良くない?とか言ってた。
あの時もそっくりなんだよね。
それからちょっとうとうとしちゃって、
ふと目を覚ましたら社交会に入れられちゃった女の子が、
ちょっとした気の利いたジョークとかも言えなくて、
やべーってなる様子とか、
何の映画かは分からんが、
その後最後雨に歌えばになるじゃん。
やってる時に、
マニーがこれまで送ってきた自分の人生の走馬灯だとか、
いろいろ思い返しちゃって、
わーって、
なんかいたたまれない気持ちになっちゃったのかな?みたいな。
走馬灯ってマニー死ぬの?
だからてっきり走馬灯を見たから死ぬのかなって思っちゃった。
死なかったね。
まあ確かにちょっと死ぬのかもなって思ったけどね。
泣き顔アップで映した時にさ、
音楽がズキャーンって終わるのよく分からなかったよね。
そんなだっけ?
最後泣き顔のアップから暗転して終わるんだけど、
音楽がめちゃめちゃ盛り上がって、
ドンテンドンテンドンテンツバーンみたいな感じで終わったから、
なんだこれはって思った。
でもなんか音楽良かったな。
音楽良かったね。
ビッグバンドみたいなのとかさ、
ジャズのシーンとかさ、
音はもう最初から最後まで良かったよね。
24:02
良かった。すごく良かった。
ゴージャスだったし。
ただ、いかんせん君は肌に合わなかった。
本当にだからセンスが違うというだけの話だとは思う。
趣味ではないってだけ。
感情は揺さぶられはしないんだけど、
良いものを見たなっていう感想かな、私は。
なんかね、感情を揺さぶられないっていうのが正しくて、
ずっとスンってなって見てた。
君的には感情の移入先はまだなかったんでしょう?
誰も好きになれないから、
誰の気持ちに立ち場に立つこともできなくて、
それは私も同じで、
映像等々はすごい良くて、
でもブラピのね、
去り際を自覚して自分から去っていく様は、
ベザーなんだけど、好きでしたよ。
俺はね、そんなにピークが終わるのは嫌かって思った。
なれだってピークがあってさ、
その後下ると思うんだけれども、
結局のところそれが現実であって、
受け入れられないから、
それが自分の引き際と認めてこの世を去っちゃったわけじゃないですか。
別に良かった頃の思い出を持って静かに生きていくってことはできないの。
一度スターダムに登り詰めてしまうと、
人間みんなそういう風になるのかなって。
ずっとチヤホヤされてないと嫌になっちゃうのかなって思いましたね。
スターという概念に取り憑かれちゃった人は、
この作品の中では少なくともそうなのかもしれない。
そうなのよ。
結構、創作の中で登り詰めて落ちぶれて、
それが受け入れられない人ってよく出てくるじゃないですか。
もういいよってなるのよね。
人ってみんなそうなの。
スターダムに登り詰めたことがないからわからないんだけども、
それまでに得たものを大事にしがんで生きていくことはできないのかなって思いました。
それができた例がマニーなんじゃないですか。
マニー?
スターではなかったけれども、
一応会社の重役ぐらいまでには映画業界につけて、
ただ本来の夢を見たかったっていうのとはかけ離れた感じで、
もしかしたらネリーの運命も自分が台無しにしちゃった部分があったのかもしれないとか、
後悔する感じにもあったとは言いつつも、
会社辞めてネリーと行き別れになっちゃった後も、
奥さんを作って子供を作って一応暮らしてる風だったじゃん。
普通の人として生きることを自分で選んだかはわからない。
結果的にそうなっちゃったのかな。
マニーがちゃんと描かれてて、
27:00
ただ映画が忘れられず、
そこからピークが終わっちゃったのに耐えられなくなっちゃったジャックは、
あとネリーは自滅していくんだけどね。
それこそが生き甲斐みたいになっちゃうともうダメなのか。
あのババアさんがさ、出てきてさ、
評論家の人?
うん、ゴシップ屋の人。
家と人とゴキブリの話してたのがちょっと。
自分のことをゴキブリだって言われて、
それの例え話をしたんだろうけど、
例え話下手くね?って思って。
何言ってんだかちょっとよくわかりません。
急に語るやんってなってたよね。
本来からポエモンを語りがちな人だったんだけどさ。
まあそうだね。
よくさ、あの歳になるまで普通にライターとして生きてくれるね。
そうね。
それはすごいなって思った。
あと印象的だったのは、
トビー・マグワイヤーに連れてかれたアンナグラが妙なホラー演出だったこととか。
で、その後トビー・マグワイヤーの側近を殺しちゃうっていうシーンも。
えー、そういう方向の急展開にするの?って。
びっくりしたよね。
あそこら辺でナイトメア・アリーをちょっと思い出したりしたかな。
何これ?ってなったかな。
ニセサスでしたーって。
それでいいと思ってた中華役の彼もどうかと思うけどね。
ね。
アホすぎる。
あそこら辺はね、もう本当に何やってんのって感じ。
よくマニーが生き延びて、
あ、生き延びてなかったね。
友達がね、抑えちゃったんだっけ。
ヒットマンが。
いやもう本当にあそこでネリーとイチャイチャしてる時間が無駄だったので、
本当に何してんの?彼は。って思った。
だからそこまでそんなに悪いやつではない一生懸命なやつだって認識だったんだけども、
あの辺で彼も嫌いになったので。
だからメインキャラが大体嫌いになってしまったというね。
個人的にはショーウィズとしてもうちょっと洗練されてる
ワンスアポワタイムインハリウッド
あれだと1970年代くらいになるの?
もうちょい前。
シャロンって殺害事件の頃、僕らまだ生まれてない頃だと思うけど、
まあ何にせよ、もうちょっと今回の映画よりは時代が50年くらいは進んでんじゃないかな。
そのくらいの雰囲気の方が好き。
で、またマーゴットロビーじゃん。
とブラピーじゃん。どっちも。
マーゴットロビーって何に出てた人だっけ?
いや、シャロンテイトやってた。
で、今回さ、ネリーがさ、自分の出てる映画を見てさ、ニヤニヤするシーンあるじゃん。
30:01
真っ赤な光の中でさ。
あれシャロンテイトの時もやってたなと思って。
あれはそれのオマージュなのかね。
うん、じゃないかなと思った。
ブラピーはスタントマンだったけど、今回はどっちかっていうと、
あれだよね、ディカプリオの方で役所だよね。
落ち目の役者。
まあそういう共通点もあって、あえてかぶせてきてるようなところもあるんだろうけども、
役者がかぶってるっていうところでいろんな既視感があったね、今回。
マーゴットロビーのキャラクターは全然別人だったけど。
話しそうじゃんだけど、ビーマグワイヤーの目の下のあれは大丈夫なやつなのか?
いつもね、前のスパイダーマンの時も思ってたけど、目の下の場がすごいね、あの人ね。
大丈夫かね?
あれメイクした上で何だろうから、わざと黒くしてるんじゃないの?
そうか。
今回は役柄上もちょっと不健康そうな方が似合ってるよね。
吸血鬼っぽいよね。
そうね、おしろいとか塗ってたし。
おしろい塗ってたね。
なんかね、ガッチャガチャしてたね。
そこは意図的にガッチャガチャさせてるんじゃないかと思うよ。
当時のカオスってものを表現してね。
まさしくカオスを描こうとした結果、みんな怒鳴り散らすし、お互いに膜仕立てるし、忙しいなって思った。
映画っていうものの黎明期のまさに秩序の無き世界をステロタイプな感じで描いたらこんなになっちゃったのと、
あと、なんか知らんがこのレイミアンチャゼルさんの作る映画に出てくる人たちって、
ドキをはらんで膜仕立てがちっていう、それで大変ストレスフルなゴチャゴチャした感じになっちゃったっていう印象がね、なっちゃったって感じなのかなって。
それが嫌だった。
だから、たぶんララランド見ても同じような感想になるんだろうなって思いました。
あれってやっぱり笠持って踊るんじゃないの?
笠持って踊ってた気がするね、予告で。
雨に歌えばが好きすぎる人なのかな?
あ、そういうこと?
もうあれが好きで好きでってことなんじゃない?わからない。
セッションでオマージュされたかどうかは知らんけど、なんせ雨に歌えばを見たことがないので。
雨に歌えばでも人が車で跳ねられるのかな?
知らんけど、雨に歌えばのこの笠持って踊るシーン大好きやねんつって。
俺セッションの感想でさ、マンガ太郎のトラックで跳ねられたみたいに言ったの覚えてる?
最近ね、ああいう横からドーンのシーンはいつも君のマンガ太郎の話がノイズとして頭にざざって入るからね。
ノイズなのよほんと。
だから今日も見てて思った。
マンガ太郎だって。
ウギャーって。
映画を見てる最中にビビってノイズで入るからシッシッって。
33:02
どっか行けっつって。
ダメっつってなっちゃう感じがする。
最近はジャンププラスで毎週出てきてるからねトラックが。
ご自身で?
ということでデイビアンチャズルの映画にはマンガ太郎のトラックが似合うという感想です。
マニーがボコボコでネリーの子と馴染むシーンがあるじゃん。
字幕はついてなかったけど、お天板にバスで浴びせてるんだろうなというシーンがあるじゃん。
あそこがソロ耳っぽいよなーって。
この言葉がスペイン語なんだろうけどわかんないから。
柔らかすぎるタラコがどうのって言ってて。
柔らかいタラコが?つって。
なんかね、ぐったらねーことを考えていました。
権利関係で字幕が一部ないところがありますってテロップが最初に流れて。
開幕早々、ゾウの軽量化のシーンが入るじゃないですか。
ゾウ使いの人が草をゾウのお尻にバシンバシンって。
それ何やってんの?うにゃらかにゃらどうのこうの?って言って。
そしたらうんこシャワーがバーってなってくるじゃん。
そうしたら背弁を促すことで軽量化を図ってってことなのかなーとか思ってたんだけど。
そういうところに権利って、ここが権利の字幕カットシーンなの?
あの辺は何言ってんだかわからないって表現で字幕が出てない。
雨に歌えばの方だったよね。
俺も途中で幕を立てるところがそれなのかなって思ったんだけど違ったね。
あの勢いで幕を立てておいて、でも好きだから助けるとかそういう半端なことをしないでほしいのよね。
ラブロマンス抜いてないのかな?
今なんか本当にね、ニュートンジャイこいつってなるもんね。
だってもう初日の君が好きなんだがもうわけわかんないもん。
へ?
唐突だね。
どういう経緯?
何があったの?この数時間で。
若気のイタリーなのかな?
お互いにどっか別の部屋で映画について語り合った。それだけで惚れてしまったということなんでしょうけど。
なんか意気投放したんだろうね。
勢いだよね。
だから人間模様を、群像劇ってことでもないけど、
いろんなハリウッドのさ、いろんな立場の人の人間模様を描きたかった割には納得感がないんだよな。
あとはあの、途中めちゃめちゃわかんない言葉でブラックピニキで倒して銃撃ってきた嫁さんとかさ。
36:01
ヒステリックだったよね。
そんな人ばっかだなって思いながら見てた。
コリンボの人が多いよね。
ヒステリックに起こるタイプの人が多いなって思う。
そうね。もうそういうの見てるだけでストレスになるから。
まあ作風なんだなって思いました。
セッションと2本しか見てないくせに作風とか言っちゃいますけど。
私は君の聞いてってKOされてフニャフニャになっちゃったけど、
よかったよ。
よかったと思うよ。
そう思う人が多いのも別に自然だと思う。
心情的な共感とか感情移入とかは一切発生しなかったけれども、
子供の人が伝えたかったこととかはこんなんだったのかなとか、
あとは最近見た映画のエンドロールの続きとか、
いろんなことが頭の中でふいふいと繋がって、
いろいろ合成でいいものを見せてくれてよかったんじゃないですかね。
だから不愉快とかムナクソでもいい映画っていうのはあるように、
僕は全体的にほんのり不愉快ではあったけれども、
よくできた映画だとは思う。
ただ感想としてはセッションと同じで、
こいつら嫌いだなって思っただけのこと。
なるほど。