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2021-02-12 10:51

#201 オリオン座のベテルギウスは爆発するのかしないのか 【星座のお話回】

2009年頃から,ベテルギウスはいつ爆発してもおかしくないと言われていました。
そしたら,2021年2月初旬に新たな研究の成果が・・・・

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Lyustyleの知的迷走ラジオ、第201回目の今日は星座のお話です。
オリオン座のベテルギウスが爆発するのかどうか、ということについてのお話です。
皆さん、ベテルギウスってご存知ですか?
何ですか?それ美味しいの?っていうようなものではなくて、星の名前なんですね。
実はこのポッドキャスト、1週間ほど前に、そのニュースが出た時に撮ってたんですけど、
なんか音が悪かったんで、1週間経ったんですが、今、撮り直しているところなんですけど、
それでちょっとね、情報が1週間ほど古くなってはいるんですが、
ベテルギウスって何?と聞いたことはあるような気がするけど、何?と。
はい、これですね。オリオンの星座の四角い星がありますよね。
四角い星があるんじゃなかった、星が四角に並んでますよね。
それの左角にある明るい一等星のことなんです。
オリオンにはもう一つ一等星があって、その対角線、右下の星をリゲルと言いまして、
これも一等星なんですね。
だからオリオンは左上と右下が一気に明るく輝く星、それとその真ん中の三つ星、
これがまずさっと目に入りますので、非常に見つけやすい星座になっています。
このベテルギウスは左下という言い方でいいのかどうかわからないですが、
オリオンが天空に来て真っ直ぐに立ったときに、ベテルギウスの左下に見える一等星はこれも明るい星で、
青白い星なんですが、有名なシリウスですね、ホーイング座のシリウス。
それからこのベテルギウスから左の方に目を動かしたときに見えるホーイング座のプロキヨン。
この一際輝く大きな星たちが三つに並んでいまして、この三つでの冬の大三角形という、そういうものを作っているわけですね。
そういう意味で冬の空に輝くこのベテルギウスというのはオリオンを形作る星でもあり、
冬の大三角形を形作る星でもありということで、とても冬の夜空を彩る大切な星なんです。
このベテルギウスが亡くなるかもしれないという、そういうような話が10年以上前からあったんですね。
もう爆発するんだと、いつこのベテルギウスが爆発してもおかしくないんだと言われ始めてたんです、もう10年ぐらい前にね。
ニュースっていうのはね、いやいやまだ爆発しませんよっていうニュースだったんです。
えーと思うようなニュースだったんですね。
このことについてちょっとお話をしたいと思ってるんですけども、
まずこのベテルギウスということをもう少し詳しくお話ししますとね、
ベテルギウスというのは赤く輝いているんです。
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赤く輝いているということは温度が低いということなんですね。
大きさがね、やたらと大きいと。
太陽の位置にベテルギウスを置いてみたときに、その大きさというのは木星まで飲み込むぐらいの大きさなんだそうです。
めちゃくちゃ大きいじゃないかという話ですね。
それが赤く輝いていて、そろそろ終焉を迎えようとしているんだという話だったんですね。
地球からの距離はどれぐらいかというと650光年という、そういうようなところにある距離。
まあ比較的近いという。
で、その星がね、もし爆発したとしても600年間は地球からは爆発した様子が見えないと。
逆に言えば爆発したと見えたときに、それは実は600何十年前に爆発してたんだなというようなことがわかるというわけですね。
日本で言えば鎌倉から室町時代にかけて爆発していたものが今見えているんだというね、そういうことになるわけですけど。
このベテルギウス、これもし爆発したらどうなるのかというとですね、大変なことが起きるのかというと、
一時はガンマ船バーストだったっけ、一気にガンマ船がバーンと地球を貫いて地球の生き物全部死亡みたいなことが何か言われたこともあるんですが、そんなことはなくてですね。
非常に明るく輝く、その明るく輝く輝き方はどれぐらいかというとですね、昼の空でもずっと明るく輝くというわけですね。
私たちはオリオン沢は夜見えるわけですが、昼間は地面の下に隠れているわけですね。
だから冬は夜にしか見えないんですが、夏には昼の空の高くに上がっていることになっているんですね。
ただそれが見えないわけです、明るいから。
ところがその明るい夏の昼にそのベテルギウスがある位置がひときわパーッと輝いているというわけですね。
その明るさは満月と同じくらいの明るさと。
空にすごい明るさの一点がパーッと昼でも光っているという状況ですね。
もちろん夜は夜ですごく明るくなるでしょう。
満月と一緒になったときなんかは昼のように明るくなるような、それぐらい明るくなるという。
昼ほどにはならないですけどね、相当明るくなるという。
それがですね、3ヶ月ぐらい続くということなんですね。
その後急速にスーッと光が落ちていくんですが、その後4年ぐらい経って完全に見えなくなってしまうと。
その後にはガス状のものだけが残ってですね、カニセウムみたいな感じになるみたいなんですけどね。
これが超新星爆発と言われているものなんですね。
人類が見ることになる、1000年ぶりぐらいに見ることになる超新星爆発ということで期待もされてたんですね。
ベテルギウスの大体のことをお話しした上で、
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そのベテルギウス爆発しないよというのはどういうことなのかということでまたちょっと話をしたいと思うんですけど。
ベテルギウスが爆発するって言ったとき2009年ぐらいだったんです。
私は理科を専門に教える教師を当時してまして、ちょうど4年生が当時はオリオン座の勉強をしてたんで、
みんなが今ちょうど勉強しているこの一等星というののベテルギウス、すぐ爆発するかもしれないんだよみたいな、
実にタイムリーな教材になってそのお話をしたことを覚えているんですが、
なんで爆発すると言ってたかというと急に原光が始まったとかね、
勢いが弱まってきたみたいなね、そういうようなことを言うんですよ。
いかにももう爆発する、爆発する、もう爆発してるかもしれんとかね、
YouTubeとかでもずいぶんいつ爆発してもおかしくないということでね、上がっていましたね。
ここ1,2年またですね、話題が出てきてたんです。
なんでかというと2019年の秋頃に急速に原光したらしいんです。
もういよいよ爆発だってなったらしくて、それでもう爆発する、爆発するって言ってたんですね。
また10年ぶりぐらいにずいぶん言われだしたんです。
その時も2つ意見があって、ベテルギウスというのは弱くなったりまた強くなったりを繰り返してきてるんだから、
また明るくなるさという意見もありましたし、
いやもうこれだけ原光したんだったらもう寿命が終わりかけてるんだと、
今から超新星爆発だという、そういう方もいたんですね。
で、新たに研究をし直した結果というのがあって、これは東京の研究所だったんですね。
日本の大学の研究所なんですよ。複雑な名前だったんで、ちょっともう忘れてしまってるんですけどね。
そこが発表したんですね。
それが何かというと、まだ10万年ぐらいは爆発しませんという話だったんですね。
なんでこと細かにいろいろと研究してると、爆発する爆発すると言ってた原光の原因はただ周りにガスとか塵とかがいっぱいあるだけだったんで、
いやこれは爆発につながるものじゃないですよということが分かったと。
さらにですね、いやもっとこれを研究しているとさらに分かったんだと。
今まで木星ぐらいまで飲み込むぐらいの大きさがベテルギウスはあったと言われてたんだけど、
もっと小さいことが分かったと言うんですよね。
実際に太陽と同じぐらいなのかなと思ったらね。
火星と木星の間に小惑星体があるでしょうと。
アステロイドベルトと言いますね。
この小惑星体と木星の間ぐらいまでの大きさだと言うわけですよね。
木星を飲み込まないけれども、木星と火星の間の小惑星体ぐらいまでは飲み込むよというのは十分大きいじゃないかと思ったんですけどね。
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木星まで飲み込む大きさと、木星と火星の間ぐらいまでの大きさと言ったらね、ほとんど変わらないですよ、僕たちの感覚から言うとね。
ただね、その大きさが変わったことで距離が変わったらしいですね。
大きさから導き出すみたいで。
そこで距離が変わって、いや650光年も離れてるんじゃなかったと。
もっと近いとか言うから。
じゃあ100光年とかね、それぐらいなのかなと思ったら、550光年でしたというわけですよ。
一緒じゃんと。
650光年も550光年も同じだと。
同じじゃないんですけど、なんか感覚的にはーみたいな感じだったんですね。
ですから今のベテルギウスの大きさというのは、木星までは飲み込まないぐらいの大きさで、550光年離れてると。
だから今度爆発したのが観測できたら、実は550年前に爆発してたんだなぁと思えば良いという準備が、心の準備ができたというお話でした。
ベテルギウス、面白いなと思って。
こういうお話ね、僕は大好きです。
はい、いかがだったでしょうか。
1週間ぐらいちょっと遅れているニュースなんですけども、
これを撮っている時点で1週間遅れてるんで、
これが配信される時にはさらにまた1週間ぐらい遅れる可能性がありますけど、
まあ、650光年が550光年になって驚かないぐらいなんで、1週間ぐらい遅れても驚きませんよね。
はい、ということでリュースタイルでした。それではまた。
10:51

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