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10月7日の朝の8時44分です。
今日は僕もお仕事お休みして、ちょっとドライブに出かけようかなと思って、
セブンイレブンで、今コーヒー飲んでゆっくりしているところです。
竹篠の方へ行って、そこに無人駅とかがあるので、
そこに車を停めて、その竹篠の風景を撮影をしてくるという、
取材旅のような感じですね。
これは何をするのかというと、今後シニアアップデートでどんどん動画を出していくんですけど、
その中に今回みたいに1週間もすごいコストまでかけて作るような動画ばっかりではなくて、
アップデートトークという名前で、自分のトークですね。
シニアアップデートのための様々な考え方とかノウハウとか、
そういうのを語る動画も間に混ぜていくので、そうやってバランスを取っていくんですけどね。
そのための後ろにずっと流す背景、5,6分くらいの背景をたくさん今取りためているんですよ。
そして下に字幕がずっと流れて、僕のトークがずっと流れるというようなね、
そういうような動画をこれからたくさん作っていくということで、
そういうことをやろうかなというふうに思っています。
ところで皆さんは、ヨセ芸人伝という漫画なんですけど、ご存知ですか。
古谷光敏さんというね、赤塚富士夫さんのお弟子さんにあたられる方なんですけれども、
その方がですね、ビッグコミックという、今でもあるのかな、その漫画の雑誌にね。
僕は高校生の頃、1978年ぐらいから、見てみるとですね、1989年ですね。
十数年にわたって連載されて、全部で153話ぐらいあるんですけど、
これを僕がね、若い頃にずっと何度も何度も読んだ本なんですね。
明治大正昭和の頃の各時代のね、架空の落語家さんが出てきて、
ヨセにまつわるエピソードが語られるんですけど、
本当にね、芸を極めていく人のものの考え方とか、
その周りの人がどのようにそれを感じ取って、
自分の生活を変えていくのかっていうようなもの、お話がね。
ギャグ漫画のタッチですよ。赤塚伏生さんのお弟子さんなんだからね。
それで語られていくんですけど、もう一つ一つのエピソードに、
当時、まだ駆け出しだったんですね、僕は教師の。
修行するって僕らよく言うんですけど、教師って修行がいるんですよ、10年間ぐらい。
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その修行のために何をせねばならないのかっていうところを、
右往左往して先輩に話し聞いたりとかね、いろいろしながら、
もうごり夢中のような状況でやってたんですけど、
もうそこにやっぱり一つの光っていうかね、
バイブルですね、こんな考え方で修行するといいんだなっていうことがね、
本当によく学べた本ですね。
今の若い方にも僕はおすすめです。
古い日本の文化が学べるということと、
誰でもが共有できる古い日本の文化を題材にしながら、
新しい自分の仕事をどのように、仕事だけじゃなくて人生ですね、
それをどのように描いていったらいいかっていうのが、
本当によく描かれている、読み取れる本なんですよね。
その中に一つのエピソードの中にですね、こんなのがあったんですよ。
明神寺をずっと歌われてお弟子さんもたくさんいらっしゃる師匠がいるんですが、
この方がですね、引退するんですよね。
で、あとは頑張れよっていう形で引退するんですけど、
その後ですね、何を思ったか、ある落語家さんに弟子入りするんですよ。
文化に入るんですよね。
周りびっくりするんだけど、ニコニコしながらね、その文化性の生活を始めるんですよ。
入ったらですね、いかにこう明神上手と歌われた師匠であろうと、
親家ですから当然ね、であろうとゼロからなんですね。
で、そのいわゆる二つ目というのになるまで、
完全に下積み暮らしをするんですけどね、師匠の家に住み込みで。
毎朝早く起きて廊下を拭き掃除したり、師匠の着物や履物を整えたり、
そういう雑用を一から全部やるんですよね。
うわ、なんでこんな大変な道を選んだんだろうと思ったら、ニコニコしながらやってるんですよ。
そしてね、最後のコマにね、またあの時代が戻ってきたっていうところで終わるんですよね。
自分がその、なんていうんですかね、駆け出しでゼロだった時代からもう一度やり直そうとしてるんですよ。
僕はそれ読んだ時にね、もう大変な時代だったからね、自分にとってはね。
もう必死に修行して毎日毎日、もう大変な中で早く上手になりたい、早く上手くなりたいと思ってた時に、
せっかくそこまでになった人がなんでまたゼロから始めるんだろうって思ったけれども、
まあ人生ってそんなもんだろうなって思ったんですよね。
今はわかるんですよ。またゼロからやり直して、今の自分に成長する物語をもう一遍繰り返してみたいなっていう気持ちがね、やっぱり今ならわかるんですね。
今頑張ってる最中の人は何言ってんだと思うかもしれないですね。僕もそうだったけれども。
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でもそうやって必死になって頑張って最後に魔王を倒した勇者がね、またゼロからパーティー組み直してレベル1からね、
もう一度魔王の倒す旅をスタートし直したいと思うというような気持ちも、まあわからないでもないじゃないですか。
だって僕ら何度も同じドラゴンクエストをゼロからやり直したりしたじゃないですか。
また味わいたいってですね。ゼロからね、一つ一つ強くなっていく過程を楽しみながら何度も何度もゲームをしましたよね。
人生もあれと同じなのかなってやっぱ当時思ったんですよね。やっぱそうですね。
なので僕、おそらく退職した今でも、おそらく今から先も何十年かずっとですね、成長し続けると思うんですけれども、やっぱもう一度やりたいっていうね。
そういう気持ちがきっと根底にあるんだろうなと思います。シニアアップデートのコアの部分かなというふうに思っています。