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2023-09-16 08:05

食べるボランティア 私たちにできる特別支援


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食べるボランティアってご存知でしょうか。
僕らは、教員だった時代に特別支援教育に携わっていたことがあったんですけど、
一度、特別支援学校に行ったことがあるんですね。
そこは小学校、中学校、高等部、全部ある学校だったんですけれども、
小学校にいただけでは全く知らなかったことが、本当に目の当たりにすることができたんですよ。
それは、高等部を卒業する時、僕がいたのは死体不自由の方々の学校だったんですけど、
高等部を卒業する時に、その時の一番の願い、親の願いは、
高校を卒業した後、願いというか不安ですね。
高校を卒業した後、一体どうしたらいいのかということなんですよね。
だから、校長先生の、高校3年生の生徒さんに関しての一番大事なミッションというのは、
できるだけ、もう一人も在宅を出さないということなんです。
つまり、卒業した後の方々を、全部どこかの作業所に就職をさせてあげる場所を見つけるということなんですよ。
その作業所というのは、NPO法人などがやっていて、
社会的に役立つ何らかの活動をさせてあげるということと、
あと、その障害へのケアということを一緒に行っていくような施設なんですよね。
お子さんたちにもいろいろな障害の程度があって、
もうほぼ変わらない、知的で言えばボーダーというような方々が行くのは、
自分が実際に働いたり接客したりしながら、
例えばカレーを作ったりとか、パンをこねたりとか、
そして実際に接客してお金をいただいたりというようなことができるところに行くわけですけれども、
また、僕が言っていた死体不自由の方というのは、
だいたい脳性麻痺も重複していますので、
そういう方々というのは一見、
本当に意思があるのかないのかわからないというか、
目はじっと虚空を見つめたままだし、体はびくとも動かないしということで、
そういうような方々、見た目も本当に心というのがあるのかないのかがわからないような見え方があるんですよね。
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ところがそういう方々というのも、ちゃんと意識というのは働いていらっしゃるわけで、
何らかの意思表示を示すことはできるんですよね。
例えば、これでいい?こっちがいい?どっちがいいですか?と聞いたときにピッと目を動かしたりとか、
これとこれどっちが好き?と聞いたときに右手をピッと指を動かしたりとか、
そのようなことで意思の表示ができる方々というのはいらっしゃるわけですね。
そのピッと指が動くということを利用して、指の先に糸を引っ掛けてあげて、
その指をクッと引っ張ることによって、その先に備えられた装置がグーッと引っ張られて、
そして牛乳のパックの表面をずっと剥がす、そういうことができるような装置を開発されていたりするわけですよね。
そうすると、あとは残ったパルプのところを職員の方が再利用して紙に品をしたりとかいうことができる。
その水につけたパックの表面を剥がす仕事というのをそこで作り出して、そしてさせてあげてですね。
昼間はそういう作業所に行って、そういうお仕事をずっとしてですね、毛を拭きながらお仕事をして、
夜になったら帰ってきて、お疲れ様ってお家の方がね、値切れ言葉をかけてというような生活を送ることができるわけですね。
やっぱり社会生活をさせてあげたいということで、やっぱり実際それが見つからずに在宅になったらですね、
それを望む場合はまた別ですけれども、そうでない場合、あとはずっとお家の方が全解除になるわけですよ。
朝起きてから寝るまで全部解除しなきゃいけない。
そういう状況の中でも途方に暮れてしまう方とかね、やっぱり不安でいらっしゃるわけですが、
作業所を見つけてあげることによって、そのような全解除、解除が必要な部分というのは全部職員の担当の方がしてくださるんですよね。
配設とか本当に大事な部分とかありますのでね、そういうところまで全て面倒を見てくれた上に、
その人ができる最大限の社会活動をさせて、そして月末にはちゃんとお給料も上げてというような形を作り出してあげるという、
そういうような作業所を3年生になったら、高校部には進路担当という方がいらっしゃるので、
福岡市中の作業所をずっと回ってお願いをして回って、こういうお子さんぜひお願いしますという形で回られて、
1年かけて誰々さん決定しました、誰々さん決定しましたという形で、
職員みんなでわーって喜ぶようなね、そういうような社会、そういうような世界で2年間ほど過ごしたことがあります。
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なんでこんな話をしたかというとね、近頃僕パン屋に行くようになって、チョコザップに行った後、近くにうどん屋があるんですけど、
うどんうまくて食べてたんだけど、毎回高いんですよね、900円くらいするわけ。
ちょっとなーと思っていいパン屋ないかなと思って検索したら近くにあったのでそこへ行ったんですよね。
ただなんかとってもうまいのに1個100円なんですよ。こんなんでいいのかなと思って、パッと見たらNP法人って書いてあって、
中見たらですね、中でパンこねているんですよ。
あ、これ障害の方だなってわかるような方々ね。
で、接客に来た方見たら、あ、この方もそうだなっていうような方がいらっしゃるんですね。一生懸命接客されるんですけど。
で、ある時、そこのね、店頭にいらした職員の方に、ここはそのNP法人って書いてあったけれども、
そのような障害児の方を受け入れるわけでされてるんですか?って言ったら、あ、そうですって言われてあってですね、
あ、それはそうだったんですねということで、もう僕は毎日そこへ今行ってるんですけれども、
応援をしたいというような気持ちで行ってるんですけど、今はそういうようなことをね、食べるボランティアという言い方をするんですよ。
で、あちこちに食堂があって、そういうところで受け入れたりとかされてますし、
またお菓子屋さんみたいなところでパッケージをしたりみたいな、そういうようなことでされてる方もいらっしゃる人ですね。
はい、なんかそのような仕組みの中で、自分の見つけたパン屋がね、そのような仕組みで経営されてるっていうのを知ってちょっと嬉しかったのでね、
今毎日行ってるというような、そのようなお話でした。
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