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事実陳列ハラスメントということで、みんながとっても感動していたあるツイートに、それは全くのガセネタですよという、身も蓋もないコミュニティーの音がつけられたという話です。
元のツイートはこんな感じ。ちょっと読ませていただきますね。
えがしらさん、これを読んだ人はきっとファンになるよ。えがしらさんを見てあげてねということで、芸人のえがしらさんの話ですね。
えがしらと女の子。えがしらがとある公園でロケをしていると、公園の隣にある病院から抜け出してきていた車椅子の女の子がえがしらのロケを見ていた。
ロケが終わり、その車椅子の女の子はえがしらに、つまらねーのとつぶやいた。
それを耳にしたえがしらは、当然お前もう一度言ってみろととなった。
車椅子の女の子は、だって全然面白くないんだもんとつぶやいた。
えがしら、ならお前が笑うまで毎日ここでネタを見せてやろうか。
そして、断言通り毎日仕事の合間にその公園に行っては、車椅子の女の子にネタを見せ続けたのだ。
しかし、車椅子の女の子は笑わせるどころか、呆れさせていたのは言うまでもない。
1ヶ月が過ぎたとき、毎日のように散歩に来ていた車椅子の女の子が突然、来なくなってしまったのだ。
次の日も女の子は姿を現せなかった。
そして1週間が過ぎたある日、女の子がふと現れたのだ。
えがしらはすかさず駆け寄り、いつものくだらないネタを見せたのだ。
しかし、いつもは全く笑ってくれない女の子が初めて少し笑ってくれた。
えがしらは調子に乗り下ネタを連発してやった。
当然女の子はそれは最低と一言。
そして日も暮れ、えがしらは、
えがしら、明日も来るからちゃんと待ってろよ。
女の子、勝手に来れば。
次の日、女の子は公園には訪れなかった。
えがしらは頭に来て隣の病院へ行き、車椅子の女の子を探した。
そして担当の看護婦から、女の子が最近から急に様態が悪化していて、
今朝他の病院に運ばれ、昏睡状態だということを知らされた。
そして看護婦に女の子の日記を渡された。
そこには大好きな芸人えがしらと書かれていた。
10年後、今でも月に一度はその公園に来ては、
鼻をたむけ一人でネタを披露するそうだ。
いかがでしょうか。
このツイートは、7月15日にツイートされたのに、
たった1日で329万回表示されて、
そして6319件リツイートされて、
374件引用されて、
2.9万件いいねをもらって、
1182件ブックマークをされているんですね。
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実際に今お聞きになって、
わあなんて素敵な人だと思われたと思います。
ところがですね、リプの中にたくさんの人がですね、
いやそれガセネタだよ。
自分でテレビだったか何かで否定していたよと、
多くの人がね、それを言うんですよね。
ところが全くそれを言いに返さないように、
もうたくさんの人がそれを覆い隠すようにですね、
もう本当に素晴らしい人、感動しました。
なんて素敵な人ということがね、
怒涛のようなリプがあふれるわけですね。
そこにノートが付けられました。
当該ツイートのような話を過去に江頭さん本人が否定しています。
ソース記事リンク一発でした。
はい、事実陳列ハラスメントですね、これね。
たくさんの人がね、いいなあ、いいなあ、
素敵だなあと思っているところに、
無慈悲なですね、事実がバーンと貼り付けられたわけですね。
その後ですね、ずっと最後までいろんなリプを見たんですけど、
ノートが貼られましたよということで、
論調が変わったような正面は見ることができなかったんですね。
それほど多くの肯定的なリプが来ていたんでしょうけど。
はい、これですね。
要はネタに交わすというやつですね。
ネタなんですよね、江頭さんの話というのはね。
要はこれだけたくさんの人に見てもらってバズらせようとする人が分かっててですね、
このネタをパーンと貼っているわけですよ。
そのうちコミュニティノートが貼られるだろうということはもちろん分かっているんですけれども、
それまでの間たくさんの人がいい思いをしたわけですね。
いい思いをしたわけですね。
夢を見たわけです、その間ね。
そうやってみんなが夢を見ているところにバーンとマジレスが来たというわけなんですけど、
このネタって定期的にいろんなところで言及されたりツイートされたりするらしくて、
そのたびに江頭さん自身がそんなことあるわけないじゃんみたいな感じで否定されるらしいんですけど、
否定してもみんなが素敵だなと思う思いというかね、都市伝説的なもんですね、これね。
良い話だからいいじゃんって思われると思うんですけど、
これ自分にこれが起きたらどう思いますかね。
良い話だからといってあってもないものがですね、さもあったかのように語られて、
そして自分をあげられるんですよね。
根も葉もないことであげられる恐ろしさっていうのは感じたことはありませんか。
いつ落とされるのかわからない恐ろしさですよ。
だってこのツイートもですね、みんな素敵だなと思って読んでいた後にコミュニティに何とかバーンと貼られたらですね、
あ、なんだ江頭さんそんなんじゃなかったのかって思いますよね、やっぱりね。
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だったらやっぱり嫌ですよね。
で、もうネタって分かっているものをこうやってね、やっぱ貼るもんじゃやっぱないですね。
それで僕事実陳列ハラスメントだとかね、ネタの交じれ数だとか言ったんですけど、
それ大事なことなんですよ、やっぱり。
事実陳列ハラスメント大事なんですよ、すごくね。
そして、違うよって今回、どれだけ多くの人がこれが本当は違うんだっていうことが分かったか。
だってたった1日で329万回ですからね。
もう今回このコミュニティノートが付いたことで多くの人たちがですね、やっぱりこれは違うっていうことがきっと分かったでしょうね。
なのでこの後またバズらせようというような気持ちでですね、無理やり上げる良い話的なものをツイートする人がいたら、今度はあまり好意的には見られないでしょうね、その人はね。
またこんなの貼ってるみたいな見方にきっとなると思うんですよね。
今回のことで良い話だということでも、根拠がないことを上げちゃダメだということですよね。
いくら良い話でも根も葉もない嘘はダメだという、そういうことです。