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2024-02-15 09:19

【女医のホンネ #03】医学生へ、試験は通ればそれでいい

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今回は「医学生に伝えたいこと」のお話です。

勉強はほどほどでよくて、残りの時間は
・学び続ける思考
・体験や経験、趣味を大切に
・コミュニケーション能力
この3つを大切にしてほしいと思っています

#ワーママ #子育て #育児 #医師 #女医  #スタエフ医療部 #医学生#202402flat #女医のホンネ
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ハローフラー おはようございます。ママさんドクターのフラットです。
今日は、【女医のホンネシリーズ】の一つとして、 医学生へ試験は通ればそれでいい
というようなテーマでお話ししてみたいと思っています。
というのもですね、先日医師国家試験が終わって、あと2月3月ですね 医学部の試験とかもありますので、なんか説明だなというふうに感じています。
で、それもあって、医学生にメッセージを送りたいなと思ってこのタイトルをつけました。 もしご興味ある方は最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
なんでこんなタイトルをつけたかということなんですけれども、 自分の過去の経験からなんですよね。
私、学生時代結構というかねかなり成績が良くてですね、 その成績に苦しめられたというか、
その成績を落とさないために、 学生生活のね、ほとんど勉強に費やしてしまったっていう、これをそういうちょっと苦い過去があるんですよね。
その勉強もかつその自分から進んでっていうよりも、なんかこう脅迫的にやってしまったっていうところが、私の中ではすごくこう
後悔しているところになるんですよね。
まあもちろん学生だから当たり前じゃんっていうふうに思うかもしれないんですけれども、 個人的には
とても悔やんでいるっていうところなんですよね。 なぜかということなんですけど、まあ医者になれば、つまり実践の場に出れば、みんな目の前の患者さんを治療したりとか
診断したりとか、そういうような気持ちになるので、自然と学んでいくんですよね。 つまり実地で学んでいくということになるんですよね。
あとその学生の時に学んだ知識、一生懸命覚えた知識っていうものは、結局そういった実践の場に出ることによって、
その知識自体は、ベースに土台があったとしても、その知識量の差っていうものは、やっぱり
数ヶ月でね、やっぱりなくなっていくような感覚がね、私にはあるんですよね。あるというか、個人的にはそういうふうに感じてたんですよね。
だから、私はこの医学生のこの6年間、医学生にはこの6年間のうちに、勉強ではなくて、他のことをすごく大切にしてほしいっていうふうに思っています。
それが3つあると思っているんですね。それっていうのは、一つは学び続ける姿勢、あとは人間性を深めるための体験とか趣味とかそういうこと。
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最後にコミュニケーション能力、この3つじゃないかなっていうふうに思っているんですね。
で、その最初に言った、その学び続ける姿勢っていうのは何かっていうと、その知識量だけを考えると、AIとかが出てきた、今ですよね、昨今、もうきっとAIにはね、人多分勝てないと思うんですよね。
医者個人がAIには勝てなくなってくると思うし、治療法も新しくなるし、新規の知見も出てくるし、そういったふうにどんどんどんどん、やっぱり変わっていくんですよね。
だから、例えばこういったAIをどう使うのかっていうことを考える力、つまり学び続ける姿勢、繰り返しになるんですけど、そういうところを身につけていく必要があるんじゃないかなっていうふうには思うんですね。
で、このことにも付随して、今後、医者は人権制で勝負になるんじゃないかなって私は思っています。そこで医師の技量が試されるんじゃないかなっていうふうに思っているんですよね。
勉強については最低限でいいので、それ以外の時間をいろんな体験とか経験とかに使ってほしいなっていうふうに思うんですね。
もちろん趣味に打ち込んでもいいし、部活もそうだし、遊びとかもそれでもいいと思うんですね。その時にしかできないことってやっぱりたくさんあると思っていて。
医者になったら長期休暇も取れないし、大型の旅行も行ったりとか、そういうことでいろんな体験っていうものは人としての深み、深さにつながるんじゃないかなっていうふうに私は考えるんですね。
恋愛経験とかももちろんそうだと思うんです。
私の経験上、やっぱり患者さんと雑談、診療の間に雑談ができるっていうのは、それだけで信頼されることってあると思うんですよね。
あと、いろんな経験をしてきているっていうのは、考え方、思考の柔軟力、柔軟性っていうのかな、そういうのもつけられるんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
最後になるんですけど、あともう一つはコミュニケーション能力ですよね。
そのコミュニケーション能力がやっぱりないと、どうしても医療って絶対チームワークになってくるんですよね。
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看護師さんもそうだし、ソーシャルワーカーさんもそうだし、介護士さんもそうだし、看護女子さんもそうだしっていったように、いろんな職種が関わって医療をしていくっていうのが基本なんですよね。
どうしても医者が決定権を持っているからゆえ、一人で何かやっているように見えるかもしれないんですけれども、結局はいいチームとして成り立っていかないと、うまく医療行為、医療自体をやっていくことができないんですよね。
さらにコミュニケーション能力をつけることっていうものは、私たち医者と患者さんとその家族のいい関係性を保つためには非常に重要なんですよね。
当たり前なんですけれども、そういったいい関係性ができていないと、例えばですけれども、何か言って言わないとかいうような問題に発展したりとか、あとは患者さんとその家族がどうしたいのかとか、そういった意向のずれっていうものが起きてきたりとかね、やっぱりしてしまうんですよね。
そういったところを避けるためにも、医者がしっかりと、患者さんとその家族が何をしたいのかとか、そういったところをしっかり汲み取る能力があるとかね。
あとは、例えば患者さんが医者に言いやすいような雰囲気を作るとか、そういったところが本当に大切になってくるんだっていうふうには私は思うんですよね。
はい、というわけで、この配信を医学生が聞いているかどうかっていうのはわからないですけれども、もし聞いているのであれば、私からメッセージを送るのであれば、勉強に関しては留年しない程度でいいし、あとは国家試験は落ちちゃダメなので、それだけはしっかりやってもらって、
それ以外の時間は自分の好きなこととか、旅行とかそういった体験に使ってほしいなっていうふうに思うし、あとは学び続ける姿勢とコミュニケーション能力っていうものが重要なんだっていうことをまずは理解してもらいたいななんていうことを今回考えました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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次回もフラットのぞきに来ていただけたら嬉しいです。
出会えたことに感謝を込めて。
フラットでした。
またねー。
バイバイ。
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