00:07
20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、さまざまな業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、
圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香奈です。
伝説の新人プロジェクトの小宮です。よろしくお願いします。
本日は前回に引き続き、梶原しげるさんをゲストとしてお迎えしております。
今回は、スキルの盗み方が違うというお話なんですけれども、
梶原さんは、以前ちょっとお話ししたときに、これまでお仕事をされてきた中で、
本当に芸能界のすごい人たちとお仕事をされてきたみたいなお話をされたので、
きっといろんなエピソードを持っているんじゃないかなと思って、
今日ちょっと楽しみにしているんですけれども、
ということで、本日もどうぞよろしくお願いします。
それでは梶原さん、本日もどうぞよろしくお願いします。
今回、梶原さんをお迎えして3回目になりますね。
今回は、スキルの盗み方が違うというお話をしていただこうかなと思うんですけれども、
おそらく梶原さん、お仕事をされている中で、
本当に芸能界の大御所と呼ばれるような方とお仕事をされたこともあるかなと思うんですが、
そういう人たちを見ていて、
この人のこういうところを盗んでやろうみたいな思いって持たれていたんですか?
盗む前に圧倒されたっていう。
後にそのハートは私の中に定着するんですけどね。
盗んだとも言えるわけですが。
スポーツアナウンサーの研修の前に、
基礎練習というのがありましてね。
基礎研修の担当は、
水野文太さんだったんですよ。
研修を水野文太さん?
そうなんです。
ちょうどそういう年回りだったんですね。
6、7歳上で。
水野さんは当時は文化放送のもちろん看板アナウンサーではあるんですけれども、
若手なんですよ。
西洋にやってて。
私の上司、その研修担当の上司が、
お前にはうちの水野文太をつけるからなって言われた時に、
僕、水野さんのことあんまり知らなかったんですよ。
それほどラジオを聴いてたわけでもないし。
落合池子さんも知ってました。
03:00
土井雅さんも知ってましたけども、
水野文太さんって名前は聞いたことあるような感じだけど、
面白い名前の人だなっていうぐらいで、
水野さんの威力って言うんですかね。
すごさって全然知らなかったんですね。
で、水野さんなんですよ。
おう、梶原くんって言って、
明日からだねって、こういう風にね。
非常に軽やかな。
おう、梶原くん、明日からだね。
じゃあ明日、文化放送の前に、
うーん、じゃあ9時に待ち合わせようかって言うんですよ。
文化放送、9時に待ち合わせ。
まあ、いわゆる普通の修行時間ですよね。
私もバカバカなりに、
一応先輩に指導教官がいるわけですから、
10分前に行ったんです。
そしたらね、水野先輩は5分前に来て、
よかったなと思って。
えー、これと私が9時に行ってたらね、
教官を5分待たせることになっちゃって、
ほら、一応オッケー、みたいな感じで。
そしたら水野さんは、水野先輩は、
じゃあ梶原くん、これから文化放送の入り方から教えてあげようって。
文化放送の入り方から教えてあげようっていうのは、
相当私にとって、
はてなマークがいっぱい出てきて、
はい、っていう。
定枚を開けるとかですね、
番号を合わせるとか、
そういうのじゃないんですから。
ガラスのドアを開ければいいだけのことですからね。
なんだかなーと思って。
でもまあ、そういうことを言える立場でもない。
はい、って言ったんですね。
そしたら水野さんが入っていくわけですよ、文化放送に。
そしたらね、正面玄関入らないのよ。
脇のね、
鉄の扉があるの。
まだオープンする前には、そっから社員は出入りするのね、
泊まりの人とかなんとかは。
鉄の重たい扉。
ギューッと開けてそっから入っていくの。
どうしてこのどっから入るのかなーと思ったんですけど、
入るとすぐ左側が、
車両さんの部屋なんですよ。
まあ僕は車両さんってのはどういう意味かっていうと、
怖そうなおじさんがいっぱいタンとしていらっしゃるんですよ。
それは、文化放送はラジオ局ですけれども、
報道が結構充実してて、
報道にはハイヤーが付き物なんですね。
ハイヤーの運転手さんたちが、
24時間勤務で何人か泊まっていらっしゃるんですよ。
で、その明け晩とそれから昼晩の、
まあその時間帯によっては、
1時間くらい前かな。
で、泊まっている人たちがいらっしゃるのよ。
で、みんな機嫌が悪いのよ。
ずーっと起きてて。
つらいでしょ。
そこにまずミノモンターが入ってくるわけ。
その部屋に。
で、普通はちょっと空気が悪いの。
すごくドヨーンとしてて。
そこにミノさんが入ってって。
06:01
なんかわかんないけど、
ミノさんはそこで、「カーン、カーン、カーン…」って喋ると、
ドヨーンとした感じで
不機嫌そうな怖そうなおじさんが全員。
全員ってたったら3人ぐらいですけど。
すっごく走って。
ミノはまたバカだろよ。
ミノバカだろかって。
すっごく喜んでるんですよ。
華やぐんですよね。
で、ミノさんはなんでもない顔して
ふわっと戻ってくる。
なんでもない顔して、ぐーっと戻ってくる
もうわかんないけど、なんだかなぁと思ってね
とにかくついてこいって、ついてこい
そうすると今度は受付がいる
9時が正式な時間かな、9時だからもう
こうやってやって、もう気取り切ってる受付がね
2人いるんですよ、化粧集めの
これから来るお客様をお出迎えする
こういうの、誰が来ても社員、社員は関係ないみたいな
そういう感じのね、いるのに
そこに行って美濃さんがこう肘ついてね、話しかけるの
で、こう顔中化粧でこう怖がっちゃったようなね
お姉さま、綺麗な受付のお姉さまが
一年ギャーって笑ってね
これまたもう態度柄で
なんか本当に奥歯まで見せるぐらい笑って
やだ美濃さんばっか言ってもいい加減なこと言って
すっごくカジュアルな雰囲気になる
これは美濃さんは一体何を喋ってるんだろうかと
聞きたくなってこう側に寄るんだけども
それで美濃さんは何でもなかったことのように
そっから文化放送の中にいよいよ入ってるわけですよ
そうすると向こうから掃除を終えたばかりの
60歳のおばちゃまが2人でほうき持ってやってくるわけ
早朝に朝文化放送の掃除をして
9時まで社員が入ってくるまでに
全部のスタジオから何かで掃除して
早朝勤務のおばちゃまがいるわけ
これもおばちゃまたちあんまり楽しくないね
朝早いしもうすっかり切っちゃってんのね
そのおばちゃまたちに
美濃さんが双子と美子と声をかけると
そうするとねほうきで美濃さんを追いかけ回しながら
まあ美濃ちゃんもスケベなんだから
やだやだ美濃ちゃんは
っていう風におばちゃんも超かっきづいてるの
喜んでるの
美濃さんのことをスケベだからとかね
いろんなこと言いながらも
おばさん頬をあからめるように嬉しそうなの
で美濃さんの背中をひくひくさせながら
それまだその先ね
上がってくるわけですよ2階に行くの
普通だったらエレベーターで3階にアナスがあるので
行き合いに行かない2階に行くの
と2階が営業の部屋なんです
当時僕が入った頃は
ゼフ町の文化放送が広告について
広告の人がみんな不況で降りちゃってる時代で
営業はもうみんな悲しい表情で
会議をA班B班C班B班でみんな会議した
会議が長いとこって
09:00
ろくなもんじゃないでしょ
悪い時期なんですよね
そこに美濃さんがA班からB班B班からC班
声をかけたの
アナウンサーですよ
まだあの頃30にならない頃の美濃さんですよ
20いくつの美濃さんが書くところに行ってね
なんだかんだで冗談飛ばすの
そうするとね
みんなそれぞれの班で
申告でもう死んじゃうんじゃないか
と思うような人達がね
嬉しそうに
二階中がね
ドヨメーってくるんですよ
全体全部回ってくる
それでようやく営業の部屋を出て
階段を上がって
3階のアナウンス室に向かう時の 階段のとこでフッて振り返った
ミノモンタさんが あんな顔初めて見たってくらいに
真剣な顔で見たかカジワラ 俺たちアナウンサーの仕事はな
マイクの前で喋るだけじゃないん だ
俺たちを支えてくれる人たち 俺たちの舞台を作ってくれる
人たちを温めるのが まず一番の仕事なんだ
それをやってたんだって アナウンスに入ってまた冗談
言って またミノはバカだからって話になる
わけですよ 冗談ばかり言ってるから
でもあれは伊達じゃないんですね そうやってミノさんってのはどこ
行っても場を温めるっていう行為 を怠らないんですよ
それは今にも続いてるんですよ ね
現場を大事にする 素晴らしいですね
どうでもいいと 普通はアナウンサーに二タイプ
ありましてね 一タイプってのは日常生活では
無口ほとんど喋らない 音源屋でマイクになると
はいどうも タイプと普段からベラベラ喋るタイプ
がいて どっちかっていうと
プロフェッショナルな感じっていう のは
本当に無口でほとんど喋らなくて キュッってくるとね
アロー いやーもう言っちゃってさ
俺がプロフェッショナルなんだけど ミノさんはむしろ
前いつも言われてた楽屋のミノ モンターをね
聞かせたら天下一品なんだけど なーって
文化放送内では昔から言われてた あんなに面白いのになーって
言われてたぐらい 普段の話が面白いんですよ
それはなぜかと問われたら そりゃ普段が大事だってことなんですね
あの人にとって 僕はそれはね
結構学び取ったものですね 普段の話が面白くなくて
応援がある時だけ面白いなって ことは
あんまないかもしれないなと思 ったんですね
12:02
特にラジオの場合は 僕もバカだバカだって言われますけど
おしゃべりなのはあの人の 学び取ったのかなーなんて
へーすごいですね
なんかテレビだけ見てると テレビの人だから
その裏の姿っていうのは イメージできないんですけど
そういう姿を目の当たりにする っていうのは本当にすごい
ラッキーですね
あのミノさんがテレビで 怒ってたりね
いろいろするでしょ それは役回りとしてね
いろいろなんで原発どうなんだ とかね
なんとか国の状況どうなってんだ とかね
なんとかああーとか言ってたり するけど
あの前に朝スタジオでね どんだけみんなに声かけてるか
いうことですよ 今日終わった時にね
どんだけみんなにお疲れさん って言ってるかね
節目を飛んでスタッフを もてなしてるかっていう
やっぱりこれは別に ミノさんに限らないんですけどね
他の人もそういう 気の使い方をしてる人が
名を成してるなあ っていうふうに感じますね
僕らがまだまだ全然足りなくて そういうところをね
すごい学びましたね
あの方からいろんなことを 学んだはずなんだけども
いろんなことを教えてもらいました けども
それが一番学んだことですね 一番学んだことですね
目的を持った会話で 頑張る人はいっぱいいると思うん
ですよね ここ商談は頑張んなきゃ
でもその前後 どうでもいいのりしろ部分でも
頑張っちゃってるっていうね それがその目的を持った会話で
生きる可能性がある っていうことですよね
それはミノさんは あざとくやってるとは
思わないんですね あの人は寝っからのおしゃべり
とかも言えるわけですけど そういうことは大事だなあ
みんな本番のために 声をとっておこうとか
本番のためには ちょっと誰も近づかないでとか
言うんじゃなくて 本番のプレゼンがある
本番の会議がある その前でもいろんな人と話しておいて
そろそろね 戸谷さんそろそろとかね
言われて ああもうそろそろっていうぐらいに
望んだプレゼンのほうが うまくいくと思うんですよ
もうプレゼンの前に 集中させてください
一人にさせてください そういうスタイルもあるのかも
わかんないですけども 言われたこのしゃべる仕事っていうのは
だらだらしゃべりまくってて 気がついたら本番ですっていう方が
いい場合もある なるほど勉強になりますね
やっぱりこう新人で 何もわかんなくて
ことは覚えなきゃって 例えばある言葉だけは
言わなきゃいけないって 口の中でグジュグジュグジュ
15:01
こう繰り返して 人とのコミュニケーションを
断ってしまいがちな私が それでは本番さえも
伝わらないってことに 気がついたんですよね
だからその前後が大事 商売は前後が大事だってことを
幼いながらに 拙いながらに 学ぶことができたなっていう
自分のラジオ番組やる時には スタッフの人たち
ほとんど僕にとっては 先輩でしたけども
先輩といろいろな話をして そうすると先輩も
クリエイターですから 今日は梶原こういう話の中から
ここを言ったら いいかもしれないなっていうんで
必ず言ってくれるんですよ さっきの話面白かったよ
あれ言ったらどうとか あれだったらこれ出てたよとか
いうことを教えてくれる ってことに気がつきましたね
で終わった時に 終わって反省会で
もう自分は喋り切ったから もういいや へえじゃなくて
いいやーってこういう話 ここから盛り上げて
あ梶原って面白いやつだな って思われると
いろんな情報が 集まってくるってことを
やっぱり伊野さんの場を 温めるっていう仕事が
我々にとっての仕事なんだよ っていうことが
すごい教訓となって その後20代はもちろんですけども
今に至るまで いい教えとなってますね
できそうでなかなか できないことですよね
周りの人たち全員を 気遣うっていうのは
そうですね だからとっても
今の僕の年齢だから なんとなく想像して言うと
やっぱり番組とか そういう派手な世界というか
そういうふうに 見えるんだけど
そういう人たちがあって みんなで成り立ってるんだよね
っていうのが 一番最初にちゃんと
ご理解ができて そこの部分が盗めたんでね
やり方は多分 伊野さんと全然違うんでしょうけど
いろんな気遣いをしたり っていうところがね
一番教えたかった ところなんでしょうし
あとその本番の前後が 大事なんだって
すごく刺さりましたね
なかなか人の目に見えないところって
あまり意識がいかなかったりとか 私もしたりするんですけど
普段から気を引き締めて いろんな気遣いだったり
仕事のスキルアップだったり
そういうのをしていかないと いけないんだなっていうのは
今回の話を聞いて つくづく感じました
そうですね 集中力っていうか
本当にすごく 自分の中の切り替えは大事ですけどね
ただやっぱり一個一個のことに対して
真剣に取り組むというか
真剣に受け止めるというか
人から見ると しょうもないような
頼まれ事かもしれないけれども
ちゃんとそれを真剣に受け止めると
きちんと返せるっていうね
ということで今回は本当に
18:01
大変勉強になるお話を 聞きましたね
ありがとうございました
本日のトークはいかがでしたでしょうか
伝説の新人 養成プロジェクトのホームページ
およびフェイスブックページでは
新人時代を誰よりも早く駆け抜けるための
ヒントや講座情報など 日々更新していますので
ぜひ一度ご覧ください
検索キーワードは伝説の新人です
また就営者より出版されている
伝説の新人 20代でチャンスをつかみ
突き抜ける人の10の違いでは
20代のうちから身につけておくべき習慣について
わかりやすく解説しています
ぜひ皆さんも突き抜けるための思考や行動習慣を
新人時代の今にこそ 自分のものにしていってください
この番組は伝説の新人 養成プロジェクトの提供でお送りしました