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こんにちは、遠藤克喜です。久野勝也の労務の未来、久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さて、今日はですね、久野先生の持ち込みといいますか、ちょっとこれをお伝えといきたいなということで
未払いが起きやすいポイントがあるということで、お話をいただきたいなと思っております。
未払い残業ですね。よく話題になるんですけど、社労士事務所でおそらくお願いする一番のところでいくと、
未払い残業代みたいなのは請求されて、すごく困ってるっていうようなところとか、請求されないから心配だみたいなことがあって、
それで相談来るお客さんとかも多いなっていうのはあります。
世の中に未払い残業請求をするためのパッケージみたいな感じの仕事をしている人たちもいらっしゃるから、増えまくってますよね。
そうなんですよね。3年遡ってされるので、結構金額も大きくなるよねっていうところで、
授業費も多いとリスクが大きいなというふうに思いながら、とはいえ1分もない会社ってないんですよ、実際は。
グレーな時間っていうのはどこでも存在すると思うんですけど、極力そのグレーな時間を減らしていくっていうところとか、
あとそのグレーって認識してるかどうかっていうのは一番大事かなと思ってるんですよね。
なるほど。
突然後ろからボコンって殴られるよりは、殴られるかもしれないなって思いながら、
最大リスクいくらぐらいだなっていうふうに思って経営してるのと全然やってることが違うと思うので、
どの辺が危ないのかっていうのをプロの視点から話したいなっていうのが今日のポイントかなというふうに。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
じゃあまずポイントはどこから入りますかね。
まずはですけど、出待機のところが一番あるかなと思ってるんですけど、
例えば朝来ましたって言った時に、9時から始まる会社だったとするじゃないですか、
で、8時半に社員が来てますというふうに言った時に、これ30分でどういう時間なんですかって言ったらですね、
これ普通何も管理しなければ労働時間になっちゃうよねっていう話ですよね。
こういったところで意外とどこの会社も甘いというかですね、ルールが決まってないところが多いなっていうふうには思いますので、
ここは基本的なところとしてはやっていかなきゃいけない。
出勤しての謎のバッファーの時間。
バッファーの時間ですね。
で、ここで実際にパソコンを開いて業務やってますよって言ったら絶対労働時間だと思いますんで、
即時そこは計算してもらうっていうところが大事かなと思ってるんですけど、
早く来てても何もやらずに本当に9時から始まる会社とかってあるじゃないですか、実際には。
そういったところは実際に、労働のカウントは9時からでもいいと思うんですけど、
システムなんかで、今いろんな方法が取れると思うんですけど、システムは9時から始まりますと、
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8時45分に例えば打国しても9時から始まりますみたいな形で、
そういうような打国システムとかって組むことはできると思うんですけど、
実際にその時間を仕事させないってことも大事だし、
逆にあんまり早く来させちゃうと、ちょっとおかしなことになるじゃないですか。
なので社内のルールとして、
じゃあもう必ず15分前以降に打国してくださいとか、
15分前以降に来てくださいねとかっていうことも決めておいて、
とにかく働く時間みたいなところを、いつから始まったかっていうのは明確にするっていうのは
一つ大前提かなというふうには思っています。
あんまりチャチャ入れてしまったら進まないかもしれないんですけど、
よく上司とかがやたら早く来て、新聞を始まる前に読み込んでて、
メールとかもチェックしてる自分の上司が朝6時とか6時半には出勤してるっていう情報がみんな知っていて、
それに対して9時から始まるけど7時には行っとかなきゃなと思って、
誠意も含めて7時ぐらいに出勤するみたいな文化が蔓延するみたいなのは、
よくあったりしちゃったりするじゃないですか。
今みたいな件でそうすると7時に来た場合って、2時間は思いっきりバンバンが空いてて、
でも一生懸命を装うたびに自分も新聞読んだり、やることやってってなったりする。
これはもう完全アウトってことですよね。
正解は昭和ですよね。
そういったところだって未だにまだいっぱいありますよね。
いっぱいあります。なので働き方も変えていかなきゃいけなくて、
よく30分前ルールみたいな、15分前ルールって作ってる大手企業も最近多いんですけど、
9時に始まるんだったら8時半より前に来ちゃダメだよとか、
8時45分より前に来ちゃダメだよっていう、そんなに厳しいんだと思うかもしれませんけど、
それ以上早く来たら仕事ないっていう証明を本人にさせる。
仕事してないっていう証明を本人にさせてるとか。
そこまで。
逆にもう8時、うちの会社なんかはそうなんですけど、来た時間からもう労働時間にカウントしててるんで。
そういうふうにするとか。
来た時間から。
来た時間からパソコン開いて、落語した瞬間からその代わり働いてないっていうふうにお願いしてる。
そういった形で決めを作らなきゃいけないよっていうところが一つ目のポイントだと思います。
なるほど。一つ目のポイント、ちょっと引き延ばしてしまいました。
とにかく早く来ちゃダメなんですよ、新聞読むためには。
新聞読むために来ちゃいけないんですね。
来ちゃいけない。
それだったらどっか休憩室かどっかでやってくれと。
パソコンは絶対開けない飲食とか。
カフェかなんかで読んどいてくれと。
そうそうそう。
そうなるんですね。
パソコン開けながらもう新聞読むなんていうのは最悪の行為です。
いやいや、なるほど。
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で、いらないからいいなんていう話は後から何も通用しない。
本人が男優代いらないって言ってたとかですね。
そんなん一切関係ないんで。
請求されたら終わりですから。
じゃあ今のも皆さん男優の請求対象に全然いざとなったらなり得るよってことですね。
そうですね。だからそこはルールを決めておく。
はっきりさせておく。
で、こういうルールだったらに本人が内緒で破ってましたとかは後から主張できるじゃないですか。
でもルールがないとそれができないと。
そうですね。
そうしないと会社側が弱いので。
ポイント1。
ポイント1ですね。
次がですね、かなりマニアックなんですけど。
給与計算って本当にあってますかっていうのが結構あるんですよ。
どういうことかっていうと。
これいまだに中小企業とかであるんですけど。
本来、社員の自給って、例えば基本給とか資格手当とかいろんな手当があると思うんですけど。
いろんなものにひっくるめて所定労働時間で割ると自給で出てくるじゃないですか。
なのに基本給からしか自給出してない会社とか。
そういう会社あるんですね。
いまだに。
基本的には全部含めなきゃいけなくて。
例えば、基本給薬食手当とか解禁手当とか。
解禁手当も自給に含めなきゃいけないんですけど。
除いていい手当っていうのが労働基準法で決まってて。
家族手当とか通勤手当とか。
別居手当、市場教育手当、住宅手当とか。
隣人支払い手当は抜いてもいいんですけど。
家族手当とか通勤手当も完全に全員定額で払われているような場合は、
自給から除いちゃダメなんです。
給与と見なされると。
給与と見なされると。
自給の単価と見なされるので。
そういったところがちゃんと入っているかどうかっていうのを、
給与計算を含めてもう一回チェックをした方がいいのかなっていうのがポイントです。
意外と手当とかを除いた形での計算をされている可能性があるとか。
一番多いのは特別手当とかその他手当みたいな感じで。
どういう手当なのかよく分からないんだけど。
ただ特別手当もその他手当も基本的には内容の以下にはよりますけど、
基本給というか残余の単価に含めなきゃいけないんですけど、
含んでいないゲスっていうのは結構あるのかなと。
そっか。それがそうなった場合に、
その分だけど見なしっていった時に3年の可能性?
ちょっとこれもうこの辺でやめときましょうかね。
そう。あんまり聞きたくないですよね。
でもチェックしておくっていうのはすごい大事かなと思うので。
結構多いですからね。
要は給与のソフトで設定してて悪気なく抜けちゃってるケースもあるんですよ。
その感じがありそうですね。
私たちも給与計算の引き続く時にチェックするんですけど、
これ抜けてますよって言っても先方の担当者はそうだったんですかみたいな話になって。
ありそうですね。
ポイント2ですね。
ポイント2個目ですね。
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3つ目が割増計算の誤りみたいな感じで、
月の平均の所定労働時間数っていう。
例えば25万円の給与もらっててですね。
これを会社としての数字で170で割るのか160で割るのか。
170っていうのは月の平均の所定労働時間で基本的には残業単価出すとき割るんですけど、
170なのか160なのか150なのかによって割り回しの単価って全然変わってくるじゃないですか。
はいはいそうですね。
この数字が結構間違ってる。
これは間違う要因はどこに。
年間の休日数から計算していくんですよ。
ちょっとすごいこれポートキャストでやるようなことなのがすごい分かりづらいんですけど。
例えば105んちの会社さんなんかだと365から105引きますよね。
260日出勤すると思うんですよ。
260を12で割りますと21.6666みたいな数字が出てくるんですけど、
これに8時間かけるんですね。
173.33って出るんですけど、
105んち年間休みの会社さんは173.33で計算する。
はいはい。
これが120日休みの会社さんなんかだと、
365から120引きますと245んち出勤するわけですよ。
はい。
これを12で割ってかける8すると163.33で出るんですよ。
数字が全然違うのって分かるんですけど。
違いますね。
この数字が結構間違ってるんで、
毎年変わるかもしれないじゃないですか休みが増えたり。
あー確かに。
その時の差額とかが、
結構昔の会社さんなんかは中小企業なんかだと173みたいな感じでなるべく多くしようみたいな。
多くすると時給が下がるんで、
っていう計算してるところもありまして。
それで見払い出てるケースっていうのは結構ありますんで、
チェックしておいたほうがいいかなと。
なるほどですね。
そうかだから休みの数だけ時間単価がずれるのか。
ずれるんですよ。
そんなこと考えながら経営してないですよ。
してない。
なかなか考えたくないですよねこんなことね。
うん。
でもそこでずれが起きるってことですね。
ずれが起きる。
これもみなし残業に反映される可能性が、
マイナスだった時に特にあり得ると。
そうですね。
だから見払いで請求される可能性あるよってところですよ。
なるほど。
ポイントの4ですかね。
ポイントの4ですね。
1分単位でカウントしてるかみたいな感じで。
ないでしょう。
1分単位なかなかきついとは思いますけど、
本来は労働時間で1分単位で計測しなきゃいけないので。
うん。
1分単位でやらなきゃいけないのかなと思ってるんですけど。
でもいろいろここは考え方ありまして、
10分でやってる会社もあれば15分でやってる会社もあると思うんですけど、
でも今時やっぱり15分はちょっと長いかなと思ってまして。
そうなんですか?
うん。
もう今は?
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もう今僕が開業した頃は12年くらい前は30分が当たり前だったんですけど。
そうですよね。
もう時代は変わり。
もう時代は変わり。
15分が当たり前じゃないんですか?
そう。
やっぱり30分とか15分の根拠って何かっていうと、
タイムレコーダーがものすごい遠いとか、
1台しかなくて込み合うとかっていうのがあって、
いろいろ言い訳できたんですけど、
今でもデジタルじゃないですか。
パソコンだけ置いとけば脱獄できるんで、
やっぱりその30分の合理性とか15分の合理性ってもうだいぶなくなってるなと思うんで、
せいぜいちょっとタイムカード込むぐらいで5分とかぐらいなんじゃないかなと思いますけどね。
3DのDX化によってそこの合理性がどんどんなくなっていってるよと。
短くなっていってるよと。
なるわけですね。
今何分ぐらい?5分ぐらい?
5分、まあ頑張って5分じゃないですか。
頑張っての世界ですか。
もうなんかそのうち病の世界に来そうで嫌ですね。
そう、うちも月上げがあって1分でやりましたよ。
その代わりでもあれですよね。
1分でやるんだったら脱獄した瞬間に、
逆に無理じゃないですか。
どういうことですか。
いきなり仕事みたいな。
もうなんか人じゃなくなってきますね。
なるほど、でもルール上そういう話になってきますよと。
リスクですかね。
そして次がポイント5ですかね。
他にも相当観点は言おうと思ったらあると思うんですけど、
今日今回ここでラストですかね。
着替えとかですね。
そういった朝礼とかですね。
池谷事件でしたっけ?
そうですね。
ありましたよね。
時期ではないのか。
勝手に事件化してたのに。
昔からよくある話なんですけど、
そういったものも労働時間にカウントしているかどうかというところです。
ただその、例えば節骨院とかで上から羽織るだけみたいなことは別にいいのかなと思うんですけど、
安全グッズに着替えなきゃいけないとか、明らかな制服に着替えなきゃいけないというのは労働時間になりやすいところかなと思うんで、
着替えとか、朝礼はもちろん労働時間だと思いますけど、
入れてない会社って結構多いですし。
朝礼をなんで労働時間にしなきゃいけないんだよって言う人はいそうですよね。
そういうものは今は多分そういう時代じゃないかなと思いますけど。
いやー、なるほど。この辺本当にちょっと時代の変。
さっきの30分、15分が当たり前に5分でもギリギリっていうのがこの10年とかで来てるじゃないですか。
そうですね。
ちょっと労働環境に対する感覚は正直本当にアップデートしていかないと追いつかないですね。
そうなんですよね。だからとにかく時間は短くなっていってるので、働く時間は。
だからそれに対して給与も上げていかなきゃいけないと思うんですけど、
成果見えるようにしていかないと経営がなかなか難しい時代になってきてますよね。
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いやー、改めてですよね。
ということで、兵服を着るような感じの着替えとかだともろに労働時間になるんじゃないかっていうのが、
ざっくりとした受け止めでいいんですかね。
そうですね。その辺は小野先生と相談してもらった方がいいと思いますけど、
あと最大リスクの問題なので、ここはちょっとリスクあるかなと思いながらも、
そのまま行くっていうこともなくはないかなと思いますけど、
軽い着替えとかだったらですね、その辺も含めて小野先生と話しされた方がいいのかなと思いますけど。
ということで、身なし残業になり得るリスクのポイントを今回5つご紹介させていただきましたが、
他にもいろいろあると思いますけれども、一旦今日はここで終えたいなと思います。
何かまた今回の件で質問がありましたら、ぜひぜひ具体的なものお待ちしております。
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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