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こんにちは、スモールビジネス特科の学び屋、このは屋です。
今回は、新たな商品サービスを作るヒントは理念にあるんですよ、というお題でお話をしていきます。
まず前提として、スモールビジネスで商品サービスを複数持っていると有利になります。
なんで有利かというと、単価アップとかライフタイムバリューのアップにつながるからなんですね。
非常にマーケティングの面から考えても重要なことになります。複数持っているというのはね。
ただ、こういった話をすると、そんなに新しい商品サービスポンポン作れないよと。
自分の専門分野は狭いから、1つや2つ商品作るだけで精一杯だ、という方もいると思います。
なので今回は、そういった方へのヒントをお伝えしていきます。
このヒントをお伝えする前に、ある事例というかエピソードがあるんですけども、タニタという企業はご存知でしょうか。
タニタといえば従来はですね、体重計を売っていた会社なんですよ。
でも当時は意外と業績伸びずに宿泊していたみたいなんですよね。
このままじゃいかんということで、タニタは経営理念というものを見直していったんです。
その時に考え出された経営理念というのが、
図るを通して世界の人々の健康づくりに貢献するというものだったんですね。
単なる体重計を売っているっていう会社から、健康ってものを売る会社に変わっていったわけです。
こうした理念を変えることで、低迷していた状態から一気に回復することができたんです。
こういう風に理念を定義するというか、再構築するというのはとてもスモールビジネスでも大事なんですよ。
例えば整体師の方にとってみると、仕事というのは施術になります。
腰が痛い人とか、どっか体に不調がある人の痛みを取るとかっていうのが施術ということで本業だと思います。
でもただこればかり考えていると、メニュー、提供できるものっていうのが限られてしまいます。
であればちょっと理念を考え直してみましょうということなんですね。
先ほど谷田は体重計を売っているってところから健康を売る会社に変わりました。
ならば整体師でもちょっと視点を変えることで提供できるものは増えていきます。
例えば施術だけを売るんじゃなくて、例えばストレッチの方法を本にするとかDVDにするとか、
あるいは動画にして配信するとかということができます。
なので何を目的としてその事業を行っているかっていうのを考える必要があるんですね。
先ほどの谷田も最初は体重計しか売ってなかったわけですが、そこから健康を売るということで定義を変えたところ、
食堂をオープンしたりレシピ本を売ったりプリンを売ったり味噌を売ったりっていうふうに商品の幅が広がっていったんですよ。
ついつい商品提供していると目の前の商品を売ることに一生懸命になっちゃうんですが、
その先の目的っていうのを考えることで、実はこういうこともできるなっていうのが増えてくると思います。
これを考えるときに大切なのは、自分は何屋さんかを定義しておく必要があります。
谷田は体重計屋さんではなかったわけです。健康作り屋さんだったんですね。
整体院の場合も、施術しかやっていない場合は施術屋さんとかマッサージ屋さんになっちゃいます。
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でも健康指導のアドバイスなんかをすれば健康指導屋さんみたいなふうになれるわけですよ。
なので、お客さんにどうなってほしいかというゴールから逆算して商品を考えることで、商品ラインナップというのは増えていきます。
ぜひ自分が何屋さんかを定義して商品ラインナップを見直してみてください。
その時にベースとなるのが理念になります。
もしこの理念がまとまらない場合は、なぜその商品を作ったんですかって自分に問いかけてみましょう。
そうすることで作った経緯とか理由っていうのが思い出されますので、
こういうのも商品として提供できるかなってアイデアが浮かんできます。
理念をベースとした商品作り、やってみてください。