00:02
先日、ポットファーストミーティングっていう番組に、テイラーさん出演されてたと思うんですけれども、そこでテーマになってた日々を記録することとか、日記をテイラーさんがつけてるっていうことで、そういう話をしてたと思うんですけども。
今回そのね、日記を言ったら、これは自主制作のジンみたいな感覚でいいのかな? 日記を発売されたっていうことで、なんかこの間話してたんと、その辺をなんで作ろうと思ったんかとかいうのを、ちょっと掘って聞いてみたいなと思って、その辺を話したいなと思って。
ありがとうございます。 今日はやっていきたいと思うんですけども。 そうですよね。最近のおしゃれな言い方は、リトルプレスって言うらしいんですけど。おかげとしては、ワークショップみたいなのをやってて、日記屋月市という、下北沢にある本屋さんが。僕はそのままワークショップに行きたいという、ワークショップとかを通じて人に出会いたいぐらいの欲で行った。が最初の申し込みの時やったんですけど。それが日記をつける3ヶ月っていう。
ワークショップ。 で、10人ぐらいの参加者で、参加者の間で日記を公開しながらワークショップがあるっていう。で、ファシリデーターの人と日記屋月市の店長の人がいて、みたいな感じのワークショップやったんですけど。
で、そこに行って、結局別に全員が全員作らなくていいんですけど、本に来て作ってくれたら月市で並べますよみたいな話があって。じゃあつける。本にしようかなーって思ったのがきっかけでしたね。
そうか。まあそのワークショップ面白そうだなっていうところから、じゃあ実際、この今回ね、ちょっと前後しますけども、「狭間で揺れる」っていうタイトルで、ボーナストラックのね。下北座ボーナストラックにある日記屋月市などで売っている。
リトルプレスの日記になってるわけですけども、この内容は、じゃあそのワークショップで書いてた時期、書いてた内容と被ってるっていう感じなんだ。
そうですそうです。で、ちょっとだけ編集したんですけど、基本的にはまあほぼまんまですね。
なんで、僕もそもそも日記つけるという習慣なく、そのワークショップ行って初めてつき始めたんで、かつなんかそれがなんていうんですか、日記って割とその超個人的なものじゃないですか。
いわゆる日記って誰にも見せないものというか。僕は入りからその半クローズド的な感じで書き始めてるっていうのもあって、本にして外に出すみたいなところは、まあなんかその延長線上って感じだったんで、特にそこら辺のつまづきみたいのはなく本にしようと思えたっていうのはありましたね。
なるほどな。続けて内容とか思ったことを聞こうかなと思ってたんやけど、今言ってくれたことにヒントというか答えになってるなと思ったのが、すごい寺田さんの文章うまいなと思ったし、すごいめちゃめちゃ楽しく読んだよね。
03:15
へー、ありがとうございます。
僕も本とかエッセイとか結構読むの好きで、いろんな人のエッセイとか読んだりとかコラムとか読んだりするんだけど、そういう中に、いろんなコラム集の中にこういう日記パートみたいなのが入ってるみたいな本って結構いくつか存在してるのね。
なんかそういうのって、なんかもっとパーソナルな感じっていうか、もっとすごく個人的な?僕たちの感覚で言うと本当に携帯サイトとか、みんなが持ってた個人のブログとかで書かれてるような距離感に近いような文体っていうか、もっとすごくパーソナルな文だなーっていう感じ。
なんか本当に寝ながらメモで打ったんだなーみたいな感じの文章か、もしくは本当にバキッとした昔ながらの、いったら随筆と言われてた頃からの日記みたいなもの?エッセイに近いような日記みたいなもの、2つパターンがあると思ってて。
ただなんか今回のこの「狭間で揺れる」は、すごくさっき言葉出てたような半分は公開してるみたいな感じの質感っていうか、そこがすごく味わいとして面白かったんだよね。
誰かに読ませることをちょっとは意識してはいるような、でもやっぱあくまで日記は日記やんか。そこから多分現実に起きたこととかを大きく盛るような書き方でもないし、ただすごく潜っていってる感覚はあるけど、それも1日の分量がだいたい同じぐらいで。
そこの中で収められてる何かみたいなのが淡々と続いていくみたいな、このミックス加減というかがすごく、僕がさっきちょっと話したような、前者でもすごくパーソナルなものでも、いわゆる昔ながらの随筆の日記のようなバキッとしたものでもないっていう感覚のものっていうのが、この紙のちっちゃい半のものにまとまってるっていうのが、
すごく僕の中では良い読書体験で、言葉がバシバシ入ってきて良かったんですよ。
へー、ありがたいです。
だからそこがどういうモチベーションと塩梅でできたもんなんかなーって思ってたんだけど、そこがなんとなくゴールっていうか、本にできたらなーみたいなんとかと、
ワークショップの中で作られたっていうので、緊張感とパーソナルなとことっていうのが、ちょうど間ぐらいに落ちてんのかなっていうのを勝手に納得したみたいな感じなんだけど。
06:02
でもそうですね、そもそも日記というものへの距離感とかも分からずに始まってくるんで、1月1日から。
その時はワークショップに参加してる人の顔も知らんみたいな、名前と日記しか見てないみたいな状況だったんで、どう見られるかみたいな日記の文章で提示していくみたいな感じだったんですよね、最初は。
それぞれの気取りって感じとか、どういう距離感なんやろうみたいな戸惑いは多分最初の方にあって、
ワークショップを繰り返していくことで、見られる人の輪郭がはっきりしてくるというか、みたいなことの安心感で、これここまで書けるかなみたいな調整がどんどん働いていったみたいな。
っていうところも後半に書けてあるんやろうなっていうのと、
あとなんかそのワークショップ以降で今、もう別のとこで、なんか今やったらiPhoneのメモとかで日記書いてるんですけど、
やっぱそのどこに書くかで書く内容も自ずと変わってきてるなみたいなのもあって、
おーやっぱあるんだ。
はい。今iPhoneのメモに書いてるのとかやったら、もうちょっとそのヘイトが多いというか、直接的な言葉を選ばない、そういう負の内容。
ネガティブな内容みたいなのも、まあ誰に見せるものでもないっていうのもあって、結構開けっぺろげに書いてたりとか、
なんかもっとその自分が落ち込んでいるということを、あられもなく落ち込んでるみたいな感じで書いていたりみたいなのもあって、
なんか書く場所によって書く内容も、なんか自ずともう本当に無意識的に調整してるんやろうなっていうのはなんか、
最近も感じてる部分でありましたね。
思ったとこだね。
はい。
なるほどね。書いてる時の話はさっきしてくれた、今してくれたとこだと思うんだけど、またこの本でまとまってさ、読んだ時ってさ、そのどういう感覚で向かうん?この本に対して、著者の自分としては。
今出来上がった本を持ってというか、手にしてどう思った?
そうそう、手にした時って。
あー。でも、なんかまあ、いろいろちょっと補助線的にその、出会いと別れというか、その当時付き合っていた人と別れた時期と被るみたいなこともあって、
まあなんかその季節して本当に何もそこ狙ってなかったんですけど、みたいなところがあったりとか、
まあこの当時日記を書くということを通じて、なんか思ってたことが言語化できたりとか、
なんかその日に言語化できたことを書いたりとかしてて、でまあまだそこまで、1月から3月までの日記なんですけど、時間も経てないみたいなこともあって、
まあなんか結構面白いもんできたかなとか思ったりもしつつ、まあ一方でやっぱその恥ずかしさみたいな。
ああ、そこはね。
はい、なんか気恥かしさみたいなも同時にある感じですね。
ああ、なるほどな、面白いな。
09:00
僕もこうやってポッドキャストを撮ってる、毎週撮ってるんだけど、
自分の思っていることをずっと刻み続けたいみたいな欲望が20代後半ぐらいからあって、
それが音声としてなってるんだけど、なんかたまにね、昔の回とか聞いてみると、
この時の自分がなんでこんなにも怒ってたんかとか、なんでこういうことを考えてるんかってことが全然わからんかったりするんよね。
2年ぐらい前のもんとか、もうすぐ3年ぐらいになるから、
それが僕の場合、Spotifyとかウェブ上にアクセスして聞くっていうもん。
まあただ声っていうもんだからダイレクトに多分入ってくるっていう感じなんだけど、
なんかこのリトルプレスっていう形で文章で紙にしてるんってまた自分としてアクセスできるっていうか、
僕の言葉で言うとそういう言葉の記憶装置っていうかさ、その記憶装置にたまにアクセスする感じ?
でそれがまあこう、本屋さんでも売られていて、誰かのそういう記憶装置みたいなものの一つにもなるみたいな感じがすごく、
なんか僕がやりたいこととか理想としてる形に近いかもしれないなってすごい思って。
もっと多分、ちょっと重複しちゃうけど、自分に話しちゃうと、なんか生々しい感じに多分なっちゃうもんの方をみんな作りそうになるっていうか、
そこになんかあんまりそういう方面にならないみたいなのは、それこそタイトルにあるような狭間っていうか、
なんかそういう自分っていうのもすごい紙視点で見てるような感覚もすごい感じたりとか。
あとこう、自分とこの場所とか、基本的に悩んでることがそういう、なんていうかな、摩擦っていうかさ、
会社のこととか大臣のこととかいろいろあると思うんだけど、なんかそういう言ったらバランス感覚みたいなもんで悩んでるみたいなところが、
すごいこう、僕としてはすごく共感できるし、この日記にあるすごい良さだなって思ったんだけど、
その辺ってこう書いた自分としては、感覚としてはどういうふうに思いますかね?
あー面白いですね。
でも割と結構自分の内面世界というか、考えてることって多分僕はこういうことが多くて、
メタで見ちゃうというか、なんか一個抽象的な視点で整理しにかかってるというか、
とかなんか日記、1日の日記を書くとしても、朝起きて1秒目から寝る直前までのこと全部書こうということは多分できなくて、
なんか起きたことの中からトピックを自分の中で主者選択をして書いてるわけなんですけど、
その中で選び取るセンスとか、なんか書き残しておこうって思うことのチョイスで働いてる意識が無意識に出てたんやろうなっていう。
12:08
いやでもなんか、紙視点でっていうのは面白いですね。なんかそれ言われたらそういうとこありますね。
そうね。僕が読んできたもんとかだけがそういう傾向だっていうのとかもあるかもしれないんだけど、
すごくバランス感覚があるなーみたいな人とか、そういうコミュニケーションが得意だなーっていう感じの人とかでも、
やっぱり1日記っていう媒体を渡して、そこで何かを書いてくださいって言うと、やっぱりすごくみんな、もっともっと一人称視点というか、
本当に自分が見たものをバーって書いていくっていう人が多いと思っていて、そこに僕、日記的なものの醍醐味があると思ってたんだけど、
この紙視点っぽい感覚っていうのは、僕はすごくよくわかるんだ。そういう感覚で何でも見てるんだけど。
なんかすごい、そういう感覚で日記を書く人がいて面白いなーって思って。
あー、なるほどですね。
うん、なんかすごい、そこが魅力だと思った。
確かに自分がどう思ったとか、起きたことでどう考えたかみたいなことが、まあ、しっかり書いてないわけなんですけど、結論。
でもやっぱりその、自分のこの思考というか、考えの中に、接する他者がどう思ったのかとか、どう感じているであろうみたいなこととかを、
セットで考えてるみたいなところもあるんかもしれないですね。
それが日記というか、書く中で出てたのかもっていうのは、あるんかもしれないですね。
タイトルはこれ最後に決まった感じなんですかね。
そうですね、最後に決めましたね。
このタイトルが本当その辺の感覚をバシッと言い表してる良いタイトルだなーって思ってて。
なんかその辺も、意識的だったのか無意識的だったのかみたいなのはちょっと聞いてみたかったんだけど、
その辺は無意識的にタイトルもこれかなっていう感じになったって感じなんですかね。
いやそうですね、もう3月後半ぐらいから本にするかぐらいの緩い意識っていうのをもっと書いてはいたんですけど、
書く途中からも何度も見直したりはしてたんですよね、自分が書いたものを。
で、本にするしタイトルどうしよっかなみたいなところで、
なんかよくあるのはその〜日記みたいなのが多いんですけど、
もうちょっとでもなんかすごい揺れてるなー俺みたいな、
どっちとも釈然とせん、いわゆる二言論の間でどっちもわかるけどいやどうしよっかなみたいなのがすごいあるなっていうのと、
その狭間で揺れる感をっていうその文字にした時になんか自分でもすごいしっくりしてる感じがあって、
これでいこうっていうのを感じになりましたね。そこはスムーズに、狭間で揺れるいいねみたいな感じでしたね。
15:03
おー、なるほどねー。いや、素晴らしいタイトルだと思います。
ありがとうございます。ちょっとキザで、キザな感じして恥ずかしいんですけど。
いやいや、全然良かったと思います。
今回はちょっと短いショートエピソードということで、お話は以上なんですけれども、
確信部分だけみたいなことだけ聞いてるんで、ぜひともこれ聞いてる方々はですね、
この狭間で揺れる、手に取って読んでほしいなと思います。
お願いします。
概要にリンクも貼ってますし、
このフィジカルで本屋さんで買えるのは、下北沢ボーナストラックにある日記屋月日で買えるって感じなのかな?
そうです。あと月日がやってるオンラインストアみたいなのもあって、
そこでも遠方の方はそこでも手に取っていただけるかなと。
なるほど。お金的には500円ですか?
500円です。
500円でいいね。
これが500円なのもマジでちょうどいいと思ってんだよな。
500円で本当にいろんな人の日記がこの漢字読めたらめっちゃいいなみたいな。
それがもっと増えて、もっとみんながそうやって買ったりするみたいなのが増えたらめっちゃいいなって思ったな。
そうですね。
東京の方は下北日記屋月日行けば多分すっと買えますし、
ウェブサイトでも買えるということなんで、この辺も概要欄にリンクありますのでそこからぜひ購入してみてください。
はい、よろしくお願いします。